映画監督やその周辺の男どもが自らの強い立場を利用して
女優に性的関係を強要する事態が、この処急激に明るみに
出ている。
しかし、そう言う事例は以前からあったし、全世界的にも
古くから行われてきたようである。
女優の水原希子さんが『文春砲』に勇気をもって明らかにした。
「ずっと存在していた」
水原希子が語った「芸能界の性加害」問題
https://bunshun.jp/articles/-/53501
文春オンライン-2022年4月13日
また、橋本愛さんも心無い人々の罵声に反論する見解を述べた。
「なぜ今更」と性被害の被害者に批判の声も
橋本愛の持論に称賛の声
AU ONE - 2022年4月14日
橋本愛さんが「なぜ今更」と言っている訳ではなく
そのような言い分に反論! 勇気ある素晴らしい発言!
大いに共感します。
橋本愛、映画界の性暴力撲滅求める声明に感謝
声上げる大変さも訴え
モデルプレス-2022年4月14日 14:19
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「ずっと存在していた」
水原希子が語った「芸能界の性加害」問題
https://bunshun.jp/articles/-/53501
文春オンライン-2022年4月13日
(引用)
人気女優の水原希子(31)が、女優たちの告発が相次ぐ芸能界、映画界の「性加害」問題について、「 週刊文春 」の取材に応じ、A4判で3枚にわたって自らの考えを明かした。
「インティマシー・コーディネーター」の導入を提案
取材を申し入れたきっかけは、昨年4月からネットフリックスで公開されている水原の主演映画「彼女」。廣木隆一氏が監督の同作で、プロデューサーを務めたのが、「週刊文春」(4月7日発売号)で女優への性加害が報じられた梅川治男氏だった。
「彼女」は、水原が演じる同性愛者の永澤レイと、夫から壮絶なDVを受けている篠田七恵の愛憎と逃避行を描くロードムービー。同作には性的描写が多く含まれている。そこで導入されたのが「インティマシー・コーディネーター」だった。同職は性的なシーンを撮影する際の制作側と俳優の橋渡し役であると同時に、両者の潜在的な上下関係を絶つ役割を担う。
#MeToo以降、本人の意志に反した撮影の強要が問題視され、俳優の尊厳を守るために導入されたもので、ハリウッドではすでに一般的になっている。「彼女」では、水原が導入を提案し、実現した。だが、このインティマシー・コーディネーターについて、プロデューサーの梅川氏は理解を示そうとはしなかったという。
「脱いで演じ切るのが立派な俳優だ」という暗黙の了解
こうした問題を踏まえ、水原に取材を申し込むと、本人が長文のコメントを寄せた。その一部を抜粋する。
「もともと芸能界にはこういう(性加害のような)側面がずっと存在していて、私も男性監督から言葉のセクハラにあたるような発言をぶつけられた事は数え切れないぐらいありました。相手は無意識に言っていたのかもしれませんが、私の中ではずっと無念の気持ちが残っています」
「インティマシーシーン(性的な場面)の際に共演の年上の役者さんの方が前貼りを拒否して下半身が硬直した状態で撮影に入り、友人の女優さんがとても理不尽な気持ちで撮影をしなくてはいけなかったというようなお話もありました。業界では(大勢のスタッフの前でも気にせずに)脱いで演じ切るのが立派な俳優だ、といった歪んだ捉え方を押し付ける暗黙の了解が存在していました」
としてインティマシー・コーディネーターの効用を説いた。
製作者側の「映画に出すよ」に騙されて欲しくない
さらに、役者を夢見る女性に対してはこうメッセージを送った。
「製作者側が、映画に出すよ、などと言い、被害に巻き込まれるという事態は絶対に起きてほしくないと願っています。なので、その様な事を言ってくる人がいたら騙されて欲しくないし、逃げてください。日本の芸能界、映画界には真っ直ぐな思いで作品を作っている方が沢山います」
4月13日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および4月14日(木)発売の「週刊文春」では、「週刊女性」に性要求疑惑を報じられた園子温監督の独占直撃や、梅川氏の“余罪”、水原のコメントも含めて、芸能界の性加害問題をさらに詳しく報じている。なお、水原が寄せた長文のコメントの全文は、 「週刊文春 電子版」 、 「文春オンライン」 で無料公開している。
「芸能界の性加害」水原希子のコメント全文
「週刊文春」編集部5時間前
https://bunshun.jp/articles/-/53498
週刊文春 -2022年4月21日号
「なぜ今更」と性被害の被害者に批判の声も
橋本愛の持論に称賛の声
https://article.auone.jp/.../200_9_r_20220414...
AU ONE - 2022年4月14日
(引用)
映画監督の園子温(その・しおん)さん、俳優としても活躍する映画監督の榊英雄さん、さらに俳優の木下ほうかさんの性行為強要疑惑が立て続けに一部週刊誌で報じられ、芸能界はもちろん世間に大きな衝撃を与えています。
2022年4月13日には、俳優の橋本愛さんがInstagramのストーリーズ機能で、一連の問題に対するコメントを投稿。
性被害や性暴力の被害者が受ける傷の深さ、告発する難しさを自身の言葉でつづっています。
橋本愛「その思いを踏みにじるような言葉を投げかけないで」
橋本さんは、性行為強要疑惑が報じられた後、「被害に遭った時に声を上げればよかった」「なぜ今更、告発をするのか」というコメントを見かける機会が多かったといいます。
そうした考えを持つ人たちに対し「同様の被害に遭ったことがないのかな、と思いました」とし「もしそうならば、それはとても幸せなこと」「どうかずっと分からないままでいてほしいと思うほどです」と正直な思いをつづりました。
一方で、なぜなのかが知りたいと思う人に対しては「分かってほしい」といい、こうも続けます。言えないんです。
言葉を発そうとすると、たとえば口に汚物を塗りたくられたような感覚に。
記憶を思い返すだけで、人の糞を無理やり口に、体内に捩じ込まれたような感覚に。とまで言えば、どこか体感として伝わるでしょうか。
または全身を虫が大量に這うような感じ、もあります。耳や、口、鼻、目、に、虫がわらわらと侵入してくる感じ。です。
感覚は人それぞれですが、私自身の感覚を表すとすれば、これが一例にあたります。
たとえば窃盗なら、盗まれたものを取り返したい、そして、どこかで「取り返せるのではないか」という希望が持てるのだと思います。
きっととても怖いしショックだけれどこの場合警察や然るべきところにすぐに相談される方は多いのではないかと思います。
けれど、性被害は、一生、何があっても取り返せないんです。
たとえ加害者が逮捕されようと、罰せられようと、どうなろうと。
だから一番は、記憶を消すしかないんです。
ai__hashimoto ーより引用
あまりにも生々しく、リアルな表現が並ぶ、橋本さんの投稿。被害者が受けた苦痛と嫌悪感、癒えることのない傷を負った絶望感が強く伝わってきます。
また、だからこそ言葉にして被害を告発することは難しく、橋本さんはそれでも今回、声を上げた人たちを思い「それでもどうにか何かを変えたいと、なんとか言葉にしてくれた」とし「その思いを踏みにじるような言葉を投げかけないで」と訴えかけました。
最後に「被害者の方々の気持ちは、全部私の想像なので、間違ってることもあるかもしれません。でも、私自身が想像した体感に、ウソは1つもありません」とつづった橋本さん。
この投稿は反響を呼び「とても大きな意味がある投稿」とさまざまなコメントが寄せられました。
・被害者に寄り添う姿勢が伝わってきた。
・橋本さんの投稿で、勇気をもらった人も多いのではないだろうか。
・影響力のある橋本さんがいうことで、被害者の苦痛が伝わってほしい。
悲しいことに、性被害や性暴力は映画業界、芸能界に限った問題ではありません。
今も誰かが被害を受け、声を出せずに苦しんでいるのです。
被害者が受けた傷は癒えることがなく、過去を変えることができなくても、それでも被害を告発したその勇気は、もっと尊重されるべきではないでしょうか。
そして、この声が大きくなり理不尽な被害を受ける人がいなくなることを多くの人が願っています。
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