2021年の【ショパン国際ピアノコンペティション】
(日本での略称『ショパンコンクール』)で、一躍世界の脚光を浴びたのは
日本人二人の入賞ではなく、1980年代に創業されたイタリアの新興手造り
ピアノ専用メーカー【FAZIOLI】!
今年は、87人のコンテスタンテの約1割の8人が弾き、
優勝したブルース・リュウさんをはじめ、1位・3位・5位の
受賞者が第1次予選の時から【FAZIOLI】を弾いたとのこと。

予選の時に【FAZIOLI】で演奏する優勝者ブルース・リュウさん
残念ながら【YAMAHA】は、最終選考者には誰からも選択されなかった。
2010年にはロシアのアブデーェワさんがYAMAHAを弾いて優勝したことも。
一方【Shigeru KAWAI】は、最終選考者6人に弾かれて 2位と6位を受賞。
と言うことは、次のような順位になる
第1位:Bruce(Xiaoyu) Liu : FAZIOLI
第2位:反田 恭平 : Steinway
第2位/ソナタ賞:Alexander Gadjiev : Shigeru KAWAI
第3位/コンチェルト賞:Martín García García : FAZIOLI
第4位:小林 愛実 : Steinway
第4位/マズルカ賞 :Jakub Kuszlik : Steinway
第5位:Leonora Armellini :FAZIOLI
第6位:J J Jun Li Bui :Shigeru KAWAI
YAMAHA と Steinway は、ショパン協会『御用達』だったが
今年は、YAMAHAは無残な結果に!
*******
その【FAZIOLI】に調律を委託されたフリーランスの調律師の
ベルギー人・オルトウィン・モローさんのインタビューが興味深い。
超長い記事なので、リンクと要点のみ引用して紹介します。
ファツィオリ調律師さんインタビュー
(ショパンコンクールのピアノ)
ピアノの惑星Journal - 2021年12月23日

(引用)
ファツィオリは1981年創業のイタリアのピアノメーカー。今回の4社の中ではもっとも若く、ショパンコンクールの舞台に初めてピアノを出したのは、2010年のことでした。しかしこのときいきなり、ファツィオリを弾いたダニール・トリフォノフが第3位に入賞、ピアノ好きの間ではけっこうな話題となりました。
今回は、1次予選で87人中8人がファツィオリを選択。そのうち3人がファイナルに進出、しかも、アルメリーニさんが5位、ガルシア・ガルシアさんが3位、そしてブルースさんが優勝するという、輝かしい結果となりました。
(以下略:超長いです)
【関連記事】
カワイ調律師さんインタビュー(ショパンコンクールのピアノ)
ピアノの惑星Journal - 2021年12月22日
ヤマハさんインタビュー(ショパンコンクールのピアノ)
ピアノの惑星Journal - 2021年12月21日
- 関連記事
-
- ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2022 (2022/01/02)
- オミクロン株の市中感染で【ショパンコンクール・ガラコンサート】中止! (2021/12/28)
- ショパンコンクールで1位・3位・5位受賞者が選択した【FAZIOLI】の調律師の想い! (2021/12/23)
- NHKが漸くショパン・コンペ優勝者ブルース・リュウさんを取り上げた! (2021/12/19)
- 【~みらいを寿ぐ雅のこころ、和のちから~】雅楽師・東儀秀樹 コンサート (2021/12/06)