2017年11月13日(月)
今日は、先週の金曜日に佐賀県の鳥栖市文化会館小ホールで 開催された、世界的ピアニスト 宮沢明子(めいこ)さんによる 【公開レッスン】の模様を御紹介。
三名の女性が受講生として参加し、4曲のレッスンが行われました。
共通して指導されたのは、
指の腹を密着させて深く弾く。スケールを弾くときにも決して跳ねない。
最初の音に集中させて気持ちを載せること。
音の跳躍の高い方の音には神経を集中させて強く弾きすぎない。
ショパンは悲しみの音楽である。
練習曲はポエジーである。
ショパンの半音階はセツナイ感じ。
などでした。
全体で17:30から20:00位までの長丁場でした。
私は、観ていただけです (笑)
模範演奏
ショパンの【ワルツ 嬰ハ短調 】
・・・・・・・
うち、最初の方のレッスン風景
【宮沢明子さんの公開レッスン】 「ショパンを語る」 M(宮沢明子): 今この瞬間にショパンをどう伝えるかが大事。 その為にベルギーから飛んで帰ってきた。 「涙を乗り越える処から始まる。」 マヨルカ島の記念館にショパンの手紙を貼ってある。 「マヨルカ島で、作曲をしながらピアノを弾きたくて来ているが、税金を払えない為に税関でピアノが差し押さえれれている。」 『おピアノを弾く』人ではいけない。 先ずは、エオリアンハープを弾く方から。 何版ですか? 今、楽譜が大きな問題になっている。 コルトー版(フランス語)はお勧めしない。 日本語で理解して良い。全音版がお勧め。 M:そのエチュードは好きですか? ハイ好きです。 M:他にショパンのエチュードは? これが初めて。 M:初めてでエオリアンハープを選んだの? ハイ、この曲を弾きたかったので先生に頼んだ。 M:お好きなようにお弾きになって! 受講生の演奏開始 M:弾いていない指の御行儀を良くすること。 鍵盤にできるだけ指の腹を付けるようにする。 最初の一音をどうやって始めるかを考えるのが大事。 入り方はとっても大事! 入り方っって云うのは ショパンの音は全て愛だと思って弾きなさい。 エチュードは練習曲では無い。 ポエジーです。 一音ごとが全て語りだと思って弾いてご覧なさい。 思いごころ思いやり愛を豊かにして。 (演奏を続ける) 健康優良児って気がする。 ショパンには健康というところは無いと思って。 ソプラノを丁寧に大事に弾いてみて。 日本の生徒は弾く時に眉毛が動かない。即ち無表情と云うこと。 もっとこの曲が好きよと云う感じをもっと出してみなさい。 手が震えるのは自信が無いから。 小さいハンカチを手の甲に乗せて ゆっくり弾く練習を毎朝してみてください。 親指がそっくり返るのはダメ。 休符の時に音楽が途切れるのはダメ。 シューマンのユーゲントアルバム(子どものアルバム) 子どもの情景は難し過ぎるが、こちらは表現力を高めるのに最適。 シューマンの歌曲集「詩人の恋」のピアノパート シューベルトの歌曲集「冬の旅」のピアノパート フリッツブンダリッヒの歌を聴いてみて!
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テーマ:ピアノレッスン
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