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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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MET Live Viewing ニーベルンクの指環 第一夜  【ワルキューレ】 を観る
2011年6月12日(日)

 今日、2011年6月12日・日曜日

先ゝ週の  【イル・トロヴァトーレ】 に引き続き、今週も 

MET Live Viewing
   ニーベルンクの指環 第一夜  【ワルキューレ】 
 (Richard Wagner 作曲)  を観てきました。 全3幕4時間。休憩を含み5時間超!

     Walkure_03.jpg
  (底辺が10m程あるような 幅50cmほどの三角形のパネル24枚が自在に動きます)

     *************

METライブビューイング/ワーグナー ニーベルングの指環<第1夜>《ワルキューレ》 - goo 映画
METライブビューイング/ワーグナー
 ニーベルングの指環<第1夜>《ワルキューレ》



 【goo 映画 による解説】 

 世界最高峰のオペラハウス、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場<MET>で行われている最新のオペラ公演を、映画館の巨大スクリーンで楽しめる“METライブビューイング”。
 本作は、「ニーベルングの指環」4部作中最も人気のある一作。起伏の大きなドラマ構成、夫婦や親子の情愛、憎悪、絶望、希望……人間的な感情すべてが声とオーケストラによってフルに表現され、深い感動を呼ぶ。
 特に終幕、ヴォータンとブリュンヒルデの別れの場面とその音楽は、数あるオペラの中でも屈指のものだ。(作品資料より) 

 
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 MET Live Viewing の良い所として、主な出演者や指揮者・演出家

などへのインタビューが幕間にあるのが特典です。

 今回も 【ワルキューレ】 で主役級を演じた ヨーナス・カウフマン (Siegmund)
 ブリン・ターフェル (Wotan),デボラ・ヴォイト (Brunnhilde)
 ステファニー・ブライズ (Fricka),エヴァ=マリア・ヴェストブルック (Sieglinde)
 など出演者にプラシド・ドミンゴがインタビューを行いました。

     *************

 大規模な楽劇にも拘わらず、第一幕の出演者は、ジークムント(実は名前不詳)と

ジークリンデ(こちらも名前不詳)とその夫の3名のみ。

ジークムントは戦で傷つき追っ手に追われて、ジークリンデの棲む館の一角に身を隠す。

それを見付けたジークリンデは、ジークムントを介抱し、夫にも引き合わせる。

 なお、ジークムントとジークリンデという名前は、話が進む中で、それぞれが

名付ける仮の名前。

 そして、本人たちは知らないが、ジークムントとジークリンデは幼い頃に行き別れに

なった双子の兄・妹だった。 そうとも知らずに一目惚れの相思相愛に陥ってしまう。

 ジークリンデは夫には愛情を感ぜず、開放されたいと思っている。

     *************

 そういう第一幕が終わったあと、ジークムントを演じた ヨーナス・カウフマンと

ジークリンデを演じた エヴァ=マリア・ヴェストブルック に

プラシド・ドミンゴがインタビュー 役作りに関する興味深い話が。

(カウフマンとヴェストブルックは、顔立ちが似ていて双子の兄・妹にはピッタリ)

     *************

 また、舞台技術監督のJ.セラーズに ソプラノ歌手のJ.ディドナードがインタビュー。

総重量45トンの24枚のパネルの動きについて、操作ディスプレイのグラフィック表示も

紹介しながら説明された。 このパネルの動きと照明効果で凄いことが・・・

超ハイテク技術で、みんなが「マシン」と呼んでいるとのこと。

Rein Gold img_4m
   (この画像は 【ラインの黄金】 の際の演出 ;以下同様)

 昇降や回転は油圧で駆動し、パネルの位置(角度)はエンコーダーで検知し、

その保持(ブレーキ)は、空気圧制御で行なっているとのこと。

Rein Gold img_3s

 私にとっては、極めて興味深い話でした。

 その後の休憩時間には、その24枚の幕間での調整と確認の様子が映像で流されました。

       Rein Gold img_5s


 オペラ公演中も歌手の体格と比較しながら見ていましたが、このパネルの形状は、

パネルの長さ;30フィート(約 9 m)・端部の高さ;10インチ(約 25 cm)

・中央部の高さ;5フィート(約 1.5 m) 程の二等辺三角形断面で、

パネルの幅は、約 20インチ(約 50 cm) 程度の寸法ではないかと見当をつけました。

Rein Gold img_7s

          Rein Gold img_6s



     *************

 そして、その次に紹介されたのは、金管楽器群の練習風景と

「ライトモチーフ」の説明でした。

 ワグナー・チューバや、バス・トランペットというワグナーがこの楽劇のために

開発した楽器の紹介もあり、中学・高校で金管楽器をやっていた私には、興味津々。

     *************

 第二幕は、うって変わって、神の世界で、ヴォータンのブリン・ターフェル と

ヴォータンの妻フリッカのステファニー・ブライズ、ブリュンヒルデのデボラ・ヴォイト

の3名が主な出演者、第二幕終了間近に兵士達が出てきますが、それまでは3名のみの舞台。

独裁者風のヴォータンですが、実は妻フリッカに頭が上がらない現代にも通じる役柄。

 第二幕冒頭でブリュンヒルデにジークムントを手助けするように命令しておきながら、

フリッカに反対されると、口論の末言い負けてしまい、今度はブリュンヒルデに

ジークムントを殺すように命じるという優柔不断な恐妻ぶり。

ブリュンヒルデは、ジークムントを手助けするのか殺すのか? が二幕のテーマ。


     *************

 第二幕終了後は、J.ディドナードがブリュンヒルデを演じたデボラ・ヴォイト

にインタビュー。

Walkure img_2

デボラ・ヴォイトにとって、METでの 【指環】 デビューがこの大役であった

ということで、中音域を豊かにするように訓練を続けたという。

 J.ディドナードは、引続き、ヴォータンのブリン・ターフェル と

ヴォータンの妻フリッカのステファニー・ブライズへもインタビューを敢行。

憎まれ役の役作りを語っていました。 特にブライズは、二幕冒頭の18分間に及ぶ

フリッカの歌が、【ラインの黄金】 以降の話の流れを観客に説明するアリアなので、

表現に気を使っていることを述べていました。

 さらに第3幕開演5分前にも拘わらず、プラシド・ドミンゴが8人のワルキューレ

(女騎士団)達のうち4人にインタビューを行い、8人で合唱ではあるが、それぞれの

ソロもあり役柄の特徴もありながら、全体として盛り上げてゆく方法も聞いていました。

     *************

 そして第三幕の開演です。

 あの有名な第3幕への前奏曲「ワルキューレの騎行」 で膜が開くと、あの24枚の

パネルの内8枚が馬に想定されてワルキューレ達が馬を駆り歌い踊ります。

 第3幕は、ブリュンヒルデを追う父・ヴォータンと、ブリュンヒルデをかくまう

ワルキューレ達との駆け引きとその後のブリュンヒルデの身の振り方がテーマです。

 
 ぜひ御覧ください。

 字幕も見やすく、幕間のインタビューや解説もあり、映像もアップ画面が大半なので、

生音では無い点だけを除けば、おそらく劇場で生を見るよりよほど解りやすいし

オーケストラや指揮者の表情もたまに見られるし、見応えがあると思います。


 中洲大洋劇場の観客は50名程度。 6月17日(金)まで朝10時上映のみ。

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MET OPERA (松竹公式サイト)

MET上演日:2011年5月12日 12:00 ~ NY現地時間
 日本上映:6月11日(土) ~ 6月17日(金)

キャスト(役名)
 ヨーナス・カウフマン (Siegmund)
 ブリン・ターフェル (Wotan)
 デボラ・ヴォイト (Brunnhilde)
 ステファニー・ブライズ (Fricka)
 エヴァ=マリア・ヴェストブルック (Sieglinde)

スタッフ
 作曲:リヒャルト・ワグナー
 演出 ロベール・ルパージュ
 指揮 ジェームズ・レヴァイン

 言語:ドイツ語
 
       *************************** 

 ニーベルンクの指環 第一夜  【ワルキューレ】
  MET OPERA (松竹公式サイト)
 解説より
 《ラインの黄金》から時が経ち・・・地上には主神ヴォータンが人間に産ませた双子の兄妹ジークムントとジークリンデがいた。神であるヴォータンは、呪いのかけられた指環を自らの手ではなく、血を分けた「人間の英雄」に奪還させようと考えたのだ。2人の兄妹はお互いを知らずに育ったが、禁断の愛に陥り、ジークムントはジークリンデの夫フンディングと決闘になる。天界でのヴォータンの愛娘、ブリュンヒルデは父の心を慮り、ジークムントを勝たせようとするが、自分の思いと神の立場の間で葛藤するヴォータンはそれを阻む――。
【ニーベルングの指環】4部作中最も人気のある一作。起伏の大きなドラマ構成、夫婦や親子の情愛、憎悪、絶望、希望・・・人間的な感情すべてが声とオーケストラによってフルに表現され、深い感動をよぶ。特に終幕、ヴォータンとブリュンヒルデの別れの場面とその音楽は、数あるオペラの中でも屈指のものだ。



MET OPERA (松竹公式サイト)より 【特典映像のみどころ】 

カウフマン、レヴァイン、ドミンゴ!超豪華《ワルキューレ》特典映像のみどころ
                2011年6月3日金曜日

 ライブビューイング当日の5月14日は、メトロポリタン・オペラ2010-2011シーズンの千穐楽。そして演目はワーグナー《ワルキューレ》の新演出!開演前の劇場内は熱気で満ちています。そこに登場する、今回の案内役はオペラ界の王者、プラシド・ドミンゴ。

 前回のMET日本公演を含めジークムント役を演じてきたドミンゴにとって、本作の案内役を務める感慨深さが伺えます。


 今回、ジークムント役を初めて演じることで大注目されているヨナス・カウフマン。METライブビューイングでも満を持しての初登場です。情熱あふれる演唱を終えたばかりの舞台裏インタビューでは、彼の興奮と歓びがダイレクトに伝わってきます。ドミンゴとカウフマン、新旧ジークムントの豪華ツーショットをお見逃しなく! 

 同じくロール・デビューとなるブリュンヒルデ役のデボラ・ヴォイトもインタビューに登場。ドミンゴとは、ジークムントとジークリンデの兄妹役で、幾度も共演してきた彼女。愛する「実の妹」から、「義理の妹」へ進化を果たしたヴォイトを見つめるドミンゴが少し寂しそう・・・?


 そして、METデビュー40周年を迎える音楽監督ジェイムズ・レヴァインの記念ドキュメンタリーの一部も上映されます!40年来の親友であるレヴァインとドミンゴの現在と過去の映像を織り交ぜながら、2人の深い友情が熱く胸に迫るドキュメンタリーになっています。必見です!

 さらに、ワーグナーの音楽の“ライトモティーフ”(基本動機)を解説するMETオケ・金管部門の特別映像もあります。壮大なワーグナーの音楽を紐解いていくと、そこには緻密に計算された繊細な音のマジックが!この“ライトモティーフ”に注意して音楽に耳を傾けて頂くと、ワーグナーの音楽の芸術性の高さに衝撃を受けます。より深くワーグナーを堪能するために、要チェックです。

 今シーズン最後を飾る大作にふさわしい、盛りだくさんの特典映像をお楽しみください♪ 


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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント

その後ツイッターで日本公演を追ったりしていましたが、ダムラウのルチアが好評だったようですね。今日がドン・カルロの最終日だとか。

JUNSKYさんはワグネリアンなんですか?
それと@関連の情報、何かお役に立てましたでしょうか?

【2011/06/18 17:22】 URL | Flora_kz #- [ 編集]



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