1984年にサンセイから発売されたガリアン。ゴーグと同じ「1/100スケールジョイントモデル」です。
内装は発泡スチロール。ジョイントパーツはダンバイン、ゴーグと同様のハトメ型です。
造形的にはやや重厚さが不足している感じ。肘や膝のシルエットが細いのも印象を弱くしているようです。
手首は差し込みのみで可動軸はありません。頭部はかなり小さく造型はいまひとつ。
足首パーツはやはり金属で、変形時の走行のためかタイヤが付いています。
右画像はジョイントパーツと改良型ハトメジョイントの比較。
画像上からクローバーのダンバイン、タカラのゴーグ、サンセイのガリアンのジョイントパーツ。
軸の太さや金属部に若干の違いはありますが、ほぼ同じパーツです。もしかすると汎用の同一パーツで、仕入れ時期の違いで微妙な差異が発生しているだけなのかもしれません。
股関節を横に広げにくい弱点はゴーグと共通しています。
全体のパーツ構成やジョイントパーツから考えるとゴーグとガリアンのジョイントモデルは同じ現場で開発されたのかもしれません。
メインスポンサーのタカラはガリアンではプラモデルの発売のみでした。サンセイというメーカーがタカラの系列会社だったとすればゴーグとの共通性も納得できますが、真相は不明です。
実は造形的にはゴーグとダンバインの方が近い印象を受けるので、このあたりの事情はよくわかりません。
飛行型へ変形可能。なお、ジョイントガリアンにはパーツを改修・追加してアサルトガリアンの分離・合体を再現した「DX」も存在しています。
こちらはゴム製ザウエルとの2体セットで、未確認ですがザウエルにもジョイントパーツが使われているようです。
このセットはウェブで画像を公開している方がいらっしゃるようなので検索すればすぐに見つかります。
ジョイントガイキングと。ほぼ同サイズですがガリアンはやや厚みが不足している感じです。
1/100スケールの2大ロボ。かなり身長差があるのがわかります。