ゲッタードラゴン トレイの形状

ライディーンの箱画像をご提供いただいた方から、ゲッタードラゴンのトレイの形状が違うタイプについてもお知らせいただきました。


こちらがその画像です。
ジョイントパーツがふたつの凹みにまとめて入れられています。


これまで確認されていたのはパーツを1本づつ収納するタイプでした。
新開発のジョイントパーツはジョイントモデルの「売り」なので、視認性の良い個別収納で、箱デザインでも目立つように工夫されています。


ドラゴンより後に発売されたゲッターライガーやグレンダイザーでも個別収納タイプしか確認されていません。
そのため一括収納タイプはドラゴンだけに見られる初期型トレイなのではないかと予想したのですが、封入されているのはギザ付きの改良型ハトメジョイントとのこと。

改良型が使用されるのはグレンダイザーの生産の途中からなので、ドラゴンとしては後期の生産分になる筈です。
その時期にドラゴンのトレイだけ一括収納に変えても特にメリットは無いと思われ、謎が残ります。



この疑問を解くヒントは再版ライディーンにありました。


再版ライディーンのトレイも一括収納型になっています。
ドラゴン、ライディーンともに後期生産分が一括型トレイに変更されていることになります。


そこで、こんな仮説を考えてみました。
トレイを生産する金型が画像向かって左のように破損したと仮定してみます。
生産中の商品ですから、可能な限り短時間での修理が求められる筈です。
本体のパーツと違ってトレイはあくまでケースですから、正確な形状再現は求められていません。
そこで画像右のように、手っ取り早く金型を改修してしまったのではないでしょうか。

あくまで仮説ですが、このように考えると同一商品の後期分だけが一括型トレイになっている説明がつきます。
ライディーンの初版も、後期分には一括型トレイの使用例が存在した可能性が考えられます。


以下は蛇足です。

再版ジョイントモデルをあらためて見ていておもしろい点に気づきました。


再版グレンダイザーの完成見本にはオレンジ色の初期型ハトメジョイントが使用されています(実際に同梱されたのは改良型の黒色ハトメジョイント)。
おそらくこの個体はバンダイ模型で保存されていた初版品をリペイントしたものなのでしょう。


同様に再版ライディーンの見本写真にもオレンジの初期型ジョイントが使用されていますが、これはダイザーのものを流用しているのか、ライディーンにもオレンジジョイント版が存在したのか…?

ジョイントモデルはまだ奥が深いようです。

勇者ライディーン 箱画像

勇者ライディーンのジョイントモデルを取り上げた際、過去記事ではジャンク状態の個体しか掲載できませんでした。
今回、ブログをご覧になった方から未使用状態のライディーンの箱の画像をご提供いただきましたので、ここで掲載いたします。

画像をお送りいただき、掲載をご快諾いただいた匿名希望様にお礼を申し上げます、ありがとうございました。



初めて見る、箱の正面画像。
顔カバーのパーツは水色、肩カバーは赤で成型されているのがわかります。
ジョイントパーツは初期型ハトメジョイント水色。


箱裏面の画像。
小松崎茂氏のイラストを配したデザインは他の1975年度発売品と同じです。
マスコミシリーズナンバー143が読み取れます。



これは再版品の白い顔カバーと肩カバーを画像処理で着色したもの。
初版ライディーンの組み上がりはこれに近いイメージだったことが確認出来ました。


また、箱画像からは脚部の突起が赤で塗装されていたのがわかります。
手元のジャンクパーツにはこの部分が赤く塗装されたものとメタリックテープが貼られたもの、2種があります。
赤塗装版が正規の仕様だったことが確認されたので、この2種が製品バリエーションとして確定しました。


ジョイントモデル・ライディーンは発売当時に店頭で見た記憶が無く、どんな箱だったのかずっと気になっていました。
ようやくそれを見ることが出来て、たいへん嬉しいです。

なお、同じ方からジョイントモデル・ゲッタードラゴンのトレイの形状違いの画像もお送りいただいているので、次回掲載いたします。
 

ウルトラの父の素顔

ブルマァクが1970年代に発売したウルトラヒーローのソフトビニール人形。



画像は大きさが22~23cmのスタンダードサイズと通称されるものです。
ゾフィとウルトラの父が大きめに作られているのがわかります。


ゾフィと父はどちらも1972年の発売です。
この年は「ウルトラ兄弟」の設定が発表されて怪獣よりヒーローの人気が盛り上がり、小学館の学年誌では能力比較特集などが頻繁に掲載されています。
ブルマァク自体も能力比較表などを掲載した冊子を商品に封入していました。
こうした場で発表された設定身長がソフト人形のサイズにもある程度反映されているように思えます。


72年発売の3体のヒーローはいずれもマスクを取り外せる仕様になっています。
マスクの下の素顔はエースとゾフィは同じで、元はミラーマンのスタンダードサイズ制作時に造型されたもの。
ウルトラの父のみ別の顔になっています。


ふたつの顔を注意深く観察してみます。
エースとゾフィに使用されているのはほほのふっくらした少年ぽさの残る顔ですが、父の方は目の下と口もとに浅い皺があり、顎に割れ目があります(画像ではわかりにくいですが現物を見るとはっきりとわかります)。
スプレー塗装の印象に惑わされがちですが、二つの頭部は明らかに目指す方向性が異なっています。


同じサイズなのにわざわざ作り起こしているのは、ヒーローたちは一律に若者の顔でも「父」に同じ頭部を流用するのは無理があると判断したからなのかもしれません。
ウルトラの父に使用されているのは、「大人の顔」として専用に制作された頭部なのではないかと考えられます。
 
ところが……



その「父専用」らしき頭部は、その後さまざまなヒーローに使用されているのです。
上の画像のタロウとミサイル付きレオ以外にもZAT隊員やレッドファイター、グリーンファイターのスタンダード人形に使用されているのが確認されています。

これでは「原型師はウルトラの父専用のつもりで作ったが、その意図が生産現場で徹底されなかった」のか
「単なる青年顔のバリエーションにすぎない」のか、判断がつきません。



ブルマァクは33cm前後の大きな人形でもマスクの取れるタイプを発売していますが、こちらの父は他と同様の青年顔が使用されています。
やはり「父専用の大人顔」というのは考えすぎなのでしょうか。

しかし……



翌73年に発売されたタロウの33cmサイズには、また違った頭部が使用されているのです。


このタロウの頭部を普通の青年顔と比較してみます。
ほほのラインは明らかにシャープになっており、顎は四角くがっしりとして割れ目もあります。
目の下には浅い皺があり、もみ上げの処理などから見ても、どうやら「大人の顔」を目指して造型されているらしいことが読み取れます。


このタロウの頭部を、どう考えるべきでしょうか。
「原型師はウルトラの父専用の大人の頭部として作ったが生産の現場で徹底されなかった」のか
「単なる青年顔のバリエーション」なのか?


真相に迫るには、同じサイズでももっと多くの個体を集めてみるとか、別のサイズ(特大サイズなど)の頭部の使用状況を調査するなどが必要になるかと思いますが、当ブログではこれ以上はわかりません。
個人的には、原型師は「父専用」のつもりで作っているように感じられるのですが…

ブルマァクは謎が多い…そこが魅力でもあります。
 
[ 2009/12/28 02:36 ] ソフト人形 | TB(0) | CM(0)

大空魔竜の兄弟?


超合金魂・大空魔竜ガイキングは、放送当時に玩具化されなかったさまざまな装備が付属しています。


これは後期装備のひとつ、ヴォーグアイ。際立った個性を持つ独特なデザインです。


当時のキャラクターロボットの中でも異彩を放つ頭部ですが、あらためて立体物を前にするとどこか見覚えがあるような気がしてきました。



思い当たったのは「変身サイボーグ」シリーズのサイボーグジャガー用武器セットNo.1です。


これはジャガーの頭部・腹部・背部に装備するもので、メッキを基調とした構成は少年サイボーグ用武器セットと同じです。


その頭部パーツ「ホーベアビーマ」が、ヴォーグアイと近い印象を受けます。


両者を比較してみます。
口に相当する部分の大きさや左右に伸びるのが角と翼という違いはありますが、基本的な立体構造はよく似ているようです。


どちらも個性の強いデザインなので、その相似性がより印象に残ります。



また、大空魔竜の後期装備には腹部から出現するジャイアントカッターという武器があります。
画像のジャガー武器セットNo.1では腹部の装備は円筒形のものですが・・・


未入手の武器セットNo.2では腹部にナイフ状の装備が付いており、ここにも大空魔竜との共通点があります。


ジャガー武器セットの発売は1975年初旬と思われます。
大空魔竜ガイキングの放映は1976年で、デザイナーは小林檀氏。

小林氏は変身サイボーグやミクロマンシリーズのデザイン・造型にも関わっているので、ジャガー武器セットのデザインは同氏の担当だったのかもしれません。
そうだとすれば、ひとりのデザイナーの個性が会社やシリーズのワクを超えてにじみ出ているのは当時の玩具状況の中では珍しいことだったのではないでしょうか。

ポピーの黄金時代を築いた村上克司氏もフリーの立場だった1972年ころ変身サイボーグのデザインに関わっていたそうです。いったいなにを担当していたのか、興味あるところです。
[ 2009/12/27 04:19 ] プラトイ 変身サイボーグ | TB(0) | CM(0)

修理/電動マジンガーZ

修理/電動マジンガーZ


バンダイ模型が初めて開発した人間型キャラクターロボットのプラモデルは、1973年発売のモーター歩行・電動マジンガーZです。

ジョイントモデルの成り立ちを考える上では原点に位置する存在なのでぜひ現物画像を提示したいのですが、再販が無いため現在では入手困難になっています。
やむを得ず、放送当時に購入・組み立てした個体を倉庫から発掘することにしました。


これが発掘された状態。
パイルダーは行方不明、胸部放熱板は破損、内部機構は失われて外装パーツだけがかろうじて現存していました。このパーツを修理してある程度見られる状態にしてみます。

パーツ表面は筆塗りした厚い塗膜に覆われてひび割れや凹凸が目立ちます。
ラッカー系の薄め液で塗膜を溶かそうとしましたがほとんど歯が立たず、しかたないので耐水ペーパーで表面を整えつつある程度まで塗料を落として再塗装することにします。


次に胸部放熱板の新造。
当時の完成見本写真(アニメージュ1981年4月号に掲載)を拡大コピーして型紙を作ります。


加工の容易なPP発泡シートという素材を型紙に合わせて切り出し、塗装しました。
両面接着シートで本体に取り付けています。


パイルダーのパーツは見つからないのでとりあえず代用品を探します。
変身サイボーグ用のパーツも検討しましたが、ガシャポンHG・スーパーロボット大全集のパイルダーが近いサイズだったのでそれらしく手を加えてみました。
代用品なのでかなりいい加減な工作で、本物より少し小さめです。

追記……パイルダーのオリジナルパーツが見つかりました(こちら)。




塗装は主に缶スプレーを使用。かかと部の蓋は欠損しています。
各パーツは瞬間接着剤で点止めした程度なので合わせ目は残ったままです。


塗り分けパターンは当時のカタログなどに掲載された完成見本品を参考にしています。
電動マジンガーZは独特な体型のため設定通りに塗装しても違和感が生じるように思えたのでプラモとしておなじみの配色を選択しました。


足の前面のリベットは今井科学の鉄人28号を連想させます。設計担当者は同じ方だったそうです。
左の足裏パーツは欠損していたのでPP発泡シートでそれらしく再現しています。


肩とボディの接触部分には滑り止めとして小さなゴムシートを貼り込みました。
肩部内蔵のスプリングのテンションで腕の位置を固定できます。



頭部ディテール。目やマスクの周囲は面分割があいまいな印象。


本来はパイルダー底面に付いた突起を頭部に差し込むことで通電する構造です。
右後頭部の丸い部分はパイルダーを結ぶ糸を通すための穴でしたが、ラッカー塗料の塗膜でふさがっています。


ロケットパンチ発射機構は失われています。
発射ボタンになっている細いプラパーツの弾性に依存した構造なので、もともと壊れやすいものでした。



いろいろと中途半端な部分がありますが、参考として画像提示できる程度の状態にはなりました。

電動マジンガーZはパイルダーによる起動とロケットパンチという特徴はあるものの、それ以外は今井科学が1960年に発売した電動鉄人28号にそっくりです。
バンダイ模型のマジンガーZというロボットへの取り組みは昭和30年代的な感覚に終始しており、それは翌年のゲッターロボにも引き継がれます。

バンダイ模型が人間型キャラクターロボットのプラモデル化で新たな模索を始めるのはグレートマジンガーが登場してからのことになります。
[ 2009/12/20 05:16 ] プラモデル マジンガーZ | TB(0) | CM(10)

再現/DXモデル グレートマジンガー その2

再現/DXモデル グレートマジンガー その2


98年再販のグレートマジンガーを使ってDXモデルを再現してみます。



まず、広告の完成見本を参考にパーツをどのように塗装するか検討します。
ブレーンコンドル・グレートブーメラン・スクランブルダッシュ・足裏の車輪は赤。
胸・腰・ひざ下・アトミックパンチなどはメタリック系の青。角と目は黄色。
メッキ部はなるべくメッキシートの貼り付けとして形状の複雑な部分は塗装することにします。


エアブラシを使えない環境なので、主に缶スプレーでイメージに近い色を選びます。
赤はMrカラーのシャインレッド、青はタミヤカラーのディープメタリックブルー。グランプリホワイトは赤・黄の下地塗装用。黄色は水性ホビーカラーのクリームイエロー。
メッキ部はハセガワのミラーフィニッシュとガンダムマーカーのメッキシルバーを併用します。



実際に塗装してみたのがこちら。腹部と太腿はミラーフィニッシュを貼り込んでいます。


ひざの段差や頭部、上腕はメッキシルバーで塗装。


広告写真と近い角度で比較してみます。


カメラの画角などが異なるので完全に一致させることはできませんが、これらの画像を見る限り、このグレートのパーツがDXモデルに使用されていたと考えて間違いなさそうです。


本物のDXモデルでは赤い部分はプラの成型色そのままだったと思われます。


目の塗装は難しいのでカッティングシートを貼り付けました。
パンチはひねって着脱します。オリジナル品は上腕部にスプリングを内蔵したパンチ発射ギミックがありました。


画像は同様のパーツ構成の「ゲッター1スーパートレーラー」の組み立て図より。
再販グレートもひじ部のパーツは残されているので、スプリングを用意すれば発射ギミックの再現は可能です。



本体のメタリックブルーは色味が濃くなりすぎてしまいました。
これは塗装時に気泡が出来て、耐水ペーパーでのリカバリーと再塗装を繰り返したためです。
また、上腕の円筒部分はミラーフィニッシュを張り込むつもりでしたが、メッキシルバーの塗膜ごとはがれてしまうため断念しました。

98年の再版品は容易に入手できるので、いずれはこうした反省点をふまえてパンチギミックも内蔵した再現品を作れたらと考えています。

ただし所詮素人ですので、しっかりした技術のあるどなたかがよりクオリティの高い再現品を制作・公開してくれることを希望します。

再現/DXモデル グレートマジンガー その1

再現/DXモデル グレートマジンガー その1


DXモデルとはバンダイ模型から1975年3月頃発売されたロボットプラモデルシリーズです。
12cmほどのサイズで接着不要、メッキ・塗装済み、価格は500円でした。
画像は当時のチラシの一部で、グレートマジンガー・ゲッター1・ゲッター2・マッハバロンの4種が発売されていました。


こちらは別のチラシの画像ですが、当初はゲッタードラゴンとゲッターライガーもDXモデルの発売が予定されていたことがわかります。
価格帯やキャラクター選定から、DXモデルの企画がジョイントモデルに変更された可能性が考えられます。


ゲッター2とマッハバロンの現物画像。
マッハバロンの本体パーツはメッキされていませんが、付属のマッハトリガーがメッキパーツです。


ゲッター2のパーツ全容。
黄緑色の台紙の裏には両脚に内蔵するための金属製のオモリが入っています。特にギミックに使用するわけではなく、単に重量感を持たせることが目的のようです。

商品サイズ、メッキの金属的な質感、パンチ発射機構(ゲッター2を除く)、そして重量感、といった特徴は当時大ヒットしていた「超合金」と符合しています。
DXモデルは、超合金の持つ要素をプラモデルに取り込もうとしたシリーズだったと言えそうです。



全4種のうちグレートマジンガーとゲッター1は未入手です。
このうちゲッター1については書籍やウェブで確認した画像から、手持ちの「ゲッター1スーパートレーラー」同梱品と同じパーツが使用されていると考えて間違いないようです。
 
残るはグレートマジンガーですが、こちらは発売された現物の画像を見たことがありません。
ただしパーツ使用後の箱の画像がウェブで確認されており、実際に発売されていたことは確定しています。
その画像では商品名が「DXカラー」となっており、これがDXモデルの初期名称だったようです。
動力ギミックなしで500円というのは割高だったため、商品特性の「塗装済み」を強調していたのでしょうか。

なお、グレートマジンガーとゲッター1の未組み立て品が出てきにくい背景には「塗装済み」という仕様が関係しているのかもしれません。
これは同時期の「モデルボーグ」にも共通することですが、通常のパーツ成型に「メッキ・塗装」という手のかかる工程が加わるため、増産しようとしても生産ラインの確保が難しかったのではないでしょうか。
人気の高いグレートやゲッター1が順調に店頭から消えても簡単には増産できず、相対的に人気の薄いゲッター2やマッハバロンはある程度の在庫が残った、と考えることが出来ます。

モデルボーグ・DXモデルは発売が74年度の末期に当たるため3~4ヶ月後には75年度春季新番組の製品の生産が始まったはずで、結果的に生産期間が短くなってしまったことも現存率の低さにつながっていると思われます。



画像は1998年にキャラ通(文化産業新聞社)に掲載されたもので、バンダイ模型が広告などに使用するため撮影した完成見本写真と思われます。


こちらはテレビマガジン75年4月号の広告より。この時点ではゲッター2は未発売のようです。
グレートの足裏に赤いパーツがわずかにのぞいており、コロ走行用の車輪の様に見えます。

キャラ通とテレマガの掲載画像からは、四角い足・細めの腰に対して広い肩幅・足裏にコロ走行用の車輪があるらしいこと、などが見て取れます。
そして12cm前後のサイズでこれらの特徴を持ったグレートマジンガーのプラモデルが、DXモデル以外にも存在しています。


それはゼンマイ動力ブレーンコンドルに同梱され、「リトルグレートマジンガー」として単品売りもされたグレートマジンガーです。
足裏に穴がある点から考えて、「グレートマジンガースーパートレーラー」に同梱されたのもおそらくこのパーツだったと思われます(スーパートレーラーの荷台の突起にロボットの足裏を差し込んで固定するため)。
画像は1998年に再販された物ですが、このパーツにメッキ・塗装をした物がDXモデルだった可能性が極めて高いようです。

テレマガの画像を参考に予想すると、パーツを赤で成型し、ブレーンコンドル・グレートブーメラン・足裏関係のランナーとスクランブルダッシュを切り取り、残ったパーツにメッキ・塗装を加えたのではないでしょうか。

そうであるとすれば、再販パーツに同様の処置を加えればDXモデルのグレートマジンガーが再現出来ることになります。

模型の制作は素人ですしメッキは不可能ですが、出来る範囲でDXグレートの再現を試みることにします。



<この項続く>

準備中のプラモデル



当ブログでは今後「ジョイントモデルの成り立ち」についてまとめてみたいと考えています。
書きたい内容はおおむね固まっているのですが、確定した事実が公表されているわけではないので想像や推理が多く含まれることになりそうです。

そうした考えの根拠を示すためになるべく多くのプラモデルの現物画像を提示したいのですが、当時のキャラクタープラモの多くは現在入手困難な状態です。
手持ちのジャンク品を再生したり再版品を利用するなどしていますが、ある程度の数を揃えるには相当な時間がかかりそうです。

なお、画像のプラモデルには修理品やジャンク品が含まれています。
詳細は個別に取り上げていく予定です。
[ 2009/12/02 22:27 ] 暫定 | TB(0) | CM(2)