遅れてきたコング
正月記事の時点で行方不明だったブルマァクのミドルサイズソフト人形、1976版キングコングが偶然出てきました。コングさん、遅刻ですよ…
サイズはキングザウルスシリーズより少し小さめです。
販売形態は不明ですが、おそらく袋入り・紙ヘッダー付き?
価格も不明ですが、玩具商報1977年1月号に記載のある「ソフト・キングコング350円」に該当するのがこれなのでしょうか。
黒に近いこげ茶成型に、ブルーがかったシルバーが吹かれています。
スタイルの再現を重視してか腰で分割されていて、ちょっとブルマァクらしくありません。
毛並みはリアルに彫刻されていますが、ブルマァク本来の「玩具的な上品さを残したリアル感」ではなくなっています。
マルCはタカラ・MEGO。ブルマァクは限定的な商品化権をタカラから購入して商品展開していたようです。
出来は悪くないと思いますが、どうも「ブルマァクらしさ」が希薄な印象を受ける人形です。
やっぱり脚は可動にしてほしかった…
BIGスカイライダーはBIGウルトラマンシリーズと並べてみたいな~
つなぎ更新として、軽い話題です。
トイズマガジン1975年1月号(商報社東京本社)より、ポピーの広告です。
下部に掲載されているのは超合金ロボコンとマッハバロンの試作品。
ロボコンはほぼ製品と同じ形状で量産試作のような段階でしょうか。
マッハバロンは造形自体が製品版とは異なっています。
超合金ロボコンは足が黒く塗装されていることになんとなく違和感がありましたが、試作品では手も黒塗装になっており、このカラーリングはどうやら「マジンガーっぽさ」を狙っていたように思えてきます。
マッハバロンの製品版でふとももがシルバーになっていたのも、塗装の簡略化と同時に大ヒット商品であるマジンガーの彩色パターンにならっていたように思えます。
こうした例にはタカトク・シルバー合金のウルトラマンレオやコンドールマン、永大・グリップジャンボのウルトラマンレオなどもありました。
超合金マジンガーの人気があまりに大きくて、その影響が自社・他社を問わず追随商品に及んでしまっていたのでしょうか。
新しい年になりました。
当ブログも開設から8年になろうとしており、さまざまな状況変化を実感しています。
今年もゆるゆると続けていけたらと考えております。
あごの可動には割りピンを使用しており、「たのしい幼稚園」などの付録が連想されてお気に入りです。
近年再販されましたが、画像の現物は初版なので購入したのは30年くらい前になります。
30年前の人形って、考えてみたら立派なアンティーク・トイですね…
メカニコングはブルマァクやバンダイのソフト人形も所有していますが今回は発掘出来ず。
ブルマァクの1976コングのミドルサイズも持っているのですが、どこにしまったかな~