サイクロンプラモ検証中

サイクロンプラモ検証中


バンダイ模型が発売したサイクロン号とサイドマシーンのゼンマイプラモは、一部のパーツが共用されています。
サイクロンの種別を確定したtagamedai様、両プラモのジャンク品を美しく再生させたへてかるぴ様がこの点について話題にされていたので、当ブログでもちょっと調べてみました。




とりあえず端的にいえば、サイドマシーンの発売によってサイクロンが絶版となる必然性はなさそうです。

共通の部品は2枚のランナーで構成されているので、このランナーを両製品で共有すれば済むという状態です。
また、サイドマシーンのためにフレームやフロントフォークに加えられた改変はサイクロンの組み立ての支障にはならないし、4期のサイクロンではサイドマシーンと同じ形状になっています。

ただし、これだけでは説明できない痕跡がランナーに見られるので、サイクロン絶版の可能性を完全には否定しきれなくてムムム……という感じです。
当時、72年末か73年の年明けくらいの時期にサイクロンを購入したので、絶版にはなっていないと思うのですが。

本腰入れて検証しようとするといろいろな事実と疑問が出てくるので、今回はここまでで(^^;
近いうちに詳しく記事としてまとめられたらと思いますが………「近いうち」には無理そうだなぁ…





ところでサイドマシーンのプラモはランナーが「立体パズル」状態で、一度パーツを取り出したが最後、二度ときれいに収まってくれません。
正しい入れ方をご存知の方はご教示いただけると幸いです(^^


[ 2015/07/26 21:55 ] プラモデル プラモデル | TB(0) | CM(9)

エンバンババンバン


つなぎ更新です。

シゴトカイジュウの理不尽な攻撃に辟易しております…




画像はブルマァクのミドルサイズソフト人形・バンキッド。

どんなつらさも、流れ星~ (T T


[ 2015/07/17 01:27 ] ソフト人形 | TB(0) | CM(6)

バトルジェットバリエーション

バトルジェットバリエーション



ポピニカ・バトルジェットの仕様違いを並べてみました。



書籍などでは1~3期の3種に分類している例があるようですが、判断基準がはっきりしないので今回は便宜的に顔パーツの造形変更前を前期版、変更後を後期版としています。






前期版その1。顔パーツがつり目の造形になっているのが特徴です。
画像の個体は耳にあたるパーツが濃紺成型になっています。


コクピットのパイロット人形はポピニカ・バリブルーンのアオレンジャーが流用されています。


ひたいに貼られたV字シールはシンプルなデザインです。


また箱の天面に「1号」のシールが貼付されています。この表記は後期版では印刷に変更されました。
バトルクラッシャー以降は当初から印刷で表記されています。






前期版その2。こちらは耳のパーツが明るい青になっています。
生産時期による違いなのか、単なるロット違いのバリエーションなのかは不明です。

その他の特徴はアオレンジャー人形や箱のシールなど、すべて前掲のものと同じです。






後期版。顔パーツの造形が変更され、よりおだやかで均整のとれた印象になりました。


パイロット人形は新造形の専用品に変更されています。


V字シールはより複雑なデザインになりました。ただし後期版でも前期と同じシールが貼られている場合もあります。






ほかに、本体と余剰部品(パワーマシン)の接続部にも違いが見られます。
画像向かって左が前期版、右が後期版です。パーツ形状だけでなくシールのデザインも微妙に変わっています。
ただし後期版でも変更前のシールが貼られた個体も存在します。


本体後部の接続部も変更されており、後期のパワーマシンは前期版には取り付けられません。
画像向かって左が後期版、右が前期版です。






手持ちのバトルジェットからは以上のような相違点がわかります。
ただしこれらの変更はすべてが同時に行われたわけではないようなので、今回掲載の現物とは微妙に異なる状態の個体も多く存在すると思われます。





ところで、前期版で耳が濃紺のバトルジェットはどうも最初期生産分のような気がするのですが、決定的な論拠がありません。

参考として当時のカタログ掲載品を見てみます。





バトルマシンが初掲載されたカタログより。
この時点ではクラッシャー以外にはパワーマシンが付属せず、形状も製品版とは異なる部分があるようです。


コンバイン状態がこちら。ジェット~マリンの箱裏ではこの試作品が掲載されています。
合体時のプロポーションも製品版とはやや異なります。





次のカタログでは、ジェット・クラッシャー・タンクはほぼ製品版に近いものになっています。
ただしジェットのミサイルは赤で、タンクはまだシールが間に合っていないようです。
マリンとクラフトも形状自体は製品版と同じに見えますが色調が異なるほか、マリンはメッキされておらず、クラフトはこの時点でもパワーマシンがありません。

発売予定スケジュールではジェット・クラッシャー・タンクが7月中、マリン・クラフトが8月中となっていました。
このカタログの時点で、発売の早い3機は製品開発の進行度合いもより進んでいるように見えます。
特にジェットとクラッシャーはすでにシールも完成しており、ほとんど製品と同じの「量産試作」的な段階の個体なのかもしれません。
その場合、ジェットの耳が濃紺、クラッシャーの腕が明るい青のバージョンが最初期生産分という可能性が考えられそうです。




このカタログではようやく5機がそろって製品版になります。
ただしジェットの耳は明るい青、クラッシャーの腕は単体は明るい青で合体版は濃紺というなんとも微妙な状態です。

例えばジェット・クラッシャーとも7月出荷分程度の初期品だけは濃紺の耳・明るい腕で、8月に5機がそろって本格生産に入った時点で明るい耳・濃紺の腕に変更された、というような推測も成り立ちますが、根拠はなにもありません。
これらを新品状態で入手できれば付属の説明書などが判断基準になりそうですが、当ブログではこれ以上は無理です…

この件について詳しくご存知の方は情報をお知らせいただけると幸いです。 





当ブログでは以前ボルトインボックスを紹介したので、今回はコンバインボックスを取り上げたいところですが残念ながら所有していません。
そこで、こんな再現をしてみました。


ポピニカバトルマシンは5機そろえると定価7900円となり、当時のキャラクター玩具としては前例がないほど高額でした。
そのためポピーもセット販売は想定していなかったのですが、とある売り場で5機をひもで縛って販売しているのを社員が見かけて、事情を聞くと「5機をまとめて購入する客が多いから」とのこと。
これがきっかけで「コンバインボックス」が発売され、合金玩具の高額で巨大なボックスセット商品が成立することになります。



個人的には、発売当時にはコンバインボックスは放送末期のころにスーパーの玩具売り場で一度見かけただけでした。
ガラスケースに囲まれたレジの上のほうに天井から吊り下げられてディスプレイされたそれを初めて見て、その豪華さと天文学的な価格に度肝を抜かれ、ただただ見上げていた記憶が残っています。



[ 2015/07/08 23:21 ] 合金 ポピー | TB(0) | CM(13)

成田亨 美の巨人たち

成田亨 美の巨人たち

4日(土)のテレビ東京「美の巨人たち」で成田亨氏が取り上げられるそうです。
こうした一般での認知と評価が進んで、いずれは上野で成田亨展が開催されたらと思います。

詳しくはこちらへ→http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/
[ 2015/07/03 13:13 ] 怪獣ブーム周辺 | TB(0) | CM(0)