ダイターン3放映時、クローバーから発売されたダイカスト・マッハアタッカー2種。
大サイズは変形可能なデラックス、小さい方は非変形のスタンダードです。
ギミックはミサイルのほか機首の飛び出しと翼の角度変更が可能。
単純な構造ながらシルエットが大きく変わるのが効果を上げています。
ウイングパーツが後部バンパーになるのも芸コマです。
デラックスは本体に発射ギミックを内蔵しておらず、発射装置を取り付ける仕様です(画像のミサイルはスタンダードの物で代用しています)。
デラックスには紙製シールが付属、画像の現物は糊が染みだして傷んでしまいました。
アタッカー時の機首の顔は、スタンダード同様モールドの無いシール処理になっているのがなんとも残念。
このあたりは顔がシールになっていたガ・キーンやバラタックのマグネモ8を連想させて、同じタカラ工業製であることのあらわれでしょうか。
画像のスタンダードはガンダム放送時期に、売れ残っていたのを定価で購入したように記憶しています。
デラックスの方はたしか1984年の2月ころ、スーパーの処分セールで見つけました。
たまたま乗り換え駅で時間が空いたので近くのスーパーに入ったら、オモチャの処分セールをやっていました。
デラックスアタッカーのほかに超合金ライタンシリーズや、ヨーデル模型のミニミニ怪獣プラモ3種(かつてのマルサン製の再版)などが並んでいたのを記憶しています。
購入時期は1984年はじめで間違いないので、このアタッカーはガンプラブーム時期にデラックスダイターンとともに再版されたものだろうと思っていたのですが…
デラックスダイターンはコンビネーション名義のままで、価格表記は3500円になっています。
しかし83年夏ころ実際に購入した再版のデラックスダイターン3は、値上げされて3800円になっていました。
3500表記のままということはこのカタログは本放送時の物で、デラックスアタッカーは初版だったのか…?
こちらは
本放送時の物と確定しているスタンダードアタッカーの説明書カタログ部分。
スタンダードのダイターンとアタッカーも掲載され、価格表記もあります。
デラックス2種はいずれも「近日発売」となっていて価格はありません。
上のデラックス付属のカタログがもしも本放送時の物なら、わざわざスタンダード2種をオミットする理由が不明です。
逆に再版時の物ならラインナップがデラックス2種だけになっているのは納得できますが、ダイターンの価格が
3500のままというのがひっかかります。
ST番号を見るとスタンダードアタッカーは昭和53年、デラックスアタッカーは57年、再版デラックスダイターンは55年ということになりそうです。
むむむ……
以上の状況を総合すると、
デラックスダイターンは80年に3500円のまま再版、
82年のガンプラブーム時にデラックスアタッカーが再版(おそらく同時期にプッシュダイターンも新箱で再版),
その後デラックスダイターンの継続生産分が3800円に値上げされた
ということでしょうか?
デラックスマッハアタッカーの再版の有無について、詳細をご存知の方はご教示いただけたらと思います…(^^;
追記:1983年初夏ころの再版だったそうです。コメント欄をご参照ください。