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徳田秋聲 (徳田秋声) の文学を中心につぶやきます。
― 亀井麻美 (@kameiasami) · Xより転載 ―

亀井麻美 : 2024/05/12のツイートまとめ

kameiasami

「ごく昔は芝居は早朝に櫓の太鼓を打ち込みまして、三番叟は夜が明けたか明けんかという時分にちょっとやる」
と言っているのを最近CDで聴く度に思い出すのが秋聲のこの回想。忠臣蔵の三段目が終ってもまだ世が明けていなかったというのですからね。明治10年代初頭、夜明けの遅い冬場のことでしょう。
05-12 18:08

云ひ出した私が、終々母や姉の見たいのを断念させて、帰り出すと、案内の男が「今帰つちや仕方がねい」と云つてゐた声なども記憶されてゐる〉
徳田秋聲「名士と其の母」(七)(「婦人週報」大正5年4月21日)
https://t.co/HFyOMCd99q
桂米朝が上方落語《本能寺》など芝居噺のマクラで、
05-12 18:07
【未明から歌舞伎芝居】
〈私は子供の頃から芝居が好きであつたから、時々は千両役者も上る金沢の芝居を見に行つた(中略)。母は私と姉とをつれて、朝暗いうちから芝居見物に行つた事がある。其時見た忠臣蔵の二三段目の場面が、今でも目に浮ぶ事がある。そして未だ夜の明けぬ頃家へ帰りたいと
05-12 17:59
②Robert Schumann: Carnaval Op. 9 Arranged For Orchestra
Peter Gülke, Radio-Symphonie-Orchester Berlin
モーリス・ラヴェル編(現存4曲) /グラズノフ、カラファーティら11人のロシアの作曲家編(全曲)
ペーター・ギュルケ指揮、ベルリン放送交響楽団
Koch Schwann: CD 311 030 H1
05-12 16:21
【シューマン《謝肉祭》管弦楽編曲版】
①Schumann: Carnaval, Gennady Cherkasov (cond.)
Symphony No. 4, Nikolai Alexeyev (cond.)
Moscow Radio Symphony Orchestra
ゲンナジー・チェルカソフ指揮/ニコライ・アレクセーエフ指揮(交響曲第4番)、モスクワ放送交響楽団
Clarton: CQ 0063-2 031
https://t.co/pTTYDZ4yV9
05-12 16:20
《兵庫船》も《三十石》も私は何となく登場人物に丁髷がついているイメージだったのですが、濠洲やすき焼きが出てくるということは桂米朝の口演では明治初期の設定なのかしら。後者については、伊勢参りは明治に入って急速に廃れるので一寸無理はありますが(淀川西岸に鉄道が敷かれたのは明治9年)。
05-12 15:44
「こって牛の上に鍋載せてな、すき鍋、そこに焼き豆腐と糸蒟蒻とで、火にかけたらジューッと鳴くちゅうような」
「そんなすき焼きみたいな牛はあれしませんな」
桂米朝《三十石夢の通路(三十石)》(上方落語選集《旅のはなし》所収)より、喜六と清八が伏見人形の店で牛の置物を見ている場面。
05-12 15:19
〖オーストラリア〗
「あんたはん〔の出身〕は」
「わたしはごう州の人間で」
「江州と云や近江国」
「いやオーストラリア〔濠洲〕)や」
「ほんまかいなおい」
桂米朝《兵庫渡海鱶魅入(兵庫船)》(上方落語選集《旅のはなし》所収)

〖すき焼き〗
「わいの言うような牛ないか」
「どんな牛だす」
05-12 15:19
上方落語《兵庫渡海鱶魅入》(兵庫船)を桂米朝の口演のCDで初めて聴いた時、鱶に魅入られた巡礼の少女の命を、煙管一本で鱶を撃退し救った親父がその正体を訊かれ
「わしは雑喉場の蒲鉾屋じゃ」
と名乗る下げのところで一寸(というか心底)感動したものでした。
05-12 11:00
  1. 2024/05/13(月) 05:00:56|
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