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徳田秋聲 (徳田秋声) の文学を中心につぶやきます。
― 亀井麻美 (@kameiasami) · Xより転載 ―

亀井麻美 : 2018/06/06のツイートまとめ

kameiasami

これは何なんですかね、AVの台本ですかね、ソローキンさん (^^;)
Владимир Сорокин
Свободный урок
Сборник рассказов «Первый субботник»
© Владимир Сорокин, 1979-1984
https://t.co/OH5cFGNQAs
06-06 23:17

私はСтихотворение в прозеの初出を見てませんが、そういうことらしいです。
神西清訳の底本は、岩波文庫の巻末解説(池田健太郎)によれば1931年のアカデミア版とのことですので、«Повесить его!»の冒頭が1805年になっているのは当然ですね。中山省三郎が拠ったのは1930年よりも古い版なのでしょう。
06-06 20:37

となっていました。アウステルリッツの戦いが起きたのはロシア暦の1805年11月20日ですが、報知の主筆シュタシュレーヴィチ М. М. Стасюлевич もこの誤りに気付きませんでした。
誤りが正されたのは、1930年のアカデミア版(1930 г., Х, 326, и «Academia», 80.)からである、とのことです。
06-06 20:30

原典の版の違いです。ヴァシリー・チェルヌイショフ(Василий Ильич Чернышёв)によれば、1882年12月の「ヨーロッパ報知」に発表された初出(«Вестник Европы», 1882, кн. 12, стр. 513)では、この箇所のツルゲーネフの原稿は数字の5が不明瞭だったため3に活字起こしされ、
Это случилось в 1803 году
06-06 20:24

ところで「絞罪にせい!」«Повесить его!» の冒頭は中山省三郎訳では「千八百三年のことぢやつたが、」ですが、神西清訳(訳題「しばり首だ!」)では「一八〇五年の話だが―」となっており、現在流布している原文でも、
Это случилось в 1805 году,
となっています。これは中山の誤りでも誤植でもなく
06-06 20:22

画像は、ツルゲーネフ『散文詩』中山省三郎訳、八雲書店、昭和22年再版特製版。
本文組は昭和21年版の流用ですが、版型が大きくなってノンブルが版面下の小口側から地の深い位置に移動し、扉や口絵も差替えられています。
八雲書店版『散文詩』は国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧出来ます。
06-06 12:26

  1. 2018/06/07(木) 04:15:49|
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