第10章 財政って、なんだろう? ⑫
もし家計簿(かけいぼ)が赤字になってしまったら、お母さんはどうするでしょう。赤字を減らすには、支出を減らすか収入を増やすしかありませんね。これは国の場合でも、同じことです。歳出を減らすか歳入を増加するしかありません。ところが、これが大変むずかしいのです。
国の歳出が、社会保障や公共事業、学校関係などに使われていることは、すでに勉強しました。ところが、この予算を大きく減らすことには強い抵抗があります。いちばん金額が多くて増え方も大きいのは社会保障ですが、これもお年寄りの人数が急増しているためなので、あまり節約できません。
一方、歳入は税金を増やせば増加します。しかし増税はみんなが嫌がるでしょう。また会社にかける法人税や働く人から払ってもらう所得税は、これ以上は上げにくい水準にきています。そこで消費税を上げたらどうか、という意見が最近は高まってきました。みなさんも1000円のモノを買うと、50円の消費税を払っていますね。
政府は毎年の予算を組むときに、歳出をできるだけ減らすように努力しています。しかし、それだけでは不十分で、国の借金は減るどころか増えてしまいそう。このため歳出の節約にもっと力を入れる半面、いずれ近いうちに消費税の引き上げは避けられないという考え方が強まっているのです。
(続きは来週日曜日)
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もし家計簿(かけいぼ)が赤字になってしまったら、お母さんはどうするでしょう。赤字を減らすには、支出を減らすか収入を増やすしかありませんね。これは国の場合でも、同じことです。歳出を減らすか歳入を増加するしかありません。ところが、これが大変むずかしいのです。
国の歳出が、社会保障や公共事業、学校関係などに使われていることは、すでに勉強しました。ところが、この予算を大きく減らすことには強い抵抗があります。いちばん金額が多くて増え方も大きいのは社会保障ですが、これもお年寄りの人数が急増しているためなので、あまり節約できません。
一方、歳入は税金を増やせば増加します。しかし増税はみんなが嫌がるでしょう。また会社にかける法人税や働く人から払ってもらう所得税は、これ以上は上げにくい水準にきています。そこで消費税を上げたらどうか、という意見が最近は高まってきました。みなさんも1000円のモノを買うと、50円の消費税を払っていますね。
政府は毎年の予算を組むときに、歳出をできるだけ減らすように努力しています。しかし、それだけでは不十分で、国の借金は減るどころか増えてしまいそう。このため歳出の節約にもっと力を入れる半面、いずれ近いうちに消費税の引き上げは避けられないという考え方が強まっているのです。
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