先週のニューヨーク市場は、ハリケーン並みの大荒れに見舞われた。前半は商品先物取引委員会が原油取り引きの監視強化策を発表したために、原油価格が急落。一時は1バレル=120ドル近くにまで値下がりした。これを好感してダウ平均は5日、214ドルと久方ぶりの大幅な上げを記録している。
ところが、6日のダウ平均は395ドルと史上8番目の急反落。きっかけは5月の失業率が5.5%に上昇したことだった。株式市場から逃げ出した投機資金は、再び原油市場に殺到。このため原油価格は一時139ドル台にまで急騰した。このような動きから判ったことは、アメリカの実体経済がなお悪い方向に進んでいること。もう1つは、原油取り引きに対する監視強化が無力だったことである。
アメリカ経済に関しては、今週12日の小売り売上高が注目のマト。市場では減税の効果もあって、前月比0.8%増と予想している。予想を下回るようだと、株式市場は売りにさらされるだろう。またバーナンキFRB(連邦準備理事会)議長は、9日と12日の2回にわたって講演する。不況とインフレの谷間に落ち込んで、金利政策は動きがとれない。そんな状況で、どんな発言が飛び出すか。
国内では9日に4月の景気動向指数、5月の景気ウォッチャー調査。10日は4月の機械受注。11日には1-3月期のGDP改定値、5月の企業物価。13日には5月の消費者物価が発表される。また福田首相は9日、地球温暖化に関する「福田ビジョン」を公表。いよいよ洞爺湖サミットへ向けて最後の直線コースに入る。
≪9日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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ところが、6日のダウ平均は395ドルと史上8番目の急反落。きっかけは5月の失業率が5.5%に上昇したことだった。株式市場から逃げ出した投機資金は、再び原油市場に殺到。このため原油価格は一時139ドル台にまで急騰した。このような動きから判ったことは、アメリカの実体経済がなお悪い方向に進んでいること。もう1つは、原油取り引きに対する監視強化が無力だったことである。
アメリカ経済に関しては、今週12日の小売り売上高が注目のマト。市場では減税の効果もあって、前月比0.8%増と予想している。予想を下回るようだと、株式市場は売りにさらされるだろう。またバーナンキFRB(連邦準備理事会)議長は、9日と12日の2回にわたって講演する。不況とインフレの谷間に落ち込んで、金利政策は動きがとれない。そんな状況で、どんな発言が飛び出すか。
国内では9日に4月の景気動向指数、5月の景気ウォッチャー調査。10日は4月の機械受注。11日には1-3月期のGDP改定値、5月の企業物価。13日には5月の消費者物価が発表される。また福田首相は9日、地球温暖化に関する「福田ビジョン」を公表。いよいよ洞爺湖サミットへ向けて最後の直線コースに入る。
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