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経済なんでも研究会
 死者が語る コロナ肺炎の危険度 (116)
2022-06-11-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 新興国ではほぼ沈静、原因は不明 = 世界の感染者は累計5億3367万人、この1週間で294万人増加した。この増加数は前週より38万6000人少ない。死亡者は630万4835人で、週間1万0205人の増加だった。この増加数は昨年2月以来の最少。全体としてゆっくりではあるが、引き続き改善傾向にある。特に新興国の改善が著しい。

国別の死亡者数をみると、アメリカは累計101万0520人。この1週間で2817人増加した。次いでブラジルが66万人台、インドが52万人台、ロシアが37万人台、メキシコが32万人台。さらにイギリスが17万人台、イタリアが16万人台、インドネシアが15万人台、フランスとイランが14万人台となっている。ブラジルが微増したほかは、各国とも前週の増加数を下回った。

注目すべき点は、新興国で死亡者数が激減したこと。一時は1日で数万人もの死亡者を出していたが、そろって沈静した。たとえば、この1週間の死亡者数はブラジルが846人、メキシコが104人。インドは82人、インドネシアは10人といったぐあい。日本や韓国よりも、ずっと少ない。ワクチンが行き渡ったり、都市封鎖のせいではない。人口の過半数が感染し、自然免疫ができたのだろうか。専門家による検証は、まだ発表されていない。

日本の感染者は累計901万0558人。この1週間で11万3952人増加した。この増加数は、ことし1月中旬以来の最少。死亡者は3万0847人で、週間165人の増加だった。前週より50人減っている。外国人観光客の受け入れ再開で、来月からは入国者が増えるだろう。ワクチン接種は2回が8割、3回が6割に達したが、安心は出来ない。水際対策の徹底が肝要である。

        ≪10日の日経平均 = 下げ -422.24円≫

        【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】     


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