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経済なんでも研究会
100歳以上が 7万1238人に
2019-09-21-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 長生きすればいいわけではない = 厚生労働省は9月15日時点の人口を推計して発表した。それによると、総人口は1億2617万人で前年比26万人の減少。このうち65歳以上の高齢者は3588万人で、前年より32万人増えた。全人口に占める割合は28.4%、25年には30%に達する見込みだ。国際的にみても2位のイタリア23.0%、3位のポルトガル22.4%より、かなり高い。

厚労省はまた100歳以上の人口も発表した。それによると、満100歳を超えた長寿者の人数は7万1238人。1963年の統計では、わずかに153人だったが、98年には1万人を突破。さらに平成の30年間には23倍に増えて、7万人台に載せている。医療や生活環境の向上が貢献した。人口比率で最も多いのは高知県、次いで鹿児島県となっている。

ただ、いちばん気がかりなことは、100歳以上のお年寄りが健康な生活を送っているのかどうか。7万人のうち、どれほどの人が元気で暮らしているのか。人口を推計する場合は、健康かどうかまでを推定することは難しい。しかし100歳以上の調査は各自治体からの報告を積み上げているので、健康度の調査は簡単にできるだろう。

ふつう、高齢者の健康度は“健康寿命”で計られることが多い。これは介護を必要とするかどうかが、見極めの基準になっている。だが100歳以上の人にとって、この基準は厳ししぎるに違いない。たとえば介護は受けていても、杖を突けば歩けるか。自分の意志でモノが食べられるかなど、新しい指標を作ったらどうだろう。本格的な長寿社会を迎えて、人口統計も視点を改めるべきである。

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