◇ いったん休んで5月までは上昇? = 株価の割高感を示す代表的な指標に、PER(株価収益率)がある。一般に18倍以上が買われ過ぎ、つまり割高感が生じると考えられている。ニューヨーク市場では、新年に入ってSP500のPERが21倍にまで上昇した。これでは高値警戒売りが出ても、おかしくはない。ちなみに日経平均のPERはまだ15.63倍だが、ニューヨークが反落すれば東京も下げるだろう。
アメリカの場合は、FRBの金融政策からも目が離せない。株価が急騰すると個人の資産が増大し、消費が増えて物価の上昇を招きやすい。すると金融引き締めのテンポが速まり、予想より早く金利が上昇するかもしれない。金利の上昇は景気に悪影響を及ぼすだけでなく、新興国から資金が引き揚げられて世界同時好況の枠組みを壊しかねない。
こうした危険を避けるためにも、スピード違反の株価上昇はこの辺でいったん終わる方がいい。その方が長期的な株価の上げ基調は続くだろう。世界同時好況が株価を押し上げる原動力になっているが、速すぎる株高が同時好況の枠組みに穴を開けてしまっては元も子もなくなってしまう。
日経平均はいったん休んでも、日本経済の環境が良好だから5月ぐらいまでは再び上げる可能性が大きい。そのあとは来年10月に予定される消費税の再引き上げが、政治的にも経済的にも大きな問題になってくるだろう。市場では「年末3万円」の声も聞かれるが、ことし後半の動向についてはまだ予想できない。
≪10日の日経平均 = 下げ -61.79円≫
≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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アメリカの場合は、FRBの金融政策からも目が離せない。株価が急騰すると個人の資産が増大し、消費が増えて物価の上昇を招きやすい。すると金融引き締めのテンポが速まり、予想より早く金利が上昇するかもしれない。金利の上昇は景気に悪影響を及ぼすだけでなく、新興国から資金が引き揚げられて世界同時好況の枠組みを壊しかねない。
こうした危険を避けるためにも、スピード違反の株価上昇はこの辺でいったん終わる方がいい。その方が長期的な株価の上げ基調は続くだろう。世界同時好況が株価を押し上げる原動力になっているが、速すぎる株高が同時好況の枠組みに穴を開けてしまっては元も子もなくなってしまう。
日経平均はいったん休んでも、日本経済の環境が良好だから5月ぐらいまでは再び上げる可能性が大きい。そのあとは来年10月に予定される消費税の再引き上げが、政治的にも経済的にも大きな問題になってくるだろう。市場では「年末3万円」の声も聞かれるが、ことし後半の動向についてはまだ予想できない。
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