◇ リスク回避と押し目買いの綱引き = 朝鮮半島の情勢が緊迫し、フランス大統領選挙の投票日が迫るなかで、日米の株価はともに上昇した。ダウ平均は先週95ドルの値上がり。小売り売上高や消費者物価が事前の予想を下回るという悪材料も出たが、主要企業の3月期決算では利益が前年を上回るという予測も発表された。リスク回避で投資資金の一部は株式から債券、金に流れたが、この好決算予想をバックに押し目買いが入っている。
日経平均は先週285円の値上がり。このところの下げで、株価の割安感は強まっている。たとえば東証1部の騰落レシオは60%台にまで下がり、PER(株価収益率)も16倍を割っている。絶好の買い場だと考える投資家は多いが、北朝鮮リスクの圧力は大きく、それほど押し目買いは出ていない。その代りに先週は日銀が活発に買い出動して、株価を押し上げた。
今週は23日にフランスの大統領選挙。EU擁護派の候補が勝ち残れば、市場は一安心。しかし25日は北朝鮮人民軍の創建85周年記念日。アメリカの空母カール・ビンソンも日本海に到達する。なにしろ政府が「ミサイル警報が発令されたら」という広報を出しているくらいだから、下値を拾うにも相当の勇気が要るだろう。
今週は25日に、3月の企業向けサービス価格。26日に、2月の全産業活動指数。28日に、3月の労働力調査、家計調査、鉱工業生産、消費者物価、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは25日に、3月の新築住宅販売と4月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。27日に、3月の中古住宅販売。28日に、1-3月期のGDP速報。また中国が30日に、4月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪24日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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今週は23日にフランスの大統領選挙。EU擁護派の候補が勝ち残れば、市場は一安心。しかし25日は北朝鮮人民軍の創建85周年記念日。アメリカの空母カール・ビンソンも日本海に到達する。なにしろ政府が「ミサイル警報が発令されたら」という広報を出しているくらいだから、下値を拾うにも相当の勇気が要るだろう。
今週は25日に、3月の企業向けサービス価格。26日に、2月の全産業活動指数。28日に、3月の労働力調査、家計調査、鉱工業生産、消費者物価、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは25日に、3月の新築住宅販売と4月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。27日に、3月の中古住宅販売。28日に、1-3月期のGDP速報。また中国が30日に、4月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
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