◇ 世帯平均で1805万円 = 総務省が発表した15年の家計調査によると、単身者世帯を除く1世帯当たりの平均貯蓄額は1805万円だった。前年に比べて7万円、率にして0.4%増加している。日本人は相変わらず、コツコツと貯蓄を増やしているようだ。05年の貯蓄額は1728万円だったから、この10年間では77万円増加したことになる。
一方、世帯平均の年間収入額は616万円だった。前年より2万円しか増えていない。さらに05年の年収額は645万円だったから、10年前に比べると29万円も減っている。にもかかわらず、貯蓄を増やしているのだから凄い。貯蓄額が年収額の何倍あるかを示す貯蓄年収比は、05年の2.679倍から15年には2.93倍に上昇している。
ただ世帯によって、貯蓄額のバラツキはきわめて大きい。平均貯蓄額を下回る世帯数は、全体のおよそ3分の2を占める。仮に貯蓄額の大きい順に世帯を並べたとすると、その真ん中に位置する世帯の貯蓄額は1054万円になる計算。また貯蓄額が100万円に満たない世帯は、全体の11.1%。4000万円を超える世帯は、全体の12.1%となっている。
家計調査は、総務省統計局が毎月9000世帯を対象に調べている。収入・支出のほか、14年からは貯蓄・負債についても調査を始めた。2人以上の世帯とは別に、単身者世帯についても実施している。無作為に選ばれた世帯を、調査員が訪問して聞き取る方法。対象となる世帯数が全世帯の0.02%にすぎないため、結果のブレが大きいという批判も出ているが、重要な経済指標であることに変わりはない。
(続きは来週サタデー)
≪3日の日経平均 = 上げ +79.68円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】
☆Please click here ⇒
一方、世帯平均の年間収入額は616万円だった。前年より2万円しか増えていない。さらに05年の年収額は645万円だったから、10年前に比べると29万円も減っている。にもかかわらず、貯蓄を増やしているのだから凄い。貯蓄額が年収額の何倍あるかを示す貯蓄年収比は、05年の2.679倍から15年には2.93倍に上昇している。
ただ世帯によって、貯蓄額のバラツキはきわめて大きい。平均貯蓄額を下回る世帯数は、全体のおよそ3分の2を占める。仮に貯蓄額の大きい順に世帯を並べたとすると、その真ん中に位置する世帯の貯蓄額は1054万円になる計算。また貯蓄額が100万円に満たない世帯は、全体の11.1%。4000万円を超える世帯は、全体の12.1%となっている。
家計調査は、総務省統計局が毎月9000世帯を対象に調べている。収入・支出のほか、14年からは貯蓄・負債についても調査を始めた。2人以上の世帯とは別に、単身者世帯についても実施している。無作為に選ばれた世帯を、調査員が訪問して聞き取る方法。対象となる世帯数が全世帯の0.02%にすぎないため、結果のブレが大きいという批判も出ているが、重要な経済指標であることに変わりはない。
(続きは来週サタデー)
≪3日の日経平均 = 上げ +79.68円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】
☆Please click here ⇒
| ホーム |