◇ 補正予算の中身に注目 = 政府はきょう25日、TPP(環太平洋経済連携協定)の発効に備えるための国内政策大綱をまとめて発表する。そのなかではインフラ・システムや放送番組の輸出促進などにも触れるが、やはり中心は農業関連。“攻める農業”と“守る農業”に分けて、対策を明記する方針だ。
このうち“攻める農業”では、まず農林水産物と食品の輸出額を、14年の実績6000億円から20年までに1兆円に増やす目標を掲げる。また農業の成長産業への転換を進めることも強調するが、そのための具体策がどの程度まで盛り込まれるか。しっかりした対策がなければ「農業の成長産業化」は、お題目に終わってしまうだろう。
一方“守る農業”の方は、かなり手厚い。まずコメについては、輸入の増加分に相当する国産米を政府が買い上げて備蓄に回す。また牛豚肉の生産者が赤字を出した場合は、国と生産者が出資した基金が赤字の9割を補てんする、などの措置が書き込まれる予定。どうも“攻める”方より“守る”方が具体的になりそうだ。
これらの対策に必要な財源は、政府が26日に決定する予定の「1億総活躍社会」関連の財源と一緒に、補正予算に計上される。その総額は3兆5000億円前後とみられるが、そのうち“攻める農業”にどのくらい使われるかは明らかでない。間もなく編成される補正予算の内容をみれば、政府の“攻める農業”に対する本気度が判るだろう。
≪24日の日経平均 = 上げ +45.08円≫
≪25日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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このうち“攻める農業”では、まず農林水産物と食品の輸出額を、14年の実績6000億円から20年までに1兆円に増やす目標を掲げる。また農業の成長産業への転換を進めることも強調するが、そのための具体策がどの程度まで盛り込まれるか。しっかりした対策がなければ「農業の成長産業化」は、お題目に終わってしまうだろう。
一方“守る農業”の方は、かなり手厚い。まずコメについては、輸入の増加分に相当する国産米を政府が買い上げて備蓄に回す。また牛豚肉の生産者が赤字を出した場合は、国と生産者が出資した基金が赤字の9割を補てんする、などの措置が書き込まれる予定。どうも“攻める”方より“守る”方が具体的になりそうだ。
これらの対策に必要な財源は、政府が26日に決定する予定の「1億総活躍社会」関連の財源と一緒に、補正予算に計上される。その総額は3兆5000億円前後とみられるが、そのうち“攻める農業”にどのくらい使われるかは明らかでない。間もなく編成される補正予算の内容をみれば、政府の“攻める農業”に対する本気度が判るだろう。
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