◇ 医療へのリンク = 政府の計画によると、17年7月からは個人番号カードが健康保険証の代わりに使えるようになる。また自治体が管理している予防接種の記録なども、転居先の自治体にすぐ引き継がれる。さらに医療費の自己負担額が上限を超えた場合、払い戻しを請求するのに所得証明書は不要に。マイナンバーを伝えるだけで済む。
それだけではない。カルテ(診療記録)やレセプト(診療報酬明細)に記載された内容も、個人ナンバーを基に一元化される。その結果、全国の病院や薬局が個人の医療情報を共有することに。検査や投薬の重複を防ぐことができて、医療費の節約につながると期待されている。年間1兆円の医療費削減になるという試算も発表された。
こうした個人情報を匿名化してビッグデータを作成すれば、大学や製薬会社の研究にも役立つ。この経済的な効果も、きわめて大きいと考えられている。もちろん、このためには病院や薬局もカルテやレセプトを電子化する必要があるわけだ。また医師や薬剤師は、個人のマイナンバーを秘匿しなければならない。
このためカルテやレセプトの一元化に関しては、マイナンバーとは別に「個人医療番号」を作成する方向で検討が進められている。医師や薬剤師が、医療以外の個人情報を引き出せないようにするためだ。政府の計画では、18年度から段階的に導入し、20年度から本格的に運用することになっている。
(続きは来週サタデー)
≪18日の日経平均 = 下げ ー362.06円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】
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