◇ 6社に1社が過去最高の利益 = この3月期決算で、上場企業の利益が過去最高の水準に達する見通しになった。日経新聞の予測によると、経常利益の合計額は前期比27.3%の増加、特に製造業の増益率は43.7%に拡大する。全体の6社に1社が過去最高の利益を出すというから、大企業の経営面からみる限り“デフレ”はすでに克服したと言えるだろう。
企業が高収益をあげたのは、リーマン・ショック前の08年3月決算。今回は当時の利益を確実に上回るとみられている。業種別にみても、製造業では鉄鋼、電機、自動車を筆頭に、幅広い業種が大幅増益。非製造業でも建設、住宅販売、卸・小売業などが、好決算になると期待されている。
たとえば自動車は、大手7社のうち6社が過去最高益になる見通し。7社合計の連結純利益は3兆3710億円に達し、リーマン前の3兆0254億円を超える。また5大銀行の連結最終利益は2兆6000億円を超え、リーマン前の2兆4000億円を上回る。証券の主要20社も大幅増益、なかには最終利益が前期の21倍になるところも。
現在までに上場企業の大半が、12月決算の発表を終えた。その内容は絶好調だが、より重要なことは企業自身による1-3月期の見通しである。その見通しは、おおむね上向きだ。したがって3月期決算は、最終的にさらに上方修正される可能性が大きい。ところが不思議なことに、東京市場の株価は上がらない。
(続きは明日)
≪18日の日経平均 = 上げ +450.13円≫
≪19日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
☆Please click here ⇒
企業が高収益をあげたのは、リーマン・ショック前の08年3月決算。今回は当時の利益を確実に上回るとみられている。業種別にみても、製造業では鉄鋼、電機、自動車を筆頭に、幅広い業種が大幅増益。非製造業でも建設、住宅販売、卸・小売業などが、好決算になると期待されている。
たとえば自動車は、大手7社のうち6社が過去最高益になる見通し。7社合計の連結純利益は3兆3710億円に達し、リーマン前の3兆0254億円を超える。また5大銀行の連結最終利益は2兆6000億円を超え、リーマン前の2兆4000億円を上回る。証券の主要20社も大幅増益、なかには最終利益が前期の21倍になるところも。
現在までに上場企業の大半が、12月決算の発表を終えた。その内容は絶好調だが、より重要なことは企業自身による1-3月期の見通しである。その見通しは、おおむね上向きだ。したがって3月期決算は、最終的にさらに上方修正される可能性が大きい。ところが不思議なことに、東京市場の株価は上がらない。
(続きは明日)
≪18日の日経平均 = 上げ +450.13円≫
≪19日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
☆Please click here ⇒
| ホーム |