◇ 続くNY高・東京安 = ダウ平均は先週360ドルの値上がり、日経平均は149円の値下がり。先々週に続いて、ニューヨークは高いのに東京は安くなった。この2週間でダウ平均は456ドル上昇して1万6000ドル台を回復したのに対して、日経平均は602円も下落している。なぜだろう。
ニューヨークの場合は、市場を取り巻く環境が好転している。国のデフォルト(債務不履行)が心配された政府の債務上限問題は、共和党が妥協して上限引き上げが実現した。新興国の経済不安も小康状態に入っている。雇用者数が伸び悩んでいる問題も、記録的な悪天候が収まれば平常値に戻ると期待されている。
このようにアメリカの環境が好転したことは、日本にとっても好材料のはず。だが日本の場合は、4月の消費増税が目前に迫ってきた。その影響を見極めたい、という心理が働いていることは確かだろう。もう1つ、経常収支が赤字局面に入ってきたことの不気味さ。特に海外投資家は警戒しているのではないか。
今週は17日に、昨年10―12月期のGDP速報。19日に、12月の全産業活動指数。20日に、1月の貿易統計と2月の政府月例報告。アメリカでは18日に、2月のNAHB住宅市場指数。19日に、1月の生産者物価と住宅着工戸数。20日に、1月の消費者物価とコンファレンス・ボードによる景気先行指数。21日に、1月の中古住宅販売が発表される。
≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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ニューヨークの場合は、市場を取り巻く環境が好転している。国のデフォルト(債務不履行)が心配された政府の債務上限問題は、共和党が妥協して上限引き上げが実現した。新興国の経済不安も小康状態に入っている。雇用者数が伸び悩んでいる問題も、記録的な悪天候が収まれば平常値に戻ると期待されている。
このようにアメリカの環境が好転したことは、日本にとっても好材料のはず。だが日本の場合は、4月の消費増税が目前に迫ってきた。その影響を見極めたい、という心理が働いていることは確かだろう。もう1つ、経常収支が赤字局面に入ってきたことの不気味さ。特に海外投資家は警戒しているのではないか。
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