◇ 13年後半は赤字に = 財務省は10日、13年の国際収支を発表した。それによると、経常収支は3兆3061億円の黒字だった。この黒字額は前年比で31.5%の減少、比較が可能な1985年以降では最も小さい。貿易赤字の拡大が主たる原因。輸出が9.0%の増加だったのに対し、輸入は15.4%も増加した。
新聞各紙は、この発表を「黒字、過去最少に」とか「85年以降で最小」といった見出しで報道している。しかし発表の内容をよく読むと、事態はそれどころではないことが判る。13年を前半と後半に分けてみると、1-6月期の経常収支は3兆3131億円の黒字だった。
財務省はまだ7-12月期の数字を発表していない。しかし13年全体の黒字額から1-6月期の黒字額を引いてみれば、7-12月期の数字はすぐに計算できる。その結果は、なんと70億円の赤字!。わずかではあるが、昨年後半の経常収支は赤字に落ち込んだのだ。
貿易収支はすでに18か月連続の赤字、しかも赤字幅は拡大する傾向にある。もう日本は“貿易立国”とは言えなくなった。そのうえ国際収支まで赤字が続くようになれば、これは一大事。都知事選も終わったことだし、安倍首相も原発再稼働に向けて決断を下す必要があるのではないか。
≪10日の日経平均 = 上げ +255.93円≫
≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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