◇ NYは上昇、東京は下落 = 注目されたアメリカの1月・雇用統計は、まことに中途半端な結果に終わった。非農業雇用者の増加数は11万3000人。事前予想の17万人を大きく下回ったが、12月の7万5000人(改定値)は上回った。ほかにも新車販売の減少や製造業の景況感が落ち込むなど、悪い指標が出ている。ただ、どこまで大寒波の影響を受けているのかが見極めにくい。
雇用統計の発表を受けて、ダウ平均は週末に上昇。先週は95ドルの値上がりとなった。雇用の改善は一休みの形となったが、寒波の割には多少とも改善したという評価に加えて、FRBの金融緩和縮小が遠のいたという期待がまたまた復活したためである。
日経平均の方は先週452円の値下がり。海外投資家がリスク回避のため資金を回収、国内投資家もアメリカの雇用統計を警戒して利益確定に走ったからである。結果的にみると、東京市場は弱気になりすぎたのではないか。このため最高益の続出を伝える新聞紙面に、株価の大幅安を報じる記事が同居する異常な現象が何度か見受けられた。今週はムードが変わるかどうか。
今週は10日に、12月の国際収支と1月の景気ウォッチャー調査。12日に、12月の機械受注と第3次産業活動指数。13日に、1月の企業物価。アメリカでは13日に、1月の小売り売上高。14日に、1月の工業生産と2月のミシガン大学・消費者信頼感指数が発表になる。また中国は12日に、1月の貿易収支。14日に、1月の消費者物価と生産者物価。EUが14日に、10-12月期のGDP速報を発表の予定。
≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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雇用統計の発表を受けて、ダウ平均は週末に上昇。先週は95ドルの値上がりとなった。雇用の改善は一休みの形となったが、寒波の割には多少とも改善したという評価に加えて、FRBの金融緩和縮小が遠のいたという期待がまたまた復活したためである。
日経平均の方は先週452円の値下がり。海外投資家がリスク回避のため資金を回収、国内投資家もアメリカの雇用統計を警戒して利益確定に走ったからである。結果的にみると、東京市場は弱気になりすぎたのではないか。このため最高益の続出を伝える新聞紙面に、株価の大幅安を報じる記事が同居する異常な現象が何度か見受けられた。今週はムードが変わるかどうか。
今週は10日に、12月の国際収支と1月の景気ウォッチャー調査。12日に、12月の機械受注と第3次産業活動指数。13日に、1月の企業物価。アメリカでは13日に、1月の小売り売上高。14日に、1月の工業生産と2月のミシガン大学・消費者信頼感指数が発表になる。また中国は12日に、1月の貿易収支。14日に、1月の消費者物価と生産者物価。EUが14日に、10-12月期のGDP速報を発表の予定。
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