◇ まるで国政選挙 = 東京都議選の投票日23日が、目前に迫ってきた。議員定数127に対して、立候補者は253人。ほぼ2倍の競争率だ。しかし選挙の争点が拡散してしまい、選挙戦は盛り上がりに乏しい。その原因は、各党が都議選を7月の参院選の前哨戦と位置づけたことにある。
各党党首の応援演説を聞いても、自民党の安倍総裁と公明党の山口代表は「参院のねじれ解消」を、いちばん強く訴えている。一方、民主党の海江田代表は「働く人の生活を豊かに」。共産党の志位委員長は「所得増へ政策転換を」。生活の党・小沢代表は「国民の生活を守る」といったぐあい。
都議選に勝った勢いで参院選に臨みたいという各党の意気込みは判らないでもないが、これではまるで国政選挙だ。マスコミまでが「アベノミクスの是非を問う」などと悪乗りするものだから、全く参院選の前哨戦になってしまった。このため東京都が抱える問題は、どこかへ吹き飛んでしまった感じが強い。
たとえば震災対策。高速道路・橋・下水管・都営住宅の老朽化。保育所不足。環状道路の建設や築地市場の移転問題。そして都の財政や税制問題、オリンピック招致など。この大都会が抱える固有の問題をどうするのか。いちばん大事な都議選の争点が、よく見えなくなってしまった。これで都民の投票率は上がるのだろうか。前回の投票率54.49%を上回るとは、とても思えない。
≪19日の日経平均 = 上げ +237.94円≫
≪20日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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