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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

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2012.05
07
CM:0
TB:0
13:00
Category : ミリタリー
 コミケ作業でソ連/ロシアの極東航路を調べようとしたのだけれども。※(※2007年夏コミ合わせね)

 グーグルで検索しても「最狭幅5マイル、航路幅500m?、水深4-20m?」としか分からない。

 海図3512『オホーツク海』でも、間宮海峡の水深は全然書いていない。海図は軍事上にある秘密で、水深がブランクだったり、わざと肝心なところをボカす場合がある。ソ連潜水艦(ウイスキー級)がスウェーデン領海内でが座礁した「ウイスキー・オン・ザ・ロック」事件も、海図上で水深を秘密にしたせい。

 単に「水深測量していません」とか「アムール河口なんで、堆積が変化が著しくて、水深も航路幅も変動します。浚渫する意思もないので、航路幅は保証しません。」 かもしれませんけどね。

 しかたがないので、旧日本海軍が昭和16年に作った軍機海図を見てきたのです。実際には最狭部は埋まる寸前で、その中に1本だけ極浅い航路がある。ふつうの船舶は通れません。商船や潜水艦が通れるようにするにしても、浚渫土量は膨大にすぎる。さらに堆積防止のため、アムール河の付け替えもしなきゃいけません。

 ソ連やロシアでは春節は無理。近所で施工可能なのは、日本のマリコンだけでしょう。

 間宮海峡は、海としてつながっているだけで、南北を連絡する航路としては使えないでしょう。



2007年6月30日 MIXI日記より転載



※ 2007年夏コミ合わせね

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