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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

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2015.01
29
CM:6
TB:0
18:59
Category : 未分類
 辺野古の件で市議会が反対決議したのだけれども。現段階の調査工事でこの体たらくでは本工事はまずできない。「辺野古移設作業『強行するな』名護市議会が意見書可決」だが、国が無理押ししても、現地は反発するだけだということだ。
このまま反対決議が続くと、知事や市長の許認可権限を使っての対抗も、ヨリ容易に実施できるようになる。

 そもそも辺野古の警備は通常を超えている。同様の反対行動があったとして、民間工事ではここまで警備し、検挙するだろうか? 車の前に立ちはだかる程度の行為は、暴力ではない。成田のように暴力で抵抗しているわけではない。市議会にも建設の可否はともかくとして、やり方に文句を付けられるのも当たり前の話だ。

 この調子で、果たして本工事はできるのだろうか? 

 今のままでは基地反対の議決は続発する。本工事で埋立が始まると反発から抗議者も増える。県会の反対もでるし、各市町村での、身内を見捨てるな的な反対決議も続発するだろう。

 県会や各市町村の反対決議があれば、知事と市長は手許にある許認可権をつかっての抵抗もできる。

 知事や市長の許認可権は大きい。法的に可能かどうかわからない埋立免許取り消しもやるだけはやるだろう。それ以外にも、埋立土砂の採取や移送についての禁止をする余地もある。建築主事(名護は件)での計画通知の不受理や不合格もできない話ではない。その場合、基地整備では従属的な立場であるが建築物や仮設物の設置を妨害できる。

 許認可権での抵抗が行われた場合、本工事が予定通り着工され、完了する可能性は低い。ここまではアレ政権の意向で押せたが、強引にやり過ぎた結果、反発も大きくなっている。そろそろ押せる限界点ということだ。



※ 「辺野古移設作業『強行するな』 名護市議会が意見書可決」『東京新聞』(中日新聞,2015.1.29)http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015012901003127.html

Comment

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それでも「引いたら負け」と信じ込んだ官邸は着工を強行するでしょうな。どうかしたら防衛施設だから統治行為云々で建設関係の法手続き無視もやりかねない。その後に何が起こるかは予想できるが、それを甘受する覚悟が官邸には有るんじゃないですかねえ。何十年かかるかは知らんけど

よく自公で300議席を超えてるから何でも出来るみたいな意見がありますが、現実問題として何でも出来るわけではない。
自公は政策に温度差があるし、自民だけ見ても一枚岩ではない。
先の佐賀県知事選では官邸主導の候補と施策に地元で猛反発が起こり自民勢力は真っ二つに割れた。
本来は自民支持基盤たるJAは自治体首長連と結託し独自候補を擁立、自民県連もその半数が党中央に反旗を翻した。
いつもなら自民の集票マシンとして機能するJAが今回は官邸と党中央に牙を剥き、結果官邸の推した候補は惨敗。
党中央では戦犯探しと責任の擦り合いで未だに不協和音が鳴っている。
自民の敵は自民。肥大した組織は内部の権力闘争が激化する。
辺野古移設の混迷は政権の時限爆弾と化すかも知れません。


警備なきゃ、暴力で打ち破るでしょ。

以前柳澤協二氏が「軍事施設の建設は当該事業に軍事的必然性があれば、
たとえ一時期住民から非難されようとも後年必ず理解してもらえる。
だが辺野古移設には軍事的必然性が無い」
という趣旨の発言をしていました。
結局この意見に収斂されるんじゃないですかね。
辺野古移設事業は法律上は適法だが軍事的必然性は無い。
沖縄県民ひいては日本国民はこの事実をどう見るか。そもそも見る目はあるのか。

ちなみにホビー的見地から海兵隊に肩入れしているだけのくせに、
安全保障の大義名分を掲げてロクに必然性の議論もせずに移設事業に肩入れしてる連中は論外な。
おめーら迷惑千万なんだよ。

No title

あの集団はホビーを装った政治活動でしょう。
「市民運動を装った過激派だ」の常套句も自己投影ですよ。

私もブログやって分かりましたが、そういう政治系の方は検索キーワードもそれ系だし
政治に言及したページだけを何度もリロードしてますからね。
物事の関心に広がりが無い。

最初は「反対してるのは県外の活動家だけ」的な理屈も筋が通ってるように見えましたが、
それで民主党政権中盤辺りからの現地世論を全く説明出来なくなり、あの体たらくです。

翁長知事がなかなか「埋立免許取り消し」に踏み切れない理由

辺野古埋め立て承認撤回なら訴訟検討 防衛省、沖縄県に対抗策
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150207-00000075-san-pol
>>防衛省が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設をめぐり、移設に反対する同県に対し法的手続きを視野に入れた対抗策に着手したことが6日、分かった。翁長雄志(おなが・たけし)同県知事は辺野古の埋め立て承認の取り消し・撤回を目指している。防衛省は、取り消し・撤回の決定に法的根拠がないとして、決定の無効を求める抗告訴訟を起こすことも検討する。(上より転載)

防衛省による「取り消しの取り消し」訴訟を恐れているのか…