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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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2014.07
16
CM:2
TB:0
12:00
Category : 未分類
 古い三菱のジープはそれほど運転しにくくはなかった。ただ、スピードは出ない。初任幹部の時には結構自分で運転していたが、滑走路で実験しても、ぶん回した挙句に3速から4速(4-5だったかな)にあげても、抵抗が釣り合うのか、60kmだったか80kmで速力は一定のままで増速はしなかった。

 ある時、K海曹と話をしていて、バックで何キロでるのかと言う話となった。丁度、滑走路で作業があったので「帰りに実験でもしてみるか」「ならスピードメーターを見ていてください」ということになり、実験した所、スピードメーターはピクリとも動かないので残念。

 せっかくだからとバックのままで1kmチョイ、事務所まで戻ると、ODO(航空管制の地上当直士官)のパジェロ?だかがが追いかけてくる。乗っていたのは同期のMで、あまりにもバカバカしいことをしていたので追いかけてきたとのこと。滑走路内への進入は電話で届けてあるので、己だと承知して面白半分でついてきたらしい。

 「何キロでていた」と尋ねると「そんなもの確認していない」という。事の内容を話すと、「いきなりバックで走りだしたから何事か」と思ったとのこと。ODOの運転手もK海曹とどうでもいい話をしている。

 まあ、クローズ中だから世間話をするくらいの暇がある。だが、己のように放し飼いとは違って、向こうには定形作業や幹部もおおいので、あまりサボるとよろしくないとしばらく経って戻っていったのだがね。奴さんもバックで走りだしたのには笑った。K海曹曰く「普段の仕事で刺戟がないから、遊んでいるのだろう」とのことだった。

 なんだかんだで、旧式ジープは結構使いやすい。後ろの容積も大きいし、幌はあるものの、トラックそのものなので開口部の制限もない。

 防火部署(火災対処)訓練だかで、予備隊集合のときには准尉と先任は何人まで乗れるかで賭けて?おり、おもしろ半分で乗れるだけ乗れで箱乗り状態も含めて12-3人(定員は6)積んで出て行ったことがあった。訓練の性質上、やめさせることもないと思ったが、落ちたら事故で怖かったので、ゆっくり行け(己は軽四輪、軽のバンで移動)とはいったが、そこは箱乗りには手慣れた兵隊稼業で、発停車のときにクラクションで短2声を出して運行していた。

 一等長距離移動した時は、通信隊に頼まれた、落雪被害のあったIDDN鉄塔までの移動か。40km位あったが、ほぼ信号のない田舎道だったので先任運転のジープで1時間程度で済んだ。ただねえ、冷暖房のない車両で、こっちは合成皮革の黒短靴に普通の靴下なので冬の山中は足が冷えてしかたがなかった。後続のキャブオールには暖房もあるのだが、ジープとトラックだと大抵ジープが先導することになるので、そのときは辛抱だった。

Comment

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http://blog.livedoor.jp/gurigurimawasu/archives/35301985.html

朝鮮戦争で、前後逆に改造したジープがあった紹介されてます。記事の内容があってるかは、わかりませんけど。これだと、何キロくらい出たのでしょうかね。

イヤー懐かしい。本当に軍用車でしたよね三菱ジープ。快適性とかはガン無視ですが、実用性と頑丈さは折り紙付きでした。

某基地辺りのジープ(最終仕様)なんかは動哨中に一回転横転しながら、
自走してショップまで戻り、修理して見事復活。廃車まで頑張ったとか。

今頃の後継に入っているライトSUVにゃ真似出来ないことが多いです。

もっとも普通に乗るのは、今の車が良いですが。