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稲美弥彦(russki83mirovoi9)

Author:稲美弥彦(russki83mirovoi9)
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DATE: CATEGORY:鉄道の問題点(北海道・東北)
今回はモノレール箱根ヶ崎延伸より八高線複線電化を優先する必要性について説明します。
モノレール箱根ヶ崎延伸は確かに効果ありそうに見えますが、立川駅~箱根ヶ崎駅は寧ろ、八高線の複線電化を行う事で真水効果を出せる試算が明らかになりました。
この問題を考えて説明しましょう。

・モノレールは輸送力が小さい。

まず、モノレールは一般の鉄道に比べて輸送力が小さいことは非常に大きな盲点だと考えてよいでしょう。
モノレールは一般鉄道に比べて輸送力が小さい故に余裕ある輸送が出来なくなる問題が多くあり、それが原因でモノレール輸送の低下が起きていると考えてよいでしょう。
そしてこのモノレールの輸送力の小ささと多摩モノレールの遅さを考えると立川へのアクセス向上に期待できるのは言うまでもなく八高線拝島駅~高麗川駅の複線化であり、それによって真水効果を出せる投資にしなければいけないでしょう。

・所要時間と大量輸送面では八高線複線化の方が有利。

丘陵を抜けて・JR八高川越線1
そして所要時間と大量輸送面では間違いなく八高線の方が有利なのは言うまでもありません。
八高線複線化と12両化を行えば高麗川駅~東京駅間の12両運転が可能になるのは勿論、西武池袋線と競合路線となり飯能駅~新宿駅間の利便性向上は勿論、この区間で競合できれば西武池袋線と副都心線及び有楽町線方面の選択性が選べるので町が活性化するでしょう。
更に駅数と速度の問題から立川駅~箱根ヶ崎駅は八高線を立川駅まで直通したほうが早いのでこういう意味でも八高線複線化の方が有利なのは言うまでもないといえます。

・モノレールは町田駅~小手指駅ラインを短絡で結ばないと意味がない。

そしてモノレールは町田駅~小手指駅間を短絡的に結ばねばいけません。
この区間の短絡路を作る背景にはやはり町田駅~小手指駅間を早く短く結ばないと利便性を加味しても大きな真水効果を得られないからです。
例えば、多摩センター~八王子駅間なら橋本駅経由の方が早く到達できるし、立川駅~箱根ヶ崎駅間なら八高線経由を強化したほうが利便性を高められることができるのは言うまでもないでしょう。
つまり、多摩モノレールではできる限り競合路線を作らないことが重要であり、それらをより短く結ぶことで大きな能力を発揮できる状況を作れると考えてよいといえます。
なので多摩モノレール競合を加味しても利便性では八高線経由を複線化した方が費用が安くなり真水効果でも大きいから八高線複線電化の方が効果が大きいでしょう。

・八高線は既に電化されており、東京駅直通重要効果は大きい。

因みに八高線は高麗川駅以南は既に電化されており、複線化と拝島駅の平面交差解消を行えばほとんど費用は安く抑えられ、箱根ヶ崎駅へのアクセスを大きく高めることができるでしょう。
そうなることで立川駅は勿論、国分寺駅、新宿駅、東京駅などの中央線の各駅ではダイレクトに結べる路線になり利便性の意味でも非常に大きな真水効果を得ることができます。
又、高麗川駅以北に関しても寄居駅まで複線電化を行えば東武東上線系統との競合が出来てこちらも利用者を大きく増加させることに貢献できるでしょう。
その意味を考えても高麗川駅~寄居駅までは複線電化を行い、以北も複線化を優先的に行う事で貨物列車や特急列車を高崎方面まで入庫させることが容易になり東上線と池袋線で新宿駅までの競合効果を取れるでしょう。
逆にモノレールはそういう経路を避けて上北台駅からは西武球場前駅を経由して小手指駅まで結んだ方がはるかに効果を得られるでしょう。

・『飯能特快』を3本/h確保して東京駅直通を行った方が良い。

そして青梅特快を置き換える形で拝島以北は各駅に停車する『飯能特快』を3本/h置き換えた方が良いでしょう。
そうする事で飯能から東京駅直通列車を呼ばせることができるので飯能~新宿駅間は利便性を高めることができて利用者を増加させることができるでしょう。
そして『飯能特快』を増便させることへの利点としては青梅方面の列車は南武線及び立川、八王子発着に列車を原則にさせることができ、それによって青梅方面は奥多摩までの直通及びローカル列車、京浜方面へのアクセスを中心とできる側面がかなり大きいと考えてよいでしょう。
更に金子駅などの入間工業団地方面へのアクセスもこの列車で増便できる利点があるのである意味で飯能方面のアクセスを上げることができるのでこれも利点と考えてよいでしょう。
そういう意味を含めて『飯能特快』を増便する事で飯能駅~東京駅までアクセスを上げることができるでしょう。
そして川越西線は高麗川駅までは埼京線直通列車を増便して大宮駅へのアクセスを上げるとよいでしょう。

・八高線複線化により昭島市にも真水効果が大きい。

そして八高線複線化を行う事で昭島市の中心駅である昭島駅及び拝島駅間の利便性が大きく高められるのでこの意味でも八高線複線化による真水効果は非常に大きいと考えてよいでしょう。
特に立川駅~拝島駅間は高架化が必要な区間であり、それに合わせて昭島駅~拝島駅間は平面交差解消をやらねばいけないのでこういう意味でも真水効果は非常に大きいと考えてよいでしょう。
そうする事で青梅方面は南武線快速を中心に任せることができるので青梅方面からは京浜間へのアクセスがメインになるが、八高線方面の列車のアクセスが高まることで昭島駅や拝島駅のアクセスが上がるのでこの意味でも真水効果は非常に大きいと考えてよいでしょう。
そういう意味でも八高線複線化の方がモノレール箱根ヶ崎延伸よりも真水効果が大きく得られるでしょう。
そうやって考えると箱根ヶ崎駅延伸より真水効果を出せる八高線延伸の方が効果取れるのは当たり前だといえます。

・輸送力の問題を考えて交通事情改善を。

最後に輸送力の問題を考えて交通事情改善を図った方が良いでしょう。
つまり、立川駅~箱根ヶ崎駅間を早くで結べる効果が出る状況になれば間違いなく利便性が大きく向上されることは明白なのだと考えてよいでしょう。
そして、『飯能特快』では立川、昭島、拝島を早く結んで八高線内は各駅に停車する事で高麗川駅~立川駅間での所要時間を大きく短縮させることが可能だと考えてよいでしょう。
そういう意味を含めて実用化するべきです。

まとめ

故にモノレール箱根ヶ崎駅延伸よりも八高線の複線化と『飯能特快』を走らせる方が真水効果で大きな効果を生み出せるのは言うまでもなく、それによって高麗川駅~立川駅間の輸送力は大きく向上させることができるでしょう。
又、モノレールでは新たな路線延伸をしなければいけない分、費用も掛かる点と遅い点を加味したら箱根ヶ崎駅より西武球場前駅や小手指駅を早く結んだ方が効果が出るでしょう。

次回

『練馬区長選で争点になる大江戸線延伸問題。』
について説明します。
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tag : 多摩モノレール武蔵村山市箱根ヶ崎駅八高線東京駅

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