Author:稲美弥彦(russki83mirovoi9)
ロシアやイラン、中国などの反欧米国家に関する情報等について説明して行きます。
国内、韓国、欧米メディアの批判や交通政策などについても語ります。
◆〔特別情報1〕
安倍晋三首相がしつこくこだわっている「憲法改正」が、在任通算8年間で絶望的になっている。
衆院本会議場で、施政方針演説などに対する代表質問が1月22日行われ、答弁のなかで安倍晋三首相は、改めて「憲法改正」への意欲を示したけれど、立憲民主党の枝野幸男代表や国民民主党の玉木雄一郎代表が「憲法改正論議」に乗ってこないことに苛立ちを示していた。
だが、国民有権者の大半が、「憲法改正」に反対ないし消極的なので、無理筋であるにもかかわらず、安倍晋三首相は、「憲法改正論議」に乗ってこないことが、いかにも悪いことであるかのような尊大な態度で臨んでいる。
こうなってくると最大の支持母体「日本会議」への配慮ないし忖度だけのために「憲法改正」をワンワンと吠えまくっている感が強い。
そもそも自民党憲法改正推進本部起草委員会(委員長・中谷元顧問=元防衛相)は2011年12月22日を決定していたのに、安倍晋三首相は、いつの間にか放棄したばかりか、これに代わる改正案すらいまだに示していない。
となれば、自民党総裁任期も残り少なくなっているので、もはや「憲法改正」は、絶望的なのだ。
それどころか、最大の支持者である麻生太郎副総理兼財務相が、「早く退陣しろ」と急がしている。
以下は、自民党派閥「志帥会」(会長・二階俊博幹事長)と「志公会」(会長・麻生太郎副総理兼財務相)に深く食い込んでいる政治・軍事情報専門家の情勢分析である。
◆〔特別情報1〕
安倍晋三首相の政治は、母方の祖父・岸信介元首相と大叔父・佐藤栄作元首相の2人を模範としている。
岸信介元首相は、改憲論者として知られる。
具体的には、米国からの自主独立論に立つけれど、安全保障政策は、大日本帝国陸海空軍の再建にある。
要するに戦争ができる武装ということだ。
戦後、GHQにA戦犯として捕らえられ、米ソ冷戦が始まる、米CIAから潤沢な資金を提供されてスパイとして使われる。
佐藤栄作元首相は、「人事の佐藤」と言われて、自民党政権内で人心掌握術により政権の求心力を維持し、人事権と衆院解散権を駆使して、長期政権を続けた。
また、情報収集能力が高く「早耳の佐藤」と呼ばれた。
安倍晋三首相は、8年の長期政権の果てに、「桜を見る会」に選挙区(山口4区=下関市、長門市)の有権者を毎年、多数招待して、事実上「公職選挙法違反(有権者買収)」を犯してきた。
東京地検特捜部の捜査を免れるため、検察庁が1954年4月20日当時、造船疑獄事件に関わった与党自由党の佐藤栄作幹事長を第3者収賄罪容疑により逮捕する方針を決定した際、犬養健法相が21日、重要法案(防衛庁設置法と自衛隊法)の審議中を理由に検察庁法第14条による指揮権を発動し、佐藤藤佐検事総長が逮捕中止と任意捜査を指示し、佐藤栄作幹事長は逮捕を免れて、後に首相に登り詰めた。
安倍晋三首相は、この実例を応用して逮捕を免れようとしているかに見える。
さて、この奥の手は、いまでも通用するのか?
◆〔特別情報1〕
「安倍晋三首相の脳内空間は、お祭り騒ぎなのか」
-お正月になれば、国民有権者は、悪いことは、すっかり忘れてしまう。
昨年暮れまでに発覚した悪いことが、越年することを恐れていた安倍晋三首相の経験論通りに、国民有権者は、悪いことは、すっかり忘れてしまった感がある。
1月20日に召集された通常国会冒頭での施政方針演説では、「桜を見る会有権者買収・シュレッダー」「IR・カジノ汚職」「公職選挙法違反」などの言葉は、一切出ずじまいだった。
NHKが1月14日午後7時2分に配信した「世論調査結果」によると、「安倍晋三内閣を『支持する』と答えた人は先月の調査より1ポイント下がって44%だったのに対し、『支持しない』と答えた人は1ポイント上がって38%でした」という。
今後、衆参各院予算委員会では、野党各党が、安倍晋三政権の不祥事を一斉に批判攻撃してくるので、支持率が急落する事態に陥れば、安倍晋三首相が衆院解散・総選挙に逃げ込む可能性が大となる。
上皇陛下の側近である吉備太秦は、以下のように予測している。
◆〔特別情報1〕
「米国と共に没落する安倍晋三首相を選ぶのか、米国から自立する小沢一郎衆院議員を選ぶのか」を国民有権者に選択を迫っている小沢一郎衆院議員は野党合流について、立憲民主党の枝野幸男代表とこのほど、「合意点」に達した模様である。
あとは小沢一郎衆院議員が国民民主党の玉木雄一郎代表(大平正芳元首相の縁戚)を口説けばいいところまできているという。
これは、1月17日、自民党「志帥会」(会長・二階俊博幹事長)に深く食い込んでいる情報通から得た最新情報である。