fc2ブログ

プロフィール

稲美弥彦(russki83mirovoi9)

Author:稲美弥彦(russki83mirovoi9)
ロシアやイラン、中国などの反欧米国家に関する情報等について説明して行きます。
国内、韓国、欧米メディアの批判や交通政策などについても語ります。


最新記事


最新コメント


月別アーカイブ


カテゴリ


DATE: CATEGORY:モーダルシフトについて
鉄道利用者を促進させるには積極的な設備投資が必要となります。
何故、鉄道利用者を促進させるには積極的な設備投資が必要なのか?
それは所要時間をとの戦いであり、速度を向上して行き、様々な問題を解決する方法に繋がるからです。
それについて説明して行きましょう。

・積極的な設備で利用者が分かりやすい。

白山駅01 
↑白山駅地下化。出来れば白山駅~新潟駅は複線化を投資して利便性を向上すべし。

公共インフラ事業は積極的な設備投資で利便性が向上し、利用者が混乱せずに済む利点があります。
更に積極的に金をかけて投資する事で遅延が減らせ、利用者が増えるなどの効果があります。
東急は地下を積極的に進めた事で乗り換えが非常に楽になる例、小田急や東武みたいに駅前ロータリーを積極的に改築して利便性向上した例など、積極的な設備投資は利用者を増加させる要因になります

逆に積極的な設備投資せずに値下げする行為は緊縮財政や安さ勝負に走るので利用しづらくなる上、トラブルが多発します。
京王線は調布駅~新宿駅間が特に顕著ですが、明大前駅でのタックル、調布駅の喧嘩やライナー設置によるトラブルなど、積極的な設備投資をしなかった付けがここに来ていると思います。

当然、積極的な設備投資をしない事は利用者だけが痛めつけられるのではありません。

・運転士も積極的に設備を進めていくと楽になる。

積極的な設備投資をする事で運転士も楽になります。
基本的に緩急接続を増やす事でダイヤ作成が単純になり、パターンダイヤ化が進められるので非常に分かりやすい表示になります。
なので、設備改修工事は積極的に進める事でダイヤを緻密に組み込めるだけでなく、運転士の負担も軽減します。

逆に緊縮財政を進めると運転士の負担が増加し、劣悪な労働や鉄道事情が生まれ、大きな弊害を起こします。

・公共インフラでは緊縮財政は禁忌。

公共インフラ程、緊縮財政が危険な事業がありません。
故に民営化が危険な理由は公共インフラの劣化に繋がるからです。
なので公共インフラは積極的な設備投資を第一に料金の設定などを考えていかなければならないのです。
それを怠ると様々な問題が起きるのは言うまでもありません。

・高架化や踏切をなくすことで速度向上に繋がる。

当然、高架化や踏切をなくすことで速度向上に繋がります。
踏切は人身事故を起こす要因となるので踏切をなくすことで人身事故率を下げ、速度向上に繋がるので積極的に投資すべきだと思います。

・積極的な投資が自動車や自転車から鉄道利用に転換できる。

又、積極的な設備投資を行う事で自動車や自転車から鉄道利用に転換できる利点が多く存在します。
中央線は立川以東が全て立体化した事で速度が100Km/hまで上がった他、人身事故も以前より少し減ったそうです。
又、高架駅になりロータリー化を進める事で駐輪場新設や車から鉄道利用に転換出来る事で鉄道利用を増加させた事例が多くありますね。

なので、利用者を増やす、モーダルシフトの面からも鉄道は積極的な設備投資を行うべきなのは必然的だし、その方が維持費も安くできる利点も考えないといけません。
ドイツは緊縮財政を進めすぎた結果、鉄道運賃の高騰やアウトバーン、鉄道がボロボロになっているのでそれの反面教師として積極財政を進めないとお話になりません。

国鉄民営化は失敗したが、国鉄に戻せば良いわけではありません。
国鉄が失敗した理由は東京式経営をそのまま持ち込んで失敗した事が主な理由です。
つまり、国有化する際にも現在のJRに近い分社国有化の方が地域事情にあった設備投資が出来て良いかと思います。

まとめ

つまり、積極的な設備投資を進め、脱東京式経営を持ち込むことで鉄道利用者を増加させるだけでなく維持費の軽減などを行う必要があると思います。
公共インフラに緊縮財政は基本的に危険なのでその反面教師、又、国鉄1社による東京式経営の失敗を考慮した分社国有化も検討する必要があるでしょう。
関連記事
コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する


copyright © 2025 交通政策と時事の世界(Мировой) all rights reserved.Powered by FC2ブログ