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2014.06.02 (Mon)


拉致再調査、安倍首相の電撃会見はヤラセだと?

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政権浮揚に利用したと反安倍勢力が主張

 安倍政権打倒を目指すイエローペーパーの日刊ゲンダイは29日夕刻の突然の記者会見を政権浮揚のためのやらせだったと報じている。

{同行記者が内幕暴露"やらせ"だった拉致再調査「電撃会見」(2014/6/2)

法亢順縮小版

 TBSの法亢順(ほうがあや)記者が5月31日の報道特集に出演して、再調査の発表方法を検討していたと「暴露」したという。
5月31日の「新・情報7daysニュースキャスター」のビデオをチェックしたが、法亢順は出演していないし、報道特集にも名前がないが、もしそれが事実ならば記者としてなぜスクープしないのだと疑問に思う。
そうしなかったのは自分も加担したことになる。

「この発言が事実であれば驚きだ。大新聞・テレビの同行記者は、日朝両政府の協議はとっくに「合意」に至り、安倍政権の公表のタイミングも把握していたことになる」

「報道機関が安倍のサプライズ演出に一役買っていたことになる」

「安倍自身が金正恩第1書記に直談判したならともかく、かつて自ら茶番だと批判した再調査を大げさに発表するなんて、まさに茶番だ」


自国の首相を呼び捨てにするだけでも、日刊ゲンダイはジャーナリストに値しない。
Ponkoは一度だけ首相を呼び捨てにしたことがあるが、その時はルーピーというファースト・ネームをつけて敬意を表していた。

日刊ゲンダイは安倍首相を憎悪する天木直人の言葉を引用する。

「「拉致事件は北朝鮮による国家的犯罪です。ですから本気で向き合わなければ解決しません。ところが、今の安倍政権を見る限り、政権浮揚に利用したいという動きにしか見えません。メディアは安倍政権に取り込まれ、政権のヨイショばかりしている。どうしようもありません」(元外交官の天木直人氏)

 一方、「現代ビジネス」で高橋洋一氏が「マスコミも完全ノーマーク『拉致問題再調査』の電撃合意を引きだした安倍政権の『対話と圧力』」のなかで・・・

「事前に情報が漏れることも無かった。危機管理がしっかりしていた証拠だ。これは評価出来る」

と高く評価している。

さらに、菅官房長官が北朝鮮への圧力を掛けたとし、「集団的自衛権への前向きの姿勢も影響」していると集団的自衛権の行使を支持。

「安倍政権の集団的自衛権の行使は、国際常識から見れば、まだ控えめだ。しかし、これまで集団的自衛権は行使しないなどと世界では考えられないくらいの非常識を言っていたのに、少し常識的になっただけだ。それだけでも、まともな国になったので、相手も日本とまともに向かおうと思うようになる」

「安倍政権の対話と圧力は、国際政治から見れば標準的だ。国内の一部のマスコミは、それを強行路線というが、もう少し世界を見たほうがいいだろう」


 いつもながら高橋洋一氏の解説には説得力がある。

日刊現代がいうように、大手マスコミが一斉に示し合わせて電撃会見を知りながら知らないフリをしていたというなら、産経抄が天下のNHK様を会見中継をスルーしたと批判することもなかろう。

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