村野瀬玲奈の秘書課広報室

　　

まず、当事者アメリカから。ブルース・スプリングスティーンの曲を紹介するasburyさんのブログ「遠い家への道のり」から拝借です。

●遠い家への道のり
Bruce Sprigsteen "The Rising"
http://yaplog.jp/asbury/archive/16
March 13 [Thu], 2008, 0:12



正面にある物は何も見えず
背後にやってくるものも何も分からない
暗闇の中を僕は何とか進んでいく
この身を縛る鎖の他には何１つ感じられない
どれほどやって来たのかももう分からない
どれほど遠く、どれほど高く昇って来たのか
背には60ポンドの重し
肩には半マイルの管がのしかかる

さあ　立ち上がろう
さあ　君の手を僕の手に重ねて
さあ　立ち上がろう
さあ　今夜立ち上がるんだ

今朝　家を出た
電話の音が鳴り響く中
職務の十字勲章を身に着け
炎の車輪を転がし　ここまでやって来た

僕の頭上にも背後にも霊魂が
消えてしまった人々の顔、燃え輝く黒い目
彼らの尊い命が永遠にこの身を結びつけますように
神よ、私がその燃え盛る光の前に立つ時に

メアリ、君が庭にいるのが見える
千の吐息でできた庭の中に
ここにあるのは僕らの子供たちが
光に満ちた天で踊っている清らかな写真
君の抱いてくれる腕を感じることができますように
その血が僕のものと交わるのが感じられますように
生の夢が湧き起こってくる
釣り針の先で躍る鯰のように

陰鬱と悲しみの空
愛の空、涙の空
栄光と悲哀の空
慈悲の空、畏怖の空
記憶と影の空
今夜　その燃えるような風がこの腕を満たす
憧憬と空虚の空
豊麗の空、祝福された生命の空

さあ　立ち上がろう
さあ　その手を僕の手に
さあ　立ち上がろう
今夜　立ち上がるんだ
ENGLISH


2001年９月12日の朝、学校のある駅には新聞の見たこともないほど大きな黒々とした見出しの一面記事が
駅を出たバス停まで何枚も何枚も無造作に貼りつけられていました。
ニューヨークで11日に起きた事件はここ日本で13歳だった私にも少なからぬ衝撃を与えました。
そして、その後の世界がだんだんと何かしらこれまでと違ったふうになっていくのも肌身に感じることができました。

それでも、初めて本当にこの出来事を多くの個人が関わる問題として考えることができたのは
今日取り上げたブルース・スプリングスティーンの「ザ・ライジング」のパフォーマンスを
2003年２月のグラミー授賞式で見た時でした。
同時にこの瞬間は音楽が娯楽以上のものとして私の（私たちの）救済となるのかもしれない
と知った時でもありました。
ただ当時はブルースのこともこの曲もよく知らなかったので
私に訴えてきたのは何か名状しがたいより根源的な何かだったように思えます。

ハドソン川をはさんでニューヨーク市と向き合うニュージャージー州の出身である
ブルースにとってツインタワーを含めたシティの眺めは見慣れたものであったはずです。
そして、84年に『Born in the U.S.A.』というアルバムを発表していることからも察しられるように
ブルースはアメリカという国を真摯に考えようとしてきた人でした。
アメリカ中が悲しみと怒りに染まった時にブルースもどれだけ心を痛めたかということは
想像に難くありません（当時の私にはそういう知識はなかったけれど。。）。
しかし、この曲は救済作業に携わった消防士の視線から描かれながらも
大仰なセンチメンタルさや義憤を排してニュートラルな立場で歌われます。

今になって思うのはこの曲は祈りだったんじゃないか、ということです。
自分とそして生き残っているアメリカの人々が明日も生き抜くための
そして、亡くなった人々が安らかに眠りにつくための
そして、国が凛とした佇まいを失わないための
祈りだったのではないかと思います。

テロ攻撃を受けたり、それに報復したりする私たちは途方もなく不幸だけれど
それに対して、こんなふうに応えることもできるということは私にとって
この日以来ずっとこの上ない救いでした。

（転載ここまで）

歌詞だけではなくて、asburyさんの感想とよくわかる解説まで転載させていただきました。

悲劇に襲われたとき、それをどう乗り越えるか。地元アメリカのロック歌手、ブルース・スプリングスティーンの答えは、黙々と現場に向かう消防士の姿にそれを重ね合わせることでした。アメリカにブルース・スプリングスティーンがいてよかった、と思わせてくれる曲だと思いました。


そして、フランスから。

■「マンハッタン=カブール」　ルノー　（不定期連載「世界の反戦歌・反戦詩から」）
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1457.html
2009-10-08

■マンハッタン=カブール　Manhattan-Kaboul

詞　ルノー　Renaud
曲　ジャン=ピエール・ビュコロ　Jean-Pierre Bucolo
歌　ルノー、アクセル・レッド　Renaud & Axelle Red

若いプエルトリコ人の男の子
アメリカ社会に適応して、ほとんど生粋のニューヨーカー
ガラスと鋼鉄のビルディングの中
コークをやり、コーヒーを飲みながら僕は仕事

地球の反対側にいるのは
アフガニスタンの女の子
マンハッタンなんて全然聞いたことないわ
貧困と戦争だけがあたしの日々

お互いに知らない間柄、こんなにもちがう二人
地球のあちらとこちらの無名の二人
生贄台に乗せられて
いつの世も同じ暴力で木っ端微塵に吹き飛ばされた二人

ボーイング747型機が
僕の窓で爆発した
爆撃があたしの村を破壊し尽くして
こんなに青かったあたしの空は雷雨に変わったわ

お互いに知らない間柄、こんなにもちがう二人
地球のあちらとこちらの無名の二人
生贄台に乗せられて
いつの世も同じ暴力で木っ端微塵に吹き飛ばされた二人

あばよ、僕のアメリカン・ドリームが終わった
あたしはもう権力の犬たちの奴隷じゃなくなった
きみは専制君主たちのイスラム教を無理強いされていたんだよ
あの人たちはきっとコーランをちゃんと読んだことがないんだね

僕はまた塵になった
僕はこの世の支配者にはなれない
僕がこれほど愛していたこのアメリカって
結局は張子の虎にすぎなかったんだろうか

あの神この神、あの宗教この宗教
あの文明戦争この文明戦争
あの兵器この兵器、あの国旗この国旗、あの祖国この祖国、あの国家この国家
こんなもののせいでいつもあたしたちは砲弾の餌食になる兵士なのね

お互いに知らない間柄、こんなにもちがう二人
地球のあちらとこちらの無名の二人
生贄台に乗せられて
いつの世も同じ暴力で木っ端微塵に吹き飛ばされた二人

お互いに知らない間柄、こんなにもちがう二人
地球のあちらとこちらの無名の二人
生贄台に乗せられて
いつの世も同じ暴力で木っ端微塵に吹き飛ばされた二人

（翻訳引用ここまで）

この曲についての説明は上にリンクした過去記事からどうぞ。曲自体は次のリンクで聞けます。

http://www.dailymotion.com/video/x82z6_renaud-manhattan-kaboul_music　（←元曲のビデオクリップ）

http://www.youtube.com/watch?v=eDksViJXKbQ　（←元曲のフランスの音楽番組の映像。口パクですが一応歌う二人の姿が見られます）

http://youtu.be/F79albQ0J-g　（←フランスの人気音楽番組、「500人の合唱団　Les 500 Choristes」の映像。作者本人の声が荒れて音程もはずしているのに比べて、合唱団の歌が美しい）

http://youtu.be/sZz5hMSRBZs　（←フランスのグラミー賞に当たる、「Victoire de la Musique」の2003年度、最優秀楽曲賞の受賞時の映像。歌ではありません。作曲者、デュエットの相方はじめ多くの人への謝辞の後、ウサマ・ビンラディンとジョージ・W.ブッシュへの『感謝』も忘れません）


地球のそこここでなぜこんなことが起きるのか、こんなことが起こらないためにはどうすればいいのか、こんなことが起こってしまったらどうするのか、私たち皆、それぞれの国で、いつも問われています...。

築地市場の豊洲移転に反対して食の安全を守りたい。
●Like a rolling bean (new) 出来事録
■2011-08-26
今日、豊洲新市場汚染対策工事入札！3月国会で農水省が否定済みにも関わらず！
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10997958503.html

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↑『がけっぷち社長』さん作。また、税制についての当秘書課の記事は、「カテゴリ : 税制、税金、財政」から。

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虹とモンスーンの下の弱い文明のきまぐれな日々では身近な一歩が社会を変えるのだからと、イルコモンズのふたの下のフォーラム自由幻想と市民社会フォーラムのそこに存在する良き人生と生活への切実な望みを民主党にわからせるために、低気温のエクスタシーの中のアブナイ日本が壊れる前に、生まれてきて良かったと感じられる社会にしたいけどとりあえずどうすべきかkimeraれない情報の海の漂流者と一緒に、イル・サンジェルマンの散歩道のくろすろーどにあるアダージォな午後のカフェの窓辺でお茶にクリーム入れて福島老朽原発を考える会（フクロウの会）でみんななかよく鍋パーティーして、世界の片隅で税制についてのニュースやガン闘病記やフリスキーの日記や夏天故事やルンペン放浪記やペガサス・ブログ版や転成仁語やイラク・ホープ・ダイアリーや広島瀬戸内新聞や虹の日記やvanacoralの日記や黙然日記やフランス語の練習帳や「ユニオン」と「労働ニュース」のアーカイブや社会科学者の時評やフランスメディアニュースや琉球新報や沖縄タイムスや辺野古浜通信や高江の現状を読んで、沖縄問題と北アイルランド問題を同じように考えてみようと思って、消費税と社会保障と国家予算についてのマスコミに載らない海外記事を1947年教育基本法の理念の今日行く審議会とスーパー小論文ハイスクールとアジア連帯講座と内田樹の研究室で超左翼おじさんと見て、大脇道場と言ノ葉工房と内田樹の研究室とアフガン・イラク・北朝鮮と日本と山口県上関町の祝島と地元紙で識るオキナワと海鳴りの島と知られざる晴天のカナダで虹のカヤック隊も一緒に沖縄・辺野古海上基地の問題を中心にはげしく学び、はげしく遊んだところで、「どこへ行く、日本。」とか、労働組合ってなにするところだろうとか、どうしたら小出裕章先生や京野きみこさんやさとうしゅういち（佐藤周一）さんや湯浅誠さんや戸倉多香子さんや保坂展人さんやテルヤ寛徳（照屋寛徳）さんのためにレイバーネットの団結は力ですくらむ組んで多世代交流のブログ広場の多文化・多民族・多国籍社会で「人として」日本ジャーナリスト会議で転がるひよこ豆のように情報流通を促進できるかとか思いながら、明日も晴れの空と風と、月と、星のもとで白砂青松の雪裏の梅花やブーゲンビリアや梨の木やフランスねこや薔薇、または陽だまりの猫や古い寺を多く見て日常で思った事、感じた事をつらつら好き勝手に書きながら国会議員定数削減・比例削減に反対するInternet Zoneのサイバー政治団体秘書がシジフォスにも負けずにウェブにはびこるネトウヨどもを滅多切りして「Apes! Not Monkeys! 　本館」と「Apes! Not Monkeys! はてな別館」に行った後、原発の「今」を考えるために、「フランス西部放射能検査協会」と「放射能研究広報独立委員会」と「フランス放射線防護原子力安全研究所」と「フランス・原子力安全局」と「フランス・脱原発ネットワーク」と「フランス・脱原発ネットワーク・パリ」と「原子力資料情報室」と「ピース・フィロソフィー・センター」とたんぽぽ舎に立ち寄って、onaironaironairされているBeltix Talkを聞きながら迎春閣之風波とEX-SKF-JPを眺めながら、「人々に力を!!」、「民主主義を今！」、「なんくるないさぁ～やってみれ～♪」とCLick for Anti War 最新メモを読む・考える・書くおしごと日誌。
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