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『日本のいちばん長い日』 -- 天皇の「わたくし自身はいかようになろうとも」発言はあったのか?

岡本喜八監督による映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作、と評価されている。 ただし、私はこれが名作とはまったく思わない。その理由…

ネトウヨ(自称愛国者)の恥ずかしさを象徴する画像

先日TLに流れてきたこのツイート、どうやら本人的には日本のカッコ良さを表現したつもりらしいのだが、なんとも奇妙な画像と言うほかない。 神武天皇即位紀元二千六百八十四年 令和六年 二月二十八日 水曜日愛國者の皆さんおはよう御座います本日も良い一日…

ノーマン・フィンケルスタイン:「イスラエルは悪魔の国だ」

父親がアウシュヴィッツ、母親がマイダネク強制収容所からの生還者であるアメリカの政治学者ノーマン・フィンケルスタインが、ガザにおけるイスラエルの蛮行を強烈に非難している。 (両親がナチスドイツの強制収容所サバイバーである米国の政治学者)ノーマン…

日本人であるための条件に「両親が日本人」を入れてしまうネトウヨロジックw

「ミス日本コンテスト2024」でウクライナにルーツのある椎野カロリーナさんがグランプリに選ばれたことで、「日本人じゃないのになぜ日本代表に選ぶのか」という不満がウヨ方面から噴き出している。 椎野さんは日本国籍を取得しているので当然日本人なのだが…

1946年1月の歌会始

皇居では毎年1月、「歌会始」なるものが行われる。 今年も19日に「和」なるお題で開催され、天皇徳仁は「をちこちの 旅路に会へる人びとの 笑顔を見れば心和みぬ」と、能登半島大震災などなかったかのような呑気な歌を詠んだ。 いや、大震災があったにもか…

「ホロコーストの記憶」の誤用を戒める公開書簡

国際アウシュヴィッツ評議会がイスラエルによるガザへの軍事侵攻を支持する決議を行い、アウシュヴィッツ博物館が公式アカウントでそれを世界に発信したその日に、世界の名だたるホロコースト研究者や歴史家たちが連名でホロコーストの記憶の誤用を戒める公…

現代の女子高生がタイムスリップして特攻隊員と恋に落ちる? ゆるふわ戦争ファンタジーもついにここまで来たのか

特攻隊がテーマといえば、『永遠の0』とかしょーもない話が目白押しだが、それにしてもこれは一線を越えてしまった感がすごい。 movies.shochiku.co.jp 公式サイト掲載のあらすじが以下。 親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの高校生の百合(福原遥…