美濃加茂市観光協会のポスター~「漫画で日本語」

先日いろいろニュース見てたら、岐阜県にある役所・観光協会が出したポスターの件で色々すごいことになっているという話題を見かけた。

朝日新聞 

この手のニュースってのは、ほんと初めてじゃないよね。

っと、このタイミングで、このポスターの話題・・・ではなく、海外=つまり日本の外で、日本語を学ぼうとする語学勉強熱心な人々へ向けた教材本について書いてみる。

その本というのは、元はスペイン語で書かれて後に、世界各国で出版されているんだという。

普通出版されても売れなかったり、評判悪かったりすると、再版もされずネット上でも破格の値段で売られたりするけど、この本は値段も下がる事など無く、評判も良く、こうしてアマゾンでは消費者が多くの星をつけながら素晴らしい本だと絶賛している。

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http://www.amazon.fr/Japonais-manga-Cours-%C3%A9l%C3%A9mentaires-Vol-1/dp/2723451208

実際に、この本を手に取ってみると、本当に素晴らしい。

初めて日本語を習い始める人の為に、あいうえおの書き方、その書き順などから発音に至ってまで非常に丁寧に丁寧を重ねた解説があり、見やすく素晴らしいことになってる。

また、何といっても表紙に日本語でも書いてあるように、「マンガ漫画で日本語」っと言うので、マンガ好き(基本マンガ好きには日本文化好きが多いっというか、マンガ好きだという人で日本文化に興味なしというのは矛盾しているとさえ言える)が大喜びして飛びつく本だと思う。

この本、本当に素晴らしく、さすが、日本の外務省が所管する独立行政法人の一つである、国際交流基金も大絶賛するだけのことはあるんだろう。

で、国際交流機関が政策・運営している日本語を楽しく学べるEラーニングサイト「アニメ・マンガの日本語」(http://anime-manga.jp)のスペイン語版を、この本の著者に依頼しているhttps://www.jpf.go.jp/j/about/press/dl/0559.pdfというぐらいなので、この本は、本当に日本政府が、海外で日本語を学ぼうとする人々へ勧める本に間違いないんだろう。

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ちなみに国際交流基金っていう所は、日本の外務省が所管し、ウイキペデイア概要によると

「国際文化交流事業を総合的かつ効率的に行なうことにより、我が国に対する諸外国の理解を深め、国際相互理解を増進し、及び文化その他の分野において世界に貢献し、もって良好な国際環境の整備並びに我が国の調和ある対外関係の維持及び発展に寄与することを目的とする(独立行政法人国際交流基金法第3条)」。運営交付金として年125億円(平成25年度)が外務省から給付されている。
文化芸術交流、海外における日本語教育、日本語国際センターでの外国人向け日本語教師の育成・日本研究・知的交流、調査研究・情報提供を行っており、国内に京都支部を、海外21ヶ国に海外事務所22ヶ所を持つ (2012)。
高円宮憲仁親王が職員として勤務していたことでも知られ、日本の国際文化交流の拠点となっている。

っという所。

フランスにもマンガ読む人は多く、小学生から高校生、大学生も、中には大人でもマンガ読むって人はいる、なので、そういう人たちにプレゼントしたって良いぐらいの本なんだろう。

そこで、本読むのが大好き、マンガも図書館でも借りて読んだりするよっていう高校生の女の子が居て・・・彼女の両親=「娘は最近、日本のマンガを読むようになって日本語も学んでみたいって言うんだ」っていう人たちと共に、この本を手に取って、この本を彼女にプレゼントするのに本当に良いか一緒に手に取ってみる機会が訪れた。

そこで、あたしには、ジワジワくるもんがあった。

ジワジワきたのは、あたしだけではないようで、この本を娘にプレゼントしようかと思っていた人々は購入を止めた。

その切っ掛けとなったページ、これらを見て。

顔の名前を覚えるのには、この絵でも別に良いんだけどさ、体の名前を覚えるのには、この絵だよ・・・別の絵でも良いのに、著者はこの絵をワザワザ選んでる分けよね。

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そして、体の名前を習った後の応用編に出てくるのが、こういう場面。

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色んな表現や動詞を習うのに、こんなのも使用されてんだけど、こういう内容も含めて全てOKっという事で、出版され、そして国際交流基金が推薦本だと・・・なんか、ジワジワとくるんだけど、これで良いのかね本当に?

以下は、真っ裸の女性が、竜次くんに「いっしょに入らない?」っと言って、竜次くんは鼻血放出っていう場面が使われてんだけど・・・。

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いやいや、確かに近年も日本のセクシストニュースは海外でも翻訳されてニュースになってるから、そういうニュース見てる海外の人いると思うけどさ・・・それにしても・・・コレが「日本の外務省が所管する独立行政法人の一つ」っていう機関が推奨するっていうので合ってるのかね?合ってんだろうね、事実推奨して、新しい制作・運営の企画のスペイン語翻訳を、この本の著者に依頼してんだからさ。

著者は、この方、非常に勉強家で優秀な方なんだわ=http://www.nippon.com/ja/in-depth/a02107/

この本さ、アマゾンで売られてて、アマゾンのサイトで本をクリックすると中身が見れるって事になってんだけど、もちろん、こういった場面の所は見れないんだよね、だから、マンガが好きで日本に興味があるっていう子供に買い与える親もいるだろうし、もしくは自分で買って、この内容(明らかにセクシスト!)見て、驚く人は少なくはないだろうと思うんだけど、絶賛らしく再版されている。←この本のフランス語版を出版してる出版社も、よう、この内容で出したな。で、この本の制作にあたって、日本語チェックを担当された方の名前があった=谷川依津江(たにがわいつえ)さん。谷川さん、この内容に一言も突っ込み入れなかったのかね?

これがさ、反対にフランス語を学ぼうとする日本人へ向けた本だとして・・・フランス政府は絶対にOK出さないことは確実だわな。

この大変に素晴らしき本には、こういうのも出てくる。

これで、「~だった」、「~でした」っと学ぶと・・・やっぱり、日本政府・外務省と国際交流基金が推奨する本は色々とスゴいwwww

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Boycott Monsanto – モンサント遺伝子組み換えボイコット

遺伝子組み換え問題と言えばモンサント、モンサントと言えば遺伝子組み換え。

こんな危険な企業が関わる食品を避けるには、どうしたら良いのか?

まずは、このリストを見て、この企業製品をボイコットすることから始めるのが第一歩のようね。

ボイコットは無料で何時でも何処にいても、今すぐ誰にでも出来る行為よな。

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http://www.collective-evolution.com/2014/10/09/boycott-monsanto-a-simple-list-of-companies-to-avoid/

ドキュメンタリー 「モンサントの不自然な食べもの」(フランス公開2008年・日本公開2012年) 監督 マリー=モニク・ロバン


あなたのナイキは大丈夫?

世界でも知らない人はいない程の大企業、ナイキ。

そんなナイキの企業でディレクターとして働くキース・ピーターはマイケル・ムーアのファンで、特に「ロジャー&ミー」(Roger & Me 1989年)は大好きだと。

ほんで、ナイキの社長・フィル・ナイトの妻からマイケル・ムーアの本を結婚記念日のお祝いとしてプレゼントされた。

そんな彼が、マイケル・ムーアに是非ともナイキの会社にいらしてくださいと、ラジオ番組に出演していたマイケル・ムーアにオファーする。

これはナイスなオファー、ビンゴビンゴ===!ってことで、マイケル・ムーアはナイキの社長であるフィル・ナイトに会いに行く。

こんなプレゼントと共に。

プレゼント = シンガポール空港チケット、インドネシア行き

なんでインドネシアなの?

それは、マイケル・ムーアが取材をし、ナイキという企業がインドンシアでトンデモない労働環境で企業製品を製造させているから、その現場を一緒に観に行きましょうよっていう、そういう「ご招待券」=プレゼント☆

マイケル・ムーアはナイキの社長に、ほら見てや、あんたのチケットと、おいらのチケットな、ほら名前も書かれてあるし、ほんまもんさ、一緒にインドネシアの工場見に行きましょうという分け。

こんなサプライズに、ナイキの社長は慌てて、え?え?え?いつ?っと。

マイケル・ムーア 「はい、この日曜日でっす!」

ナイキ社長・フィル・ナイト(Phil Knight)完全ドン引き真っ青 「いやいや、ダメダメ、行けん行けん無理無理。まあまあ、座って落ち着こうや・・・な。」

マイケル・ムーア 「ねえねえ、インドネシア行った事ある?」

ナイキ社長・フィル・ナイト真っ青 「いやいや、ないない。」

マイケル・ムーア 「え?ないの?1回も?じゃああああ、これ最高にビンゴ当たりの最高な機会じゃねえかよ、行こうよ行こうよ、工場見に行こッ!あなたの奥さんに言ったら良いじゃんよ、マイケル・ムーアがチケット買ってくれたんだぜぇってさあ。」

っと、こんな感じ。

で、途中からマイケル・ムーアまじ本気出してアクセル踏んでいく。

「トンデモな労働条件で、20万人が死んでるって言うじゃねえかよ、これジェノサイド・大虐殺じゃねえかよアンタの会社がやってんのはさっ!」っと。

その後も色んなやり取り合って、ナイキの社長は、こんな事言い出した。

「僕の目的は金じゃないんだ、お金を追いかけてるわけじゃない。僕が、僕がやりたいのはさ、天国に行く前に最高の企業を立ててから・・・」っと。

こんな胡散臭い事を言い出したナイキの社長を前に、ドン引きして呆れ顔で見つめるマイケル・ムーア、最高よ☆

これら、マイケル・ムーア作品「ザ・ビッグ・ワン」 (The Big One 1997年)にて見ることが出来るから以下で確認してみて。

じゃあああね。

The Big One (1997)  Michael Moore


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