女性と貧困ネットワークからのお知らせ

2008年9月28日発足以来、女性の貧困問題を可視化し、改善しようという理念のもと、ささやかながら活動を続けて参りました。
今なお、女性の貧困問題解決が重大な社会的課題であることは言うまでもありません。なぜなら女性の貧困を放置する事は、社会全体の貧困の放置そのものであるからです。
しかし現在、活動を続行する力量を失ったという認識のもと、今後1年、女性と貧困ネットワークの活動を凍結(休止)することに決定いたしました。
そして至らなかった点を顧みつつ、方向性を改めて模索する運びとなりました。なお、凍結(休止)となった現在も、ネットワークに関わったメンバー個々の活動は続けております。
今まで、かたりれんや講座、メーデーのデモ、その他イベントに参加してくださった方々、そして、このネットワークを支えてくださった方々に対し、この節目にあたり、改めて感謝の気持ちをお伝えしたく存じます。
本当にありがとうございました。
それでは、いつかまたお会いする日まで。

女性と貧困ネットワーク

11月11日(金)のかたりれんの報告



2011年11月11日(金)のかたりれんは、参加者4 名でした。
人数は少々淋しかったものの、一人ずつ話す時間をたっぷり取れて(食べ物も豊富で!)、充実した内容でした。



この日、期せずして参加者共通の話題になったのは、経産省前の座り込みやそれに関連したデモに参加してみての感想。


「脱原発」ということとは別に、さまざま感じたり考えたりしていることを交換できたと思います。もちろん、それぞれの話題は、そればかりにとどまりませんでした。
話したいことを、話したいように、全部話せたのかな、話さなくていいことを話していなかったかな、はたまた、ほかの人の話を聴けていたかな。


かたりれんに参加すると毎回思ってしまうことですけれども、今回は、そのような思いに、後々悩まされることもありませんでした。
今、思い返してみても、リラックスして、安心して話したり聞いたりできたと思います
(報告 みやちかな)

【11/11】11月のかたりれんカフェ【万世橋区民会館】


朝晩寒くなってきました。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
「これから自分の生活はどうなるんだろう?」
脱原発の女たちの座り込みなど力強い動きもあります。一方、「動けないよ、なんだかそれどころじゃないよ」という事もあります。
自分自身のことだからこそ、大きな流れも気になりますが、時に、それは自分のこととかけ離れているように感じることもあるのではないでしょうか。
ひとりで悩まないで、気持ちを少しでも話せたり、生きていくことの情報が提供しあえたりする場をめざしていけたらと、かたりれんはできました。
だからまた、かたりれんカフェを開きます
だからまた、かたりれんカフェを開きます。


日時:2011年11月11日(金)19時〜21時
場所:万世橋区民会館 女性集会室
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心配なこと、からだのこと、家族のこと、パートナーのこと、仕事のこと、子どものこと、お金のこと、休むこと、暮らしのことなどみんなで話してみよう。
カンパ歓迎。こちらでお茶とお菓子を用意しますが、ご自身の食べ物や飲み物を持ち込むこともできます。
会場地図:


http://www.city.chiyoda.lg.jp/service/00065/d0006589.html
万世橋区民会館女性集会室
〒101−0021 外神田1−1−11 電話03-3251-4691
交通:
〓JR秋葉原駅電気街口から徒歩3分〓
〓都営新宿線小川町駅から徒歩7分〓
東京メトロ丸の内線淡路町駅から徒歩7分〓
東京メトロ銀座線神田須田町口から徒歩5分〓
〓主催:女性と貧困ネットワーク

【9月のかたりれん報告】ほっとするような安心した気持ち


9月28日、千代田区の万世橋区民会館の4階にある女性集会室という
ところで行いました。


私が道に迷って遅刻していくと、玄関のところに
段ボールで手作りの「かたりれん」のバナーを作りながら
待っている女性が2人。ほっとした気持ちになりました。



気がついたら、3ヵ月ぶりの「かたりれん」でした。
10人くらいの女性たちが集まり、
手作りの食べ物やお菓子が並んで、それらをつまみながら
いつも通りゆるゆると始まりました。



最近引きこもりがちなので、思い切って出てきてよかった、
知っている人の顔を見るだけでホッとする・・という声や、
話したい気持ちがあってもなかなか語れない気持ちがあって、
それがしんどいという話をしてくれた人もいました。


私が最初に「かたりれん」におじゃましたのは、約3年前。
そのとき、私の話に耳を傾けてじっくり聞いてくれた時の、
ほっとするような安心した気持を今も鮮やかに思い出します。
私自身が、本当にそういう場所を必要としていたし、
そんなときに「かたりれん」に巡り合えて本当に幸運だったなあと感じています。


そんな参加者の一人から、いつのまにか主催する側に回った私ですが、
これからも、細く長く「かたりれん」を続けていきたいと思います。


次回は、11月11日(金)19時〜21時で、
場所は今回と同じ万世橋区民会館の女性集会室で行う予定です。
ご都合のつく方、お気軽にいらっしゃってくださいね。
話したいこと、もちより大歓迎です。

(報告者:うてつあきこ)

【9/28】2011年9月 かたり れん カフェ【万世橋区民会館】

●2011年9月 かたり れん カフェ ●

日時: 2011年9月28日(水) 19時〜21時
場所: 万世橋区民会館 女性集会室(和室です)

秋めいてまいりました。三ヶ月ぶりのかたりれんです。
心配なこと、からだのこと、家族のこと、パートナーのこと、仕事のこと、子どものこと、お金のこと、休むこと、暮らしのことなどみんなで話してみよう。

※無料です。カンパを歓迎しています。
※みんなが語り合えるように、誹謗中傷をしないようにしましょう。疲れたり、参加したくない話題になった場合、話の輪から自由に離れることができます。話を途中でやめることもできます。
※こちらでお茶とお菓子を用意しますが、ご自身の食べ物や飲み物を持ち込むこともできます。

会場地図:


http://www.city.chiyoda.lg.jp/service/00065/d0006589.html
万世橋区民会館女性集会室〒101−0021 外神田1−1−11 電話03-3251-4691

交通:
JR秋葉原駅電気街口から徒歩3分
都営新宿線小川町駅から徒歩7分
東京メトロ丸の内線淡路町駅から徒歩7分
東京メトロ銀座線神田須田町口から徒歩5分


主催:女性と貧困ネットワーク


http://d.hatena.ne.jp/binbowwomen/
eメール binbowwomen@gmail.com

【7/21(木)】<からだから〜body dialogue space> 体ほぐし体作り表現のワークショップ 【西荻窪】

<からだから〜body dialogue space>
からだの声を聴き、こころも気持ちよくする、
体ほぐし体作り表現のワークショップ

7月21日(木)
19:15〜20:45
(18:30〜OPEN
リラックス・フリーおしゃべりタイム、
 〜21:30お茶タイム)
@西荻窪稽古場
(杉並区西荻南3−1−13
JR西荻窪駅南口より徒歩6分ほど)
<西荻窪駅からの道順>
1.西荻窪駅南口を左へ、バスの通る少し広い道路・商店街に出ます。
みずほ銀行側へ横断歩道を渡りそのまま進みます。
2.みずほの隣に、「こけしや」さんの駐車場と奥にレストラン、次のブロック「ほびっと村(八百屋さん)」の前を通ります。
3.そのまま真っ直ぐ、初めての交差点の左向こうの角は耳鼻咽喉科です。
4.この交差点を右へ(ギャラリーを)曲がり、突き当たる手前を左に曲がります。
5.少し行くと左手に子どもの体操教室「TAC 」
6.すぐの十字路を渡り右手、駐車場→2階建てのマンション→そして次の、門のある家です。
7.ガラガラと引き戸の門を入り、目の前の引き戸の玄関を開けて「こんにちは」と声をかけてください。
8.中の直進する階段を上がった右手の部屋です。


女性と貧困ネット特別会費:500円



涼をとる。
っていい言葉だな、と改めて感じるこのごろ。


みなさん暑さ対策はどうされていますか…
今年は団扇や扇子がより目立ちますね。


今回は様々に負担のかかる内臓を大切にすることを考えながら、
ゆったりと体をほどいて伸ばしたり、ゆったりすっーとする呼吸などもします。


日々いろいろなことありますね、
またおしゃべりタイムでいろいろうかがわせて下さい。


どうぞ体に気をつけて、よい日々を。


企画:菊地びよ(体和舎)
 うてつあきこ(自立生活サポートセンター・もやい)
  栗田隆子

かたりれん&避難所カフェの報告〜避難所職員の怖い対応


6月20日(月)、かたりれん&避難所カフェを千代田区の四番町集会室和室で行いました。15時〜20時までの長丁場の避難所カフェ+かたりれん。いろいろなことがありました・・・。まとめることに時間がかかってしまいましたが、お伝えできればと思います。


避難所職員の怖い対応
まず避難所の人を迎えに行くために14時半に赤坂プリンスホテルの前でかたりれんのバナーを持って待った・・・そのとき、避難所の職員が声をかけてきたのでした。


「何しているのですか」
「待ち合わせです」
「ここで誰かと決まった人と面接しているの?」
「このようなイベントをやるとチラシを受け取った方がいます。その方たちがこられるのを待っているんです」
「それじゃあ特に決まっていないじゃないですか」
「だけど、チラシをもらった人で、来たいと思う人がいるかもしれないから・・・」
「とにかくこっちにきなさい」


・・・こんなやりとりのなかで、受付前の面接コーナーといった場所に無理やり連れていかされたのです。
しかしここにいるあいだにも誰かが来たらまずい。そう思って、「様子を見に行かせてください」といったUさんに対して「ここから動かないでください!」という居丈高な声。すっかり犯罪者扱い。しかし、いったい、どうして?


「面会には手続きが必要なんだよ」
「敷地内で待つだけでもそんな手続きがあるなんて知りませんでした。だから今から手続きさせてください」
「じゃあ、今からその手続きをするからやらせてください」
「いや、あんたたちはすでに、あそこで待っていて、それを今から手続きをして承認したら“事後報告”になる。だからもう出ていって欲しい」
「あなたの言い方が怖いんです、やめてください!」
Iさんの声を、上から押さえ込むように橋本という職員はこう言ったのでした。


「そんなふうに声をあらげるんでしたら、警察呼びますから」


警察!なんでこんなところで警察が呼ばれるの?。なんでまた追い出しにあわなきゃいけないの?わけがわからなくなりました。正直、とても怖い経験でした。
しかしこの私たちの様子を見て、後日、連絡をくださった方がいらっしゃいました。かたりれんには参加できなかったが、職員の日頃の硬直した対応に違和感を覚えていたということを、伝えてくださったのです。


さらに東京災害支援ネット(TOSSNET/とすねっと)が、都内に避難している東日本大震災の被災者の処遇に関する要望書(URL:http://ht.ly/5qutM)を6・24に都知事に送ったとのことで、これを読むと、まさに私たちが思ったことがそのまま書かれていました。


「東京都は、旧グランドプリンスホテル赤坂に避難している方に面会しようとする者に対し、面会約束時間の10分前に面会待合室に入ることを許可し、その前は同建物の敷地内に入れない趣旨の掲示をしていますが、このような硬直的な掲示を撤回してください。
3 上記1ないし2のような要求を東京都職員が避難者や面会者に対して行った場合、正当な理由により従わない自由があることを確認し、その面会者に立入禁止等の措置を取らないようにしてください。」


このような対応を都が行なってきたということに、改めて反省をしてもらいたい、と思います。


さて、あらためてかたりれん&避難所カフェについて報告します。
まず前半「昼の部」は15時〜17時まで。
前述のことがあったため疲労していたのですが、食べ物が次々に登場して心が和みました。さらに、月一回行われるからだほぐしで教わったことをもとに、からだほぐし。
そして今日の体調、気分などを話しました。


17時で一旦小休止。
再び赤坂プリンスまで、お迎えに行きました。敷地内に入るな!というならばと、ギリギリのところに立って20分ほど待ちましたが、どなたもいらっしゃらずじまいでしたが、会場に戻ると、新しく来た方のなかに赤坂プリンスからではない避難所の方がいらしていました。


関東に住む私たちの不用意な言葉がそれこそ傷つけることにならないか、ちょっとヒヤヒヤした場面もありましたが、そこでもまた「ごはん」が我々の気持ちを和ませてくれたのでした。特に蒸し暑い陽気のなかで、登場したひんやりとしたゆかりの寒天はとても好評でした。その後再び、かたりれんの注意(「私」という主語で話す、人の不安をジャッジしない、無理に話す必要はない、など)を伝え、さらにからだほぐしを行いました。さらには
「あのー、入ってもよろしいでしょうか?」
・・・なんと飛び込みでの参加者も現れるという素敵な展開もありました。


避難所での不安という話をどこまで聞き、共有できたのかと思うとうまくいかなかったところもあります。語る・聞くということの難しさを感じることもありました。
しかし、今回は思いがけず東京都の姿勢を知ることとなり、避難所の方のしんどさを知るということもできました。行政の対応、政策など、改めて考えさせられることの多いかたりれん&避難所カフェでした。


(栗田)