村野瀬玲奈の秘書課広報室

　　

最近、秋田三区の衆議院議員、京野きみこ議員のブログを読んでいます。

きっかけは、京野さんが私の古いブログ記事を見つけてくれてあいさつのメッセージを送ってくれたことです。それ以降、あれこれと京野議員のブログやホームページを読んでみて、民主党であろうとなかろうと、ずっと国会議員として活躍してほしい人だと思いました。できれば、党の幹部として。なんなら、首相でもいいのですけどね。ホームページはこちら。

●衆議院議員 京野きみこ 秋田県第三区
http://www.ham-chan.jp/

注目したブログ記事は、まず、次のもの。なお、ブログ名の「ハム」というのは、「公子」という名前の「公」の漢字をばらしたところからきたあだ名だそうです。

●ハム'ず　ひとりごと
立法府の責務
http://yaplog.jp/galinaisno1/archive/1465
July 06 [Wed], 2011, 18:17

原発事故影響対策PT、今日の議題は第２次補正予算の内、原発事故影響対策に関する予算について。
このPTは、党内唯一の、原発問題を横断的に扱う会議体なので、原子力損害賠償支援機構法案を巡って、激しい議論が行なわれたものの、結果的に政府案が通ってしまったことは記憶に新しい。
今日の会議で、田島環境副大臣が、放射性物質に係る法規制について、一目瞭然に整理をした資料を配布し、簡単な説明をしたが、非常に明快で分かりやすかった。
放射性物質に関して、現行法は発生源対策としての構造物規制に特化されていること。
従って、放射性物質に汚染された状況に対応する法律は、存在しないこと。
法律が存在しないことが、あらゆるレベルでの対応の遅れや混乱につながっていることが明らかなので、直ちに立法作業に取り組む事を決めた。
立法府の不作為により、これ以上、長期間に渉って混乱を放置するわけにはいかない。
こうした立法作業には、ぜひ、超党派で、国会を挙げて取り組みたい。

（転載ここまで）

「放射性物質に汚染された状況に対応する法律は、存在しない」ですって？？日本国の行政のとんでもない大穴ですね。知りませんでした。新聞やテレビなどの報道でも読んだことはないと思います。

民主党の原発事故影響対策PTが直ちに立法作業に取り組む事を決めたとのことで、良い立法を期待したいです。

今の民主党はダメだ、と思っている方が多いことでしょう。もともと民主党を支持していなかった人は言うまでもなく、前の衆議院選で民主党や民主党の候補に投票した人の中にも、かなり失望している人は多いはずです。世論調査でもそういう結果が出ていますね。実際、民主党の今の幹部たちからして問題が多すぎると私も思っています。

では、民主党所属の国会議員は一人残らず徹底的にダメなのか、といえば、答えは当然ノーです。この京野議員のような人が党の中心として活躍すれば少しは政治がましになると思います。こういう人が民主党の幹部、できれば党三役、できれば代表になってくれれば民主党はずっとましな政党になるだろうし、日本の政治だってずっとよくなるはずなのに、と思えてなりません。

もう一つの記事。

●ハム'ず　ひとりごと
科学者の涙
http://yaplog.jp/galinaisno1/archive/1466
July07[Thu], 2011, 22:11

今日の勉強会の講師・東大先端科学技研センター教授で、同アイソトープ総合センター長の児玉　龍彦先生。
こどもたちの遊び場が危ないっ！というタイトルの講話の途中、立法府の怠慢を訴えて、涙に詰まった。
先生は、毎週末、南相馬市に赴き、行政や市民の方々と一緒に、学校や保育園、幼稚園の除染を行なっている。
先生の切実な訴え
１　20キロから３０キロ圏内に立地する学校や病院の休校や休診の判断は立地自治体の判断にする。
２　補償問題と避難問題を分けて考える。
３　セシウムを土壌から除染する技術に関する研究センターを設立し、民間の技術とともに、土壌汚染除去をすすめる。
４　原子力災害対策本部を経産省から独立させ、住民のための対策本部にする。
５　膨大なスケールで起こっている低線量被曝の予防策を打ち立てる。（これまでの予防は、高線量で少量の汚染対策しか考えられていない。）
６　法律を変え、全国の専門施設が連携して動けるようにする。
７　文科省の原子力規制室を変える。

先生が文科省の担当者と話し合った際に、担当者が言った驚くべきこと
「福島の放射性同位元素は、実質は同位元素ではない。濃度を希釈しているから、同位元素とは言えない」
「我々の仕事は、国民の健康を守ることではなく、放射性物質の取扱者を規制することだ」

結局、こうしたすべての事は、未曾有の放射能汚染が発生したことに対し、国民の健康を守るための法律が存在しないからだ、国会の不作為を決して許す事が出来ない、と。

そして、猿橋勝子博士の言葉をあげて、さらに言葉に詰まった。
「世の中を変える研究というものは、純粋な心からうまれるものなのです。」
お話を聞く我々も、立法措置が遅れていることに対する、いたたまれない責任感に苛まれつつ、猿橋博士の言葉を引用する先生の、科学者としての良心の気高さに打たれて、ともに涙を流してしまった。

昨日のWTで指摘のあった立法措置に関しては、環境省が早速動き出したようだ。
今日の問題は、昨日の課題とはまた違う側面から、こども、妊娠中の女性を筆頭に、未来のいのちを守るための立法措置が必要であること、しかも待ったなしに急がなければならないことを浮き彫りにした。

「共産主義体制下のチェルノブイリでさえ、新都市の建設がなされた。この経済大国、先進国の日本で、そういう議論がどこにありますか？なぜ、ないのですか？」と訴える先生の気迫。

相変わらず、政府は与謝野氏を先頭に、緊縮財政の旗のもとで、増税恫喝をしながら、復興にも放射能汚染から未来の世代を守ることにも、後ろ向きな姿勢を取り続け、最低最悪な経済政策を取る事によって、後世から、決定的に国力を減殺したとの批判を受けるつもりなのだろうか？
将来、取り返しのつかない事態が明らかになったとき、今、増税と緊縮財政の旗を振っている方々は、とうに鬼籍に入り、どんな責任も負うことはないだろうが。

（転載ここまで）

放射能汚染に揺れる今の日本について、この記事もとても重要なことを言っていますね。強調しましょう。

（東大先端科学技研センター教授、同アイソトープ総合センター長、児玉龍彦）先生が文科省の担当者と話し合った際に、担当者が言った驚くべきこと
「福島の放射性同位元素は、実質は同位元素ではない。濃度を希釈しているから、同位元素とは言えない」
「我々の仕事は、国民の健康を守ることではなく、放射性物質の取扱者を規制することだ」

結局、こうしたすべての事は、未曾有の放射能汚染が発生したことに対し、国民の健康を守るための法律が存在しないからだ、国会の不作為を決して許す事が出来ない、と。

（引用ここまで）

共産主義体制下のチェルノブイリと比べてみても、原発事故が起きた後の福島とその周辺で日本政府が住民のための施策をまともにできていない理由はこういうことだったのかと暗澹とする思いです。

こういうブログ記事を読んでみて、私が京野議員を評価する理由をまとめてみると、次のようになるでしょう。

＊言葉の高貴な意味での民主政治の思考を持ち、有権者との対話を通じてそれを深めようという姿勢があること。
＊権力闘争や政局ではなくて、国民の生活のための政策に地道に取り組んでいること。
＊権力や多数派の誤りや暴走を抑えようという姿勢があること。

最後の「権力や多数派の誤りや暴走を抑えようという姿勢があること」というのは、たとえば、京野議員がコンピューター監視法案に反対する態度を最後まで取り続けたことによります。次の記事に書かれている通りです。

●ハム'ず　ひとりごと
コンピューター監視法案など
http://yaplog.jp/galinaisno1/archive/1449
May28[Sat], 2011, 22:16

しかし、今回、ほんとうに口惜しいのは、いわゆる「コンピューター監視法案」が委員会審議にかけられてしまったことだ。
（中略）
しかし、今回の法案は、ウイルス防止という大義名分で、誰もが警察・検察の標的になりうる、権力による恣意性の高い内容になっている。
取り調べの全面可視化には、出来ない理由を五万もあげて、後ろ向きなのに、なぜ、一般国民に対する規制を強化する、あるいは、権利を制限する方向の法案、しかも、民主党が野党時代は、全党を挙げて反対をし、廃案に持ち込んだ法案を最優先で審議に掛けようとするのか、わたしは、納得がいかない。

（引用ここまで）

また、有権者との集会の様子をこんな風に報告するところもいいと思いました。

●ハム'ず　ひとりごと
洪水とミニ集会１
http://yaplog.jp/galinaisno1/archive/1460
June 25 [Sat], 2011, 21:56

（前略）
今日の集会は二か所で、自民党さんにばらまき４Ｋと非難攻撃を受けている、こども手当、高校授業料無償化、高速道路無料化、農業者戸別所得補償について、賛否を問うて見た。
高校授業料の無償化は、最初は批判の声が上がっていたが、色々と説明してから、最後に賛否を問うと、全員一致で賛成。高速道路無料化は、半数ほどの反対、こども手当は、3割ほどが批判的、戸別所得補償は、全員一致で賛成、意見交換をして、みんながリラックスして、思い思いの事を話しだすようになってから、最後に、このようにして賛否を問う、という形式もなかなか面白い、と今日は新たなスタイルの発見をした気分。
（後略）

（引用ここまで）

支持者（有権者）との集会の中で、支持者に十分理解されていなかった件について、いろいろと説明して対話して、理解してもらったというところ、大切です。

上のブログ記事で言うと、特に高校授業料の無償化の件です。

高校無償化の件については私もいくつも記事を書いたけど、たとえば、「マダガスカルとルワンダの高校・大学の学費無償化を応援します」なんか。日本では世界の多くの国では常識である「高校や大学の学費が無償か安価」ということが常識になっていないため、最初は抵抗があっても、よく説明すれば必ず理解を得られると思います。有権者ときちんと話をしてわかってもらった京野さんのように政治はすべきなのだと思いました。

また、子ども手当についても同様です。京野さんがどのような話を有権者としたのかはわかりませんが、たとえば「産経新聞も賛同するフランス子育て支援政策」で書いたようなことを話したのかな。京野さんはフランスのことにも詳しいようですし。

強い国家を志向する大言壮語でもなく、敵を作り出してマスメディアの前で派手に攻撃するポピュリズムでもなく、民主主義の基礎を持ったうえで国民の生活のための政策を一つ一つ考えているところが京野議員のブログからうかがわれました。民主党の党としてのダメな政策案に対しては批判をしているところも、軸足の確かさを感じさせてくれました。

京野きみこ議員の末永い活躍を心から祈り、応援したいと思います。

築地市場の豊洲移転に反対して食の安全を守りたい。
●Like a rolling bean (new) 出来事録
■2011-06-29
【6/30は傍聴を！】裁判長の異常な訴訟指揮に異議。豊洲汚染土壌廃棄（証拠隠滅）差止め訴訟公判
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10937755967.html

■2011-07-04
先週の豊洲新市場予定地汚染土壌サンプル廃棄（証拠隠滅）差止め訴訟公判の報告・都議会動向
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10942843870.html

↑『がけっぷち社長』さん作。また、税制についての当秘書課の記事は、「カテゴリ : 税制、税金、財政」から。

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虹とモンスーンの下の弱い文明のきまぐれな日々では身近な一歩が社会を変えるのだからと、イルコモンズのふたの下のフォーラム自由幻想と市民社会フォーラムのそこに存在する良き人生と生活への切実な望みを民主党にわからせるために、低気温のエクスタシーの中のアブナイ日本が壊れる前に、生まれてきて良かったと感じられる社会にしたいけどとりあえずどうすべきかkimeraれない情報の海の漂流者と一緒に、イル・サンジェルマンの散歩道のくろすろーどにあるアダージォな午後のカフェの窓辺でお茶にクリーム入れて福島老朽原発を考える会（フクロウの会）でみんななかよく鍋パーティーして、世界の片隅で税制についてのニュースやルンペン放浪記やペガサス・ブログ版や転成仁語やイラク・ホープ・ダイアリーや広島瀬戸内新聞や虹の日記やvanacoralの日記や黙然日記やフランス語の練習帳や「ユニオン」と「労働ニュース」のアーカイブや社会科学者の時評や琉球新報や沖縄タイムスや辺野古浜通信や高江の現状を読んで、沖縄問題と北アイルランド問題を同じように考えてみようと思って、消費税と社会保障と国家予算についてのマスコミに載らない海外記事を1947年教育基本法の理念の今日行く審議会とスーパー小論文ハイスクールとアジア連帯講座と内田樹の研究室で超左翼おじさんと見て、大脇道場と言ノ葉工房と内田樹の研究室とアフガン・イラク・北朝鮮と日本と山口県上関町の祝島と地元紙で識るオキナワと海鳴りの島と知られざる晴天のカナダで虹のカヤック隊も一緒に沖縄・辺野古海上基地の問題を中心にはげしく学び、はげしく遊んだところで、「どこへ行く、日本。」とか、労働組合ってなにするところだろうとか、どうしたら小出裕章先生や京野きみこさんやさとうしゅういち（佐藤周一）さんや湯浅誠さんや戸倉多香子さんや保坂展人さんやテルヤ寛徳（照屋寛徳）さんのためにレイバーネットの団結は力ですくらむ組んで多世代交流のブログ広場の多文化・多民族・多国籍社会で「人として」日本ジャーナリスト会議で転がるひよこ豆のように情報流通を促進できるかとか思いながら、明日も晴れの空と風と、月と、星のもとで白砂青松の雪裏の梅花やブーゲンビリアや梨の木や薔薇、または陽だまりの猫や古い寺を多く見て日常で思った事、感じた事をつらつら好き勝手に書きながら国会議員定数削減・比例削減に反対するInternet Zoneのサイバー政治団体秘書がシジフォスにも負けずにウェブにはびこるネトウヨどもを滅多切りして「Apes! Not Monkeys! 　本館」と「Apes! Not Monkeys! はてな別館」と「フランス西部放射能検査協会」と「放射能研究広報独立委員会」と「フランス放射線防護原子力安全研究所」と「フランス・原子力安全局」と「フランス・脱原発ネットワーク」と「原子力資料情報室」に立ち寄りながら、「人々に力を!!」、「民主主義を今！」、「なんくるないさぁ～やってみれ～♪」とCLick for Anti War 最新メモを読む・考える・書くおしごと日誌。
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