村野瀬玲奈の秘書課広報室

　

沖縄県名護市への「ふるさと納税」をする人が大勢いるようで、「タイガーマスク運動」も思い出しました。

●沖縄タイムス
［広がる名護支援］自治力を高める機会だ
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-01-19_13762/
2011年1月19日 08時59分

　名護市に「ふるさと納税」の問い合わせがひっきりなしで、市役所の担当者はうれしい悲鳴を上げている。米軍普天間飛行場の同市辺野古移設に反対し、米軍再編交付金を取り上げられた名護市への支援が広がっている。

　市のホームページを開くとふるさと納税の寄付者一覧とそれぞれのメッセージが添えられている。「菅内閣の交付金カットに抗議し、納税します」「辺野古の海は国民の宝です。基地を造らせないで」。稲嶺進市長を激励する言葉が続く。

　防衛省は昨年末、名護市に対する再編交付金の２００９年度分と１０年度分の計約１６億円を凍結した。その後に同納税者が増え、当時１１９万円だった申込額はいま４８８万円に跳ね上がった。

　１７日に有識者らが国会内で会見し、名護市へのふるさと納税を呼び掛けた。これに呼応したのだろうか、１８日は朝から手続きを問い合わせる電話が市役所にひっきりなしだという。

　うれしいことだ。素直に喜びたい。

　カネにものをいわせて米軍基地に対する市民の不満を押さえ込む手法はもう通用しないことを証明しているからだ。まずもって私たちの税金をそんな使い方しかできない政治の「不条理」に付き合うのはうんざりだ。

　納税者の意識の高まりを信じて市政運営するのが自治の本来の姿だ。基地建設を前提とする交付金の凍結で失ったカネよりも全国の支援を得ながら自立・自律することが数千倍も尊いはずだ。

　名護市は小学校の敷地整備を自前で実施するなど、再編交付金で進めるはずだった事業を自主財源や他補助事業に組み替えるなどして対応する腹を決めている。

　学校や道路など必要な公共事業は沖縄振興策の高率補助で実施できるため、筋の悪い再編交付金にすがる必要はない。予定の事業には公民館や交流プラザ、体験学習施設なども含まれる。まずは事業の必要性や優先度を精査し、必要なら自前で行うのが地域主権の時代にふさわしい。

　ハコ物事業を望んできた旧来の依存型政治・行政と決別するチャンスにしてもらいたい。補償型基地行政は効力を失った。

　もともと民主党はこうした無駄遣いや中央集権の排除を主張してきたはずだ。「アメとムチ」を振りかざして地方を従わせようとする豹変（ひょうへん）ぶりは理解に苦しむ。

　自立に向けた名護市の取り組みにエールを送りたい。

　防衛省は地元調整を強化するため名護市内に防衛事務所を新設する方針で、すでに準備室を現地に設置している。

　地元民意と全国からの支援を無視する強引なやり方には唖然（あぜん）とさせられる。このまま沖縄問題を塩漬けにするつもりだろうか。

　北沢俊美防衛相はきょう再び沖縄を訪れる。相次ぐ閣僚の来県は米政府に対するアリバイづくりに映る。

　名護市への支援が広がるだけ、政府は孤立する。従来の基地行政はますます立ち行かない。

（転載ここまで）

●毎日ｊｐ(毎日新聞)
ふるさと納税：名護市へ寄付急増
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110119k0000m040103000c.html
2011年1月18日

　米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の代替施設受け入れを拒否している同県名護市に対し、「ふるさと納税」を使った寄付が急増している。防衛省が同市への米軍再編交付金１７億円について、「アメとムチ」の趣旨を明確にする形で不支給を通告した昨年１２月２４日以降、特に増えている。

　ふるさと納税制度を活用して寄付すると、住民税の一部が控除の対象になる。同市によると、同制度による寄付は今年度（１月１７日現在）で計７２件の約７７６万円。うち昨年１２月２４日以降が計４６件の約６５６万円。件数で６割を超え、額も８割以上となっている。

　寄付をしたのは県外在住者が多く、額は１万～５万円台が中心。３００万円の大口寄付もあるという。寄付の理由として「普天間の移設に反対」「名護市を支援したい」のメッセージが寄せられている。

　こうした寄付について、同市幹部は「再編交付金に頼らなくても、しっかりとした市政運営は可能だが、県内外から寄付という形で届く市への激励は本当にありがたい」と話している。また、稲嶺進市長も１８日、「アメとムチという露骨な国のやり方に対し、許されないことだと表現した行動だ」と述べた。【井本義親】
毎日新聞　2011年1月18日　22時07分

（転載ここまで）

これに対して、地元の宮城康博さんの意見はむしろ抑制的、批判的です。記事の結論部にあたる一部を引用させていただきます。

●なごなぐ雑記
名護市への「ふるさと納税」に対する私見
http://miyagi.no-blog.jp/nago/2011/01/post_fa88.html
2011年1月20日 (木)

（前略）
名護市が本気で新基地建設に反対するなら、現在進行形で進捗しているであろうシュワブ内での工事等に対してどのように対処していくのかのマニフェストぐらい出すべきだし、政府が政府の権能で進めることについては無抵抗で進めさせるしかないが、私ども（名護市）は反対だというだけでは、新基地建設そのものは止めることなどできないのではないかと危惧する。

新基地建設に係る工事関係には市有地や市道を利用させないとか、究極はシュワブにおける市有地の契約更改を拒否するとか、名護市がやれることはたくさんある。

「ふるさと納税」で得られるカネは名護市にとっては得がたい収入である。名護市はそれに感謝し、再編交付金などに頼らないまちづくりを進めていけるだろうか。それは振興策バブルをどのように自己批判できるかに掛っている気がしてならない。
（後略）

（引用ここまで）

日本のお政府様による、駐留米軍問題をめぐる「沖縄いじめ」に対してどのように抗議して運動したらいいのか、考えながら支援行動をするか、支援行動をしながら考えるか、考えてから支援行動をするか、どのような支援や運動がよいのか、私たちも問われていると感じます。

ただ一つの正しい運動の方法があるわけではないと思います。刻々と状況は変わっていき、それに応じて運動がどうあるべきかも変わっていくのだとも思います。

よりよい支援のあり方、よりよい政策批判のあり方を各自が考え続けましょう。

沖縄県名護市への「ふるさと納税」に関心がある方のために。

●沖縄県　名護市　名護市役所
http://www.city.nago.okinawa.jp/index.html

名護市ふるさと納税のご案内
http://www.city.nago.okinawa.jp/5/4969.html

↑『たかしズム「ネトウヨ、バカウヨ、ネット右翼、恥さらし、売国奴、日本の恥」を語るための、たかしのブログ』さん作。税制についての当秘書課の記事は、「カテゴリ : 税制、税金、財政」から。

築地市場の豊洲移転に反対して食の安全を守りたい。
●Like a rolling bean (new) 出来事録
■2011-01-17
築地市場「現在地再整備」とまるで異なる「現在地再開発」の構想になぜか東京都の市場運営部門が
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10770834183.html

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身近な一歩が社会を変えるきまぐれな日々の中でそこに存在する良き人生と生活への切実な望みを民主党にわからせるために、低気温のエクスタシーの中のアブナイ日本が壊れる前に、生まれてきて良かったと感じられる社会にしたいけどとりあえずどうしたらいいかkimeraれない人とみんななかよく、イル・サンジェルマンの散歩道のくろすろーどにあるアダージォな午後のカフェの窓辺でお茶にクリーム入れながら、世界の片隅で税制についてのニュースや広島瀬戸内新聞や虹の日記やvanacoralの日記や黙然日記やフランス語の練習帳や「ユニオン」と「労働ニュース」のアーカイブや琉球新報や沖縄タイムスや辺野古浜通信を読んで、沖縄問題と北アイルランド問題を同じように考えてみようと思って、消費税と社会保障と国家予算についてのマスコミに載らない海外記事を1947年教育基本法の理念の今日行く審議会とスーパー小論文ハイスクールとアジア連帯講座と内田樹の研究室で超左翼おじさんと見て、大脇道場と言ノ葉工房と内田樹の研究室と知られざるアフガン・イラク・北朝鮮と日本とカナダde日本語をはげしく学び、はげしく遊んだところで、労働組合ってなにするところだろうとか、どうしたら湯浅誠さんや戸倉多香子さんや保坂展人さんのために団結は力ですくらむ組んで多世代交流のブログ広場の多文化・多民族・多国籍社会で「人として」転がるひよこ豆のように情報流通を促進できるかとか、明日も晴れの空と風と、月と、星のもとで白砂青松の雪裏の梅花やブーゲンビリアや古い寺を多く見て日常で思った事、感じた事をつらつら好き勝手に書きながら国会議員定数削減・比例削減に反対するInternet Zoneのサイバー政治団体秘書のおしごと日誌。
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