JUNSKY blog 2015

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福岡シティ劇場での公演継続を断念 劇団「四季」

2010-04-23 23:32:42 | è¦³åŠ‡ãƒ¬ãƒ“ュー
2010年4月23日(金)

 一時劇団の公演を「福岡シティ劇場」から撤退することを発表していたが、その後の集客状況を見て判断したいと延期していた劇団「四季」は、先日千秋楽を迎えた【クレイジー・フォー・ユー】の集客が希望していた水準に及ばなかったため、「福岡シティ劇場」での公演の存続を断念した。

 私が見た際も【クレイジー・フォー・ユー】の入りは悪かったし、これに先行する有名なミュージカル【コーラス・ライン】を見たときもガラガラであった。

 やむを得ないが、これは福岡の観客のレベルが下がった訳ではなく、長引く不況での解雇の横行と非正規労働の一層の拡大で、労働者全体の収入が大幅に下がったことが原因であると思う。
 非正規労働者は食費を切る詰めることなしには生活が成り立たない状況であり、とても観劇する時間もお金もないのである。
 かつての演劇やミュージカルの客層の中心を占めていた中年女性層も家計の収益低下で観劇に回す“ヘソクリ”も作れない実態のようである。
 “有閑マダム”と言われた層の激減が、観客激減の主たる原因であると思う。

劇団四季、福岡劇場存続を断念
客足戻らず「展望ない」

      共同通信 2010年4月23日(金)19:39

 劇団四季は23日、経営不振を理由に、九州唯一の常設専用劇場「福岡シティ劇場」(福岡市博多区)の存続を断念したと発表した。チケット販売中のミュージカル「エビータ」の後に予定されていた公演は中止する。四季の佐々木典夫副会長は23日、「このまま無理をして続けても、先の展望につながらないと判断した」と説明。福岡シティ劇場は96年、全国初の四季の常設専用劇場としてオープン。
 


「クレイジー・フォー・ユー」が千秋楽 存続占う第1弾は入場率58%(西日本新聞) - goo ニュース
      2010年4月19日(月)10:30