JUNSKY blog 2015

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文化関係の記事は、
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で書いています

菅直人首相 「原発新増設の白紙検討」 共産党の志位和夫委員長に

2011-03-31 18:55:02 | æ”¿æ²»
2011年3月31日(木)

 年度末の3月31日を迎えた。

 原発事故は、予想されたこととはいえ、次年度に解決を持ち越し。

 今日の午後、菅総理は共産党の志位和夫委員長と首相官邸で会談し、
東日本大震災と福島第1原発事故の対応をめぐって意見交換した
という。(時事通信)

 その中で、菅総理は原発の新設・増設について、
「白紙、見直しを含めて検討する」と表明した、とのこと。


     菅首相との会談を終え首相官邸を後にする
     日本共産党の志位和夫委員長(右)ら。
     福島第1原発などの対応をめぐり協議した。
     首相は原発の新増設計画について「白紙、見直しを含め検討する」
     と語ったという=31日午後
       (時事通信) 2011年3月31日(木)16:03


 福島第1原発の状況を見れば、再検討は当然のこと。

 原子力発電所から冷却機能が失われただけで、
これだけの大惨事となるのである。
 今の東京電力の対応を見ていても、ひたすら冷やすしかない状況。
そのために注入した大量の水が、強度の放射能を浴びて、
大気中や海水中や地面などの環境中に流れ出している。

 特に海水のモニターポイントの数値は規制値の数千倍が続き、
右肩上がりの状況である。

 さて、菅総理・志位委員長会談に話を戻すと、
志位委員長は、この間 藤井裕久首相補佐官と何度か会い、
共産党の提案を積極的に行ってきた。
 藤井氏はその都度、必ず総理に伝えると応答していたが、
その中継ぎが功を奏して、TOP会談になったのだろう。

 時事通信では、志位委員長の提案はあまり紹介していないが、
この提案を受けて菅総理が発現していることは書いている。

 その中で、
「使用済み核燃料の問題をどうするかも含め、安全性の見地から構造的な原子力政策の再検討を行いたい」と強調。
 福島第1原発の現状に関しては
「安定的な冷却の見通しが立っているわけではない」
  と説明したと言う。

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【関連記事】

原発事故被害 国は責任ある対応を/志位委員長が首相に提起 - しんぶん赤旗(3/30)

「福島」で状況一変 広がる原発見直し - しんぶん赤旗(3/31)

原発の安全性見直し/長期・短期両面から/米国 - しんぶん赤旗(3/31)

EU、全原発検査へ/域内14カ国143基 不合格は廃炉も - しんぶん赤旗(3/27)


原発新設の「白紙」検討=被災者支援、支給額引き上げ―菅首相
 (時事通信) - 2011年3月31日(木)16:03

 菅直人首相は31日午後、共産党の志位和夫委員長と首相官邸で会い、東日本大震災と福島第1原発事故の対応をめぐって意見交換した。「2030年までに原発を14基以上新増設する」との政府の目標について、首相は「白紙、見直しを含めて検討する」と表明した。会談後、志位氏が記者団に明らかにした。

 政府は昨年6月、エネルギー基本計画を策定。二酸化炭素の排出抑制を念頭に原発推進の立場を鮮明にしていた。原発の新増設を見直す場合、エネルギー政策の抜本的な転換につながることになる。成長戦略の柱の一つでもある原発の海外展開にも影響を与えるのは必至だ。

 首相は志位氏との会談で、「使用済み核燃料の問題をどうするかも含め、安全性の見地から構造的な原子力政策の再検討を行いたい」と強調。福島第1原発の現状に関しては「安定的な冷却の見通しが立っているわけではない」と説明した。

 一方、首相は、地震や津波などで住宅が壊れた世帯が対象の被災者生活再建支援法について「300万円の上限(支給額)は引き上げが必要だ」との認識を示した。「町を高台に移し、新しい町づくりをするという計画が出てくることも念頭に置く」とも言及した。  


福島第1原発 第1号機~4号機を廃炉と明言  東電会長陳謝 

2011-03-30 17:36:07 | æ”¿æ²»
2011年3月30日(水)

 東京電力の会長が記者会見して、初めて国民に陳謝したようだ。

また、福島第1原発 第1号機~4号機を廃炉とすることを明言。

廃炉は当然過ぎる話だが、今頃陳謝しても遅すぎる!

 しかし、Web報道の内容を見る限り記者会見の内容は空疎なものだ。

 結局、具体的な対策は何も打ち出されなかったように見える。

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東電会長が会見で陳謝、1~4号機廃炉を明言
 (読売新聞) - 2011年3月30日(水)15:24
 

 東京電力の勝俣恒久会長は30日午後、体調不良で入院した清水正孝社長に代わって記者会見し、福島第一原子力発電所の事故について、「広く社会の皆様に大変なご不安、ご心配をおかけしていることを深くおわびする」と陳謝した。

 同原発1~4号機について「今の状況を見ると廃止せざるを得ない」と明言した。
その上で、同原発周辺に居住する被災者の生活支援に取り組むため、「福島地域支援室」を社内に設けることを明らかにした。

 また、農作物などの事故による損害賠償については、「国の支援を受けながら、原子力損害賠償制度に基づき、誠意を持った賠償の準備をしている」とした。

 計画停電については、電力需要が増える夏場に向けて電力供給の増強を図り、「最小限にとどめ、さらに回避すべくあらゆる努力をしたい」とした。 



公平を保つため(?)、いつものように他社の報道も・・・

東電会長、原発事故で陳謝=初動対応「まずさ感じない」
 (時事通信) - 2011年3月30日(水)16:03


東電の清水社長が入院、原発は勝俣会長が指揮
 (読売新聞) - 2011年3月30日(水)13:03


東電・清水社長が入院 当面、勝俣会長が陣頭指揮
 (朝日新聞) - 2011年3月30日(水)13:14



菅総理の福島原発訪問で初動が遅れた・・・と言うが、行かなければ・・・

2011-03-30 01:15:21 | æ”¿æ²»
2011年3月30日(水)

 自民党は、福島原発事故に際して、震災発生の翌日3月12日の直ちに現場を訪問して状況を把握しようとした菅総理に対して、総理の訪問への受け入れ準備等に追われて、事故への初動が遅れたのではないか!と追求しているようだ。

 しかし、もし菅総理が現場に行かずに“遠隔操作”を続けていたとしたら、「何故現場に行って状況を把握しようとしないのか?」と、逆の追求をしているであろうことは見得見えである。
?
 いま、そんなことを国会で追及しても何の役にも立たないではないか!

 もちろん、菅総理の現場訪問は、単なるパフォーマンス的な感じもしないではない。
その後の『政治主導』が全く空回りになっていることをみても「現場訪問」が決定打になったとは思えない。

 しかし、全く現場に行かないで『大本営』気取りで、下請け作業員に「『特攻』を命じている」東京電力の社長や、原子力安全・保安院のお偉いさんたちよりは、よっぽどましだと思う。

 きのうの国会答弁で、菅総理は「福島第1原発の廃炉」に踏み込んだ答弁をしたというが、そんな今更の話は無い。

福島第一原発、首相「廃炉の可能性高い」
 (朝日新聞) - 2011年3月29日(火)12:52


 あの高度の放射線に汚染され、建屋の大半が全半壊し、炉心格納容器さえ破損の可能性が高い原発を再生できるはずがない。

 廃炉するのは、当然であるが、それに至る可能性さえ今や見えないトリレンマに見舞われているのである。

 もっと早期に、米国やフランスの原発専門家による援助の申し出を受け入れておけばよかったのに、当初は援助を断っておいて、今頃平身低頭して援助を依頼するとは無様な話である。

 一説では、アメリカやフランスの対策が、廃炉を前提にしていたので、援助を断ったという話である。
 国民の命と生活よりも、自らの『資産』の方に重きを置いた考え方である。

 東京電力の、そういう近視眼的な対応が、現状の困難と混乱を引き起こしたのである。


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首相、原発視察「状況把握のため」=野党、初動に影響と批判
 (時事通信) - 2011年3月29日(火)10:03
 

 菅直人首相は29日午前の参院予算委員会で、東日本大震災発生の翌日に福島第1原発を視察したことについて「現地の状況を把握することが重要と考えた。(初動対応が)遅延したとの指摘はまったく当たっていない」と述べ、問題はないとの認識を示した。自民党の礒崎陽輔氏への答弁。

 首相は「その後の経緯を考えると、現地の責任者に短時間だが会って直接話を聞いて、人物を見たことが極めて有効だった」と強調。礒崎氏は、首相の視察が放射性物質を含む気体を原子炉から抜く「ベント」の遅れにつながったと批判したが、首相は「(視察前の)12日午前1時30分にベントをすべきという姿勢を明確にし、東京電力に伝えていた」と反論した。

 公明党の加藤修一氏も、首相の視察について「行くべきではなかった。(現場の作業の)邪魔をした」と指摘した。

 首相は福島第1原発の事故に関し「予断を許さない状況が続いている。最大限の緊張感を持ち、取り組んでいく」と表明。また、「(原発設置)当時の津波に対する認識が大きく間違っていたことは否定しようがない」と述べるとともに、同原発は廃炉となる可能性が高いとの見解を示した。共産党の大門実紀史氏らへの答弁。

 首相の国会答弁は震災発生後初めて。首相は予算委の冒頭、「多くの国民に避難、計画停電などで大変不便をかけている。国民が冷静、沈着に行動していることに心から敬意を表し、感謝申し上げたい」と発言した。   



首相の原発視察「初動ミス」 野党が追及、首相は反論
 (朝日新聞) - 2011年3月29日(火)22:08


震災翌日の原発視察、首相「初動対応の遅れない」
 (朝日新聞) - 2011年3月29日(火)11:22



69 万アクセスを超えました!

2011-03-29 18:47:50 | ãƒ–ログ保守管理
2011年3月29日(火)

本日、アクセスカウンターが 69 万を超えました。




 ここまでこられましたのは、御訪問頂いている皆さま、またブログランキングをクリックしていただき、コメント・トラバなどで叱咤激励頂いている皆さまのおかげです。

ありがとうございます。


 68万を越したのが、3月22日だったので、1週間でで、1万アクセス

を頂きました。このペースはその前の1万アクセスよりも少し速い

テンポです。


  一日平均 【約 1,700 アクセス位】
週間平均 【1万2千 アクセス位】 と言うことになります。

 特に、記録が残っている範囲で、この前の1週間(3.20 ~ 03.26)では、

閲覧数:37,162 PV 、訪問者数:12,444 IP を数え、順位も

gooのブログ総数:1,558,153ブログ中【164位】 (上位0.0105%)に

して頂きました。 (順位争いはしておりませんが・・・)


 goo ブログ内ランキング
  2011.03.13 ~ 2011.03.19 の1週間に
   閲覧数:37,162 PV,訪問者数: 12,444 IP 
    順位:164 位 / 1,558,153 (goo総ブログ数)


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 もちろん、【東北地方太平洋沖地震】関連記事

特に東京電力福島第1原発での原子力事故の閲覧が多かったからだと思われます。


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日本ぶろぐ村
【政治・社会問題】ランキング(2011/3/22)
  60 (58) 位 / 890 ブログ中  週間IN:144,週間OUT:294
 ( )内は、前回68万アクセス時
 
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 123 (107) 位 / 2,910 ブログ中  週間IN:216,週間OUT:441

 上記は、gooのアクセス数とは、直接関係ありません。

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 8月30日:56万
 8月 2日:55万
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66万から68万までの2万アクセスに17日、
65万から66万までの1万アクセスに20日、
64万から65万までの1万アクセスに20日、
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60万から62万までの2万アクセスに39日、
58万から60万までの2万アクセスに28日、
57万から58万までの1万アクセスに17日、
56万から57万までの1万アクセスに24日、
55万から56万までの1万アクセスに28日、
54万から55万までの1万アクセスに28日、
53万から54万までの1万アクセスに28日、
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51万から52万までの1万アクセスに31日、
50万から51万までの1万アクセスに34日、


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外国紙が見た被災地の秩序と原発

2011-03-29 18:03:11 | äº‹ä»¶ãƒ»äº‹æ•…
2011年3月29日(火)

 本日は、英語ニュース・レビュー (gooニュース 加藤祐子)
を御紹介してお茶を濁します。

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被災者の奮闘を称え、原発リスクの過小評価を非難 震災2週目の英語メディア
 (gooニュース・JAPANなニュース) - 2011年3月29日(火)14:00

 
英語メディアが伝える「JAPAN」なニュースをご紹介するこのコラム、今週も「JAPAN」なニュースはメディアに溢れかえっています。先週は「外国メディアだからといって全て正しいわけではない」と言いたいがために「ちょっとどうなのよ」という問題報道に多くのスポットライトをあてましたが、先週も触れたように外国メディアには優れた震災報道がたくさんあります。日本をよく知る記者たちが、被災者に寄り添い支える記事。そしてリスクを過小評価しておきながら今になって「想定外」だったという日本の原発運営を厳しく非難する記事。日本メディアが十把一絡げに良い悪いではないのと同じように、外国メディアだから良い悪いではなく、バランスのとれた視点で日本を見つめている外国メディアは複数あるのです。(gooニュース 加藤祐子)

○外国紙の記者も被災地に深く

震災発生から2週間以上たつのに事態好転の兆しが見えない、東京でも桜はそろそろ咲き始めているのに……。私自身もクラクラ揺れ続けている感覚が一向にとれませんが、都内に住む自分は何をか不平を言わんや。被災した方たち、福島第一原発の周辺から避難している方たち、避難すべきかどうか不安に過ごされている方たちに、及ばずながらの思いを寄せるしかありません。こういう心情を、英語では「I stand by you」とか「My heart goes out to you」とか「My thoughts are with you」と言います。

先週のコラムには分不相応な反響をいただき、恐縮しています。私も含めていかに多くの人が混乱し当惑した10日間だったかと、改めて痛感しました。事態が予断を許さない状況であることは、残念ながら震災から2週間たった今でも変わりません。そして先週書いたように「外国メディアだからといって正しいわけではない」ことも、今でも変わりはありません。その一方で先週も書きましたが、「外国メディアの全てが間違っているわけでもない」のです。当たり前のことですが。今週はそういう冷静で真当な記事をいくつかご紹介します。ただし、本当なら被災者・被災地の悲しみと奮闘に意識を向けたいのに、どうしても原発のことが気になってならない、原発に関する記事ばかり追ってしまう。(高校の時点で物理の学習を諦めた)私自身がそういう状態にあることを、前もってお詫びします。被災された方々を決して忘れているわけではありません。

 以下、長く続きますので、リンクを御覧ください。
 

 
被災者の奮闘を称え、原発リスクの過小評価を非難 震災2週目の英語メディア
 (gooニュース・JAPANなニュース) - 2011年3月29日(火)14:00

ようやく渋々始めた「プルトニウム漏出」の調査・・・ そして検出された!

2011-03-28 23:59:22 | æ”¿æ²»
2011年3月28日(月)

 【東京電力は27日、福島第1原発各基の原子炉から、毒性の強いプルトニウムが漏出していないか調べるため、同原発敷地内の土壌を21、22両日に敷地内の5カ所で土壌を採取、日本原子力研究開発機構と日本分析センターに回された。】(時事通信) という。

プルトニウム漏出も調査=土壌採取し分析―東電
 (時事通信) - 2011年3月27日(日)18:03


 21日・22日に採取したのに、何故発表が27日になったのか?

 情報を素早く提供するという面で誠実さに欠ける対応だ!

    *******************

 そして、その分析の結果、やはりプルトニウムが検出された。

土壌からプルトニウムを検出…福島第一原発
 (読売新聞) - 2011年3月29日(火)00:04


 それでも、あいかわらず「人体に問題となるレベルではない」と妄語している!

    *******************

プルトニウム漏出も調査=土壌採取し分析―東電
 (時事通信) - 2011年3月27日(日)18:03
 

 東京電力は27日、福島第1原発各基の原子炉から、毒性の強いプルトニウムが漏出していないか調べるため、同原発敷地内の土壌を21、22両日に採取したことを明らかにした。

 東電によると、敷地内の5カ所で土壌を採取、日本原子力研究開発機構と日本分析センターに回された。分析は23日から始まり、結論が出るには約1週間かかる。同様の土壌採取は28日からも週2回続けるという。

 プルトニウムは原子炉内でウラン燃料が燃える過程で生成される。



 この間、当ブログでは、第3号機のプルサーマル運転の燃料にプルトニウムが使用されている旨を強調してきたが、解説などによると、通常のウラン原発でも、燃料を使用する(つまり燃焼させる)過程で化学反応によりプルトニウムが生成されるという。
 すなわち「使用済み核燃料棒」冷却用プールには、プルトニウムが大量に漏出していた可能性が高い。 そして、第3号機のものだけではなく、第1号機から第6号機までの全てにプルトニウムを高濃度で含有する「使用済み核燃料棒」が『保存・冷却』されていて、その内の過半で制御不能になっているという危険な事態なのである。

土壌からプルトニウムを検出…福島第一原発 
 (読売新聞) - 2011年3月29日(火)00:04
 

 東京電力は28日深夜、記者会見し、東京電力福島第一原子力発電所で21、22日の両日、採取した土壌から、プルトニウムが検出されたことを明らかにした。

 これまでの大気圏内の核実験に由来するものではなく、今回の事故で放出された可能性が高いという。

 東京電力によると、人体に問題となるレベルではないとしている。 



土壌から微量プルトニウム 福島第一原発敷地 東電発表(朝日新聞) - 2011年3月29日(火)00:02


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日本の対応を懸念 「放射能被害を過小評価」 ロシアの科学者

2011-03-27 22:43:45 | æ”¿æ²»
2011年3月27日(日)

 本日5本目の記事です。

 殆ど引用ですが、注目すべき記事を見つけましたので御紹介します。

 記事を掲載したのは、西日本新聞。

 発言したのは、チェルノブイリ原発事故について、人や環境に及ぼす

影響を調べているロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士。

 日本の東京電力・原子力安全保安院・政府・主要メディア・“学者”が

チェルノブイリ原発事故後の癌など被曝による障害の研究を元にして

福島原発からの放射性廃棄物の危険性を歪曲・隠蔽して『過小評価』する

中で、放射能汚染の危険性に『警鐘を乱打する』意見表明です。

 ワシントンで記者会見して、日本の対応に懸念を述べたとのこと。

     
         アレクセイ・ヤブロコフ博士
      西日本新聞 ワシントンにて2011年3月25日

 特に当ブログで何度も強調している プルトニウム汚染の恐ろしさ を強調。

「200キロの距離に人口3千万人の巨大首都圏がある」ことも指摘

されています。

 また、チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について、国際原子力機関(IAEA)は「最大9千人」としているが、ばかげている。私の調査では100万人近くになり、放射能の影響は7世代に及ぶ。 との発言も重要です。

 日本の“学者”が「直ちに健康への影響は無い」と語る前提となっている【IAEAレポート】の9千人でも膨大な被害者数ですが、これの百倍以上の死者が出ているということであり、前提とする資料そのものが『過小評価』されたデータであることになります。

 以下、引用をご覧ください。(文字強調は引用者)


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「放射能被害を過小評価」 ロシアの科学者 福島原発を懸念
 (西日本新聞)- 2011/03/27付 朝刊
 

  旧ソ連で1986年に起きたチェルノブイリ原発事故について、人や環境に及ぼす影響を調べているロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士が25日、ワシントンで記者会見し、福島第1原発事故の状況に強い懸念を示した。博士の発言要旨は次の通り。

 チェルノブイリ事故の放射性降下物は計約5千万キュリーだが、福島第1原発は今のところ私の知る限り約200万キュリーで格段に少ない。チェルノブイリは爆発とともに何日も核燃料が燃え続けたが、福島ではそういう事態はなく状況は明らかに違う。

 だが、福島第1はチェルノブイリより人口密集地に位置し、200キロの距離に人口3千万人の巨大首都圏がある。さらに、福島第1の 3号機はプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使った プルサーマル発電だ。もしここから プルトニウムが大量に放出される事態となれば、極めて甚大な被害が生じる。除去は不可能で、人が住めない土地が生まれる。それを大変懸念している。

 チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について、国際原子力機関(IAEA)は「最大9千人」としているが、ばかげている。私の調査では100万人近くになり、放射能の影響は7世代に及ぶ。

 セシウムやプルトニウムなどは年に1-3センチずつ土壌に入り込み、食物の根がそれを吸い上げ、大気に再び放出する。例えば、チェルノブイリの影響を受けたスウェーデンのヘラジカから昨年、検出された放射性物質の量は20年前と同じレベルだった。そういう事実を知るべきだ。

 日本政府は、国民に対し放射能被害を過小評価している。
「健康に直ちに影響はない」という言い方はおかしい。直ちにではないが、影響はあるということだからだ。

     =2011/03/27付 西日本新聞朝刊= 




東京電力・福島原発より高い津波が襲ったのに無事だった東北電力・女川原発

2011-03-27 21:55:47 | æ”¿æ²»
2011年3月27日(日)

 共産党の志位和夫委員長が3月17日に福島第1原発の事故について

提案した際に、要旨以下のように述べた(ポラリス記事)とのことだ。

 東京電力の責任は大きく「想定外の津波」で言い訳はできないと強調。
2007年に福島原発の危険性について、東京電力に申し入れた書面を記者に配付。
その中で、チリ地震並みの津波が来れば冷却系等が失われ、炉心溶融を伴う重大事態に至ることを警告し、東北電力・女川原子力発電所程度の対策を取るべきだと何度も申し入れたが東電が無視してきた事実を説明した。

今回の大地震津波に際して、東北電力・女川原子力発電所が非常事態に至らず、緊急停止できたことと対照的であることが強調された。
  【ポラリス】 2011/03/20(日) 22:04:31 より 



福島原発事故の対応に関する提案


 今日の共同通信の記事では、
 福島と明暗分けた女川原発 大津波想定、高い敷地に
  と題して、女川原発の特徴を述べている。

 東北電力の女川原発=25日、宮城県女川町で共同通信社ヘリから

             (共同通信) 2011年3月27日(日)18:10

 また、今回の福島原発の深刻な事故を教訓にさらなる安全対策を実施したという。

 女川・東通原発、電源車を常時配備 注水ルートも確認

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福島と明暗分けた女川原発 大津波想定、高い敷地に
 2011/03/27 17:36 【共同通信】

 津波に襲われた東京電力福島第1原発が、危機的な状況を続け住民に退避を強いる一方、より震源に近い東北電力の女川原発(宮城県)は安全に停止、被災した周辺住民が避難所として集う。

 太平洋沿岸の2原発が明暗を分けたのは、設計時に想定した津波の違いによる立地の差。ただ、女川原発にも想定を超えた波が到来しており、避難している住民からは「お世話になっているし、信じるしかない」と複雑な声も漏れた。

 福島第1原発が想定した津波は最高約5・7メートル。しかし、実際にやってきた津波は高さ14メートルに及び、海寄りに設置したタンクやパイプの設備を押し流した上に、重要機器の非常用発電機が水没。東電は原子炉を冷却できなくなる事態に追い込まれた。

 東電は「想定には設計当時の最新の知見を取り入れたが、はるかに超えてしまった」とする。

 一方、宮城県沖地震など幾度も津波に見舞われた三陸海岸にある女川原発で、東北電は津波を最高9・1メートルと想定。海沿いに斜面を設け、海面から14・8メートルの高さに敷地を整備した。

 港湾空港技術研究所(神奈川)などの調査では、原発から約7キロ離れた女川町中心部を襲った津波は、原発の敷地の高さと同じ14・8メートル。津波は一部で斜面を超えた可能性もあり、1~3号機のうち最も海に近い2号機の原子炉建屋の地下が浸水したものの、「重要施設に津波は及んでいない」(東北電)という。

 浸水で2号機の非常用発電機の一部が起動しなかったが、別の系統が稼働し、無事停止した。

 そんな原発に、周辺から被災した住民が身を寄せる。東北電は敷地の体育館に最大で約360人を受け入れ、食事も提供している。町内の60代女性は「原発の交付金で町にハコモノばかりでき、何だと思っていたが、それのおかげで命拾いしたので、複雑な思いです」とつぶやいた。 



東北電、津波対策を実施 女川、東通両原発に電源車
 (西日本新聞)- 2011年3月27日 19:11


女川・東通原発、電源車を常時配備 注水ルートも確認
 (朝日新聞)- 2011年3月27日20時6分
 

  東北電力は27日、女川原発(宮城県石巻市、女川町)と東通原発(青森県東通村)の構内に、電源車を常時配備したと発表した。東日本大震災の津波で東京電力福島第一原発の外部電源と非常用電源がともに失われ、大事故につながったことを踏まえ、安全対策を強化したという。

 電源がすべてなくなることは原発の設計で想定されていなかった。このため、万が一にも電源が失われた場合に備え、電源車を原子炉の緊急炉心冷却系の電池や中央制御室の計測用配電盤につなぎ、急場をしのぐことにした。

 このほか、緊急冷却用の海水をくみ上げるポンプの予備モーターを発注した。原子炉建屋内の使用済み核燃料プールに消防車で注水するためのルートも確認しているという。 



会見で核心はぐらかす東電副社長 (gooニュース)

2011-03-27 21:40:22 | æ”¿æ²»
2011年3月27日(日)

 東京電力の当事者能力が皆無の無責任対応にマスメディアの記者も

官邸も枝野官房長官も相当不快感を持ち、イライラしているようだ。

 間接的に記者会見の様子の極一部だけをテレビニュースで見ていても

何かひとごとのように説明している東京電力のスポークスマンに

腹が立つばかりである。

 社長も副社長もめったに出てこないが、出てきても無責任極まる態度だ。


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電源喪失後のビジョン語らず 東電武藤副社長
 (レスポンス) 3月27日(日)18時52分
 


   東電武藤副社長
   
(東電本店) 撮影=石田信一郎

26日夕、東京電力本店(千代田区内幸町)で開かれた原発担当の武藤栄副社長の会見が荒れた。いまだ予断を許さない福島第一原発の状況について、津波後のビジョンが語られなかったからだ。武藤氏は原子力発電を牽引した立場にいる。

会見の雲行きが怪しくなったのは、新聞『赤旗』の記者が「津波によって電源が失われた場合の想定はしなかったのか」と、質問した後のことだった。

「発電所内の電源は地震でなくなったが、その時にディーゼル発電はしっかり起動している。地震では電源はなくなっていないわけだが、その後の津波が襲ったところで電源を喪失している。津波が今回の電源をなくした原因だと言えようかと思う」

原発は緊急停止後も、原子炉を冷却するために水を循環させなければならない。今回の事故は、そのための電源が失われ原子炉内の温度を制御できなくなったことが、事故の根幹にある。それは今も復旧作業中で、解決されていないのだ。

電源を喪失したときのバックアップ体制はどう考えられていたのか。しかし、武藤氏は、それに答えることはなく、「地震の後も、電源は確保できていた。津波によって電源は落ちた」と、喪失した原因が津波であるということを繰り返し、その後を語ろうとはしなかった。

記者が繰り返す同じ質問に武藤氏は「電源がなくなった場合でも、原子炉を冷やすことができるように設計はされている。ただ、これは一定の時間バッテリーを使いながら、原子炉の中の蒸気でもって原子炉を冷やすことが基本的な考え方」と前置きして、説明を始めるのかとと思いきや、再び、こう話し出した。

「バッテリーの稼働の時間を超えて電源が復旧できないような状況になるというのは、今回の津波が全ての電源設備を利用できないような状況にしたということがある」

核心をはぐらかす武藤氏に、「今、この状況下で、最悪の事態をどのように想定しているのか」と、何人もの記者が詰め寄ったが、その回答も次のようなものだった。

「ともかく原子炉を冷やすということに尽きると思う。そのためには原子炉の中に水を入れ続けるということが大事なわけで、淡水の注入を続けていくということが引き続き大切なこと」

そして会見は打ち切られた。

(中島みなみ)  


事前に放射線検出、「官邸に報告はなかった」 枝野長官
 (朝日新聞) - 2011年3月26日(土)19:58
 

 
 枝野幸男官房長官は26日の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所で作業員3人が被曝(ひばく)した問題をめぐり、東電が事前に別の場所で高い放射線量を確認していたことについて「少なくとも官邸に報告はなかった」と語った。

 枝野氏は「大変危険な中で作業する作業員の安全確保、事故による被害・影響を最小化させていくという役割の両面で必要な情報を正確、迅速に報告してもらわないと、政府としても適切な指示が出せない。作業員、ひいては国民から不信の念をもたれる」と述べ、東電側に報告の徹底を求めていく考えを示した。 


官邸に報告なし…枝野長官、東電に不快感(読売新聞) - 2011年3月27日(日)06:59


運転中の原子炉内の1千万倍;29億ベクレル/cc の超強度の放射能汚染

2011-03-27 20:53:32 | æ”¿æ²»
2011年3月27日(日)

 今日の昼前のニュースには驚いた。

 先日の第3号機タービン建屋での作業員3名の被爆事故の際、

運転中の原子炉の冷却水の1万倍という数値に驚いていたのに、

今日は、第2号機のタービン建屋で、その千倍の超強度の放射能に

汚染された実態が発表された。

1cc当たり29億ベクレルの放射性ヨウ素134 が検出されたという。

運転中の原子炉の冷却水の1千万倍 ということになる。

 この発表は夜になって『誤りがあった』として再度計算されているようだが、

一度発表してしまったものは取り消せないと思う。

 だいたい、このような社会的インパクトが大きい、高濃度の数値を

詳細な検証なしに最初から発表するはずがない。

 『誤りがあった』という発表の方が、むしろ疑わしく思える。

     *****************

 また、第3号機について、プルトニウム汚染の恐れ があるが、

東京電力はこれまで測定してこなかった ことが判明したことを、

昼前の民放(テレビ朝日系列)でようやく報道したが、

お昼のNHKニュースでは、これを報道しなかった。

政府側から何らかの圧力があったことが疑われる。

     *****************

 排水口から330m付近の放射能汚染も、規制値の1850倍にもなっているようだが、

経済産業省・原子力安全・保安院は、相変わらず

「潮流で拡散されるため、人体の健康に影響はない」

との見解を示したという。 

魚は半径30km圏内に定住しているわけではなく、遠距離を回遊するし、

魚介類・海藻類などを通して濃縮され、食物連鎖の中で一層濃縮されて

人々の食卓に登ることを全く考えていない。

全く国民の健康を度外視した無責任な対応だ。

 こんな馬鹿げた言い分に「突っ込み」を入れないマスメディアも本当に

国民の安全と健康のことを考えて報道しているとは思えない! 


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原子炉水の1000万倍=2号機水たまり、高濃度放射能―海水も上昇・福島第1原発
 (時事通信) - 2011年3月27日(日)14:03
 

 東日本大震災で深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、2号機タービン建屋地下の水たまりで26日朝採取した水に含まれる放射能濃度が、運転中の原子炉内の水の約1000万倍(1立方センチ当たり29億ベクレル)に上ることが分かった。水たまり表面の放射線量も毎時1000ミリシーベルト以上と、同原発でこれまで測定された線量で最大。東京電力が27日発表した。

 2号機は14日から15日にかけて原子炉の水位が大幅に低下し、燃料棒が損傷。格納容器下部の圧力抑制室も一部破損した可能性が高い。燃料棒内の核分裂生成物が漏れているとみられる。東電によると、原子炉は現在、真水注入で比較的安定しているが、高い放射線量が復旧作業の妨げになることが懸念される。

 一方、1~4号機放水口の南約330メートルの場所で26日午後2時半に採取された海水からは、濃度限度の1850.5倍(同7.4ベクレル)の放射性ヨウ素131が検出された。同所の濃度は25日午前8時半に1250.8倍で、26日午前8時20分に750.0倍に低下したが、再び大幅上昇した。

 この放射性ヨウ素が1~4号機のどこから出たか不明だが、東電は水に含まれて流れてきたとの見方を示した。ペットボトル1本程度を飲むと一般人の年間被ばく限度を超える濃度だが、経済産業省原子力安全・保安院は半径20キロ以内の住民は避難しており、潮流で拡散されるため、人体の健康に影響はないとの見解を示した。 


放射性物質「1千万倍」は誤り…東電など訂正
 (読売新聞) - 2011年3月27日(日)20:42
 

 東京電力と経済産業省原子力安全・保安院は27日午前、2号機のタービン建屋地下1階にたまった水から1立方センチあたり29億ベクレルという高濃度の放射性ヨウ素134が検出されたと発表した。

 運転中の原子炉内の水に通常含まれる放射性物質の濃度の約1000万倍にあたるとしていたが、東電と保安院は同日夜の記者会見で、「データの評価に誤りがあった」として、検出の事実を訂正した。 



プルトニウム混合燃料【MOX】運転中の福島第1原発 第3号機 関連

2011-03-27 00:54:51 | æ”¿æ²»
2011年3月27日(日)

 プルサーマル運転中であった福島第1原発 第3号機 での被曝事故につき

 東京電力の3月25日の記者会見によれば
【東電や保安院によると24日、3号機のタービン建屋地下1階で、深さ約15センチの水たまりにつかりながら作業をしていた3人の作業員が被曝した。東電が事故後、この水を調べたところ、1立方センチメートルあたり390万ベクレル(放射能の単位)が検出された。
 原子炉を通る冷却水は通常でも放射能をおびるが、強さは1立方センチメートルあたり数百ベクレルほどだという。水からは放射性物質コバルト60やヨウ素131のほか、セシウム137などが検出された。普段の原子炉内の水では、ほとんど検出されない元素だ。
 東電の担当者は「セシウムは破損した燃料棒から出てきたものと考えられる」という。
 今後、この水にウランや プルトニウムが含まれていないかどうかも調べる という。】
  (読売 2011年3月25日12時11分)
 と発言したが、私がフォローした範囲では、その後
 「ウランやプルトニウムが含まれていないかどうか」調べた結果報告は見当たらない。

 また、枝野官房長官は3月25日の記者会見で、
【(プルサーマル発電)については、当然それぞれの炉がどういう性格を持っているかということ含め、原子力安全委員会含めて専門家のみなさんに、様々な可能性、危険性を指摘していただきながら対応してきているところ。いずれの炉についても、これ以上の事態の悪化を防ぐということが必要であるという状況は同じであると思っている。そうした中でご指摘のあった プルトニウムなどについても、しっかりと線量、放射線物質の出ている状況などがないかについてモニタリング は、より危険性の高いものについてよりしっかりとしたモニタリングを行うことの指示はこの間もしてきている。】
   (朝日 2011年3月25日20時35分)
 と答えた。

 しかし、官房長官からもこの問題は調査報告されていないようである。

 あるTwitterのつぶやきによると
【保安員会見中。建屋内に溜まった水の検査で プルトニウムは「やる意味がないからやらない」。全く意味がわからない。こんな明確な嘘をつかれて記者はなぜ追求しないのか!追求しないマスコミも共犯だ!】とある。(3/26,23:30頃UP)

 関連のWebニュースを検索してみたが見当たらなかった。
 「マスコミも共犯だ!」とある通りなのかも知れない。
  いわば、「プルトニウム汚染」は、プレスコード(禁句)になっているのだろう。


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核燃料の損傷、進行か…汚染水から放射性物質
 (読売新聞) - 2011年3月26日(土)22:51



 

 東京電力福島第一原子力発電所の放水口付近で採取した海水から、高濃度の放射性ヨウ素131が検出された問題で、東電や経済産業省原子力安全・保安院、専門家は26日、汚染水が原子炉につながる配管などから海に放出されたという見方を強めた。

 汚染水からは、燃料が核分裂した際に生成する多種類の放射性物質が検出され、燃料損傷が進んでいる可能性を示している。大気中の放射線量に大きな変化はなく、浮遊する放射性物質が降下して海に溶け込んだことが原因とは考えにくいとの見方が強い。

 この海水は福島第一原発1~4号機の放水口から南へ約330メートルの場所で採取された。検出された放射性ヨウ素131の濃度は1ミリ・リットル当たり50ベクレルで、原子炉等規制法で定める濃度基準の約1250倍だった。

 海水が高濃度の放射性物質で汚染された原因について、原発周辺で大気中の放射線量が急増した事実はなく、浮遊している放射性物質を落とす雨も降っていないことから、東電は26日の記者会見で「原子炉につながる配管から汚染水が流れ出した可能性がある」と説明した。


     ****************

以下、私がツィートした内、プルトニウム関連 のものを再掲
  (色文字補強は、ブログ再録時に付加)

【読売】核燃料の損傷、進行か…汚染水から放射性物質 http://t.co/I8qV8Fr 汚染水が原子炉につながる配管などから海に放出されたという見方を強めた。  汚染水からは、燃料が核分裂した際に生成する 多種類の放射性物質 が検出され、燃料損傷が進んでいる可能性を示している。

【読売】福島第一3号機、冷却水位下がり燃料棒が露出 http://t.co/VOHv4lc 3号機では昨年9月から、使用済み核燃料から取り出した プルトニウム を混ぜた核燃料(MOX燃料)を炉内に入れて発電する「プルサーマル」を実施していた。原子炉の圧力容器や格納容器の破損の可能性も

【読売】放射性物質、影響は http://t.co/qGJvOAF 使用済み核燃料の中には、毒性の強い「プルトニウム 239」や「ヨウ素131」「セシウム137」「クリプトン85」「キセノン133」などの放射性物質が含まれている。

【読売】使用済み核燃料 http://t.co/k4LcKhj 原子炉内にある核燃料は、使い終わった後も熱を放出し続ける。この使用済み核燃料には、毒性の強い プルトニウム などの放射性物質が含まれており、人体に大量に入ると、がんなどの深刻な被害をもたらす。

【朝日:2011/3/13】http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103130070.html 3号機では、通常のウラン燃料とは違い、ウランと プルトニウム を混ぜた「MOX燃料」を使ったプルサーマル発電が昨年9月に始まったばかりだった。

【朝日】最悪回避へ最終局面 福島第一原発事故 http://t.asahi.com/1ocu 最悪ケースをたどれば、溶けた燃料がプールの下にたまる。燃料中には プルトニウム があり、核分裂が連続して起きる「臨界」が心配だ。ただ一緒に溶ける制御棒の成分が臨界を抑制するかもしれない。

【朝日】枝野官房長官の会見全文〈25日午後4時過ぎ〉 http://t.asahi.com/1sa8 ご指摘のあった プルトニウム などより危険性の高いものについて、線量、放射線物質の出ている状況などについてよりしっかりとしたモニタリングを行うことの指示はこの間もしてきている。

【朝日】被曝現場水たまり、通常の冷却水の1万倍濃度の放射能 http://t.asahi.com/1rew 「今後、この水にウランや プルトニウム が含まれていないかどうかも調べるという。」 と昨日のニュースでは書いていたが、その後実施されたのだろうか?報道されたのかどうか?不明

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福島第1原発 下請け作業員被曝「管理側の落ち度だ」 京大教授

2011-03-26 13:07:35 | æ”¿æ²»
2011年3月26日(土)

 【京都大学原子炉実験所の渡辺正己教授は「被曝は長靴で簡単に防げた。基本的知識が伝わっていなかったのは管理側の落ち度だ」と指摘する。】(読売)

 一方で、
 【東電福島第一原発で起きた作業員3人の被曝で、3人が作業に入る6日前の18日、1号機のタービン建屋地下で高い放射線量を確認しながら、東電は作業員らに注意喚起をしていなかったことがわかった。】(朝日)
  というとんでもない事実がわかった。

 おとといも書いたが、結局下請け作業員や非正規社員を単なる「使い捨てのコマ(兵隊)」としか考えていない、数年来の風潮が、今度の惨事に繋がってしまった訳である。

 京大教授が厳しく指摘した「管理の落ち度」以上の「人を人とも思わぬ」国策大企業の体質が明らかになったとも言える。


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作業員被曝「管理の落ち度」服装・装備目配りを
 (読売新聞) - 2011年3月26日(土)11:50
 

高濃度の放射性物質に汚染された水が、復旧が急がれる1~4号機で次々と見つかっている。作業員を危険にさらせば、作業は立ち行かない。専門家からは「作業員のストレスは限界。東電側が最大限配慮すべき」との声が出ている。

 被曝した作業員は汚染された水たまりに短靴で入り、足の皮膚に直接放射性物質が触れる結果を招いた。京都大学原子炉実験所の渡辺正己教授は「被曝は長靴で簡単に防げた。基本的知識が伝わっていなかったのは管理側の落ち度だ」と指摘する。

 3号機タービン建屋で見つかった水は深さ20センチ~150センチ。正確な水量は把握できていないが、簡単に処理できる量ではないらしい。

 作業が大量の放水を受けている原子炉建屋に及べば、飛び散って壁についた水、天井からしたたる水も脅威になる。東電は水に濡れたら退避するよう作業員に伝えたが、現場には建屋の爆発に伴うがれきも散乱している。3号機近くのがれき付近の放射線量は毎時400ミリ・シーベルトに達している。

 放射線の防護力が高い陸上自衛隊の戦車による除去も検討され、2台が21日に福島県入りしたが、戦車の重さで、張り巡らされた電気ケーブルや地中の配管が傷む恐れがあるため、作業はまだ行われていない。 



東電、1号機の高放射線量を事前把握 作業員らに伝えず
 (朝日新聞) - 2011年3月26日12時49分
 

東京電力福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)3号機のタービン建屋内で起きた作業員3人の被曝(ひばく)で、3人が作業に入る6日前の18日、1号機のタービン建屋地下で高い放射線量を確認しながら、東電は作業員らに注意喚起をしていなかったことがわかった。東電は「情報共有が早ければ被曝を防げた可能性があった」と認め、謝罪した。

 東電福島事務所によると、6日前の18日、1号機のタービン建屋地下1階で作業した際に放射線量を測定、作業員の被曝線量の上限(250ミリシーベルト)に迫る毎時200ミリシーベルトと高いことを確認していた。

 一方、3人の作業員が3号機で作業を始めたのは、24日午前10時半ごろ。作業員には1号機の情報は伝わっていなかった。

 3号機では前日にはなかった水が深さ15センチになっていたが、3人は前日の作業では線量が低かったこと、「タービン建屋は通常、線量が高い場所でない」と思っていたことなどから、水につかって作業をして、局所被曝した。18日のデータが事前に伝わっていれば、作業員らの思い込みを防げた可能性がある。

 東電福島事務所の小山広太副所長は「1号機の現場の状況の情報をしっかり各現場で作業している人たちに注意喚起していれば、今回の被曝は防げたと思っており、反省している」と謝罪した。

 東電は建屋内に津波による海水が残っていると考えて排水を検討。その準備として水を分析するため、24日午前9時半に1号機で水を採取、分析した。東電や経済産業省原子力安全・保安院によると、3号機と同様、通常の原子炉内の冷却水より約1万倍強い、1立方センチ当たり380万ベクレル(放射能の単位)の放射能が検出された。

 含まれている放射性物質の種類は3号機とほぼ同じだった。セシウム137など燃料に含まれる物質が検出されており、原子炉内から漏れ出した可能性がある。

 保安院は3号機の水の発生源について、使用済み核燃料の貯蔵プールよりも原子炉内の可能性の方が高いとの見方を示した。

 東電はまた、2号機のタービン建屋地下でも表面付近で毎時200~300ミリシーベルトの高い放射線量の水がたまっていることを明らかにした。これにより、高い放射線量の水がたまっていたのは1、2、3号機となり、今後、配管の損傷などからどういう経路で漏出が広がったのかを調べていくことになる。

 水たまりの深さは3号機で最大1.5メートル、2号機は1メートル、1号機は40センチ。4号機でも、放射性物質の状況は不明だが、80センチの水がたまっているという。 



高放射線量、作業員に周知せず=東電「3人の被ばく防げた」-2号機に真水注入作業
 (時事通信) - 2011年3月26日(土)13:03
 

東日本大震災で被災し、深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の3号機タービン建屋地下で作業員3人が被ばくした事故で、東電は26日、1号機の同建屋地下で18日の時点で高い放射線を検出しながら、現場の作業員に周知していなかったことを明らかにした。1号機も3号機同様、地下に高濃度の放射性物質を含む水たまりがあり、東電は「しっかりと注意喚起していたら、今回の被ばくは防げた」と認め、謝罪した。

 一方、同社は26日、1、3号機に続いて2号機でも、消防ポンプによる原子炉への真水注入を始めた。真水には核分裂反応を抑えるホウ酸を混入、2号機は中央制御室の点灯も同日中に行う。また、1~3号機のタービン建屋地下で高濃度放射能が検出された水を慎重に排出。4号機の水についても、濃度分析を急いでいる。

 東電によると、18日に1号機タービン建屋地下の放射線を測定。1時間当たり200ミリシーベルトの高い放射線量を観測した。24日午前9時には、同建屋地下の水たまりの放射能濃度を測るため水を採取したが、測定担当者は高い放射線が出ていることを意識し、短時間で作業を終わらせたという。

 しかし、被ばくした作業員3人にはこうした情報は伝わっておらず、3人は同日午前10時から3号機のタービン建屋地下で作業を開始。約2時間後に作業を終えた後、線量計の記録から最大約180ミリシーベルト被ばくしていたことが分かった。同社は「情報の共有に甘いところがあった。反省している」と話している。

 地下の水は、原子炉から漏れた可能性もあり、1号機は水の深さが最大40センチ、表面は1時間当たり200ミリシーベルトだった。2号機は深さ最大1メートル、表面は毎時200~300ミリシーベルトだった。東電は、これらの水の排出作業に着手。1号機ではポンプを使用し、同じタービン建屋内の別の場所に移し始めた。 




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福島第1原発第3号機 MOX燃料崩壊でプルトニウムが環境中に漏洩しているのでは?

2011-03-25 23:09:44 | æ”¿æ²»
2011年3月25日(金)

 福島第1原発【3号機で24日に作業員が 被曝した事故について、東電と経済産業省原子力安全・保安院は25日、原子炉につながる配管などが損傷して 炉内の水が漏れ出ていた可能性がある。 との見解を示した。 (中略)
 東電が採取して分析したところ、セシウム137など、核燃料が損傷した場合にしか検出されない放射性物質が含まれていた 】(読売)という。

 マスメディアは殆ど触れようとしない(特にテレビメディアでは私は聞いた事が無い)が、このブログでも何度か書いているように、福島第1原発第3号機は、 MOX(プルトニウム混合)燃料 を使用しているいわば『実験炉』である。
 国民が生活している場で運用しているので、実験室内での実験とは言えず、『実用試験機』とでも言うべきであろうか?
 周辺住民を「プルトニウムによる影響を調査する」人体実験に使うようなものである。

 大地震津波前までは、今回のようなクライシスが起こらない場合の「通常状態における周辺住民の健康へのプルトニウム等放射性物質の影響」を監視するという処であっただろうが、この重大事故により、周辺住民は言うに及ばず、首都圏数千万人、もっと事態が進めば全日本国民の健康への影響を『調査できる』大規模人体実験を『可能とする事態』になってしまった。

 昨日までは、これは私の(他にもネット空間では大勢の方が指摘しているが)「推察」に過ぎなかった MOX燃料の崩壊 (炉心溶融)が、冒頭に引用した今日の公式見解で本当の事態になってしまった。

 もちろん、その記者会見では「プルトニウム」という名称は明らかにしていないようであるが、
「セシウム137 など 」
 と発言したと言う事なので、この「など」の中にプルトニウムが含まれている可能性がある。

 いずれにせよ、炉心を構成する 「核燃料が損傷した場合にしか検出されない放射性物質が含まれていた」 ことは極めて重大かつ危険な事態である事は確かである。

     **************

 このような異常事態に驚いた政府は、避難地域を従来から拡大し、ようやく半径20km~30kmを 自主避難地域 としたようだが、これでは一向に地域住民の命を守れる状況になったとは言えない。

 おまけに、具体的対応は市町村に任せると言った無責任ぶりである。

 読売新聞の調べ では、この対象地域になお高齢者や動けない人も含めて1万人前後の人々が残っていると言う。

 明確な「避難命令」なり「避難指示」が必要である。

 被災から2週間を区切りとしてか久しぶりに 菅総理が記者会見 (朝日Web版)したようだが、緊迫感も指導力も無いもののように見えた。


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3号機の配管損傷か…1・3号機に真水注入開始
 (読売新聞) - 2011年3月25日(金)21:11
 

 東京電力福島第一原子力発電所3号機で24日に作業員が 被曝した事故について、東電と経済産業省原子力安全・保安院は25日、原子炉につながる配管などが損傷して 炉内の水が漏れ出ていた可能性がある との見解を示した。

 東電は同日、1号機でも原子炉から漏出したとみられる水を確認したと発表。2、4号機でも、1、3号機と同様、タービン建屋地下に水たまりがあり、東電は今後、分析を行う。電源復旧などに向けた今後の作業に影響を与える恐れが出てきた。

 3号機タービン建屋の地下1階で作業員が触れた水は、原子炉に延びる配管などが集中する箇所の下にたまっており、東電が採取して分析したところ、セシウム137など、核燃料が損傷した場合にしか検出されない放射性物質が含まれていたという。

 1号機については、東電が、タービン建屋地下1階で24日に採取した水を分析したところ、総放射線量は1立方センチ・メートルあたり約380万ベクレルで、3号機の作業員が被曝した水とほぼ同じレベルだった。セシウム137も検出されており、東電は、1号機の水も原子炉から漏れ出た可能性が高いとみている。

 1、3号機では25日、仮設ポンプで原子炉内に真水を注入する冷却作業が始まった。これまでは海水を注入していた。真水の使用には、海水による配管や電気設備の腐食などを避ける狙いがある。福島第一原発の冷却に真水を使うのは、被災からの復旧が本格化して以来初めて。 




真水での冷却へ準備=米軍が協力、大型はしけ利用―北沢防衛相
 (時事通信) - 2011年3月25日(金)14:03



福島第1原発冷却用の真水を積んだ米軍貸与の「バージ船」(左)をえい航し、
 神奈川県の横須賀港を出港した海上自衛隊の多用途支援船艦「ひうち」
 =25日午前、神奈川県の横須賀港沖(海上自衛隊提供)
      【時事通信社】 2011年3月25日(金)19:11

2011年3月25日(金)14:03
 北沢俊美防衛相は25日午前の記者会見で、福島第1原発事故への対応に関し、米軍の協力を得て、真水を使った冷却作業の準備を進めていることを明らかにした。真水を積載した米軍の大型はしけ2隻が同日中に米海軍横須賀基地を出港、3日程度で到着するとしている。

 冷却作業には海水を使用しているが、米側は塩分が含まれることから強い懸念を示しており、「バージ船」と呼ばれる大型のはしけで真水を運ぶことにした。防衛相は「機材の腐食を防ぐため、海水を淡水に早く変更すべきだとの強い要請があった」と説明した。 
    (時事通信) - 2011年3月25日(金)14:03



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福島第1原発第3号機(プルサーマル炉)で配線作業中の『下請け作業員』 3名 超高濃度放射線に被曝!

2011-03-24 23:59:19 | äº‹ä»¶ãƒ»äº‹æ•…
2011年3月24日(木)

 福島第1原発・第3号機で配線作業中の東京電力の協力業者(下請け)の『作業員』 3名がタービン建屋の床に溜まっていた『水』で 超高濃度放射線に被曝された!

 放射線管理者は、当日の朝は建屋内部の状況を確認していなかったという。

 東京電力の説明によると「放射線管理者」の被曝を避けるためだと言うが、おそらくこの管理者は東京電力の正社員であって、その正社員の『安全』のためには『下請け作業員』の安全は「二の次」にしていたものと思われる。

 この間、命懸けで作業を続けているのは、『下請け作業員』と消防隊員と警察官と自衛隊員とメーカー(日立・東芝など)の社員であって、東京電力の正社員は遠巻きに指示をしているだけのように見える。
 もちろん、幹部連中は現地には行かず、東京で『指揮』をとっており、まさに大本営気分のようである。
 「特攻」や「玉砕」で『命を捨てよ!』と大本営で命令していた時代と、あまり変わらない様に思う。

 第3号機は、【MOX燃料】 を使うプルサーマル原子炉である。
すなわち、半減期が3万年超であり且つ極めて生物に対する“毒性”が強い魔の放射線を発するプルトニウムを一緒に燃やしている超危険な原子炉である。
 テレビでは、ほとんど、第3号機が超危険なプルトニウムを燃やしていることには触れておらず、知らない人が大半だと思うが、その超危険な第3号機で、“高濃度”の放射線に被曝した訳である。プルトニウム被曝の可能性も疑われる。

3月25日(金)追記
【東京電力福島原子力発電所3号機の電源復旧作業中に作業員3人が被曝した問題で、東電は25日未明、タービン建屋地下1階の水に含まれる放射性物質の濃度は通常運転時の原子炉内の水の約1万倍に達したと発表した。

 通常はほとんど検出されない放射性物質 も高い濃度で検出され、同社は3号機の原子炉か使用済み核燃料一時貯蔵プール内の 核燃料が破損 した後、現場周辺に漏れ出した可能性が高いという。
     (2011年3月25日07時38分 読売新聞)】 


  この 『通常はほとんど検出されない放射性物質』 こそ
  プルトニウムのことを示唆しているのではないか?


【3/25追記】

翌朝のNHKニュースでは、
タービン建屋に溜まっていた『水』からは、運転中の原子炉内の冷却水の1万倍を超える放射性物質が検出されたとのこと。

上からどんどん放水している『水』が、崩壊しつつある『使用済み燃料棒』などの放射性物質を取り込んで垂れ流れ、タービン建屋にまで流れ込んだものと思われます。

タービン建屋に流れ込む位ですから、屋外にも当然流れ出しており、排水口を通って海水中すなわち周辺海水中に超高濃度の放射性排水が流れ出しているのは間違いありません。

恐ろしい話です。

最早、炉心溶融は間違いないと思われます。

そしてそれはプルトニウムが環境中に排出されていることを暗示しています。


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3号機で作業員3人が被ばく、病院に2人搬送=東電と安全・保安院
 (トムソンロイター) - 2011年3月24日(木)19:00
 

[東京 24日 ロイター]
 東京電力と経済産業省原子力安全・保安院は24日午後、東電福島第1原子力発電所の3号機の地下で作業をしていた作業員3人が被ばくしたことを明らかにした。2人が病院に搬送された。

 今回被ばくが確認されたのは協力企業の作業員3人で、足の皮膚に汚染が確認された。被ばくした放射線量は170─180ミリシーベルトだという。東電によれば、作業員らは午前10時ごろから午後1時ごろにかけ、3号機のタービン建屋の1階と地下でケーブル施設作業をしていた。地下の水たまりでの作業で、靴の上部から水が入りくるぶしまでつかったが、外傷はなかったという。

 会見した東電の武藤栄副社長は「状況を詳しく調べたい。作業をいったん停止している」と述べた。「心配をかけ申し訳ない。状況をしっかり確認し、安全確保に努めたい」とした。

 厚生労働省は、今回の福島第1原発の作業について、作業員の被ばくの上限値を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトまで引き上げていた。 



深さ15センチの汚染水につかり作業
 (読売新聞) - 2011年3月24日(木)23:06
 

 冷却作業などが進められている東京電力福島第一原子力発電所3号機で24日、協力会社の作業員3人が、緊急作業時の限度である年間250ミリ・シーベルトに近い量の放射線に 被曝した。

 真っ暗な3号機タービン建屋の地下1階。

 原子炉を冷やすための電気ケーブル敷設工事を行う3人の作業員は、深さ約15センチの水に踏み込んでしまった。外部電源による冷却システムの復旧は、急がなければならない重要な任務。3人はそこにつかって作業を続けたらしい。前日の点検では、水はほとんどなかった。前日は3号機への放水は行っていない。

 いずれも防護服の上にカッパを着用。ヘルメットと全面マスク、ゴム手袋もつけ、同じ会社の2人は作業用の短靴を、別会社の1人は長靴をはいていた。作業を終えた3人が正午過ぎ、胸に装着していた線量計を調べると、高い放射線量が確認された。

 胸の線量計は、20ミリ・シーベルト以上を超えると、9分間にわたり断続的にアラームが鳴り続ける。この作業中にアラームが鳴ったかどうかは確認されていない。 



作業員3人被ばく、2人搬送=建屋地下で放射線やけど―復旧作業中・福島第1原発
 (時事通信) - 2011年3月25日(金)01:03
 

 東京電力は24日、東日本大震災で被災した福島第1原発の3号機タービン建屋内で、作業員3人が170~180ミリシーベルトの放射線を浴びたと発表した。累積被ばく量は、特例として認められた250ミリシーベルト未満だが、一度に多量の放射線を浴びており、うち2人が放射線によるやけど「ベータ線熱傷」の可能性を否定できないとして福島県立医大病院に搬送された。手当ての後、25日朝にも千葉市の放射線医学総合研究所に移る。

 経済産業省原子力安全・保安院や東電によると、被ばくしたのはいずれも協力会社の男性社員で、30代2人に20代1人。3人は24日午前10時半ごろから仮設電源のケーブル敷設のため、原子炉建屋に隣接するタービン建屋地下1階の現場に入り、放射性物質が含まれるとみられる水たまりに足を踏み入れて作業した。

 作業を終え、午後0時10分ごろに個人線量計の数値を確認するとそれぞれ180.07、179.37、173.00ミリシーベルトを示していたことが判明。3人は体調は良好だが、うち被ばく量の多い30代と20代の計2人が搬送された。

 水たまりは深さ約15センチ。3人はフィルター付マスクを着け、上下つなぎの作業服に上着、ヘルメットにゴム手袋をしていたが、病院に運ばれた2人は長靴を履いておらず、くるぶしまで水に漬かった。3人の線量計は20ミリシーベルトでアラームが鳴るが、実際に鳴ったかは不明という。

 被ばく後に東電が現場を調べたところ、水たまりの表面は毎時約400ミリシーベルト、空間線量は同約200ミリシーベルトだった。実際に水に漬かって作業したのは、40~50分間とみられる。 



被曝現場水たまり、通常の冷却水の1万倍濃度の放射能
 (朝日新聞) - 2011年3月25日(金)05:30

 東京電力は25日、復旧作業が続く福島第一原発3号機で作業員3人が被曝(ひばく)した現場の水たまりから、通常の原子炉内を通る冷却水の約1万倍の濃度の放射能を検出したと発表した。原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールにある燃料棒が損傷している可能性が高いとしている。 



「線量計故障と思い作業」=放射能、原子炉水の1万倍―現場未確認「大きな反省点」
 (時事通信) - 2011年3月25日(金)07:03
 

 福島第1原発の3号機タービン建屋地下の水たまりで、東京電力の協力会社の作業員3人が大量の放射線を被ばくした事故について、東電は25日未明に会見し、作業員の一人が「作業中に全員の個人線量計のアラームが鳴ったが、故障したと思い込んでいた」などと話していることを明らかにした。事故前日の現場の放射線量が低かったことが背景にあるという。

 水たまりの水には放射性のヨウ素やセシウム、コバルトなどが含まれ、合計の放射能は1立方センチ当たり約390万ベクレル。運転中の原子炉内の水の約1万倍で、損傷した燃料棒から放出された核分裂生成物の可能性がある。3号機のタービン建屋に隣接する原子炉建屋では14日に水素爆発が起きた。

 3人のうち、放射線によるやけどの疑いで福島県立医大病院に搬送された30代の男性(線量計の被ばく線量180.07ミリシーベルト)と20代の男性(同179.37ミリシーベルト)は東電と直接契約している会社の社員で、放射線業務従事者としての経験は11年と4年。搬送されなかった30代の男性(同173.00ミリシーベルト)はこの会社の契約先の社員で、経験は14年。 




09年衆院選、1票の格差「違憲状態」 最高裁 上告審判決!

2011-03-23 18:15:15 | æ”¿æ²»
2011年3月23日(水)

 民主党が圧勝し、政治が変わるのでは? と多くの人々が期待した

2009年8月の真夏・熱暑地獄だった衆議院選挙の結果について、

きょう23日判決が言い渡された。 読売新聞Web版などによると

【最高裁判所大法廷(裁判長・竹崎博允最高裁長官)は、
各都道府県に1議席を配分した上で
残りを人口比で割り振る「1人別枠方式」と、
同方式で生じた格差について「違憲状態」と判断し、
同方式を廃止するよう求めた
  
選挙無効の請求は退けた。】(読売新聞Web版) という。

最高裁が、「衆院選小選挙区比例代表並立制」を廃止するよう求めた
  というのは、画期的なことだ。


   (1票の格差、大法廷で弁論 09年衆院選で最高裁)
       共同通信  2011年2月23日(水)11:38

【09年8月の衆院選を巡っては10件の訴訟が起こされ、
各地の高裁の判断が、「違憲」4件、
「違憲状態」3件、「合憲」3件と分かれた。
最高裁は昨年9月、このうち9件の審理を、
15人の裁判官全員で審理する大法廷に回付していた。】(読売新聞Web版)

 というから、この最高裁判決は、「合憲判決」を出した下級審を

無効とするものとなる。

 その面でも積極的かつ画期的な判決だと思う。
 
【1994年に導入された衆院選小選挙区比例代表並立制での格差について、最高裁が違憲状態と判断したのは初めて。「1人別枠方式」という制度自体が違憲状態とされたことから、国会が選挙制度の抜本的な見直しを迫られるのは必至だ。】(読売新聞Web版)


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09年衆院選、1票の格差「違憲状態」…最高裁
 (読売新聞) - 2011年3月23日(水)15:16


09年衆院選は違憲状態=1人別枠方式「平等に反する」―廃止を要望・最高裁大法廷
 (時事通信) - 2011年3月23日(水)16:03


最高裁大法廷、一票の格差は「違憲状態」 09年衆院選
 (朝日新聞) - 2011年3月23日(水)15:25
 

  最大格差が2.30倍だった2009年8月の衆院選小選挙区をめぐる「一票の格差」訴訟の判決で、最高裁大法廷は23日、人口の少ない地方に多めに議席を配分する「1人別枠方式」が憲法の要請する投票価値の平等に反するとして「違憲状態」とする判断を示した。
 しかし是正のための期間が十分でなかったとして結論は合憲とし、選挙無効を求めた原告の請求は棄却した。

 小選挙区制が導入された1994年以降、衆院選での「一票の格差」が最高裁で違憲状態と判断されたのは初めて。
 これまでは「3倍未満」なら合憲とされてきた。
 大法廷は「1人別枠方式」の廃止も含めた制度改正を求めており、国会は抜本的な選挙制度の見直しを迫られる。

 今回の裁判は、二つの弁護士グループが「住所によって1票の価値が異なるのは憲法に反する」などとして、全国8高裁・支部に計9件起こした。高裁段階では合憲が2件にとどまり、違憲4件、違憲状態3件。格差の拡大を招く「1人別枠方式」に対し、「合理性はなくなった」と厳しい判断が相次ぎ、最高裁の判断が注目されていた。

 原告側は「外交や経済政策など全国レベルの課題もあり、人口の少ない県の意見を多く反映させることが公正とは言えない」と主張。被告の選挙管理委員会側は「1人別枠方式によって全国の多様な民意を国会に反映することができ、十分な合理性がある」と反論していた。

 9件の判決のうち8件は竹崎博允長官が裁判長を、残りの1件は長官の兄が被告側の関係者だったため、那須弘平裁判官が裁判長を務めた。