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秋田連続児童殺害 検察、あす厳刑求刑へ

2008-01-24 20:39:18 | äº‹ä»¶ãƒ»äº‹æ•…
秋田小1児童殺害事件-89
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河北新報 1/24
秋田連続児童殺害
    検察、厳刑求刑へ あす論告

 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われた同町粕毛、無職畠山鈴香被告(34)の論告求刑公判が25日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)で開かれる。長女彩香さん=当時(9つ)=殺害を全面否認する畠山被告に対し、検察側は、何の落ち度もない子ども2人を殺した罪責は重いとして、厳刑を求めるとみられる。

 論告で検察側は畠山被告が日ごろ、彩香さんを邪険にしていたとする近隣住民らの証言や、川に落ちた彩香さんを救助せず、人目につかない道を選んで帰宅したことなどから殺意を指摘する。

 畠山被告は核心部分で黙秘を繰り返し、彩香さんを欄干に上らせる危険性を認識しながらも上るのを止めなかったと答えるなど、供述のあいまいさも印象付けられたとして、検察側は殺人罪の立証に自信を見せる。

 弁護側は最終弁論で、彩香さんに抱きつかれ、反射的に払いのけたと偶発性を強調する見通し。落とした衝撃で瞬間的に記憶を失ったため、救出しなかったと反論している。

 豪憲君殺害について、検察側は畠山被告が彩香さんの部屋にあった腰ひもを使ったことなどから、冷静な判断力があったとみている。

 弁護側は起訴事実を認めた上で、判断力が減退していたと主張。彩香さんが水死した喪失感などに襲われ、豪憲君を殺害したとしている。

 検察側は、2つの事件は動機の面で密接にかかわると分析しているとみられる。論告で動機や計画性の有無について、どう描くかも注目される。

 公判では、豪憲君の両親も出廷し、「死刑を望む」と証言した。検察側はこうした処罰感情も論告に盛り込む見込み。

 畠山被告は極刑を受け入れる意思を示す一方、日記に「(豪憲君殺害の)罪悪感はほとんどない」と記すなど、特異な人間性をうかがわせた。最終弁論後には、被告の意見陳述も行われる。
 公判は25日で結審。3月19日に判決が言い渡される。

<公判の争点>
(1)彩香さんへの殺意と実行行為の有無
(2)彩香さんの死亡原因に関する健忘の有 無と程度
(3)豪憲君に対する殺害、死体遺棄当時の 完全責任能力の存否
(4)捜査段階の自白の任意性

[秋田県藤里町連続児童殺害事件]秋田県警は2006年6月、能代市の米代川沿いで5月に遺体で見つかった米山豪憲君=当時(7つ)=の死体遺棄容疑で、2軒隣の無職畠山鈴香被告(34)を逮捕し、同月、殺人容疑で再逮捕した。同年4月に水死体で見つかった長女彩香さん=当時(9つ)=について、県警は当初事故死との見方を強めていたが、畠山被告が橋から落とし殺害したとして7月、殺人容疑で再逮捕した。裁判は公判前整理手続きを適用し、初公判は07年9月に開かれた。
                 河北新報 2008年01月23日水曜日



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秋田小1児童殺害事件-89

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