ミニ ゲッター1・2・3
ゲッターロボは電動プラモ(各900円)に続いて半タンク形体・ゼンマイ動力のミニゲッター1・2・3(各350円)が発
売されました。
前年(1973)には同じ仕様の「ゼンマイ動力マジンガーZ」が発売されており、ミニゲッター3種はこれを踏襲したラインナップです。
ゼンマイ動力マジンガーZの完成見本(フィギュア王NO.17/ワールドフォトプレス刊 より)。
ジェットスクランダーの造形から放送途中で追加投入された商品ということがわかります。その後「ミニグレートマジンガー」に金型改修されたようです。
ミニゲッター3種の箱画像。側面のラインナップ紹介から、グレートマジンガー商品の展開が始まってからの発売だったことがわかります。
ゲッターとグレートの商品開発スタート時期はかなり近接していたようです。
ミニゲッター1のパーツ全容。イーグル号と腕部を構成するランナーのみがオリジナル部品で、ほかはゲッター2・3と共用しています。
ミニゲッター2完成品。半タンク型のスタイルは映像イメージとは遠くかけ離れています。
ボディ右側面にゼンマイ部が露出します。本体パーツは腕部以外はゲッター1の成型色替えです。
ミニゲッター3完成品。画像の個体はジャガー号後部が未塗装のままです。
ゲッター1・2と共通のボディの下部にジャガー号のパーツを付ける構造です。
ただし胸部前面にイーグル号のモールドがあるため、金型自体は別ものが使用されています。
ゼンマイ動力マジンガーZとミニゲッター3種は、「人間型」という最低限のキャラクター要素さえ無視されたなんとも微妙なシリーズになっています。
このような商品構成になったのは、これらが既存のプラモデルの金型改修品だったためです。
このころキャラクターものプラモデルは主に「マスコミシリーズ」というカテゴリーで展開されていましたが、それ以前にはオリジナルロボット中心の「バンダイロボットシリーズ」というラインが存在しました。
「ロボットシリーズ」は他社の金型を流用した再版プラモ6種とバンダイオリジナルの3種で構成されており、新規開発分は上画像の「スパークボーイ」「リキシーボーイ」「リベットボーイ」です。
当時のカタログに掲載されたオリジナル3種の完成品。
赤い「スパークボーイ」は「ミニゲッター」に、青い「リキシーボーイ」は「ゼンマイ動力マジンガーZ」に、それぞれ金型改修されたのがわかります。
バンダイ模型はマジンガーZやゲッターロボで「人間型キャラクターロボット」をプラモデル化するにあたり「バンダイロボットシリーズ」の延長で商品内容を決めていたと思われ、その結果がキャラクターイメージと著しく異なる商品群となってしまったようです。
その意味で「ロボットシリーズ」は興味深い存在なので、次回もう少し詳しく取り上げてみます。
ゼンマイ動力マジンガーZは見かけませんよね。
ミニゲッター3は、思ったよりも、出来がいいかも?と
思ったりしちゃいました(^^;)
次回も楽しみにしております~。
ゼンマイマジンガー、見ませんね。
フィギュア王に掲載されたのはバンダイに保存されている完成見本品のようです。
最近の疑問なんですが、トレーラーゲッター1やグレートマジンガーは、見かけますが、トレーラーゲッター2って見たことありますか?
箱横の絵には描かれていたとおもうんですけど、、。
ゲッター1スーパートレーラーの箱側面にゲッター2も紹介されていますが、現物画像は見たことがないですね。
金型自体はDXモデルと共用でしょうから、発売された可能性はあるはずですが。
ゲッターロボGのDVDBOX解説書でこのあたりの商品を取り上げているらしいのですが、内容を確認出来ていません。
それだけのためにDVDBOXは買えませんし……(^^
ありがとうございます。
なんとなく、発売アSれてないんじゃない?みたいな気になってます。DXと同じでしたら、やっぱりあるのかもしれませんね。
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