杉並区のサイエンスラボIMAGINUSで開催された「科学と学習ふろく展」に足を運びました。
夏休みの親子向けイベントですが、昔のふろくの展示があるとのことなのでクソマニアの自分も拝見させていただきました(^^;
会場は廃校を再利用した科学教育施設とのことで、旧体育館での展示は大規模ではないものの展示内容と会場のシンクロ率は120%、いい雰囲気でした(会場内の紹介動画は
こちら)。
自分の記憶に強く残っている付録のいくつかも見ることが出来ました。
3年の科学1974年度3月号のシグナル配線セット。
ジャックの抜き差しで直流・交流を変えて豆球を点灯させます。
ポイントは信号だけでなく本体もクリア成型になっているところ。
時期的に、変身サイボーグの影響がありそうに思えます。
当時の自分はサイボーグの装備のひとつにして遊んでいました(^^
5年の科学76年9月号のとことこ生物ロボット。
単3電池で動く4足歩行メカです。
本誌綴じ込みの紙工作で牛に見立てる仕様なのですが…
私はパーンサロイドのカバーを自作してかぶせ、ジーグ本体のイラストも描いて切り抜き合体させて遊んでいました(^^
こちらは学習77年6月号の銅鐸・銅剣作りセット。
プラ製の凹型に粘土を詰めて銅鐸・銅剣を作ります。
私は銅鐸の型に5ミリジョイント用の穴を開けてミクロマンを入れ、「銅鐸から蘇るミクロマンコマンド!」などと遊んでいました。
……こうして振り返ると学習意欲の向上にはまったく役立っていなかったようです。
典型的な「カーチャン、ゴメンヨ」案件ですね(^^;
ほかにもいろいろ、自分の世代の付録が見られて楽しめました。
杉並でのふろく展は終了していますが、今後の巡回もあるようなので気になる方は情報チェックを。
今回の展示でぜひ見たかったもののひとつにステゴサウルス骨格模型があります。
手元には画像のパーツしか残っていませんが、メタリックグレーの成型色でとてもかっこよかった記憶があります。
人間はサイズ対比用のパーツでした。
会場にあったのは残念ながら2006年付録のもの。
サイズは自分の体験した1976年版と同じくらいですが、同型なのかはわかりませんでした。
こちらは78年度のブラキオサウルス。
展示品は乳白色ですがオリジナルはメタリックグレーのようです。
本展の図録には科学の付録年度別リストが掲載されており、それによると1970年代の5年の科学ではナウマンゾウ・ステゴサウルス・ブラキオサウルスの骨格模型が何度も付録になっていたようです。
これらと人体骨格模型はプラモデル的な人気があったようで、80年代以降も5年・6年の科学で断続的に付録になっています。
手元には後年入手した77年度版ブラキオサウルスがあり、乳白色成型でした。
そして近年、学研が骨格模型をプラモデルとして1978年に発売していたことを知り、ナウマンゾウを入手しました。
箱サイズは193×295×44、製品番号と価格は81028-400。
側面掲載のラインナップは他にブロントサウルスとステゴサウルス。
ブロントサウルスも科学の付録になっているのでしょうか?
ナウマンゾウには接着剤のほかパーツ整形用の紙やすりも同梱されていました。
で、このシリーズのステゴサウルスが気になるところですが…
入手できた個体は箱がボロボロでかたちを保つことができず、入手時からラップが巻かれていました。
ステゴサウルスは接着不要になっており、製品番号81029-400はなんとか読み取れました。
説明書もボロボロ…
幸いパーツは揃っていましたが、やはり乳白色で残念。
手元のパーツと比べてみると、ディテールまで一致しました!
これが自分の記憶にある「あのステゴサウルス」と同型と確認出来ましたが、やはりメタリックグレーでないとピンときません。
塗装しようか……でも材質がポリっぽい感じだからタイヘンそうです。
プライマーを塗ってからラッカー系、が無難そうですがとてもそこまでやれません。
制作代行にお願いしようかな~
以下はテキトーに思い出など。
科学と学習はコンパニオン(学研のおばちゃん)による訪問販売が主流だったようですが、うちは田舎だったためか業者が学校に販売に来る形式でした。
月に一度、ミニバンに本と付録を詰め込んだ業者が来て家庭科室の一角に陣取って、児童は休み時間などに各自都合を付けて買いに行くというかたちです。
本誌の表3には次号付録の紹介があるので、おもしろそうな付録の月には購入者が増えました。
特にカメラやラジオ、骨格模型などが付録の時は人気でした。
ちなみに画像のラジオは、ちゃんと作ってもほとんどなにも聞こえませんでした…付録の性能ではなく、田舎ゆえの電波状況の悪さが問題だったのだろうと思います。
電子ブロックで組んだラジオもほとんど聞こえなかったような(T T
カメラの時にはマグネモ・ジーグの写真を撮ったのですが、接写に対応しているはずもなくボケボケで、うしろの庭がくっきり写っていてガッカリでした(^^;
蛇足ながら…
70年代前半に石森章太郎が各学年の科学で連載していた未来救助隊アスガード7。
画像は74年度3年の科学版で作画はひおあきら氏ですが、キャラデザインは石森版と同じです。
メンバーのひとり「マシンマン」はハカイダーを思わせるデザインですが…
もしかしてアンドロイドA超人の頭部デザインには、アスガード7の影響が……?
『コロ助の科学質問箱』好きでした。「学研まんがひみつシリーズ」でも発売されて、喜び勇んで買いました。
『玄海とイドムンコスキー』は単行本化されなかったけど、内容が『できるできないのひみつ』に流用されています。
空を飛ぼうとして墜落して「逃げた所に落ちてくるな」「落ちた所に逃げてくるな」等。
『アスガード7』は1974年の「5年の科学」細井雄二先生版、1975年の「6年の科学」すがやみつる先生版を読んでました。
あとオラもステゴザウルスの骨格模型を組んだ覚えあります。
内山安二氏の絵はセンス良く品があって、学習誌には理想的でしたね。
ほんわかしたユーモアが好きでした。
1974年の5年の科学には「キョウリュウ化石モデル」が付録になっているので、北斗様の体験からこれがステゴサウルスだったと考えられそうです。
これは見たかったヤツ!終わっちゃったのですね。
巡回展に会えるといいなあ。
プラキットの学研ふろくは、すごく特別感がありました。
クリアパーツが多い点も、恐竜模型も良かった!
(自分は兄姉のモノを触らせてもらっただけの体験ですが)
それにしても、すぐにミクロマンとの連携を考えちゃうの、流石っす
(質感がなじみますよね👍)
ふろく展、自分が存在を知ったのも終了間際でギリギリでした。
ホビー系の情報サイトなどは扱わないみたいで微妙な立ち位置なんですよね。
付録の主材はプラだからタカラ系と相性がいいですね。
スパイマジシャンで未発売に終わった子供用スパイセットなんか、出ていれば科学の付録そのものになっていたと思います(^^
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