ジャンボマシンダーグレートマジンガー、画像の現物はショーグンウォリアーズ版です。
ショーグン版の左手は超速射ミサイル仕様になっています。
それに入手時にはブレーンコンドルが欠品でした。
そのため左パンチとブレーンコンドルは別途入手、さらにジャンボマシーン版からスクランブルダッシュを流用したのがこの状態です。
理想のかたちにするのはなかなかタイヘンでした(^^;
箱の商品名に「グレート」は付かず、単に「MAZINGA」となっています。
ショーグンウォリアーズ版の発売はなんとなく1978年ころなのかなと思っていましたが、大手動画サイトの投稿動画には(C)1976MATELとクレジットされたCMがあります。
CMに登場するマシンダーは基本的に国内版と同じでで、武器のみ仕様が異なるようです。
このCMは数年放送が続いたようで、後年のバージョンではラストの商品カットが変更されています。
よく見るとグレートの胸部放熱板はボディと一体化されてしまい、ゲッタードラゴンの脚部シールはシルバーのイナズマ模様になっています。
ライディーンは肩アーマーが無くなっており、全体に仕様が簡略化されたようです。
こちらはクレジットが1978になっている別CMより。
グレートはすでに簡略仕様になっており、商品名に「GREAT」が追加されたようです。
新たに投入されたダイモスとガイキングは当初から国内版より簡略化されていたようです。
どうやらショーグンウォリアーズ玩具の最初期商品は1976年発売のジャンボマシンダーグレート・ドラゴン・ライディーンの3種だったようで、その時点では武器以外は国内と同じ仕様だったようです。
手元のグレートはこのころ生産された確率が高そうです。
1977年クリスマス時期のオモチャ売り場を取材したCBSニュースには国内と同仕様のドラゴンが写っている映像が確認されています。
またワンダーウーマンセカンドシーズン第12話(77年12月放送)の劇中にも、同仕様のドラゴンが出てきます。
こうしたことから、発売から2年くらいは国内版と同じまま流通していたのが78年に仕様変更されたらしい状況が浮かびます。
簡略化の背景には安全性強化の必要があったらしいですが詳細はわかりません。
手元のゲッタードラゴンも実はショーグン版で、シール類はすべて自作したものです。
入手時にはかなりひどい状態でしたが、脚にイナズマシールが残っていたので仕様変更後の生産分です。
パンチのスピンカッターが省略されてしまっているのは残念。
目も国内版より鋭い(上下幅が狭い)感じに見えるのですが、造形自体が異なるのか塗装のマスクが違うだけなのか…?
ご存知の方は教えて下さい(^^