玩具商報1976年4月号(商報社)掲載のポピー広告より。
世代人にはなつかしい、ポピー専用什器の完成が告知されています。
現物は同年5月から売り場に並んだようです。
さまざまな什器が並んでいます。場所はポピー本社かサービスセンターでしょうか?
向かって右にあるのは、中央の円盤が回転するタイプ。
多くの売り場で目にした、おなじみのアレです。
展示と在庫収納を兼ねているようです。 これは見たことないな~
既成の汎用品を組み合わせているようにも見えますが…?
これもかなり大型のようです。
左右に載せられている小型の什器は、組み換えで構成が変えられるようです。
通常のガラスケースがそのまま使われているように見えます。
なお、この什器告知の前ページにはアトラク用グレンダイザーが掲載されています。
この年、ポピーは2月末から5月まで「ふれあいキャンペーン」として店頭や祭り等でのアトラクションを実施しています。
当初はグレンダイザー・ゴレンジャー・ロボコンの3チーム、4月末からさらにカゲスター・キョーダイン・忍者キャプターが加わって計6チームが稼働していたそうです。
ポピーは前年からのゴレンジャーとロボコンのヒットで、超合金などの商品ラインナップを飛躍的に増大させています。
それを受けて1976年はさらなる複数キャラクター戦略を押し進め、同時に専用什器やキャンペーンなどで積極的な攻勢に出たようです。
結果的にポピーの売り上げはこのころからバンダイ本社を上回るようになったようで、ポピーの立場は「単なる子会社」から「玩具業界全体の覇者」へと大きく変化していくことになります。
このころの玩具業界誌を読むと、ゴールデンウイークやクリスマスなどの「売り時」に超合金やジャンボマシンダーなどが早々に品切れになってしまう、もっと増産対応してほしい、というような小売店の声がよく見られます。
マルサン・今井科学・万創などの倒産でキャラクター玩具に冷淡だった玩具業界は、ポピーの努力によってこのころには徐々にその姿勢を変化させてきているようです。
ただしポピーは安直な増産には否定的な姿勢だったようで、キャラクター商売の難しさと危険をかなり意識していたように思えます。
一方で76年度後半期ころになると同じ超合金でも「売れるキャラクターとそうでないもので落差が大きすぎる」といった意見も出るようになり、行き過ぎた複数キャラクター戦略の弊害もあったようです。
やっぱり自分は回転タイプが好きですね~☺10年くらい前に見た、什器が現存してたお店、今はどうなってるかなあ?
(※今ググったら、お店自体はあるみたい。。😁)
バンダイスポンサーの「5年3組魔法組」で劇中に玩具店の店頭に什器が置いてあるシーンがありました。
昔近所にあったニチイというデパートのおもちゃ売り場にも什器が置いてあり、そこに行った時は什器をよく眺めていました。
懐かしいです。
> ごんちゃっくさん
やはり皆の記憶にあるのは回転タイプですよね(^^
この什器自体をミニチュア商品化してほしいですね~
> 紙粘土さん
私もニチイの玩具売り場はよく行きました。
変身サイボーグを買ったのも、初めてミクロマンを見て驚いたのもニチイだったはず。
その店舗は80年台初めにはなくなってしまい残念でした…
> ●●さん
現状で小売店が残っていること自体が貴重になりつつありますね。
こちらの近所のお店はカードゲームなどでがんばっていたようですが、数年前に廃業なさったようです(T T
私の記憶だと、こういうディスプレイは見たことないですね・・・
幼すぎてそこまで見てないと思いますが。
デザイン・カラーリング共々、トキメキますね。
タカラ、タカトクよりポピー!って子供でした(笑
カラフルなブロックのようなタイプは宇宙船2号の村上克司氏インタビュー時にポピー本社に置かれて歴代ポピニカ・超合金が並べられていましたね。
20数年ぶりに発掘してみたら、ブラックダルタニアスも置かれていたことに今更気付きました(笑)
私も回転盤のもの以外は見たことがありませんね。
> メロウリンクさん
あくまでポピーの什器なので、83年のバンダイ吸収後には徐々に消えていったと思われます。
実際の売り場では、マグネモもZ合金もビッガー合金もみんなごちゃまぜに入れられているパターンが多かったです(^^;
> kr9*2*さん
よく見るとそれぞれの什器にアルファベットが付けられているので、どれがいいのか業者に選ばせて、その結果回転盤タイプが実用化されたのかもしれません。
実際の回転盤タイプは上部に「これがホンモノ!~」という文字が入っているので、この広告に写っているのはすべて試作品という可能性が考えられそうです。
気になってまた‘76ポピーガイドをひっぱり出して確認したところ、専用什器は回転盤のみが紹介されていましたね。
中の商品に超合金スカイゼル、ポピニカバリドリーン等がありましたので5月頃の撮影かと。
「これがホンモノ!…」看板はまだありませんでした。
この写真、サイドマシン、ダブルマシーン、ゼロテスター各機にジェットパイルダー等の旧作もふんだんに入れられていて、
ポピー製品以外は入れてくれるなという無言の圧力を感じます(笑)
これにはふれあいキャンペーンの模様も掲載されていて、キョーダインはスカイゼルとロボ兵が子供たちと写真に収まっていました。
グランゼルはいなかったのかな…?
私も宇宙船2号を見返しました。
ブロック状のタイプは汎用品の組み合わせっぽいけど、かなりの個数が使われているので専用に作ったのかも?
ブラックダルタニアスは文字通り影のように置かれているので気付きにくいですね(^^
ブロックタイプは仮に当時見たことがあったとしてもまず印象には残りませんよね。
ポピーのロゴもないし。
81年にアニメック19号にも村上氏インタビューがありますが、その時のショールームもこのブロックタイプと思しきものでした。
カラー画像なら一発で判明するんですが…
ブロックタイプはそのままショールームでディスプレイとして使用されていたのでしょうね。
アニメック19号はさすがに手元にないのでさがしてみようかな(^^;
画像のキャラは誰々いますか?77〜82年度版も見たいです。
せめて画像で、全種見てみたいですね(^^
いつかコイン入れて視聴する機械もありましたら、紹介してもらいたい。幼い頃4コマのやつで、イナズマンなどあった記憶ありますが
いつかコイン入れて視聴する機械もありましたら、紹介してもらいたい。幼い頃4コマのやつで、イナズマンなどあった記憶あります。
コメントの投稿