つなぎ更新です。
合体マシンではないですが、初期のベスト・メカコレクションも4つそろうとうれしいです。
ガンダムの初版はハードルが高いので、画像のガンダムは普及品ですが(^^;
同じベストメカコレでも、初期のダイデンジンとゴッドシグマはそれぞれ変形・合体のギミックを再現しています。
ゴーディアンは関節可動がメインですが脚の付け根は可動せず、黒ヒョウのクリントが付属するなど低年齢向けのオモチャっぽさが残っている印象です。
NO.4のガンダムに至って、初めて関節可動自体が製品の「売り」になって、箱側面にもその旨が明記されています。
1/144ガンダムはガンプラ第1号として有名ですが、ベストメカコレシリーズの商品内容を決定付けたという点でもターニングポイントになっているようです。
なお、ダイデンジン以外は大型の接合ピンが使用されており、このころスナップフィットへのトライが行われていたらしいことがうかがえます。
これは玩具商報1980年7月号掲載のガンプラ新発売情報。
1/144ガンダムは「ミニガンダム」と表記され、ベストメカコレシリーズでなく「ガンダムシリーズ」とされている点など興味深いです。
また、この時点では商品仕様は二色成型とされています。
ベストメカコレは画像のようにふたつの枠が連なった状態で成型されて、真ん中で切断して梱包されています。
(画像は日経キャラクターズ2005年11月号特別付録の1/144ガンダム)
ダイデンジンやゴッドシグマは2色のプラ素材で2種類のランナーを生産し、中央で切断して異なる色の組み合わせにして梱包していました(ゴーディアンは青の単色成型)。
当初はガンダムもこれに倣って白と黄色の2色成型が予定されていたことが関係者の談話で語られており、この告知の記述はそれを裏付けています。
ガンダム独特の緑がかった白の単色成型になったのはかなりギリギリのタイミングだったようです。
1/100ガンダムのハイパーバズーカも金型完成後に急遽追加されたものだったし、このあたりの微妙な変更判断は、ガンプラが高評価で受け入れられる上で意外に重要な要素になっていたように思います。
白と黄の2色成型を止めて、白の単色にしたのは『塗装』を考慮しての事なんでしょうか?
下地が白だと、黄色・赤色は発色良いですし。
逆にゴッドマーズは青色成型で、塗装に難儀した記憶があります(笑
白の単色にしたのは「黄色はちょっとイメージが違う」という理由だったと読んだ記憶があります(ガンプラ開発真話だったかな)
当時のベストメカコレは発色までは考慮してくれていなかった気がしますね。
最初の頃のベスメカは、バリエーション豊富でイイなぁー。後半はガンダムばっかだもんなぁー。ガンプラブームの後も「玩具廉価版」系キットが続けばよかったのになぁー。
…なんて長年思い込んでいたのですが、
俯瞰すると、400円のバイオロボやガラット、ゲッターロボ號に至るまで、形を変えながら続けてくれていたのですねぇ。。
戦隊ロボも、ライブマンからミニプラがちゃんとしたプラモになったりして、
やはり恵まれた時代だったのだなぁ…。
バンダイ模型が300円は関節可動、700円はギミック再現というラインを明確にしてからは、小サイズでのギミック再現は食玩やフックトイ、ガチャガチャなどに移行した印象がありますね。
特に100円・200円のガチャガチャには欲しいと思うものが多かったですが、ギャンブル性が高すぎてなかなか手に入りませんでした。
200円箱ガチャのサンバルカンロボが欲しくてやってみたら、出てきたのはバルパンサーのバックルでしたよ(T T
200円ガチャのコズモバルカンとブルバルカンは88年にミニプラとして再版されましたね。
なにかと批判されることの多い1/100ガンダムですが、クローバーの合体セットしか比較対象物のなかった発売当時は革新的な出来に見えました。
コアファイターの機首の伸縮を再現しているわけですし。
1/144ガンダムの成型色ですが、この上から赤や黄色塗ってもくすんだ発色になるのが困りものでした。
塗装ガイドのランナー状態で彩色されたものは製版処理されたものでは?という疑念が未だにあります(笑)
最末期のダイナロボやアルベガスで2色成型(ランダムではない)が復活し、ステッカー付属になったのも興味深いですね。
1/100ガンダムが「三色成型」というのも気になりますね。
当時は原色を筆塗りというのがとてつもなく高いハードルでした。
それまで飛行機や戦車を軍用カラー(ムラになりにくく隠蔽力も高い)で塗っていたもので…
紺色や青の成型色の上から赤や黄色を塗る場合、白で下塗りという理屈は分かるのですが、
当時のレベルカラーやミスターカラーの白の隠蔽力ときたら泣けてくる代物で…
多色成型を予定していたのは、それまでのキャラクターものと同じ流れで仕様を考えていたということでしょうね。
その段階では先鋭化していたのは設計だけで、他の部署はガンプラの意味を把握しきれていなかったのではないかと。
当時実際に初めて手にした時には、特に1/144は「今までのキャラプラモとはちょっと違う!」と明確に感じたのを憶えています。
造型はもちろん、あえて白一色になっている点も含め「ここまで踏み込んでくれたのか」という感じで、作り手の本気を感じました。
その「ちょっとの違い」が、実は大きな意味を持っていたということでしょうか。
ガンダム~!!
思えば、ガンダムも相当昔のプラモデルなんですよね。
いまだに1/100韓国版ガンダムは入手できずにいます。
すでに高値で諦めムードです。
韓国版は私には遠い夢です…
せめて2本サーベル・説明書2枚の1/144は手に入れたいです~(^^
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