新番組8本目は著名なミステリー作家・綾辻行人さん原作の本格ホラー・ミステリー作品。
ホラー苦手な私が何故か怖いもの見たさに初回を観てみたんですがね、えぇ。
いやもう、想像以上の恐怖感でございましたよ…
全体的におどろおどろしいと言うか、華やかとは対極の位置にある雰囲気がずっと出てる作品なんですよね、これ。
ずっとずっと、不気味な雰囲気が出てたと思います。
「本格ホラー」を謡ってるぐらいだから、かなりそれっぽい雰囲気になるよう気をつけながら演出してるんでしょうね。よく表現できてると思います。
おかげで集中して観ちゃって、エレベーターの音やどこからともなく現れる鳴にビックリしっぱなしでしたw
車で鳴の横を通り過ぎるシーンなんか、「うわぁ、いるじゃん…」って感じたぐらい。
完全に鳴を霊的なものとして扱ってますね、私。
恒一がクラスの子たちと話し込んでるシーンすら、本来なら気を抜けるところなのにダメだったよ…
だってさぁ、このクラス生気感じないんだもん……生徒も、先生も。
3組だけ体育の合同なし、ってのもおかしな話だよねぇ。特別扱いっていうより、むしろ厄介払いしてるように見えてきます。
何だろう、この世界観……怖くてたまらないけど、面白い。
冒頭の、3組の「岬」(漢字合ってるのかな?)という子が26年に亡くなったって話は正直、なんだかなぁという感じでした。
人気者で皆から好かれてたから現実を受け入れたくない、ってのは分かるよ。
でも、亡くなってから卒業するまでひたすら「そこにいる者」として扱うのはどうなんだろう。
卒業式には、校長の計らいで席まで用意されたんですよね?
少なくとも、私はこの話を聞いて「いい話」だとは到底思えませんでした。
多分人それぞれですが、死者の尊厳を……岬を辱めてるとしか思えませんもの。
死者を悼むのなら、教室に席を残して机に花を手向けるだけで十分だと思います。
それを見ただけで「岬はもういないんだ」と感じる事が出来るでしょうし、同時にその子の存在が最低でも卒業するまでは記憶に残り続けるはず。
しかし、例の3組の面々は岬がクラスにいる「フリ」を続け、卒業式では席まで用意されたわけで。
明らかに、やりすぎですよね…
その後どうなったか明言されなかったけど、多分徹底的に「いる者」として扱った事で3年3組に縛り付けられてしまったんじゃないかな。
何となく……何となくだけど、かわいそう。
それにしても、
「『榊原恒一』が死を連想させる名前」ってどういう事なんだろう?
病院のシーンで赤沢泉美とやらが恒一の事を下の名前で呼びたがったところを見ると、「榊原」の方が死を連想させるんでしょうね。
そのうち分かるとの事ですが、気になってくるでぇ…!
ちなみに、病院に4階がないというのは有名な話。
理由は言うまでもなく、アレですよアレ。
病室も、「4」のついた部屋はないんだそうです。
…鳴の言ってた
「可哀相な私の半身」って、誰の事なんだろね?
そんなわけで、第1話でした!
もちろん怖いですが、予想以上に楽しめそうな作品です(´∀`)
笑いどころなんて全くないでしょうけど、こういう空気感は個人的に好き。
3年3組にはどんな秘密が隠されているのか、鳴に近寄らない方がいいというのはどういう事なのか……疑問が尽きません。
次回「Blueprint -思惑-」
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