今回は士郎たちがアーチャーの下へ行き、アーチャー自身により自らのことが語られていく話。
「末路」と書いて「こたえ」と読む今回のサブタイトル、なかなかいい感じ。
…って思ってたけど同じようなことを前回の感想のラストでも書いてたことをたった今気づいて、ちょっと笑ってます(ぇ
やっぱり感じることはいつだって同じようなことなんですねw
死後の自分を売り渡して世界と契約し(アラヤでしたっけ?)、「守護者」となってあらゆる時代・場所に飛び人々を救ってきたアーチャー。
その方法としては大勢の人々を救うためにその大勢の人々が命を落としてしまう原因となる人物を「掃除」するというわけで……アーチャーの語りを聞いてて、「あぁこれ完全に切嗣だな」って感じてしまいましたね、悲しいことに。
切嗣は確か、幼き日の士郎に言っていたんですよね。
「誰かを助けるという事は誰かを助けないという事」って。
要するに取捨選択で、大多数を救うために少数を切り捨てるということ。
アーチャー(=士郎)は切嗣にその事を教えられていたはずなのに、結局切嗣と同じ道を辿って同じ方法でもって「正義の味方」という歪な存在になってしまっていたというのが何とも物悲しい。
切嗣は士郎の実の父親ではないですけど、2人は親子なんだなぁって書きながらぼんやり考えてます。
まぁ、誰かに言われたから自分はそうならないようにする事が出来ると思ったら大間違いですからね。
実際にやっていく中で、「あぁ、そういう事だったんだな」って気付くことだってあると思うんですよ。
というか、そういうことの方が多いと思う。
アーチャーは何千万何百万といった人々を救う代わりに命などどうでもよくなるぐらいの数の人をコロコロしていくうちに、切嗣が胸に掲げていた「正義の味方になりたい」という理想の先に何が待っているのか気付いてしまったんですね…
そもそも、「正義」ってのは違う側面から見れば「悪」になる存在だからなぁ……全ての人々を救うなんて、土台無理な話なんですよ。
その「全て」の中にはアーチャーがコロコロしてきたような人間も含まれてるんですから…
結局、どうしても取捨選択することになって誰かを切り捨てないといけなくなる。
理想は理想のままにしておいた方が幸せなことって、あるよね。
アーチャーとの会話の中で「俺はお前みたいにはならない」みたいな感じのことを士郎は言ってますが、この手の言葉を言ってる人って十中八九結局同じ道を辿るんだよね…w
若いって、いいなぁ(しみじみ
まぁ、そんなこんなで次回はアーチャーと士郎が戦うみたいです。
セイバーはランサーに言ってた通り、最後まで2人の戦いを見守ることに徹するんでしょうかね。
男と男、というより一騎打ちに水を差すのは野暮だって感じなのでしょうか。
いや、実際のところは知らないですけどね(何
あぁ、そういやランサーのマスターがエセ神父こと綺礼さんだと明らかになりましたけど、ランサー自害させられましたね……正直、「遠坂凛を殺せ」あたりのくだりからこうなるのは予想してました。
というか分かりやすすぎるぐらいに分かりやすい流れでしたね、えぇ。
実はワカメ君と綺礼さんが手を組んでたってのを明かされた時も大して驚かなかったなぁ、だって綺礼さんとギル様って大の仲良しですからねw
というか、そういやワカメ君にギル様をあてがったのって綺礼さんの策略じゃなかったっけ……どっかの話にそんなシーンあったような気がするw
まぁ、うん。四次に続いて五次でも令呪で自害を命じられるランサーはとても気の毒でしたね…
綺礼さん的には凛にイリヤちゃんの心臓を埋め込んで聖杯にーみたいな感じなのかな?
迫力感はあまりないというか戦闘シーン0だったので当然ですが、個人的にはけっこー好きな回でした。
自語りするっての、けっこー好きなんですよね。
次回「Unlimited Blade Works.」
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