劇場版『空の境界』テレビ放送版 第十三話(最終回)「殺人考察(後)Ⅴ」
ちょっと白純先輩!式が思い出に浸ってるんだから邪魔しないで!(何
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今回は式と白純先輩との戦いの決着と、その後の話。
白純先輩の言葉から黒桐君が彼に殺された事を悟ってからの回想シーンと式の言葉、とってもよかったですねー。
「君がいて、笑ってくれるだけで幸せだった」
「君がいて、歩いてるだけで嬉しかった」
「いつか同じ場所にいられるよと、君は笑った。その言葉をずっと、誰かに言って欲しかった」
「それは、本当に、夢のような日々でした」
このほんの2,3個の言葉からでも分かる、いや2,3個の言葉だからこそ分かる、式がどれだけ黒桐君の事を愛おしいと感じていたかという事。
そして、白純先輩を……というより、黒桐君にきつく言われていた「人殺しをしてはいけない」という言いつけを破った理由が「お前を殺したこいつが許せない」という、自分自身の何かのためではなく黒桐君の仇を討つかのような形になってるところがまたいいんですよねー。
人を殺したいという殺人衝動からではなく、誰かのためにという一点を胸に秘めて人を殺めた辺り、最後まで「両儀式」と「白純里緒」の両者は全く異質の存在だったって事なんでしょう。
まるで邪魔をするかのように何度もひっかき傷を付けてきた白純先輩(何)は式にアッサリと八つ裂きにされて「白純先輩だった何か」に形を変えてしまったけど、まぁ正直白純先輩の事はどうでもいいや←
白純先輩、最後の最後まで自分の事ばかりでしたからね…
それで、おおかた予想はしてましたが、黒桐君はやっぱり生きていて。
足を引きずりボロボロになりながらも這いつくばりながら式の元にやってきて、式の口から白純先輩を殺した事を伝えられてからの彼の言葉がまたいいんだ。
「言ったろ?君の代わりに背負うって。君の代わりに罪を背負うって」
「だから、僕が君を殺そう。君が死ぬまで、君が死ぬその時まで、君を一人きりにしないように」
「人は一生で一人の人間しか殺す事ができない」という祖父からの言葉を今まで守ってきた式。
その一人の人間とは「自分自身」なわけで、それが護れなければ人として幸せな死を迎える事が出来ないわけで…
だからこそ、黒桐君はいつか自分の手で式を殺す事で式にたった一度しか人殺しをさせないようにしようとしてるんですよね。
こうなってくると、今度は黒桐君がその「幸せな死」を迎える事が出来なくなってしまうわけですけど……黒桐君としては、そんな事どうでもいいんでしょうね。
式が笑ってくれて、幸せに一生を終えてくれればそれでいいんでしょう。
あぁ、黒桐君の心情を考えれば考えるほど、お前らどうぞ爆発してくださいと思わずにはいられなくなりますね(待
この2人、完全に出来上がってるというか完全にお互いにアイラヴユー状態だよね……くそう、爆発しろ←
今回の一件の後日談、黒桐君が退院した時の一幕でもこの2人は全力で惚気やがってくれたからなぁ…w
式が地味に黒桐君の左側に立って横を歩いてたところが、また憎らしいね!
「俺がお前の左目になってやる」ってか?あーあー爆発してしまえばいいんだ(そんな事言ってない
じわりじわりとその片鱗を見せながら話が進んでいましたけど、最終回にして全力の惚気っぷりを見せてくださったのは私はもう満足ですw
というわけで、TV放送用に編集された『空の境界』はこれにて終了でございます。
お疲れ様でした、私(ぇ
『Fate/Zero』が大変気に入って最後まで観ていたので、この『空の境界』も大変楽しみにしながら1話1話じっくりネットリ観させていただいたのですが、最後までその気持ちが途切れる事なく観る事ができました(´∇`)
本音を言ってしまえば分からない事の方が多かった気がしますし、このTV放送版自体抜かされている章があるので十二分に楽しめたとは言えないのですけど、それでも夏からの作品の中ではどれよりも夢中になってたと胸を張って言えるぐらいじっくり楽しんでたと思います。
放送された章はどれも面白くって甲乙つけがたいのですが、というかどれか選べなんて言われたら出来るはずもないのですが、やっぱりふじのんが登場してた『痛覚残留』の章かなぁ…w
でも、式の内面がよくよく刻まれた『殺人考察』の章も同じぐらい面白いというか興味深かったです。
『俯瞰風景』の章は壮絶に分かりづらかったって印象しかほとんど残ってませんね…w
また、事あるごとにコメントにて解説をしてくださってありがとうございました(´ω`)
憶測に次ぐ憶測で終始感想を書いてたので、コメントを読みながら何度も「ほえーほえー」と言っていたと思いますw
つい先日『未来福音』の章が劇場で公開されましたし、TVでは放映されなかった章もかなり面白いらしいから、気持ちが冷めないいうちに観ておかないとなぁ。
でも、原作も気になってるし……あうあうー、な気分でございます。
それでは、スタッフならびに出演者の皆様、お疲れ様でした!
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は式と白純先輩との戦いの決着と、その後の話。
白純先輩の言葉から黒桐君が彼に殺された事を悟ってからの回想シーンと式の言葉、とってもよかったですねー。
「君がいて、笑ってくれるだけで幸せだった」
「君がいて、歩いてるだけで嬉しかった」
「いつか同じ場所にいられるよと、君は笑った。その言葉をずっと、誰かに言って欲しかった」
「それは、本当に、夢のような日々でした」
このほんの2,3個の言葉からでも分かる、いや2,3個の言葉だからこそ分かる、式がどれだけ黒桐君の事を愛おしいと感じていたかという事。
そして、白純先輩を……というより、黒桐君にきつく言われていた「人殺しをしてはいけない」という言いつけを破った理由が「お前を殺したこいつが許せない」という、自分自身の何かのためではなく黒桐君の仇を討つかのような形になってるところがまたいいんですよねー。
人を殺したいという殺人衝動からではなく、誰かのためにという一点を胸に秘めて人を殺めた辺り、最後まで「両儀式」と「白純里緒」の両者は全く異質の存在だったって事なんでしょう。
まるで邪魔をするかのように何度もひっかき傷を付けてきた白純先輩(何)は式にアッサリと八つ裂きにされて「白純先輩だった何か」に形を変えてしまったけど、まぁ正直白純先輩の事はどうでもいいや←
白純先輩、最後の最後まで自分の事ばかりでしたからね…
それで、おおかた予想はしてましたが、黒桐君はやっぱり生きていて。
足を引きずりボロボロになりながらも這いつくばりながら式の元にやってきて、式の口から白純先輩を殺した事を伝えられてからの彼の言葉がまたいいんだ。
「言ったろ?君の代わりに背負うって。君の代わりに罪を背負うって」
「だから、僕が君を殺そう。君が死ぬまで、君が死ぬその時まで、君を一人きりにしないように」
「人は一生で一人の人間しか殺す事ができない」という祖父からの言葉を今まで守ってきた式。
その一人の人間とは「自分自身」なわけで、それが護れなければ人として幸せな死を迎える事が出来ないわけで…
だからこそ、黒桐君はいつか自分の手で式を殺す事で式にたった一度しか人殺しをさせないようにしようとしてるんですよね。
こうなってくると、今度は黒桐君がその「幸せな死」を迎える事が出来なくなってしまうわけですけど……黒桐君としては、そんな事どうでもいいんでしょうね。
式が笑ってくれて、幸せに一生を終えてくれればそれでいいんでしょう。
あぁ、黒桐君の心情を考えれば考えるほど、お前らどうぞ爆発してくださいと思わずにはいられなくなりますね(待
この2人、完全に出来上がってるというか完全にお互いにアイラヴユー状態だよね……くそう、爆発しろ←
今回の一件の後日談、黒桐君が退院した時の一幕でもこの2人は全力で惚気やがってくれたからなぁ…w
式が地味に黒桐君の左側に立って横を歩いてたところが、また憎らしいね!
「俺がお前の左目になってやる」ってか?あーあー爆発してしまえばいいんだ(そんな事言ってない
じわりじわりとその片鱗を見せながら話が進んでいましたけど、最終回にして全力の惚気っぷりを見せてくださったのは私はもう満足ですw
というわけで、TV放送用に編集された『空の境界』はこれにて終了でございます。
お疲れ様でした、私(ぇ
『Fate/Zero』が大変気に入って最後まで観ていたので、この『空の境界』も大変楽しみにしながら1話1話じっくりネットリ観させていただいたのですが、最後までその気持ちが途切れる事なく観る事ができました(´∇`)
本音を言ってしまえば分からない事の方が多かった気がしますし、このTV放送版自体抜かされている章があるので十二分に楽しめたとは言えないのですけど、それでも夏からの作品の中ではどれよりも夢中になってたと胸を張って言えるぐらいじっくり楽しんでたと思います。
放送された章はどれも面白くって甲乙つけがたいのですが、というかどれか選べなんて言われたら出来るはずもないのですが、やっぱりふじのんが登場してた『痛覚残留』の章かなぁ…w
でも、式の内面がよくよく刻まれた『殺人考察』の章も同じぐらい面白いというか興味深かったです。
『俯瞰風景』の章は壮絶に分かりづらかったって印象しかほとんど残ってませんね…w
また、事あるごとにコメントにて解説をしてくださってありがとうございました(´ω`)
憶測に次ぐ憶測で終始感想を書いてたので、コメントを読みながら何度も「ほえーほえー」と言っていたと思いますw
つい先日『未来福音』の章が劇場で公開されましたし、TVでは放映されなかった章もかなり面白いらしいから、気持ちが冷めないいうちに観ておかないとなぁ。
でも、原作も気になってるし……あうあうー、な気分でございます。
それでは、スタッフならびに出演者の皆様、お疲れ様でした!
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2013/09/29 Sun. 22:23 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】
劇場版『空の境界』テレビ放送版 第十二話「殺人考察(後)Ⅳ」
あかん……あかん、この回想シーン的予告は黒桐君が死んじまってるやつや…(何
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今回は式が埠頭のとある倉庫内で再び白純先輩と激突する話。
倉庫の中にギッシリぎょーさんの大麻草。
し、白純先輩ガチやん!ガチの売人やん!と思ったのも束の間、まさしく獣のごとき俊敏性を見せつけながら白純先輩が現れ式と第2ラウンドを始めましたね!
白純先輩をあと一歩のところで、というか仰向けに倒れる白純先輩の上に乗りいつでも殺せる状態にまで追い込んだのに、結局白純先輩を殺せなかった式。
殺そうとしたその瞬間に式の脳裏には黒桐君の姿が思い浮かんできて、彼の「(もし誰かを殺したら)許さないからな!」という一言が式の心にくっきりと焼き付いていて……それで、式は白純先輩を殺す事が出来なかったんですね。
それどころか、白純先輩に逆襲され両手を手錠で繋がれ身動きが取れない状態にさせられ、何らかの薬を投与されて意識が朦朧としている状態で……あぁ、もうこの先は言いたくありません(何
とりあえず……あの、とりあえず、白純先輩の式を涎でベットベトにさせちゃう凄まじく汚らしい変態プレイはどうにかならなかったのでしょうかw
正直なところ、「え!?そんなに涎が出てくるとかどんだけ興奮してんの!?」って思ってましたw
胸のところも、オチチを噛み噛みしてるんじゃなくて唾液を染み込ませてるんだもんなぁ……顔中まで涎でベットリさせて、新手の変態プレイとしか思えませんでした(ぁ
アレですかね、得物を仕留めた後に自分の唾液で溶かしてからゆっくり捕食する肉食動物がいるって話をどこかで聞いた事あるような気がしますが、白純先輩があんな事をしてたのは、つまるところそういう事なんでしょうか…w
「あいつがいたから私は弱くなった」
そう自分を評する式。
その「弱くなった」というのは、確かに式の言う通りなのかもしれませんが……うーむ、上手く言えないのだけど、なんというかそういう「弱さ」が出てくるってのは必ずしもいけない事ではない気がするんですよね。
式の言う「強い人」ってのは多分「1人で何でも出来てしまう人」って事なわけで、そりゃあ確かに1人で何でも出来て孤高に生きられたらそれはそれでスゴイ事なんでしょうけど、人間って誰だって1人で生きてはいけないんですわ。
みんなそれぞれ別の弱さを持っていて、他の誰かと時には手を取り合いながら生きていくのが人間というもの。
そういう「弱さ」が式に表れるようになったという事は、つまりは式が人間らしくなったんじゃないかなという気がしまして…
そんなわけで、弱くなった事が悪い事じゃないというかむしろいい事なんじゃないかなぁ……と、感じるのです。
あと、式は「あいつには識の事を覚えていて欲しい。今も私は、識の見る夢だから」なんて事も言っておられましたね(´ω`)
という事は、式が識の男性口調を真似ているのは黒桐君に識がいた事を忘れないでいて欲しいから…?
殺人衝動しか持っていなかった(?)識が黒桐幹也という人物に出会った事で初めて異なった感情が芽生えたという事。
それが式を不安定にさせてしまい黒桐君と殺そうとするけど、やっぱり殺す事は出来ず、それならば自分が死ぬしかない……そう考え道路に身投げして豪快に車に跳ね飛ばされたのが、式が昏睡状態で病院に送られた真相みたいですね。
識がその式の身代わりとなって彼女の中から姿を消したというのは何とも説明しがたい気持ちにさせてくれますが、黒桐君を殺すのではなく自らが死ぬ選択をした式は祖父の教えがあったが故にそうしたみたい?
幼い式に祖父が死に際に「人は一生に一度しか人を殺せない」という事について語ってくれてましたけど、誰か1人でも人を殺すと人は人間らしい死を迎える事が出来ないって考えに基づいてるみたいですね。
誰か人を殺せば、その人は人を殺した事で自責の念に駆られ一生苦しめられる事になる……という事でしょうか。
誰も人を殺さず一生を過ごし、そのまま死を迎える(=自分自身を殺す)事で初めて人は人らしく死ねるって事なのね。
深い……奥が深いなぁ、月並みの表現しかできない自分が情けないですけど、深いお考えでございました。
その後の白純先輩と式を追い掛け遅れてやって来た黒桐君とのやり取りもまた印象的でした。
あの大麻は荒谷宗蓮から授かったもので繰り返し投与する事で理性を破壊する事の出来る代物なんだそうで、アレを使って白純先輩は自分の仲間を増やそうとしてたみたい。
見込みのありそうな奴に関しては自分の血を混ぜた特別製、例のブラッドチップを服用させていたようなんですが、結局身体が耐え切れなくなり誰1人として仲間に出来た者はいなかったご様子。
白純先輩はその大麻10回分に相当する量を黒桐君に飲ませるわけなんですけど、ブラッドチップは無理矢理飲ませるんじゃなくて、あくまでも黒桐君が自らの意志で「こっち側」に来させるようにしたかったみたいなんですよねー。
白純先輩の力だったら無理矢理んでも飲ませられるのに、それをしなかったというのはやっぱり、白純先輩が黒桐君の事を一目置いた存在として見てたからなんだろうね。
それに、もっと言えば黒桐君がそっち側にいるから式がこっち側に来れないって考えてるんなら、そんな回りくどい事しなくても黒桐君を殺してしまえば済む事なんですよね。
白純先輩もその事は自覚してて、それでも殺すより自分の仲間にする方を選択しようとしてたって事は、つまりそういう事なんだろうなぁとw
この2人、本来なら良き先輩後輩の関係になれただろうになぁ……悲しき運命ですよね。
「あなたは式が抱く苦しみを全く持っていない。人を殺して、その罪を自分のものとも認められない。ただ逃げて、殺人者にも殺人鬼にもなれない逃亡者。それがあなたの正体」
黒桐君にそこまで言われて、ついに暴力的な本能が姿を現し白純先輩は黒桐君の右目を切りつけてしまって…
ここまで来ると、もう本当にどうしようもないんでしょうね。
黒桐君はおそらくあのやられ方では死なない……と思いますが、果たしてどうなのでしょうか。
次回で最終回……かな?予告で式がどうして黒桐君に謝ったのかも気になりますねー。
次回「殺人考察(後)Ⅴ」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は式が埠頭のとある倉庫内で再び白純先輩と激突する話。
倉庫の中にギッシリぎょーさんの大麻草。
し、白純先輩ガチやん!ガチの売人やん!と思ったのも束の間、まさしく獣のごとき俊敏性を見せつけながら白純先輩が現れ式と第2ラウンドを始めましたね!
白純先輩をあと一歩のところで、というか仰向けに倒れる白純先輩の上に乗りいつでも殺せる状態にまで追い込んだのに、結局白純先輩を殺せなかった式。
殺そうとしたその瞬間に式の脳裏には黒桐君の姿が思い浮かんできて、彼の「(もし誰かを殺したら)許さないからな!」という一言が式の心にくっきりと焼き付いていて……それで、式は白純先輩を殺す事が出来なかったんですね。
それどころか、白純先輩に逆襲され両手を手錠で繋がれ身動きが取れない状態にさせられ、何らかの薬を投与されて意識が朦朧としている状態で……あぁ、もうこの先は言いたくありません(何
とりあえず……あの、とりあえず、白純先輩の式を涎でベットベトにさせちゃう凄まじく汚らしい変態プレイはどうにかならなかったのでしょうかw
正直なところ、「え!?そんなに涎が出てくるとかどんだけ興奮してんの!?」って思ってましたw
胸のところも、オチチを噛み噛みしてるんじゃなくて唾液を染み込ませてるんだもんなぁ……顔中まで涎でベットリさせて、新手の変態プレイとしか思えませんでした(ぁ
アレですかね、得物を仕留めた後に自分の唾液で溶かしてからゆっくり捕食する肉食動物がいるって話をどこかで聞いた事あるような気がしますが、白純先輩があんな事をしてたのは、つまるところそういう事なんでしょうか…w
「あいつがいたから私は弱くなった」
そう自分を評する式。
その「弱くなった」というのは、確かに式の言う通りなのかもしれませんが……うーむ、上手く言えないのだけど、なんというかそういう「弱さ」が出てくるってのは必ずしもいけない事ではない気がするんですよね。
式の言う「強い人」ってのは多分「1人で何でも出来てしまう人」って事なわけで、そりゃあ確かに1人で何でも出来て孤高に生きられたらそれはそれでスゴイ事なんでしょうけど、人間って誰だって1人で生きてはいけないんですわ。
みんなそれぞれ別の弱さを持っていて、他の誰かと時には手を取り合いながら生きていくのが人間というもの。
そういう「弱さ」が式に表れるようになったという事は、つまりは式が人間らしくなったんじゃないかなという気がしまして…
そんなわけで、弱くなった事が悪い事じゃないというかむしろいい事なんじゃないかなぁ……と、感じるのです。
あと、式は「あいつには識の事を覚えていて欲しい。今も私は、識の見る夢だから」なんて事も言っておられましたね(´ω`)
という事は、式が識の男性口調を真似ているのは黒桐君に識がいた事を忘れないでいて欲しいから…?
殺人衝動しか持っていなかった(?)識が黒桐幹也という人物に出会った事で初めて異なった感情が芽生えたという事。
それが式を不安定にさせてしまい黒桐君と殺そうとするけど、やっぱり殺す事は出来ず、それならば自分が死ぬしかない……そう考え道路に身投げして豪快に車に跳ね飛ばされたのが、式が昏睡状態で病院に送られた真相みたいですね。
識がその式の身代わりとなって彼女の中から姿を消したというのは何とも説明しがたい気持ちにさせてくれますが、黒桐君を殺すのではなく自らが死ぬ選択をした式は祖父の教えがあったが故にそうしたみたい?
幼い式に祖父が死に際に「人は一生に一度しか人を殺せない」という事について語ってくれてましたけど、誰か1人でも人を殺すと人は人間らしい死を迎える事が出来ないって考えに基づいてるみたいですね。
誰か人を殺せば、その人は人を殺した事で自責の念に駆られ一生苦しめられる事になる……という事でしょうか。
誰も人を殺さず一生を過ごし、そのまま死を迎える(=自分自身を殺す)事で初めて人は人らしく死ねるって事なのね。
深い……奥が深いなぁ、月並みの表現しかできない自分が情けないですけど、深いお考えでございました。
その後の白純先輩と式を追い掛け遅れてやって来た黒桐君とのやり取りもまた印象的でした。
あの大麻は荒谷宗蓮から授かったもので繰り返し投与する事で理性を破壊する事の出来る代物なんだそうで、アレを使って白純先輩は自分の仲間を増やそうとしてたみたい。
見込みのありそうな奴に関しては自分の血を混ぜた特別製、例のブラッドチップを服用させていたようなんですが、結局身体が耐え切れなくなり誰1人として仲間に出来た者はいなかったご様子。
白純先輩はその大麻10回分に相当する量を黒桐君に飲ませるわけなんですけど、ブラッドチップは無理矢理飲ませるんじゃなくて、あくまでも黒桐君が自らの意志で「こっち側」に来させるようにしたかったみたいなんですよねー。
白純先輩の力だったら無理矢理んでも飲ませられるのに、それをしなかったというのはやっぱり、白純先輩が黒桐君の事を一目置いた存在として見てたからなんだろうね。
それに、もっと言えば黒桐君がそっち側にいるから式がこっち側に来れないって考えてるんなら、そんな回りくどい事しなくても黒桐君を殺してしまえば済む事なんですよね。
白純先輩もその事は自覚してて、それでも殺すより自分の仲間にする方を選択しようとしてたって事は、つまりそういう事なんだろうなぁとw
この2人、本来なら良き先輩後輩の関係になれただろうになぁ……悲しき運命ですよね。
「あなたは式が抱く苦しみを全く持っていない。人を殺して、その罪を自分のものとも認められない。ただ逃げて、殺人者にも殺人鬼にもなれない逃亡者。それがあなたの正体」
黒桐君にそこまで言われて、ついに暴力的な本能が姿を現し白純先輩は黒桐君の右目を切りつけてしまって…
ここまで来ると、もう本当にどうしようもないんでしょうね。
黒桐君はおそらくあのやられ方では死なない……と思いますが、果たしてどうなのでしょうか。
次回で最終回……かな?予告で式がどうして黒桐君に謝ったのかも気になりますねー。
次回「殺人考察(後)Ⅴ」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2013/09/22 Sun. 18:21 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】
劇場版『空の境界』テレビ放送版 第十一話「殺人考察(後)Ⅲ」
白純先輩、なんかカッコいい(何
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今回は連続通り魔殺人事件を起こしていた殺人鬼さんの正体が明かされる話。
登場人物の名前を押さえるためにWikiとにらめっこして、あぁ黒桐君に薬物の事を教えてくれた人と柔道部の方は別人なのかと今更気づく。
うん、まぁそれは今回の話とはあまり関係のない事なのでどこかに置いておくとして……地味に、黒桐君が車を運転するところは初めて観るかも。
1,2回ぐらい黒桐君が車に乗ってるシーンはありましたが、パトカーだったり燈子さんの運転する車だったりと黒桐君が運転してたわけじゃありませんでしたからねー。
車の運転って難しいですよねぇ……自分が今教習真っ最中なので、つい反応してしまいました(ぁ
そんなわけで、黒桐君が高校時代の先輩だった白純里緒という人物の住む部屋を訪れるところから今回の話は始まったわけなんですけども、壁のいたる所に貼り巡らされた式の写真を見てしまっただけで……ねぇ?w(何
4年前の事件もこの白純先輩が行った犯行だったようなんですけども、最初の犯行のきっかけが一目見て惚れた式に「弱い人は嫌い」と拒絶された事にあったとは…
間接的ながら、原因は式にもある……んでしょうかね?
いやぁでも、常識的に考えてもそう言われて拒否されたとしてもまさか人殺しをしてしまうにまで至ってしまうなんて誰も考えもつかないような…w
荒谷宗連に自らの起源「食べる」を覚醒させられた事でこうなっていってしまったようなんですが、それでも白純先輩が黒桐君を殺そう(彼的に言えば、「食べよう」でしょうか?)としなかったところが興味深かったですね(´ω`)
初めの頃から、正確には式に一目惚れをして日増しに自分の世界が式一色に浸食されつつあった頃から自分がおかしくなっていっている事を自覚していた白純先輩。
どれほど黒桐君と親しかったのかはちょっと判断が付きませんけども、食べてしまいたいという自らの内から湧き起る本能を黒桐君の前では必死に押さえつけようとしていたぐらい、人間としての白純先輩は黒桐君を殺したくはなかったって事なのかな?
「もう僕を探すな」と言い残して黒桐君の元を去ったのも、本能だけに突き動かされ獣と化した自分の姿を見て欲しくなかったからなのかも…?
黒桐君も黒桐君で、白純先輩が何人も人を殺しているという事を理解した上で先輩を救おうとしているなんてなかなか出来る事じゃありませんよねぇ。
血の繋がった兄弟だとか親交のあった親類だとか、よほど親しい間柄でない限りは普通だったら連続殺人をしてる人となんて近寄ろうと思わないでしょうし。
式や燈子さんが言っていたように、白純先輩はもうどうしようもないし手遅れなのに、その先輩を救おうとしている黒桐君はやっぱり「普通」じゃないって事なんだろうなぁ。
まぁ、白純先輩を救うって事は同時に式による殺人を止めるって事にもつながるからってのも少なからずあるんでしょうけど…
あと、黒桐君が尋ねた「人間が人間を殺す理由」についての燈子さんの見解というか解釈が興味深かったです。
燈子さんいわく、それは「相手に抱く感情が自己の容量を超えてしまった時」との事。
なるほど……相手が憎くて憎くて堪らなくなってどうしようもなくなった時の殺人がまさしくそれに当てはまりますよね。
積もり積もった相手への愛情が憎しみへと姿を変えて殺害するに至ってしまった、という事案も相手に対するその愛情が相手に受け入れてもらえず膨張していき自分の許容できる容量を超えてしまったが故、と言えなくもないのかもしれません。
もっと付け加えて言えば、意味もなく人を殺す事は「殺人」ではなく「殺戮」なんだとの事で…
人を殺す事に何らかの意味があるか、それかただ人を殺したいから人を殺すかが両者の分かれ目という事なのでしょうかね。
じゃあ、「殺人鬼」というのは「殺戮者」ではないのだから、白純先輩の場合は「式をこちら側に引き入れたい」という目的があっての事だから前者に該当する……という事なのかな。
うん、燈子さんの言葉は考えさせられるようなものばかりで、ついつい頭を悩ませてしまいますねw
式に「弱い人は嫌い」と拒絶されて、それでもなお式に対する想いは留まるところを知らず、どんどん膨れ上がっていって自分のキャパシティをオーバーした分をどうにかしようとして最終的に取った手段が殺人、って事なんだろうなぁ。
本能だけで人を殺すようになれば、それは「殺人」ではなくなるから、だから燈子さんはもう手遅れだって言ったんでしょうね。
いやぁ、相変わらずながら深いお言葉でありました……あれこれ考えるのは、やっぱり楽しい。
残すところあと2話、だったかな?
式は殺人をしてしまうのかどうか、そして黒桐君は彼女を止める事が出来るのか……次回も気になります。
次回「殺人考察(後)Ⅳ」
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今回は連続通り魔殺人事件を起こしていた殺人鬼さんの正体が明かされる話。
登場人物の名前を押さえるためにWikiとにらめっこして、あぁ黒桐君に薬物の事を教えてくれた人と柔道部の方は別人なのかと今更気づく。
うん、まぁそれは今回の話とはあまり関係のない事なのでどこかに置いておくとして……地味に、黒桐君が車を運転するところは初めて観るかも。
1,2回ぐらい黒桐君が車に乗ってるシーンはありましたが、パトカーだったり燈子さんの運転する車だったりと黒桐君が運転してたわけじゃありませんでしたからねー。
車の運転って難しいですよねぇ……自分が今教習真っ最中なので、つい反応してしまいました(ぁ
そんなわけで、黒桐君が高校時代の先輩だった白純里緒という人物の住む部屋を訪れるところから今回の話は始まったわけなんですけども、壁のいたる所に貼り巡らされた式の写真を見てしまっただけで……ねぇ?w(何
4年前の事件もこの白純先輩が行った犯行だったようなんですけども、最初の犯行のきっかけが一目見て惚れた式に「弱い人は嫌い」と拒絶された事にあったとは…
間接的ながら、原因は式にもある……んでしょうかね?
いやぁでも、常識的に考えてもそう言われて拒否されたとしてもまさか人殺しをしてしまうにまで至ってしまうなんて誰も考えもつかないような…w
荒谷宗連に自らの起源「食べる」を覚醒させられた事でこうなっていってしまったようなんですが、それでも白純先輩が黒桐君を殺そう(彼的に言えば、「食べよう」でしょうか?)としなかったところが興味深かったですね(´ω`)
初めの頃から、正確には式に一目惚れをして日増しに自分の世界が式一色に浸食されつつあった頃から自分がおかしくなっていっている事を自覚していた白純先輩。
どれほど黒桐君と親しかったのかはちょっと判断が付きませんけども、食べてしまいたいという自らの内から湧き起る本能を黒桐君の前では必死に押さえつけようとしていたぐらい、人間としての白純先輩は黒桐君を殺したくはなかったって事なのかな?
「もう僕を探すな」と言い残して黒桐君の元を去ったのも、本能だけに突き動かされ獣と化した自分の姿を見て欲しくなかったからなのかも…?
黒桐君も黒桐君で、白純先輩が何人も人を殺しているという事を理解した上で先輩を救おうとしているなんてなかなか出来る事じゃありませんよねぇ。
血の繋がった兄弟だとか親交のあった親類だとか、よほど親しい間柄でない限りは普通だったら連続殺人をしてる人となんて近寄ろうと思わないでしょうし。
式や燈子さんが言っていたように、白純先輩はもうどうしようもないし手遅れなのに、その先輩を救おうとしている黒桐君はやっぱり「普通」じゃないって事なんだろうなぁ。
まぁ、白純先輩を救うって事は同時に式による殺人を止めるって事にもつながるからってのも少なからずあるんでしょうけど…
あと、黒桐君が尋ねた「人間が人間を殺す理由」についての燈子さんの見解というか解釈が興味深かったです。
燈子さんいわく、それは「相手に抱く感情が自己の容量を超えてしまった時」との事。
なるほど……相手が憎くて憎くて堪らなくなってどうしようもなくなった時の殺人がまさしくそれに当てはまりますよね。
積もり積もった相手への愛情が憎しみへと姿を変えて殺害するに至ってしまった、という事案も相手に対するその愛情が相手に受け入れてもらえず膨張していき自分の許容できる容量を超えてしまったが故、と言えなくもないのかもしれません。
もっと付け加えて言えば、意味もなく人を殺す事は「殺人」ではなく「殺戮」なんだとの事で…
人を殺す事に何らかの意味があるか、それかただ人を殺したいから人を殺すかが両者の分かれ目という事なのでしょうかね。
じゃあ、「殺人鬼」というのは「殺戮者」ではないのだから、白純先輩の場合は「式をこちら側に引き入れたい」という目的があっての事だから前者に該当する……という事なのかな。
うん、燈子さんの言葉は考えさせられるようなものばかりで、ついつい頭を悩ませてしまいますねw
式に「弱い人は嫌い」と拒絶されて、それでもなお式に対する想いは留まるところを知らず、どんどん膨れ上がっていって自分のキャパシティをオーバーした分をどうにかしようとして最終的に取った手段が殺人、って事なんだろうなぁ。
本能だけで人を殺すようになれば、それは「殺人」ではなくなるから、だから燈子さんはもう手遅れだって言ったんでしょうね。
いやぁ、相変わらずながら深いお言葉でありました……あれこれ考えるのは、やっぱり楽しい。
残すところあと2話、だったかな?
式は殺人をしてしまうのかどうか、そして黒桐君は彼女を止める事が出来るのか……次回も気になります。
次回「殺人考察(後)Ⅳ」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2013/09/15 Sun. 18:01 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】
劇場版『空の境界』テレビ放送版 第十話「殺人考察(後)Ⅱ」
うわああああ!た、たべてるうううう!(何
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今回は連続殺人事件の犯人?が判明する話。
今回の話、今まで以上に映画チックというかカメラワークが臨場感あってよかったですねー。
特に黒桐君が路地裏に行くシーンでそう感じたんですけど、闇の世界というか裏世界というか、通りに入った路地の裏には別の世界がある事をあの暗闇と闇に潜む売人さんたちとが表現しているような印象を受けました。
連続殺人事件との関連が垣間見えるドラッグの情報を手に入れるためとは言え、実際にそれを購入し服用してしまう黒桐君はスゴイなぁと。
足取りを追うためには自らを犠牲にせねばならないという事なのでしょうか、こういった事件に対する真っ直ぐな姿勢はお父さん譲りなんでしょうかね?w
この親あってこの子あり、と言えなくもないんだろうな、きっと。
連続殺人事件の犯人は、表面的には依然として着物の女性(=式?)が有力視されているという警察の見解。
今回の後半になってようやく悟りましたが、式も式で犯人というか殺人鬼さんを追っていたんですね(´ω`)
彼女が犯人とは初めから思ってはいませんでしたが、完全に行方をくらませている真意がイマイチ掴み切れなかったもので…
なるほど、単独で殺人鬼さんを追ってたわけか。なるほどなるほど、納得いたしました。
え?何で黒桐君は売人の女性からそんなにもドラッグの事を詳しく聞いてるの?
というか、大麻・LSD>カクテル>ブラッドチップの順に依存性・中毒性の高いドラッグでそのブラッドチップは写真で見かけた切手状のドラッグと同じもので、子供にしか売られないという事が明かされて
それが連続殺人事件とどう絡んでくるの?
と、黒桐君が探ってるシーンを観てる時はちょっぴり頭を悩ませていたんですが、要はこのブラッドチップとやらの常習犯が連続殺人事件の被害者って事なのかな?
そして、売人の女性から元締めの名前を聞いた時の黒桐君のあの驚きようと、式の「知ってる……知ってるぞ、お前は」という発言から察するに、元締め=殺人鬼さん=黒桐君と式の見知った人って事っぽい雰囲気がありますね。
黒桐君の驚くシーンのすぐ後に黒桐君のお父さんが何やら暗い影を落としてたので、「ま、まさか…!?」と思わず疑っちゃいましたw
犯行の流れとしては、この元締めであり殺人鬼さんは麻薬常習犯にブラッドチップを与え、それなしでは生きていけないような中毒状態にさせて自分に抗えないような状況にした上で事に及んでいた……のかな?
遺体をムシャムシャとeatingしてる姿を観て、「うわぁ…」と見てはいけないものを見てしまった時の心境になると共に死体がバラバラになってる理由が分かってしまいました(ぁ
この殺人鬼さんは目の色も普通と異なってましたし、死徒だとかグールといったその辺の話と関連性を持たせる事が出来るのかな?
はっきりとした意思も人間性も見られますし、可能性としてはこの人は前者に相当するんでしょうかね。
あの超人的な身体能力も、単なる人間ではない事を暗示させてるんだろうなぁ。
保志さんの狂気じみたクレイジーな演技、ステキでございましたw
保志さんって、ああいう頭のネジが何本も外れちまってる輩を演じるの上手ですよね(何
はてさて、殺人鬼さんは式を以前のような鋭く研ぎ澄まされた何人も寄せ付けない雰囲気を持った頃に戻そうとするために黒桐君を手に掛けようとニオわせておりましたが…
それを聞いてからの式の豹変っぷりがちょっぴり面白かったですねw
次回はこの殺人鬼さんの素性がもう少し明らかになってくるのかな?
残り話数もあと僅かでしょうけど、次回もドキドキワクワクして観ていけるといいですねー。
次回「殺人考察(後)Ⅲ」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は連続殺人事件の犯人?が判明する話。
今回の話、今まで以上に映画チックというかカメラワークが臨場感あってよかったですねー。
特に黒桐君が路地裏に行くシーンでそう感じたんですけど、闇の世界というか裏世界というか、通りに入った路地の裏には別の世界がある事をあの暗闇と闇に潜む売人さんたちとが表現しているような印象を受けました。
連続殺人事件との関連が垣間見えるドラッグの情報を手に入れるためとは言え、実際にそれを購入し服用してしまう黒桐君はスゴイなぁと。
足取りを追うためには自らを犠牲にせねばならないという事なのでしょうか、こういった事件に対する真っ直ぐな姿勢はお父さん譲りなんでしょうかね?w
この親あってこの子あり、と言えなくもないんだろうな、きっと。
連続殺人事件の犯人は、表面的には依然として着物の女性(=式?)が有力視されているという警察の見解。
今回の後半になってようやく悟りましたが、式も式で犯人というか殺人鬼さんを追っていたんですね(´ω`)
彼女が犯人とは初めから思ってはいませんでしたが、完全に行方をくらませている真意がイマイチ掴み切れなかったもので…
なるほど、単独で殺人鬼さんを追ってたわけか。なるほどなるほど、納得いたしました。
え?何で黒桐君は売人の女性からそんなにもドラッグの事を詳しく聞いてるの?
というか、大麻・LSD>カクテル>ブラッドチップの順に依存性・中毒性の高いドラッグでそのブラッドチップは写真で見かけた切手状のドラッグと同じもので、子供にしか売られないという事が明かされて
それが連続殺人事件とどう絡んでくるの?
と、黒桐君が探ってるシーンを観てる時はちょっぴり頭を悩ませていたんですが、要はこのブラッドチップとやらの常習犯が連続殺人事件の被害者って事なのかな?
そして、売人の女性から元締めの名前を聞いた時の黒桐君のあの驚きようと、式の「知ってる……知ってるぞ、お前は」という発言から察するに、元締め=殺人鬼さん=黒桐君と式の見知った人って事っぽい雰囲気がありますね。
黒桐君の驚くシーンのすぐ後に黒桐君のお父さんが何やら暗い影を落としてたので、「ま、まさか…!?」と思わず疑っちゃいましたw
犯行の流れとしては、この元締めであり殺人鬼さんは麻薬常習犯にブラッドチップを与え、それなしでは生きていけないような中毒状態にさせて自分に抗えないような状況にした上で事に及んでいた……のかな?
遺体をムシャムシャとeatingしてる姿を観て、「うわぁ…」と見てはいけないものを見てしまった時の心境になると共に死体がバラバラになってる理由が分かってしまいました(ぁ
この殺人鬼さんは目の色も普通と異なってましたし、死徒だとかグールといったその辺の話と関連性を持たせる事が出来るのかな?
はっきりとした意思も人間性も見られますし、可能性としてはこの人は前者に相当するんでしょうかね。
あの超人的な身体能力も、単なる人間ではない事を暗示させてるんだろうなぁ。
保志さんの狂気じみたクレイジーな演技、ステキでございましたw
保志さんって、ああいう頭のネジが何本も外れちまってる輩を演じるの上手ですよね(何
はてさて、殺人鬼さんは式を以前のような鋭く研ぎ澄まされた何人も寄せ付けない雰囲気を持った頃に戻そうとするために黒桐君を手に掛けようとニオわせておりましたが…
それを聞いてからの式の豹変っぷりがちょっぴり面白かったですねw
次回はこの殺人鬼さんの素性がもう少し明らかになってくるのかな?
残り話数もあと僅かでしょうけど、次回もドキドキワクワクして観ていけるといいですねー。
次回「殺人考察(後)Ⅲ」
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2013/09/09 Mon. 09:31 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】
劇場版『空の境界』テレビ放送版 第八話「殺人考察(後)Ⅰ」
な、なんかでてきたー!時空をゆがめてなんかでてきたー!(何
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今回は4年前に世間を賑わしていた連続通り魔殺人事件が再び巻き起こる話。
依然としてその犯人、もとい「殺人鬼」が式である可能性はそれなりにあるものの実際のところはどうなのか不明であり、黒桐君は彼女の事を気にしているといった状況でしょうか。
正確な殺害時刻は分からないけど事件が起きた頃の式にはアリバイがなく、客観的に見ればその疑いを晴らす事が出来る材料はなし。
それでも「彼女が人を殺せるはずがない」と以前と同様に式の事を信じ抜こうとする黒桐君の姿勢には、ただただ驚嘆するばかりです。
…でもホント、橙子さんの言う通りそんなに式の事が心配なら四六時中傍にいてやれb(ry
甘い物は苦手と一度は黒桐君の買ってきたコーヒーをいらないと突っぱねておきながら、「やっぱり少し飲む」と黒桐君の飲みかけコーヒーに口を付ける式にニヤニヤ!(ぇ
そんな最序盤のキャッキャウフフなシーンも嵐の前の静けさだったかのように、それ以降はひたすら暗い影を落とすシーンが続いておられましたねー。
ニュース番組のキャスターが殺人班を「殺人鬼」だと名称した事に異論を唱えていた黒桐君に反対意見を述べ、「人は一生に1人しか殺せない」との言葉をかけた式が少し気になりましたねー。
一生に1人しか殺せない、一体どういう事なのでしょうか。
もしかしたら、その1人とは「自分」の事?と聞いた瞬間は感じていたんですけど、「人は一度人を殺すと2人殺すも3人殺すも精神的には全て同じ事になる」みたいな事をどこかで聞いた覚えがあります。
なんか違う気もしますけど、要は本当の意味での「殺人」は最初の1人を殺した時だけで、それ以降の「殺人」は殺した側がその人によって殺された人を「人」と認識していないとかなんとか…
「『殺人』と『殺戮』は違うんだよ」と式が黒桐君に言っていたのも、そういう意味を含んでの事なのかなぁと何となく思ってます。
「殺戮」はちょっと調べてみると、字義的には「むごたらしく人を殺す事」と書かれていましたが、そこには人だと思って殺してるかそうでないかの違いがあるのかも…?
2人目以降は罪の意識が希薄になる、って話もどこかしらで聞いた事ありますしね。
まぁもっとも、式が「一人=自分」という意味か「本当の意味での『殺人』は1人目だけ」という意味か、そのどちら意味で「一生に一人しか殺せない」って言葉を使ったのかは分からないのですが…
ちなみに、数年前の連続通り魔殺人事件が起きていた頃の回想シーンで黒桐君に殺人衝動を向け短刀を振り下ろさんばかりの状態にあった織の前に突如として大男が現れたシーンについては、彼が一体何を言ってるのかさっぱりでした(ぁ
確か、あの人前の章……『伽藍の洞』だっけ、あの章のラストにも登場してた方ですよね?
なんだっけ、ふじのんや巫条霧絵に能力?を授けた人物で荒谷宗蓮って名前の方でしたよね。
生存のための殺人だとか、まだあれを壊す時期ではないとか、正直何が何だかよく分からなく…w
しかもこの人が本格的に登場する章って、放送されないんですよね……このままだと「え?なにこいつ?」って印象のまま終わっていきそうな雰囲気がw
一瞬だけチラッと映った、その宗蓮って人が何やらやられてそうだったシーンも頭に「?」が浮かんでましたし……この章、一筋縄ではいかなさそうです。
前編とは打って変わって、ややこしい話になっていくのでしょうか…w
次回「殺人考察(後)Ⅱ」
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今回は4年前に世間を賑わしていた連続通り魔殺人事件が再び巻き起こる話。
依然としてその犯人、もとい「殺人鬼」が式である可能性はそれなりにあるものの実際のところはどうなのか不明であり、黒桐君は彼女の事を気にしているといった状況でしょうか。
正確な殺害時刻は分からないけど事件が起きた頃の式にはアリバイがなく、客観的に見ればその疑いを晴らす事が出来る材料はなし。
それでも「彼女が人を殺せるはずがない」と以前と同様に式の事を信じ抜こうとする黒桐君の姿勢には、ただただ驚嘆するばかりです。
…でもホント、橙子さんの言う通りそんなに式の事が心配なら四六時中傍にいてやれb(ry
甘い物は苦手と一度は黒桐君の買ってきたコーヒーをいらないと突っぱねておきながら、「やっぱり少し飲む」と黒桐君の飲みかけコーヒーに口を付ける式にニヤニヤ!(ぇ
そんな最序盤のキャッキャウフフなシーンも嵐の前の静けさだったかのように、それ以降はひたすら暗い影を落とすシーンが続いておられましたねー。
ニュース番組のキャスターが殺人班を「殺人鬼」だと名称した事に異論を唱えていた黒桐君に反対意見を述べ、「人は一生に1人しか殺せない」との言葉をかけた式が少し気になりましたねー。
一生に1人しか殺せない、一体どういう事なのでしょうか。
もしかしたら、その1人とは「自分」の事?と聞いた瞬間は感じていたんですけど、「人は一度人を殺すと2人殺すも3人殺すも精神的には全て同じ事になる」みたいな事をどこかで聞いた覚えがあります。
なんか違う気もしますけど、要は本当の意味での「殺人」は最初の1人を殺した時だけで、それ以降の「殺人」は殺した側がその人によって殺された人を「人」と認識していないとかなんとか…
「『殺人』と『殺戮』は違うんだよ」と式が黒桐君に言っていたのも、そういう意味を含んでの事なのかなぁと何となく思ってます。
「殺戮」はちょっと調べてみると、字義的には「むごたらしく人を殺す事」と書かれていましたが、そこには人だと思って殺してるかそうでないかの違いがあるのかも…?
2人目以降は罪の意識が希薄になる、って話もどこかしらで聞いた事ありますしね。
まぁもっとも、式が「一人=自分」という意味か「本当の意味での『殺人』は1人目だけ」という意味か、そのどちら意味で「一生に一人しか殺せない」って言葉を使ったのかは分からないのですが…
ちなみに、数年前の連続通り魔殺人事件が起きていた頃の回想シーンで黒桐君に殺人衝動を向け短刀を振り下ろさんばかりの状態にあった織の前に突如として大男が現れたシーンについては、彼が一体何を言ってるのかさっぱりでした(ぁ
確か、あの人前の章……『伽藍の洞』だっけ、あの章のラストにも登場してた方ですよね?
なんだっけ、ふじのんや巫条霧絵に能力?を授けた人物で荒谷宗蓮って名前の方でしたよね。
生存のための殺人だとか、まだあれを壊す時期ではないとか、正直何が何だかよく分からなく…w
しかもこの人が本格的に登場する章って、放送されないんですよね……このままだと「え?なにこいつ?」って印象のまま終わっていきそうな雰囲気がw
一瞬だけチラッと映った、その宗蓮って人が何やらやられてそうだったシーンも頭に「?」が浮かんでましたし……この章、一筋縄ではいかなさそうです。
前編とは打って変わって、ややこしい話になっていくのでしょうか…w
次回「殺人考察(後)Ⅱ」
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2013/09/01 Sun. 18:39 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】
劇場版『空の境界』テレビ放送版 第八話「殺人考察(前)Ⅱ」
さわやかな笑顔を見せてくれるなぁ、毎日ずっと張り込みとか素直にスゴイよ黒桐君(何
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今回は『殺人考察(前)』の後半部分。
「君が好きだから、信じ続けていたいんだ」
今回の話はホント、この黒桐君の一言が全てを物語っているような気がしましたねー。
式を訪ねに両儀家を訪れたその帰り道で地面にひたひたと流れゆく真っ赤な鮮血、首のない人体から吹き出す赤い赤い物体、そしてその赤い物体を顔や和服にこびりつけながらニヤリと不気味な笑みを浮かべる式…
あんな姿を見たら、普通は誰だって「こいつはやばい、関わってはいけない」と本能的に直感して関係を絶とうとするはずです。
だって、人間は極論的には誰だって自分自身がかわいいから。
その人と関わる事によって自分自身に危害が及んでしまう可能性が十分にあり得るのなら、どうしてその人と交わりを持とうとするのでしょうか。
だからこそ、血しぶきの舞う竹林の中で佇みこちらに不気味な微笑みを見せてきた式の姿を見て吐き気をもよおすほどだったのにもかかわらず、それでも式に対する姿勢を変えず「君はあんな事が出来るような子じゃない」と信じ続けようとする黒桐君は素直にスゴイと思う。
普通かそうでないかと言われれば、あのような姿勢を取り続けられる黒桐君もきっと「普通じゃない」部類に入るんでしょうね。
でも、世間一般から考えて「普通じゃない」としても、黒桐君は式の事が好き。
好きだからこそ信じ続けられるし、信じ続けていきたい。
「恋は人を盲目にさせる」とはよく言われている言葉ですが、黒桐君の式に対するそれは、もう「恋」と呼べる部類のものを優に超えてるんじゃないかなと感じさせるほどのものでしたよ。
多分、黒桐君の式に対するそれは「恋」なんかじゃなく、「愛情」なんだと思います。
軽い気持ちというか表面的な「相手を好きだと想う気持ち」では、普通に考えたらどう考えても式が殺人を犯してるとしか思えない状況で「彼女は人殺しなんかしてない」と信じる事など出来ないんじゃないかな。
本当に式が好きだからこそ、「彼女はやってない」って信じられると思うんです。
そういう、誰かが誰かを強く想う気持ちって、ステキだなぁと思わずにはいられませんね(´ω`)
対する式は、黒桐君の変わらない態度を知って徹底的に無視を決め込み黒桐君を自分から遠ざけ突き放そうとしている模様。
今回のラストでは、短刀(?)を片手に式が黒桐君に襲い掛かるシーンもありました。
そして、織が黒桐君に言った「俺はお前を殺したい」という言葉…
今まで織が黒桐君に見せていた態度とその言葉を発した時の表情を見ても、考えるまでもなく字面通りの意味ではない事は分かります。
多分、式には人を殺したい気持ち、殺人衝動というものが胸の内に積もり積もってるんでしょうね。
それを織が肩代わりしてたって事なんだろうな、きっと。
だからこのままではいつか黒桐君を殺してしまうかもしれなくって、でもおそらく黒桐君は殺したくないと考えている。
だから何度も警告したり無視を決め込んだりして、自分の元から離れさせようと躍起になっていたんだろうね。
その結果は……まぁ、言わずもがなでしたが(ぁ
殺したいけど殺したくない。そんな気持ちは味わった事もないけど、多分きっと、おそらくとっても辛いんだろうなぁ。
それで、次回からは『殺人考察(後)』なんだそうです。
残り話数は全てこの章に注がれるのかな?
おそらく、今回織が黒桐君が襲った後からどうして式が通り魔に襲われ長い長い間昏睡状態となり入院する事になってしまったかが描かれるんでしょうね。
気付けば、残り1ヶ月ぐらいか……あと少しですが、1話1話じっくりねっとり観ていきたいものですね。
次回「殺人考察(後)Ⅰ」
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今回は『殺人考察(前)』の後半部分。
「君が好きだから、信じ続けていたいんだ」
今回の話はホント、この黒桐君の一言が全てを物語っているような気がしましたねー。
式を訪ねに両儀家を訪れたその帰り道で地面にひたひたと流れゆく真っ赤な鮮血、首のない人体から吹き出す赤い赤い物体、そしてその赤い物体を顔や和服にこびりつけながらニヤリと不気味な笑みを浮かべる式…
あんな姿を見たら、普通は誰だって「こいつはやばい、関わってはいけない」と本能的に直感して関係を絶とうとするはずです。
だって、人間は極論的には誰だって自分自身がかわいいから。
その人と関わる事によって自分自身に危害が及んでしまう可能性が十分にあり得るのなら、どうしてその人と交わりを持とうとするのでしょうか。
だからこそ、血しぶきの舞う竹林の中で佇みこちらに不気味な微笑みを見せてきた式の姿を見て吐き気をもよおすほどだったのにもかかわらず、それでも式に対する姿勢を変えず「君はあんな事が出来るような子じゃない」と信じ続けようとする黒桐君は素直にスゴイと思う。
普通かそうでないかと言われれば、あのような姿勢を取り続けられる黒桐君もきっと「普通じゃない」部類に入るんでしょうね。
でも、世間一般から考えて「普通じゃない」としても、黒桐君は式の事が好き。
好きだからこそ信じ続けられるし、信じ続けていきたい。
「恋は人を盲目にさせる」とはよく言われている言葉ですが、黒桐君の式に対するそれは、もう「恋」と呼べる部類のものを優に超えてるんじゃないかなと感じさせるほどのものでしたよ。
多分、黒桐君の式に対するそれは「恋」なんかじゃなく、「愛情」なんだと思います。
軽い気持ちというか表面的な「相手を好きだと想う気持ち」では、普通に考えたらどう考えても式が殺人を犯してるとしか思えない状況で「彼女は人殺しなんかしてない」と信じる事など出来ないんじゃないかな。
本当に式が好きだからこそ、「彼女はやってない」って信じられると思うんです。
そういう、誰かが誰かを強く想う気持ちって、ステキだなぁと思わずにはいられませんね(´ω`)
対する式は、黒桐君の変わらない態度を知って徹底的に無視を決め込み黒桐君を自分から遠ざけ突き放そうとしている模様。
今回のラストでは、短刀(?)を片手に式が黒桐君に襲い掛かるシーンもありました。
そして、織が黒桐君に言った「俺はお前を殺したい」という言葉…
今まで織が黒桐君に見せていた態度とその言葉を発した時の表情を見ても、考えるまでもなく字面通りの意味ではない事は分かります。
多分、式には人を殺したい気持ち、殺人衝動というものが胸の内に積もり積もってるんでしょうね。
それを織が肩代わりしてたって事なんだろうな、きっと。
だからこのままではいつか黒桐君を殺してしまうかもしれなくって、でもおそらく黒桐君は殺したくないと考えている。
だから何度も警告したり無視を決め込んだりして、自分の元から離れさせようと躍起になっていたんだろうね。
その結果は……まぁ、言わずもがなでしたが(ぁ
殺したいけど殺したくない。そんな気持ちは味わった事もないけど、多分きっと、おそらくとっても辛いんだろうなぁ。
それで、次回からは『殺人考察(後)』なんだそうです。
残り話数は全てこの章に注がれるのかな?
おそらく、今回織が黒桐君が襲った後からどうして式が通り魔に襲われ長い長い間昏睡状態となり入院する事になってしまったかが描かれるんでしょうね。
気付けば、残り1ヶ月ぐらいか……あと少しですが、1話1話じっくりねっとり観ていきたいものですね。
次回「殺人考察(後)Ⅰ」
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2013/08/25 Sun. 16:12 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】
劇場版『空の境界』テレビ放送版 第七話「殺人考察(前)Ⅰ」
あぁ、黒桐君の急に歌い出すクセって高校の頃からもうあったんだ(何
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今回は第二章『殺人考察(前)』の前半部分。
不可解な猟奇的連続殺人事件が起きていく一方で、黒桐君と式(織)が出会い少しずつ仲を深めていく話。
あの電灯によって夜空が仄かな金剛色に輝く坂道で黒桐君が式に話し掛けなかったら2人の歩む道が触れ合う事もなかったのかと思うと、出会いやそのきっかけってのはほんの些細な事なんだなぁとつくづく思ってしまいますねー。
ん?どのタイミングが式でどのタイミングが織なの?とちょいちょい頭を傾けながら観ておりましたが、織の言ってた「俺と式は優先順位がズレてる」という言葉と「俺は黒桐と話してみたかった、それだけだ。式にとっては、それは一番したい事じゃないから、俺が代わりにやってやってる」という言葉から察するに、少なくとも黒桐君と話してる時は織なんでしょうね。
今回で言えば、式が姿を現していたのは黒桐君と最初に邂逅した時と普段学校にいる時と、それと例の連続殺人の現場に居合わせてた時か。
ほとんど最初に出会った時の印象でしかないけど、式は織と違って女性なだけあって物腰が柔らかそうな印象を与えますよね。
血痕を唇にヌリヌリした時も予告で色んなところに血をベトッてつけてた時も、うわぁ……とは思ったけど柔らかそうな印象を持ちました。
これが織がいなくなった事で男勝りというか力強い式になってるわけですから、式はかなり織に似せた立ち振る舞いやら言動をするようになったんだなぁと何となくしみじみ。
この世に産まれ出た瞬間からずっと自分の傍にいた「他人」、もう1つの人格である「織」を喪ったのだから、初回や2話で式が感じてた深い喪失感も納得がいきますね。
こうやって先の話を知った上で過去の話を観ていくと、新たな発見もあって存外面白いものです。
織は式の破壊衝動、二重人格ではあるけど別人というわけではなくて、身体自体は「両儀式」として生まれたけどその人格・精神とは別に「織」という別の人格・精神を持っていたという事。
そして織は式の否定や負の感情を受け持つ、肩代わりする役割を担っていたという事。
「実は俺、二重人格なんだ…」なんて言われたら誰だって驚くでしょうし、それがきっかけでギクシャクした関係になってプツンと途絶えてしまう事だってある。
それでもそんな秘密を黒桐君に話した織は、それだけ黒桐君を信頼していたって事なんでしょうねー。
黒桐君の思いつきで言った言葉そのままに革ジャンを買っちゃってたし、最初の最初からそういう関係になる雰囲気は十二分にあったようですなw
イチャイチャしおって……爆発すればいいのに(待
ところで、高校の入学式でスーツってのも驚いてたんですが、黒桐君や式(織)の通ってた高校って私服校だったのですね!
当然ながら私の通ってた中高は制服制だったんですけど、そういう私服校ってやつは珍しいものなんでしょうか?
私服校って言うと、都心のイメージが何となくあります(ぇ
都心の中でもさらにごく限られた少数の学校、って感じなのかなぁ。
私服校って服装のセンスも見られちゃいそうで、センス力マイナスな私は実際に通う事になったら嫌がりそうですけど←
今までの、というか前回前々回の章と比べるとウンと観やすかったかな。
式も織もいる頃の話なので、ほえーとかへーって思える内容をいくらか新たに知る事が出来てよかったです(´ω`)
はたして、あの殺害現場に足を運んでいた式は何を意味するのか……本当に彼女が殺害をしているのか…
じわりじわり、次回も楽しみですね。
次回「殺人考察(前)Ⅱ」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は第二章『殺人考察(前)』の前半部分。
不可解な猟奇的連続殺人事件が起きていく一方で、黒桐君と式(織)が出会い少しずつ仲を深めていく話。
あの電灯によって夜空が仄かな金剛色に輝く坂道で黒桐君が式に話し掛けなかったら2人の歩む道が触れ合う事もなかったのかと思うと、出会いやそのきっかけってのはほんの些細な事なんだなぁとつくづく思ってしまいますねー。
ん?どのタイミングが式でどのタイミングが織なの?とちょいちょい頭を傾けながら観ておりましたが、織の言ってた「俺と式は優先順位がズレてる」という言葉と「俺は黒桐と話してみたかった、それだけだ。式にとっては、それは一番したい事じゃないから、俺が代わりにやってやってる」という言葉から察するに、少なくとも黒桐君と話してる時は織なんでしょうね。
今回で言えば、式が姿を現していたのは黒桐君と最初に邂逅した時と普段学校にいる時と、それと例の連続殺人の現場に居合わせてた時か。
ほとんど最初に出会った時の印象でしかないけど、式は織と違って女性なだけあって物腰が柔らかそうな印象を与えますよね。
血痕を唇にヌリヌリした時も予告で色んなところに血をベトッてつけてた時も、うわぁ……とは思ったけど柔らかそうな印象を持ちました。
これが織がいなくなった事で男勝りというか力強い式になってるわけですから、式はかなり織に似せた立ち振る舞いやら言動をするようになったんだなぁと何となくしみじみ。
この世に産まれ出た瞬間からずっと自分の傍にいた「他人」、もう1つの人格である「織」を喪ったのだから、初回や2話で式が感じてた深い喪失感も納得がいきますね。
こうやって先の話を知った上で過去の話を観ていくと、新たな発見もあって存外面白いものです。
織は式の破壊衝動、二重人格ではあるけど別人というわけではなくて、身体自体は「両儀式」として生まれたけどその人格・精神とは別に「織」という別の人格・精神を持っていたという事。
そして織は式の否定や負の感情を受け持つ、肩代わりする役割を担っていたという事。
「実は俺、二重人格なんだ…」なんて言われたら誰だって驚くでしょうし、それがきっかけでギクシャクした関係になってプツンと途絶えてしまう事だってある。
それでもそんな秘密を黒桐君に話した織は、それだけ黒桐君を信頼していたって事なんでしょうねー。
黒桐君の思いつきで言った言葉そのままに革ジャンを買っちゃってたし、最初の最初からそういう関係になる雰囲気は十二分にあったようですなw
イチャイチャしおって……爆発すればいいのに(待
ところで、高校の入学式でスーツってのも驚いてたんですが、黒桐君や式(織)の通ってた高校って私服校だったのですね!
当然ながら私の通ってた中高は制服制だったんですけど、そういう私服校ってやつは珍しいものなんでしょうか?
私服校って言うと、都心のイメージが何となくあります(ぇ
都心の中でもさらにごく限られた少数の学校、って感じなのかなぁ。
私服校って服装のセンスも見られちゃいそうで、センス力マイナスな私は実際に通う事になったら嫌がりそうですけど←
今までの、というか前回前々回の章と比べるとウンと観やすかったかな。
式も織もいる頃の話なので、ほえーとかへーって思える内容をいくらか新たに知る事が出来てよかったです(´ω`)
はたして、あの殺害現場に足を運んでいた式は何を意味するのか……本当に彼女が殺害をしているのか…
じわりじわり、次回も楽しみですね。
次回「殺人考察(前)Ⅱ」
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2013/08/19 Mon. 08:02 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】
劇場版『空の境界』テレビ放送版 第六話「俯瞰風景Ⅱ」
かわいい!黒桐君を取り返すために戦う式かわいい!(何
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今回は『俯瞰風景』の後半部分、黒桐君を取り返すため式が屋上に浮かんでいた幽霊たちと戦う話。
今回も、なかなかに難解な内容でした。
突き詰めてみれば、難病に冒されずっと入院していた少女がそれだけはいなくならずずっと自分を見つめてくれている空に憧れ、見つめているうちに「俯瞰」を手に入れて実体とは独立した霊体としてあの巫条ビルの屋上で浮遊できるようになった事がきっかけで今回の事件は起きてしまったと。
結果的には死に至らしめてしまった女子高生たちも初めからそういうつもりがあったわけではなく、友達になれると思って自分に意識を向けさせたらそうなってしまったようで。
黒桐君の魂をどうして連れて行ったのかと言えば、式のお見舞いに訪れる彼をいつも見ていた少女は自分も連れて行って欲しかっただけなんだと…
オーケー、1つずつ整理していこう(何
まず、結果的に連続飛び降り自殺になってしまった女子高生たちの方は「無意識下でのみ飛行が可能だった」という事なんでしょうかね。
それかもしくは、意識が空にのみ向けられていたか。
どちらかよく分からないので、橙子さんの言葉を信じて無意識って事にしておきましょう。
いずれにせよ、巫条霧絵なる例の少女は自分の周りを飛んでいた女子高生たちが自分と同じように浮遊していたと思っていたから彼女たちと友達になろうとしていたんでしょう。
自分はずっと病室で1人ぼっちで、寂しかったから。
でも、意識的に空へ浮かんでいた霧絵と女子高生たちは違った。
彼女たちは無意識的に空を飛んでいたから霧絵の存在に気付くはずもなかった。
それで霧絵が自分の存在に気付いてもらおうと彼女たちに呼び掛けた事で彼女たちが霧絵を「意識」してしまった事で、悲しい事に飛行できなくなりそのまま墜落死を遂げてしまった。
という事なんでしょうね、きっと。
不可抗力とは言えそういう結末を彼女たちに与えてしまった事に罪の意識を感じられた霧絵は、少なくともまともな人間だったんだと思います。
まともで1人ぼっちが寂しくて、逃げ場のない檻の中から自分をどこかへ連れて行ってくれる人を追い求めていた女の子。
何が悪いとか誰が悪いとかそういう事ではなく、霧絵が最終的に選んだ墜落死も含め起こるべくして起きた悲しい出来事であり、運命のイタズラだったのかもしれませんね。
「闘争には2種類ある。目的のない闘争と目的のある闘争だ」
「一般に前者を浮遊と呼び、後者を飛行と呼ぶ」
「君の俯瞰風景がどちらであるかは君自身が決める事だ」
「だが、もし君が罪の意識でどちらかを選ぶのなら、それは間違えるぞ」
「我々は背負った罪で道を選ぶのではなく、選んだ道で罪を背負うべきだからだ」
とても理解できそうになかったので橙子さんの言葉をそのまま抜き出しておきましたが、普通の人間は罪の意識から道を選ぶものですよね。
彼女もまた「普通」の人間であったからこそ、そして式に心臓を貫かれた時の臨死体験に衝撃的なまでに心惹かれたからこそ、墜落死という自分が生涯に幕を閉じるその瞬間まで意識的でいられる方法を取ったというのも後味が悪い結末でありますよねぇ。
もうずっと入院してたって話だったし、きっと彼女の病気が完治する事はなかったんだろうな…
あと、黒桐君と式による「自殺は正しいのか」という話も興味深かったですねー。
死は甘えなんだろうけれど、当事者にはどうしようもなく逃げ出したい時だってあるだろうし、それを否定する事も反論する事も出来ない。
それは安易な方法で死を選んでしまう人間と同じように自分も弱い人間に変わりがないから。
多分、黒桐君は「自分は弱い人間だ」って自覚しているから、ふじのんの時みたいに他人に優しくする事が出来るんでしょうね。
自分が弱い人間だから、同じように弱くって苦しんでる人たちの気持ちが分かる。
そんな人たちを1人でも多く助けたくて、黒桐君は自分の事など省みず救いの手を差し伸べようとする。
それは「偽善」なのかもしれないけど、決して「弱い人間」ではないと思うんですよね。
もし本当に「弱い人間」だったら、自分の事・自分の身を護るだけで精一杯で他人の事を気にかけてられないだろうから。
黒桐君が「弱い人間」ではなく「強い人間」であると分かっているが故の式の「違うよ」の一言、ステキでございました(´ω`)
まだ何か書きたい事があったような気がするのですが、もはや私の中には全くと言っていいほどエネルギーが残されていないので筆を置く事にします(待
これでもまだ原作よりは易しめだと言うのだから、驚きで口が開いたまま塞がりませんよね。
でも、これまでの章以上に難解で申し訳ない事にあまり理解できなかったけれど、こういう作品は大好き。
何か1つでもいいから考えを巡らす事が出来るのって、幸せな事なんだと思います。
多分半分も理解できてないんだろうなぁ、自分。
次回「殺人考察(前)Ⅰ」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は『俯瞰風景』の後半部分、黒桐君を取り返すため式が屋上に浮かんでいた幽霊たちと戦う話。
今回も、なかなかに難解な内容でした。
突き詰めてみれば、難病に冒されずっと入院していた少女がそれだけはいなくならずずっと自分を見つめてくれている空に憧れ、見つめているうちに「俯瞰」を手に入れて実体とは独立した霊体としてあの巫条ビルの屋上で浮遊できるようになった事がきっかけで今回の事件は起きてしまったと。
結果的には死に至らしめてしまった女子高生たちも初めからそういうつもりがあったわけではなく、友達になれると思って自分に意識を向けさせたらそうなってしまったようで。
黒桐君の魂をどうして連れて行ったのかと言えば、式のお見舞いに訪れる彼をいつも見ていた少女は自分も連れて行って欲しかっただけなんだと…
オーケー、1つずつ整理していこう(何
まず、結果的に連続飛び降り自殺になってしまった女子高生たちの方は「無意識下でのみ飛行が可能だった」という事なんでしょうかね。
それかもしくは、意識が空にのみ向けられていたか。
どちらかよく分からないので、橙子さんの言葉を信じて無意識って事にしておきましょう。
いずれにせよ、巫条霧絵なる例の少女は自分の周りを飛んでいた女子高生たちが自分と同じように浮遊していたと思っていたから彼女たちと友達になろうとしていたんでしょう。
自分はずっと病室で1人ぼっちで、寂しかったから。
でも、意識的に空へ浮かんでいた霧絵と女子高生たちは違った。
彼女たちは無意識的に空を飛んでいたから霧絵の存在に気付くはずもなかった。
それで霧絵が自分の存在に気付いてもらおうと彼女たちに呼び掛けた事で彼女たちが霧絵を「意識」してしまった事で、悲しい事に飛行できなくなりそのまま墜落死を遂げてしまった。
という事なんでしょうね、きっと。
不可抗力とは言えそういう結末を彼女たちに与えてしまった事に罪の意識を感じられた霧絵は、少なくともまともな人間だったんだと思います。
まともで1人ぼっちが寂しくて、逃げ場のない檻の中から自分をどこかへ連れて行ってくれる人を追い求めていた女の子。
何が悪いとか誰が悪いとかそういう事ではなく、霧絵が最終的に選んだ墜落死も含め起こるべくして起きた悲しい出来事であり、運命のイタズラだったのかもしれませんね。
「闘争には2種類ある。目的のない闘争と目的のある闘争だ」
「一般に前者を浮遊と呼び、後者を飛行と呼ぶ」
「君の俯瞰風景がどちらであるかは君自身が決める事だ」
「だが、もし君が罪の意識でどちらかを選ぶのなら、それは間違えるぞ」
「我々は背負った罪で道を選ぶのではなく、選んだ道で罪を背負うべきだからだ」
とても理解できそうになかったので橙子さんの言葉をそのまま抜き出しておきましたが、普通の人間は罪の意識から道を選ぶものですよね。
彼女もまた「普通」の人間であったからこそ、そして式に心臓を貫かれた時の臨死体験に衝撃的なまでに心惹かれたからこそ、墜落死という自分が生涯に幕を閉じるその瞬間まで意識的でいられる方法を取ったというのも後味が悪い結末でありますよねぇ。
もうずっと入院してたって話だったし、きっと彼女の病気が完治する事はなかったんだろうな…
あと、黒桐君と式による「自殺は正しいのか」という話も興味深かったですねー。
死は甘えなんだろうけれど、当事者にはどうしようもなく逃げ出したい時だってあるだろうし、それを否定する事も反論する事も出来ない。
それは安易な方法で死を選んでしまう人間と同じように自分も弱い人間に変わりがないから。
多分、黒桐君は「自分は弱い人間だ」って自覚しているから、ふじのんの時みたいに他人に優しくする事が出来るんでしょうね。
自分が弱い人間だから、同じように弱くって苦しんでる人たちの気持ちが分かる。
そんな人たちを1人でも多く助けたくて、黒桐君は自分の事など省みず救いの手を差し伸べようとする。
それは「偽善」なのかもしれないけど、決して「弱い人間」ではないと思うんですよね。
もし本当に「弱い人間」だったら、自分の事・自分の身を護るだけで精一杯で他人の事を気にかけてられないだろうから。
黒桐君が「弱い人間」ではなく「強い人間」であると分かっているが故の式の「違うよ」の一言、ステキでございました(´ω`)
まだ何か書きたい事があったような気がするのですが、もはや私の中には全くと言っていいほどエネルギーが残されていないので筆を置く事にします(待
これでもまだ原作よりは易しめだと言うのだから、驚きで口が開いたまま塞がりませんよね。
でも、これまでの章以上に難解で申し訳ない事にあまり理解できなかったけれど、こういう作品は大好き。
何か1つでもいいから考えを巡らす事が出来るのって、幸せな事なんだと思います。
多分半分も理解できてないんだろうなぁ、自分。
次回「殺人考察(前)Ⅰ」
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2013/08/12 Mon. 12:36 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】
劇場版『空の境界』テレビ放送版 第五話「俯瞰風景Ⅰ」
と、飛んでる…!?俺は夢でも見ているのか…?(何
-- 続きを読む --
今回・次回は第一章『俯瞰風景』を取り扱った話。
「ふじょう」ビルで起きる謎の連続飛び降り自殺をきっかけに話が展開されていっていたのですが、これ第一章なんですよね。
つまり全7部作と銘打って始まった映画『空の境界』のトップバッターを務めた章なわけで、「この作品はこういう作品ですよ」と観に来てくれた観客の皆様に示しふるいに掛ける意味合いも込められた話のような気がするのですよね。
何で私がこんな事を言うところから始めているのかと言うと、「なるほど、さっぱり分からん」状態だったからです(ぇ
主に話の序盤で展開されていた橙子さんの謎掛けじみた言葉の数々。高度経済成長期にシンボルタワーとして建設されたものの、今では全棟立ち退きにより誰1人いない廃墟と化している「ふじょうビル」とやらに関する説明から始まった橙子さんの話の部分が理解できるような理解できないようなって印象でした。
こりゃあ、何度か同じシーンを観直してようやくその一端に触れられるって感じかもしれません。
「時間が傾いでいる。順序が逆」
「人の記憶というか記録、あのビルはそういった記録だけの時間の経過が遅い」
「彼女たちの生前の記録がまだ彼女たちの本来の時間に追いついていない」
「結果、思い出だけが生きている」
あの「ふじょうビル」とやらに赴いた式が黒桐君が眠り続けている原因を作ったっぽい女性の幽霊と出会いましたし、橙子さんの言う「生前の記録」「思い出」が彼女たちの霊体で「本来の時間に追いついていない」というのは「死んだという事実が彼女たちには認識できていない」という事なのかな?
となると、5人目の落下死体を式が見つけた時に空中にふわふわ飛んでたのは彼女たちの魂という事…?
「広すぎる視界は、転じて世界との隔たりが出来てしまうもの」
「自分が体感できる狭い空間より、自分が見ている広い風景の方を住んでいる世界だと認識するのが本来は正しい」
「けれど、どうしてもこの広い世界に自分がいるのだという実感が持てない」
「ここに知識としての理性と経験としての実感が摩擦し、やがてどちらかがすり減り意識の混乱が始まる」
とりあえず橙子さんの言葉をそのまま列挙してるのですが、実によく分からない←
でも、彼女たちはこのビルに、というかこのビルに潜むあの幽霊さんに引き寄せられて最終的に飛び降り自殺をしてるっぽいですね。
そして、謎を突き止めるためかあのビルに行った黒桐君も魂が吸い寄せられてしまいずっと眠り続けている……といったところでしょうか。
自殺をした彼女たちは通ってる学校も違うし接点もまるでないって話でしたが、もしかしたら以前にこの団地(?)に住んでいた人たちなのかな?
何のきっかけもなく突然にこの場所に来て飛び立とうと屋上から身を投げるなんて考えられないから、共通点があるとしたらそれかなぁって気がする。
それと、確か橙子さんって「まほよ」で得た知識によると一流の人形師さんでしたよね。
彼女の手にかかれば、人間の手と形も得られる感覚も全く変わらない義手を造り上げる事など造作もないのでしょうな。
黒桐君が橙子さんのところにやって来たのは彼女の造った人形に惚れ込んでの事だったそうですが、式とどことなく似た人形を1番気に入っていたらしいところを見ると
例の通り魔に織が襲われて昏睡状態に入っていた時に黒桐君は橙子さんに出会ったって事なのかな。
少ない情報から何とか頭を捻り出して話の流れを構築してますが、これ以上は無理そうなので静かに次回を待つ事にします(何
次回は前回以上にド派手なバトルシーン……とは行かないものの、見応えのある戦いが観られそう!
今回の話を観てると、つくづく原作が小説である事を実感させられますね(´ω`)
次回「俯瞰風景Ⅱ」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回・次回は第一章『俯瞰風景』を取り扱った話。
「ふじょう」ビルで起きる謎の連続飛び降り自殺をきっかけに話が展開されていっていたのですが、これ第一章なんですよね。
つまり全7部作と銘打って始まった映画『空の境界』のトップバッターを務めた章なわけで、「この作品はこういう作品ですよ」と観に来てくれた観客の皆様に示しふるいに掛ける意味合いも込められた話のような気がするのですよね。
何で私がこんな事を言うところから始めているのかと言うと、「なるほど、さっぱり分からん」状態だったからです(ぇ
主に話の序盤で展開されていた橙子さんの謎掛けじみた言葉の数々。高度経済成長期にシンボルタワーとして建設されたものの、今では全棟立ち退きにより誰1人いない廃墟と化している「ふじょうビル」とやらに関する説明から始まった橙子さんの話の部分が理解できるような理解できないようなって印象でした。
こりゃあ、何度か同じシーンを観直してようやくその一端に触れられるって感じかもしれません。
「時間が傾いでいる。順序が逆」
「人の記憶というか記録、あのビルはそういった記録だけの時間の経過が遅い」
「彼女たちの生前の記録がまだ彼女たちの本来の時間に追いついていない」
「結果、思い出だけが生きている」
あの「ふじょうビル」とやらに赴いた式が黒桐君が眠り続けている原因を作ったっぽい女性の幽霊と出会いましたし、橙子さんの言う「生前の記録」「思い出」が彼女たちの霊体で「本来の時間に追いついていない」というのは「死んだという事実が彼女たちには認識できていない」という事なのかな?
となると、5人目の落下死体を式が見つけた時に空中にふわふわ飛んでたのは彼女たちの魂という事…?
「広すぎる視界は、転じて世界との隔たりが出来てしまうもの」
「自分が体感できる狭い空間より、自分が見ている広い風景の方を住んでいる世界だと認識するのが本来は正しい」
「けれど、どうしてもこの広い世界に自分がいるのだという実感が持てない」
「ここに知識としての理性と経験としての実感が摩擦し、やがてどちらかがすり減り意識の混乱が始まる」
とりあえず橙子さんの言葉をそのまま列挙してるのですが、実によく分からない←
でも、彼女たちはこのビルに、というかこのビルに潜むあの幽霊さんに引き寄せられて最終的に飛び降り自殺をしてるっぽいですね。
そして、謎を突き止めるためかあのビルに行った黒桐君も魂が吸い寄せられてしまいずっと眠り続けている……といったところでしょうか。
自殺をした彼女たちは通ってる学校も違うし接点もまるでないって話でしたが、もしかしたら以前にこの団地(?)に住んでいた人たちなのかな?
何のきっかけもなく突然にこの場所に来て飛び立とうと屋上から身を投げるなんて考えられないから、共通点があるとしたらそれかなぁって気がする。
それと、確か橙子さんって「まほよ」で得た知識によると一流の人形師さんでしたよね。
彼女の手にかかれば、人間の手と形も得られる感覚も全く変わらない義手を造り上げる事など造作もないのでしょうな。
黒桐君が橙子さんのところにやって来たのは彼女の造った人形に惚れ込んでの事だったそうですが、式とどことなく似た人形を1番気に入っていたらしいところを見ると
例の通り魔に織が襲われて昏睡状態に入っていた時に黒桐君は橙子さんに出会ったって事なのかな。
少ない情報から何とか頭を捻り出して話の流れを構築してますが、これ以上は無理そうなので静かに次回を待つ事にします(何
次回は前回以上にド派手なバトルシーン……とは行かないものの、見応えのある戦いが観られそう!
今回の話を観てると、つくづく原作が小説である事を実感させられますね(´ω`)
次回「俯瞰風景Ⅱ」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2013/08/05 Mon. 13:07 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】
劇場版『空の境界』テレビ放送版 第四話「痛覚残留Ⅱ」
いい笑顔だ、この笑顔を観ただけでどんな事があってもスッキリした気分になれる気がする(何
-- 続きを読む --
触れずに物を捻じ曲げてしまう魔眼を持つ少女・浅上藤乃ことふじのんが登場する『痛覚残留』の後編。
何やらどこかでカットされていたとの事ですが、特に気にならなかったので私にとってはどうでもいい事です。
どんな部分だったかなんていう興味もありません。
それよりも、私にとってはふじのんが何だかんだで死なずにいてくれた事の方が大変重要です(何
いやぁあの子、以前にも黒桐君と会った事があったというか高校の先輩後輩の関係だったのですね(´ω`)
多分前回やってた前編部分でも2人が全くの初対面じゃないと受け取れるシーンがあったんでしょうけど、全く気付かなかったなぁ。
「いいかい?傷は耐えるものじゃない。痛みは訴えるものなんだよ」
痛いんならそう言えばいい、そういう意味を込めて言ったであろう黒桐君の一言は普通の人間として見てもらうために痛みを感じて過ごしていたふじのんを一体どれほど救ったんでしょうね?
彼女は幼い頃から「触れずに物を曲げる能力」を持っていてそれを治療するとかしないとかで投薬された事によって能力を封じ込められた代わりに無痛症になったみたいですが、そういう能力があったり痛みを感じないという事を除けば普通の女の子だと思うんですよね。
ただちょっぴり「普通」の人と違う物を持っているだけの、普通の女の子。
彼女の不幸というか恨むべきところは、悲しい事に彼女の周りに黒桐君のような人がいなかったからなんじゃないかなって気がする。
いや、黒桐君みたいな人が10人も20人もいたらそれはそれで困りますけどねw
彼みたいな人が彼女の近くに1人でもいれば、他人の痛みに触れる事で生の実感を得てそれを楽しもうとする衝動に駆られる事もなかった……のかもしれません。
彼女の秘密を唯一知っていた父親が彼女を殺すよう依頼したって、何だか残酷というか物悲しいよね。
親が子を護るどころか、殺すよう頼むなんて無責任極まりないと思う。
しかも自分の手でなく人にやらせるってところがまた下衆だよね。
書いてたらどんどん「このクソ親父が」って気持ちになってきちゃうから、もうこの辺で止めておきますけど。
親は子を護っていかなければならないとは露ほども思ってないけど、もうちょっと身の振り方があったでしょうに…
そして、彼女は虫垂炎を患い今や腹膜炎すら起こしており、橙子さんいわくもう手遅れな状態にまでなっていたと。
黒桐君の言う通り、痛みは訴えるもの。
身体の中から出るそれは、「なんか変だよ、やばいよ」っていう身体から発せられる危険信号なんですよね。
ところが彼女は投薬によって無痛症になった事で、その危険信号に気付く事が出来ない身体になっていたわけで。
状況が状況だったから痛覚が戻った時のその痛みを彼女はナイフによって刺された事によるものと勘違いしていたそうですが、多分というかほぼ確実に虫垂炎の痛みって相当なものですよね?
ちょっとお腹を壊してイタタイタタと腹痛になるのとはレベルが全く違うんじゃないかなって思う。
痛覚が常人のそれと比べてどれほど戻っていたのかは分からないけど、かなりの痛みに耐えながら彼女は式と戦っていたって事になるんですよね。
血反吐を吐いて身も心もボロボロになりながら、それでもまだ生きていたいと強く願う彼女の心には昔助けてくれた黒桐君の姿があって…
その彼はもう式と「これもう夫婦でしょ」って言いたくなるぐらいの仲になってるものだから、それを知ってる側としては尚の事切ない。
「痛いんなら痛いって言えばよかったんだ」式にそう言われても、その言えるような相手がいなかったふじのんは一体どうすればよかったのか…
でもまぁ、式が彼女ではなく彼女の身体の中にある虫垂炎を殺したという事で彼女自体は生きてるみたいなので、よかったよかったホントによかったと一安心なのです。
物質的なものであろうが非物質的なものであろうが、目に見える「もの」であれば何でも殺せるし、ふじのんの捻じ曲げる能力ですら殺せるって正直デタラメな気がするw
鉄橋まるごと捻じ曲げちゃったふじのんもトンデモ能力の持ち主ですが、式も式でバケモンですよねぇ…w
そんな彼女が見せてくれたとびっきりの笑顔は、あれこれ巡らせていた考えが全てどうでもよくなるぐらいステキなものなのでした!
ところで、「最後に痛覚をまた遮断した」って式は言ってましたけど、ふじのんはどの時点で自分の痛覚を遮断したの?
アレなのかな、ポロッと涙を流した辺りなのかな。
あと、ふじのんの捻じ曲げる能力は痛覚を犠牲にしてでも封印しないといけない大変なものなの?
無痛症になっていなければこんな事が起きる事もなかったとどうしても思っちゃうので、ちょっぴり疑問なのでした。
次回も楽しみですな!
次回「俯瞰風景Ⅰ」
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触れずに物を捻じ曲げてしまう魔眼を持つ少女・浅上藤乃ことふじのんが登場する『痛覚残留』の後編。
何やらどこかでカットされていたとの事ですが、特に気にならなかったので私にとってはどうでもいい事です。
どんな部分だったかなんていう興味もありません。
それよりも、私にとってはふじのんが何だかんだで死なずにいてくれた事の方が大変重要です(何
いやぁあの子、以前にも黒桐君と会った事があったというか高校の先輩後輩の関係だったのですね(´ω`)
多分前回やってた前編部分でも2人が全くの初対面じゃないと受け取れるシーンがあったんでしょうけど、全く気付かなかったなぁ。
「いいかい?傷は耐えるものじゃない。痛みは訴えるものなんだよ」
痛いんならそう言えばいい、そういう意味を込めて言ったであろう黒桐君の一言は普通の人間として見てもらうために痛みを感じて過ごしていたふじのんを一体どれほど救ったんでしょうね?
彼女は幼い頃から「触れずに物を曲げる能力」を持っていてそれを治療するとかしないとかで投薬された事によって能力を封じ込められた代わりに無痛症になったみたいですが、そういう能力があったり痛みを感じないという事を除けば普通の女の子だと思うんですよね。
ただちょっぴり「普通」の人と違う物を持っているだけの、普通の女の子。
彼女の不幸というか恨むべきところは、悲しい事に彼女の周りに黒桐君のような人がいなかったからなんじゃないかなって気がする。
いや、黒桐君みたいな人が10人も20人もいたらそれはそれで困りますけどねw
彼みたいな人が彼女の近くに1人でもいれば、他人の痛みに触れる事で生の実感を得てそれを楽しもうとする衝動に駆られる事もなかった……のかもしれません。
彼女の秘密を唯一知っていた父親が彼女を殺すよう依頼したって、何だか残酷というか物悲しいよね。
親が子を護るどころか、殺すよう頼むなんて無責任極まりないと思う。
しかも自分の手でなく人にやらせるってところがまた下衆だよね。
書いてたらどんどん「このクソ親父が」って気持ちになってきちゃうから、もうこの辺で止めておきますけど。
親は子を護っていかなければならないとは露ほども思ってないけど、もうちょっと身の振り方があったでしょうに…
そして、彼女は虫垂炎を患い今や腹膜炎すら起こしており、橙子さんいわくもう手遅れな状態にまでなっていたと。
黒桐君の言う通り、痛みは訴えるもの。
身体の中から出るそれは、「なんか変だよ、やばいよ」っていう身体から発せられる危険信号なんですよね。
ところが彼女は投薬によって無痛症になった事で、その危険信号に気付く事が出来ない身体になっていたわけで。
状況が状況だったから痛覚が戻った時のその痛みを彼女はナイフによって刺された事によるものと勘違いしていたそうですが、多分というかほぼ確実に虫垂炎の痛みって相当なものですよね?
ちょっとお腹を壊してイタタイタタと腹痛になるのとはレベルが全く違うんじゃないかなって思う。
痛覚が常人のそれと比べてどれほど戻っていたのかは分からないけど、かなりの痛みに耐えながら彼女は式と戦っていたって事になるんですよね。
血反吐を吐いて身も心もボロボロになりながら、それでもまだ生きていたいと強く願う彼女の心には昔助けてくれた黒桐君の姿があって…
その彼はもう式と「これもう夫婦でしょ」って言いたくなるぐらいの仲になってるものだから、それを知ってる側としては尚の事切ない。
「痛いんなら痛いって言えばよかったんだ」式にそう言われても、その言えるような相手がいなかったふじのんは一体どうすればよかったのか…
でもまぁ、式が彼女ではなく彼女の身体の中にある虫垂炎を殺したという事で彼女自体は生きてるみたいなので、よかったよかったホントによかったと一安心なのです。
物質的なものであろうが非物質的なものであろうが、目に見える「もの」であれば何でも殺せるし、ふじのんの捻じ曲げる能力ですら殺せるって正直デタラメな気がするw
鉄橋まるごと捻じ曲げちゃったふじのんもトンデモ能力の持ち主ですが、式も式でバケモンですよねぇ…w
そんな彼女が見せてくれたとびっきりの笑顔は、あれこれ巡らせていた考えが全てどうでもよくなるぐらいステキなものなのでした!
ところで、「最後に痛覚をまた遮断した」って式は言ってましたけど、ふじのんはどの時点で自分の痛覚を遮断したの?
アレなのかな、ポロッと涙を流した辺りなのかな。
あと、ふじのんの捻じ曲げる能力は痛覚を犠牲にしてでも封印しないといけない大変なものなの?
無痛症になっていなければこんな事が起きる事もなかったとどうしても思っちゃうので、ちょっぴり疑問なのでした。
次回も楽しみですな!
次回「俯瞰風景Ⅰ」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2013/07/27 Sat. 20:35 edit
Category: .2013年の作品 劇場版「空の境界」テレビ放送版【終】