凪のあすから 第二十六話(最終回)「海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。~Earth color of a calm~」
えがった、えがったなぁ…!(何
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2クール続いた本作も、今回でフィナーレです。
うん、キレイにまとまった最終回だったような気がしますね。
たくさんの人の想いが溶け込んだ光り輝く海、美しい海……美海ちゃんの名前って伏線になっていたんだな、とちょっぴり驚きも含みながら感じたものですが、「人を想う事とは何か」「好きとは何か」という事について曖昧ながらも一種の答えを導き出そうと試みた作品だったのかもしれませんね。
色んな事があって、もちろんそれは嬉しい事ばっかりじゃなくて悲しい事もあって、たくさん傷ついて涙を流してしまう事だってある。
でも、そういうのも全部ひっくるめて「好き」って気持ちがあるという事。
誰かを想う事・誰かを好きになる事というのはそれだけで眩しくなるぐらい光り輝いていて、好きって気持ちに間違いなんて存在しない。
好きって気持ちはそれほどまでに尊いものなんだ……みたいな事を最終回を中心に作品全体のメッセージとして伝えようとしていたのかもしれませんねー。
全てが終わった後、エピローグの部分で今までの事を語る美海ちゃんを観てたら彼女が裏の主人公だったのではとぼんやり感じるようになりましたが、最終回の彼女は光を優しく包み込んでくれるかのような慈愛に満ちた雰囲気を孕んでいましたよねぇ。
本当に、まるで海みたいでした。
ずっと傍で支え見守ってくれていたのに、好きだったって事にすら気づいてあげられなかったと光は美海ちゃんを傷つけた事を悔やんでましたけど、美海ちゃん自身はそんな事全然気にしてないんでしょうね。
その事に気付いて、自分の好きな人が自分のために涙を流してくれる……それだけで美海ちゃんにとっては満ち足りた気持ちでいられるのでしょう。
美海ちゃんの一挙手一投足、彼女の事を考えれば考えるほど「あぁ、美海ちゃんは聖母のごとき存在だったか」という結論に思い至るような気がします(ぁ
好きな人の幸せのために尽力する美海ちゃんはとっても健気で、観ているこちらまで心が和らいでいくような心地にさせてくれましたね…
陸に上がった美海ちゃんとまなかがお互いに涙を流して「おかえり」って言いながら抱き締めあうシーン、とってもよかったなぁ。
片想いの連鎖が止まらず一体どこまでドロドロになっていくんだろうと中盤辺りからちょっと視聴意欲が薄れてきつつあった作品ですけど、「おふねひき」が終わって光が再び目を覚まして陸にやってくる5年後の世界からの後半部分が非常に濃密な内容で毎回毎回とても見応えがあったような気がします。
結局、両想いですんなりまとまりそうなのは光・まなか組とちさき・紡君組と要・さゆ組というわけか……序盤・中盤・終盤とあれだけ片想い合戦を続けてたのに、何だかんだでいい感じにまとまってるところがちょっと面白いですねw
美海ちゃんだけあぶれちゃってるのがちょっと寂しいので、彼女も幸せな形へと進んでくれると嬉しいのですけれど……まぁ、彼女の場合は今の環境で十分幸せそうなので、今のままでいいのかもしれませんねw
海の世界を始めとした美麗なシーンの数々もさる事ながら、登場人物たちの織り成す人間ドラマも見応えがあって色々と考えさせられるいい作品でした。
スタッフならびに出演者のみなさま、半年間お疲れ様でした。
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2クール続いた本作も、今回でフィナーレです。
うん、キレイにまとまった最終回だったような気がしますね。
たくさんの人の想いが溶け込んだ光り輝く海、美しい海……美海ちゃんの名前って伏線になっていたんだな、とちょっぴり驚きも含みながら感じたものですが、「人を想う事とは何か」「好きとは何か」という事について曖昧ながらも一種の答えを導き出そうと試みた作品だったのかもしれませんね。
色んな事があって、もちろんそれは嬉しい事ばっかりじゃなくて悲しい事もあって、たくさん傷ついて涙を流してしまう事だってある。
でも、そういうのも全部ひっくるめて「好き」って気持ちがあるという事。
誰かを想う事・誰かを好きになる事というのはそれだけで眩しくなるぐらい光り輝いていて、好きって気持ちに間違いなんて存在しない。
好きって気持ちはそれほどまでに尊いものなんだ……みたいな事を最終回を中心に作品全体のメッセージとして伝えようとしていたのかもしれませんねー。
全てが終わった後、エピローグの部分で今までの事を語る美海ちゃんを観てたら彼女が裏の主人公だったのではとぼんやり感じるようになりましたが、最終回の彼女は光を優しく包み込んでくれるかのような慈愛に満ちた雰囲気を孕んでいましたよねぇ。
本当に、まるで海みたいでした。
ずっと傍で支え見守ってくれていたのに、好きだったって事にすら気づいてあげられなかったと光は美海ちゃんを傷つけた事を悔やんでましたけど、美海ちゃん自身はそんな事全然気にしてないんでしょうね。
その事に気付いて、自分の好きな人が自分のために涙を流してくれる……それだけで美海ちゃんにとっては満ち足りた気持ちでいられるのでしょう。
美海ちゃんの一挙手一投足、彼女の事を考えれば考えるほど「あぁ、美海ちゃんは聖母のごとき存在だったか」という結論に思い至るような気がします(ぁ
好きな人の幸せのために尽力する美海ちゃんはとっても健気で、観ているこちらまで心が和らいでいくような心地にさせてくれましたね…
陸に上がった美海ちゃんとまなかがお互いに涙を流して「おかえり」って言いながら抱き締めあうシーン、とってもよかったなぁ。
片想いの連鎖が止まらず一体どこまでドロドロになっていくんだろうと中盤辺りからちょっと視聴意欲が薄れてきつつあった作品ですけど、「おふねひき」が終わって光が再び目を覚まして陸にやってくる5年後の世界からの後半部分が非常に濃密な内容で毎回毎回とても見応えがあったような気がします。
結局、両想いですんなりまとまりそうなのは光・まなか組とちさき・紡君組と要・さゆ組というわけか……序盤・中盤・終盤とあれだけ片想い合戦を続けてたのに、何だかんだでいい感じにまとまってるところがちょっと面白いですねw
美海ちゃんだけあぶれちゃってるのがちょっと寂しいので、彼女も幸せな形へと進んでくれると嬉しいのですけれど……まぁ、彼女の場合は今の環境で十分幸せそうなので、今のままでいいのかもしれませんねw
海の世界を始めとした美麗なシーンの数々もさる事ながら、登場人物たちの織り成す人間ドラマも見応えがあって色々と考えさせられるいい作品でした。
スタッフならびに出演者のみなさま、半年間お疲れ様でした。
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2014/04/05 Sat. 05:19 edit
Category: .2014年の作品 凪のあすから【終】
凪のあすから 第二十五話「好きは、海と似ている」
なげぇ……最終回のサブタイ、なげぇ…(何
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今回は「おふねひき」の準備が完了し執り行われる一方で、まなかや美海ちゃんの気持ちが言葉として明かされる話。
「ひー君は海なの。」「海から出てきて、太陽が輝く地上は楽しくてドキドキしたけど、海がそこにあったから、だからこそ地上に憧れる事もできたんだって気付いたの」
5年前、確か「おふねひき」の直前近くだったと記憶してますが、紡君と2人きりの時に涙ながらにまなかがそう言っていた事が明らかにされたわけで。
その時にまなかは紡君の事を「太陽」だって言ってたと思うんですけど、それで私は太陽=手の届かないほど遠くて憧れの存在=紡君の事が好きって判断しておりましたが……なるほど、実際は憧れはあくまでも憧れであって「好き」とは別のものだったのですね。
海が、光が自分の傍にいてくれてるから太陽の輝く地上を楽しむ事が出来た。
まなかのそういう気持ちは日常と非日常の関係と同じようなものなのかもしれませんね。
非日常を楽しむ事が出来るのって、それが終わった後に日常へと戻る事が出来るって保証があるからでしょうから……自分の帰るべき場所、見守ってくれる人が近くにいたからって感じなのかも。
きっと、これが「おふねひき」が終わった後にまなかが光に伝えようとしていた事なんでしょうね…
また、サブタイの「好きは、海と似ている」は紡君が序盤で回収してくれましたなー。
楽しさや愛しさだけじゃない、悲しさや苦しみもみんなみんな抱き締めてそこから新しい想いが生まれていくもの……それが海であり、「好き」という気持ち。
海の世界に憧れを抱いていた紡君だからこそ、そんな言葉を語る事が出来たのかもしれませんね。
紡君の言葉だと分かると、えらい詩的に感じてしまうのは何故なんでしょうか(ぁ
紡君、その後ではちさきに対し「ちさきは俺の事が好きだ」って堂々と言って来たからなぁw
紡君って、言う時はホント思った事を正直に話す方ですよねー。
思いきりがいいというか、迷いがないというか。
まなかって自分の気持ちをなかなか面と向かって言えない子だった気がするから、紡君のそういうところにも憧れていたのかなぁ。
自分の欲しい言葉を代わりに言ってくれる人って、大事ですよね……しみじみ。
「ウソ吐かなくていい」と紡君に言われ紡君に抱き締められたちさきですけど、自分だけ幸せになってはいけないと他のみんなに対する後ろめたい気持ちは依然としてあるみたいで…
今度は自分が生贄になろうとしてるかもしれないと察した要はちさきに釘を差してましたけど、光もまなかも要も誰もそんな事望んでないんですよね。
自分だけがみんなとは違い5年も先を生きてしまった、それは言ってしまえば「仕方のない事」でしょうし、その事でちさきを恨んでる人なんて誰もいないんじゃないかな。
光も言ってたけど、5年経とうがちさきは5年前と変わらずちさきのままなんですよね。
多分、彼女が他のみんなに対して後ろめたい気持ちを持ってるって事の方がみんなにとっては辛いんじゃないかな……そう簡単に、割り切れる事でもないでしょうけど。
前回も書いた気がしますが、ちさきは周りの人に対して優しすぎるんでしょうね……もっと、自分のためだけに生きてもいいんじゃないかなって感じたりもします。
はてさて、陸の世界だけで再び行われた「おふねひき」ですが……前回同様、海神様の力により海が突如として大荒れになってしまうのは何とも言えないところですねぇ。
薄膜もないのに海へと投げ出されてしまったまなかを助けるために、今度は美海ちゃんが深い深い海の底にある例の「おじょしさま」の墓場へと誘われてしまって。
海神様はそうまでして「おじょしさま」を欲してるのかとちょっぴり憤慨した気持ちにもなってしまうのですけど、それだけ恋しいと思ってるって事なんでしょうなー。
うーん、美海ちゃんはどうなってしまうんだろう……まなかと同じ事になってしまうのは、やっぱりちょっと辛いものがあります。
次回で最終回、どう幕が下ろされていくのか……美海ちゃん、光に自分の想いを伝えられるのかなぁ。
伝えられると、いいですよねぇ。
次回「海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。~Earth color of a calm~」
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今回は「おふねひき」の準備が完了し執り行われる一方で、まなかや美海ちゃんの気持ちが言葉として明かされる話。
「ひー君は海なの。」「海から出てきて、太陽が輝く地上は楽しくてドキドキしたけど、海がそこにあったから、だからこそ地上に憧れる事もできたんだって気付いたの」
5年前、確か「おふねひき」の直前近くだったと記憶してますが、紡君と2人きりの時に涙ながらにまなかがそう言っていた事が明らかにされたわけで。
その時にまなかは紡君の事を「太陽」だって言ってたと思うんですけど、それで私は太陽=手の届かないほど遠くて憧れの存在=紡君の事が好きって判断しておりましたが……なるほど、実際は憧れはあくまでも憧れであって「好き」とは別のものだったのですね。
海が、光が自分の傍にいてくれてるから太陽の輝く地上を楽しむ事が出来た。
まなかのそういう気持ちは日常と非日常の関係と同じようなものなのかもしれませんね。
非日常を楽しむ事が出来るのって、それが終わった後に日常へと戻る事が出来るって保証があるからでしょうから……自分の帰るべき場所、見守ってくれる人が近くにいたからって感じなのかも。
きっと、これが「おふねひき」が終わった後にまなかが光に伝えようとしていた事なんでしょうね…
また、サブタイの「好きは、海と似ている」は紡君が序盤で回収してくれましたなー。
楽しさや愛しさだけじゃない、悲しさや苦しみもみんなみんな抱き締めてそこから新しい想いが生まれていくもの……それが海であり、「好き」という気持ち。
海の世界に憧れを抱いていた紡君だからこそ、そんな言葉を語る事が出来たのかもしれませんね。
紡君の言葉だと分かると、えらい詩的に感じてしまうのは何故なんでしょうか(ぁ
紡君、その後ではちさきに対し「ちさきは俺の事が好きだ」って堂々と言って来たからなぁw
紡君って、言う時はホント思った事を正直に話す方ですよねー。
思いきりがいいというか、迷いがないというか。
まなかって自分の気持ちをなかなか面と向かって言えない子だった気がするから、紡君のそういうところにも憧れていたのかなぁ。
自分の欲しい言葉を代わりに言ってくれる人って、大事ですよね……しみじみ。
「ウソ吐かなくていい」と紡君に言われ紡君に抱き締められたちさきですけど、自分だけ幸せになってはいけないと他のみんなに対する後ろめたい気持ちは依然としてあるみたいで…
今度は自分が生贄になろうとしてるかもしれないと察した要はちさきに釘を差してましたけど、光もまなかも要も誰もそんな事望んでないんですよね。
自分だけがみんなとは違い5年も先を生きてしまった、それは言ってしまえば「仕方のない事」でしょうし、その事でちさきを恨んでる人なんて誰もいないんじゃないかな。
光も言ってたけど、5年経とうがちさきは5年前と変わらずちさきのままなんですよね。
多分、彼女が他のみんなに対して後ろめたい気持ちを持ってるって事の方がみんなにとっては辛いんじゃないかな……そう簡単に、割り切れる事でもないでしょうけど。
前回も書いた気がしますが、ちさきは周りの人に対して優しすぎるんでしょうね……もっと、自分のためだけに生きてもいいんじゃないかなって感じたりもします。
はてさて、陸の世界だけで再び行われた「おふねひき」ですが……前回同様、海神様の力により海が突如として大荒れになってしまうのは何とも言えないところですねぇ。
薄膜もないのに海へと投げ出されてしまったまなかを助けるために、今度は美海ちゃんが深い深い海の底にある例の「おじょしさま」の墓場へと誘われてしまって。
海神様はそうまでして「おじょしさま」を欲してるのかとちょっぴり憤慨した気持ちにもなってしまうのですけど、それだけ恋しいと思ってるって事なんでしょうなー。
うーん、美海ちゃんはどうなってしまうんだろう……まなかと同じ事になってしまうのは、やっぱりちょっと辛いものがあります。
次回で最終回、どう幕が下ろされていくのか……美海ちゃん、光に自分の想いを伝えられるのかなぁ。
伝えられると、いいですよねぇ。
次回「海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。~Earth color of a calm~」
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2014/03/30 Sun. 13:04 edit
Category: .2014年の作品 凪のあすから【終】
凪のあすから 第二十四話「デトリタス」
紡君、急に一体何に目覚めたと言うんだろう(何
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今回はそれぞれの恋に決着がつきつつも、紡君の提案でまなかの気持ちを取り戻すためにもう一度「おふねひき」をやろうと動き出す話。
まさしく、フィナーレに向けて動き出したと言える今回の話でしたねー。
ちさきと紡君の事、光や要よりも5年先を生きる事になってしまったちさきの抱えていたものの事、まなかのためにがんばる光のために美海ちゃんが決めた事、要とさゆの事…
その1つ1つに決着がついていくにつれて、「あぁ、もうすぐ終わりなんだな」としみじみとした気持ちになっていきます。
ついにちさきに告白した紡君でしたが、「紡の事なんか好きじゃない!」とちさきには拒絶されてしまって……でも、紡君がちさきに対して言っていた事は間違いでもなかったみたいなんですよね。
確かに、ちさきは紡君に心惹かれるものを覚えていたみたい。
要によれば、「おふねひき」が執り行われる頃・5年前からちさきは紡君の事が気になっていたようで、そこから5年もの月日を紡君と一つ屋根の下で暮らしていれば当然の結果が待ち受けている事と思います。
でも、ちさきは「紡の事は好きになっちゃいけない」と言っていて……多分それは自分の気持ちを否定しているんでしょうけども、ちさきは「光以外の人を好きになる」というのは「おふねひき」で時間が止まってしまった光や要やまなかを裏切る事だと考えていて。
涙をぽろぽろとこぼしながら要に自らの胸のうちを語るちさきの姿が映し出されていましたが、他のみんなよりも先の時間を生きてしまっているという事がちさきに重くのしかかってきて彼女はずっと悩み苦しみ続けていたんでしょうね……きっと。
アレは誰が悪いってわけでもないし、ちさきが責任を感じて自分の心を偽るような生き方をする事もないでしょうに……悲しいぐらいに優しい子なんだな、と彼女の涙を観ながらぼんやりと考えてましたね。
もしかしたら、ちさきの中ではまだ「おふねひき」は終わっていないのかも……紡君はちさきを心の呪縛から解き放ってあげようという意味も込めて、光と要を引き連れうろこ様の元に行って「おふねひき」をもう一度やるという提案をしたんでしょうかね?
あの時の紡君、普段の様子とは打って変わって非常に能動的なものを感じたので…
まなかが美海ちゃんに作ってもらった例のペンダントを木の人形にかけて「おじょしさま」に見立ててやれば、海神様も海へ戻ってきたと思い込んでまなかも元通りになるんじゃないかと考えているようですがー。
まぁ確かに光の言う通り、どこからそんな自信が生まれるんだって感じるぐらい無茶苦茶な考えではありますよねw
ホントにまなかの気持ちが戻ってくるのか、それともただの自己満足で終わってしまうのかは分かりませんけども、ものは試しにやってみるというのも悪くはないのかもしれません。
止まってしまった時が「おふねひき」をきちんと終わらせる事によって再び動き出す、という事にもつながるかもしれませんし。
要とさゆの事に関しては、ようやくさゆが要に自分の想いを伝える事が出来て要はさゆをフッてしまうのではなくこれから彼女を1人の女の子として見つめ直してみる事にするという前向きな結末を迎えたみたいですが…
美海ちゃんの事がちょっぴり心配なんですよねぇ。
このまま光への秘めたる想いを本人に打ち明ける事なく胸の中に隠し続けて、美海ちゃんは本当にそれでいいのかなぁ。
私はこういうのを「さっさと告白した方が気持ちも楽になるしずっといいのに」と軽く考えてしまうものなんですけど、実際のところこういう問題って難しいんでしょうねぇ。
美海ちゃんが後悔する事のないよう、ただただ祈るばかりでございます。
次回「好きは、海と似ている」
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今回はそれぞれの恋に決着がつきつつも、紡君の提案でまなかの気持ちを取り戻すためにもう一度「おふねひき」をやろうと動き出す話。
まさしく、フィナーレに向けて動き出したと言える今回の話でしたねー。
ちさきと紡君の事、光や要よりも5年先を生きる事になってしまったちさきの抱えていたものの事、まなかのためにがんばる光のために美海ちゃんが決めた事、要とさゆの事…
その1つ1つに決着がついていくにつれて、「あぁ、もうすぐ終わりなんだな」としみじみとした気持ちになっていきます。
ついにちさきに告白した紡君でしたが、「紡の事なんか好きじゃない!」とちさきには拒絶されてしまって……でも、紡君がちさきに対して言っていた事は間違いでもなかったみたいなんですよね。
確かに、ちさきは紡君に心惹かれるものを覚えていたみたい。
要によれば、「おふねひき」が執り行われる頃・5年前からちさきは紡君の事が気になっていたようで、そこから5年もの月日を紡君と一つ屋根の下で暮らしていれば当然の結果が待ち受けている事と思います。
でも、ちさきは「紡の事は好きになっちゃいけない」と言っていて……多分それは自分の気持ちを否定しているんでしょうけども、ちさきは「光以外の人を好きになる」というのは「おふねひき」で時間が止まってしまった光や要やまなかを裏切る事だと考えていて。
涙をぽろぽろとこぼしながら要に自らの胸のうちを語るちさきの姿が映し出されていましたが、他のみんなよりも先の時間を生きてしまっているという事がちさきに重くのしかかってきて彼女はずっと悩み苦しみ続けていたんでしょうね……きっと。
アレは誰が悪いってわけでもないし、ちさきが責任を感じて自分の心を偽るような生き方をする事もないでしょうに……悲しいぐらいに優しい子なんだな、と彼女の涙を観ながらぼんやりと考えてましたね。
もしかしたら、ちさきの中ではまだ「おふねひき」は終わっていないのかも……紡君はちさきを心の呪縛から解き放ってあげようという意味も込めて、光と要を引き連れうろこ様の元に行って「おふねひき」をもう一度やるという提案をしたんでしょうかね?
あの時の紡君、普段の様子とは打って変わって非常に能動的なものを感じたので…
まなかが美海ちゃんに作ってもらった例のペンダントを木の人形にかけて「おじょしさま」に見立ててやれば、海神様も海へ戻ってきたと思い込んでまなかも元通りになるんじゃないかと考えているようですがー。
まぁ確かに光の言う通り、どこからそんな自信が生まれるんだって感じるぐらい無茶苦茶な考えではありますよねw
ホントにまなかの気持ちが戻ってくるのか、それともただの自己満足で終わってしまうのかは分かりませんけども、ものは試しにやってみるというのも悪くはないのかもしれません。
止まってしまった時が「おふねひき」をきちんと終わらせる事によって再び動き出す、という事にもつながるかもしれませんし。
要とさゆの事に関しては、ようやくさゆが要に自分の想いを伝える事が出来て要はさゆをフッてしまうのではなくこれから彼女を1人の女の子として見つめ直してみる事にするという前向きな結末を迎えたみたいですが…
美海ちゃんの事がちょっぴり心配なんですよねぇ。
このまま光への秘めたる想いを本人に打ち明ける事なく胸の中に隠し続けて、美海ちゃんは本当にそれでいいのかなぁ。
私はこういうのを「さっさと告白した方が気持ちも楽になるしずっといいのに」と軽く考えてしまうものなんですけど、実際のところこういう問題って難しいんでしょうねぇ。
美海ちゃんが後悔する事のないよう、ただただ祈るばかりでございます。
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2014/03/23 Sun. 20:56 edit
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凪のあすから 第二十三話「この気持ちは誰のもの」
自分が言うのはいいけど他の人が言うのはダメって、どうゆー事なんでしょう(何
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今回はまなかの中から失われてしまった人を好きになる気持ちをどうにかして取り戻してあげたい光が考え行動する一方で、ちさきの事が好きな紡君の気持ちがちさき本人にバレる話。
まなかが失ってしまった「人を好きになる気持ち」は時期が来れば戻るかもしれないし、永遠に戻らないかもしれない。
でも、世の中にはどうにもならない事は確実にある……そう光に言ううろこ様。
光はまなかの中から失われてしまったその気持ちを取り戻させてあげたいとまなか抜きでみんなに相談するけれど、ちさきは「(誰かを好きになる気持ちがなくなったら)少しホッとするかもしれない」と言ったり要は「そういうのは人それぞれだから」と言うなど、光の提案に非協力的な姿勢を示していて…
その一方で、まなかが人を好きになる感情を失った事についてそのような姿勢を見せる2人(主に要に対してですが)に「勝手な事を言うな!」ってさゆが声を荒げるんですよね。
まなかの事、もっと言えば「好き」という気持ちについてどうすべきかそれぞれの考え方が示されたような気のする今回の話でしたが、確かに要の言う通り今のまなかは別に不自由そうにしてるようには見えませんし、事を荒立てる必要はないんじゃないかって考えは何となく分かります。
多分、要とかちさきとか紡君みたいな、消極的な考え方が「大人の考え方」ってやつなんでしょうね。
でも、光はどうしてもまなかから失われてしまった気持ちを取り戻させてあげたくて…
人を好きになる気持ちを取り戻す事でどうなるのかは分からないけど、そんな事は関係なくまなかのためにと思って光は行動してるんですよね。
それで他の人を、紡君が好きな気持ちを取り戻す事になったとしても、それでもまなかのためにと行動する光はなかなか真似できる事じゃないんじゃないかなぁと。
ひとえに、まなかの事が好きだから……好きな人のために、というやつでしょうか。
そういや、光は5年前からそういうスタンスでしたからねぇ。
紡君の事が好きっぽいまなかのために、何とかしてあげようと応援する姿勢を見せていた記憶があります。
そうする事で自分の気持ちが永遠に叶わないものになってしまうのに、光はそれでもまなかのために行動してたんですよね。
それはつまり、光は今も昔も変わってない……って事なんだろうなぁ。
変わらない事がイイ事なのかどうかはよく分かりませんけれど…
ところで、どうして光はまなかに「人を好きになる気持ち」が彼女の中から失われていてそれを取り戻すために何とかしたいという事をまなか自身には伝えたくなかったんでしょうね?
まなか自身に気持ちを聞いた方が、早急に何とかすべきかどうか判断しやすいと思うのですが……うーむ、ちょっと引っかかるものがありました。
まぁ、多分まなかがどう思ってるのかなんてのは関係ないんでしょうね(ぁ
「まなか自身がどうしたいのか」ではなく、「光がどうしたいのか」って事なんでしょう、きっと。
「誰かの事が好き」って気持ちがあったからこそ、今の環境・生活があり、今の自分がいる。
それゆえまなかのために行動する光がいる一方で、さゆも光と似たような考え方を持ってたのがちょっぴり面白かったですねー。
誰かを好きになる気持ちがなかったらきっと今の自分とは違った自分がいただろうし、だからその気持ちはやっぱりあった方がいい。
そう言って、いよいよ要に告白しようと決意を固めるさゆが印象的だったなぁ。
結果がどうなるかではなく、たとえ付き合えなくてもいい。
全ては自分を納得させるため……フラれる覚悟をして相手に告白するのって、本当に勇気がいると思うんですよね。
というか、さゆは自分がフラれる事が分かってるだろうし、その上で要に告白するのってスゴイと思います。
何だか語弊の生まれそうな言い方ですけれど、悪い意味で言ってるわけじゃなく、人としてスゴイと思う。
紡君もちさきへの想いがちさき自身に明るみになった事でその想いを彼女に告白する流れへと発展していきましたし、こうやってそれぞれの片想いが少しずつ解決していくんでしょうねぇ。
もうすぐこの作品も終わりなんだなって気持ちにさせられて、ちょっぴり寂しくもあります。
それぞれの物語にどのような決着がなされていくのか…
次回「デトリタス」
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今回はまなかの中から失われてしまった人を好きになる気持ちをどうにかして取り戻してあげたい光が考え行動する一方で、ちさきの事が好きな紡君の気持ちがちさき本人にバレる話。
まなかが失ってしまった「人を好きになる気持ち」は時期が来れば戻るかもしれないし、永遠に戻らないかもしれない。
でも、世の中にはどうにもならない事は確実にある……そう光に言ううろこ様。
光はまなかの中から失われてしまったその気持ちを取り戻させてあげたいとまなか抜きでみんなに相談するけれど、ちさきは「(誰かを好きになる気持ちがなくなったら)少しホッとするかもしれない」と言ったり要は「そういうのは人それぞれだから」と言うなど、光の提案に非協力的な姿勢を示していて…
その一方で、まなかが人を好きになる感情を失った事についてそのような姿勢を見せる2人(主に要に対してですが)に「勝手な事を言うな!」ってさゆが声を荒げるんですよね。
まなかの事、もっと言えば「好き」という気持ちについてどうすべきかそれぞれの考え方が示されたような気のする今回の話でしたが、確かに要の言う通り今のまなかは別に不自由そうにしてるようには見えませんし、事を荒立てる必要はないんじゃないかって考えは何となく分かります。
多分、要とかちさきとか紡君みたいな、消極的な考え方が「大人の考え方」ってやつなんでしょうね。
でも、光はどうしてもまなかから失われてしまった気持ちを取り戻させてあげたくて…
人を好きになる気持ちを取り戻す事でどうなるのかは分からないけど、そんな事は関係なくまなかのためにと思って光は行動してるんですよね。
それで他の人を、紡君が好きな気持ちを取り戻す事になったとしても、それでもまなかのためにと行動する光はなかなか真似できる事じゃないんじゃないかなぁと。
ひとえに、まなかの事が好きだから……好きな人のために、というやつでしょうか。
そういや、光は5年前からそういうスタンスでしたからねぇ。
紡君の事が好きっぽいまなかのために、何とかしてあげようと応援する姿勢を見せていた記憶があります。
そうする事で自分の気持ちが永遠に叶わないものになってしまうのに、光はそれでもまなかのために行動してたんですよね。
それはつまり、光は今も昔も変わってない……って事なんだろうなぁ。
変わらない事がイイ事なのかどうかはよく分かりませんけれど…
ところで、どうして光はまなかに「人を好きになる気持ち」が彼女の中から失われていてそれを取り戻すために何とかしたいという事をまなか自身には伝えたくなかったんでしょうね?
まなか自身に気持ちを聞いた方が、早急に何とかすべきかどうか判断しやすいと思うのですが……うーむ、ちょっと引っかかるものがありました。
まぁ、多分まなかがどう思ってるのかなんてのは関係ないんでしょうね(ぁ
「まなか自身がどうしたいのか」ではなく、「光がどうしたいのか」って事なんでしょう、きっと。
「誰かの事が好き」って気持ちがあったからこそ、今の環境・生活があり、今の自分がいる。
それゆえまなかのために行動する光がいる一方で、さゆも光と似たような考え方を持ってたのがちょっぴり面白かったですねー。
誰かを好きになる気持ちがなかったらきっと今の自分とは違った自分がいただろうし、だからその気持ちはやっぱりあった方がいい。
そう言って、いよいよ要に告白しようと決意を固めるさゆが印象的だったなぁ。
結果がどうなるかではなく、たとえ付き合えなくてもいい。
全ては自分を納得させるため……フラれる覚悟をして相手に告白するのって、本当に勇気がいると思うんですよね。
というか、さゆは自分がフラれる事が分かってるだろうし、その上で要に告白するのってスゴイと思います。
何だか語弊の生まれそうな言い方ですけれど、悪い意味で言ってるわけじゃなく、人としてスゴイと思う。
紡君もちさきへの想いがちさき自身に明るみになった事でその想いを彼女に告白する流れへと発展していきましたし、こうやってそれぞれの片想いが少しずつ解決していくんでしょうねぇ。
もうすぐこの作品も終わりなんだなって気持ちにさせられて、ちょっぴり寂しくもあります。
それぞれの物語にどのような決着がなされていくのか…
次回「デトリタス」
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2014/03/16 Sun. 14:41 edit
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凪のあすから 第二十二話「失くしたもの」
まじで!?あの魚エサ食べるの!?(何
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今回はまなかが失くしたものをうろこ様の口から明らかにされる話。
紡君は海の中には入っていない、でも呪いをかけられた。
だからうろこ様は鷲大師のどこかにいると推論をつけて町のいたるところを探す光たちだけれど……土管にえっちぃ本と煮物を置いて出てくるんなら、誰だって苦労しませんわなぁ(何
むしろそれでうろこ様が出てくるとしたら、うろこ様はどんだけチョロイんですかって話ですよねw
そんなこんなでうろこ様はなかなか見つからないみたいなんだけど、光はそれよりもまなかに起こっている異変の方が気がかりで…
お魚さんの呪いが解けたのにまだ解けてないってウソを吐いてた事だけではなく、光が「おふねひき」の前に波中でまなかを思わず抱きしめてしまった事やみんなの前でまなかに好きだって気持ちを伝えた事までまなかは忘れてしまってるんですよね。
何から何まで忘れてるって事じゃなくて、なんと言うか……人の想いに関わる部分の記憶が失われてる、という事なんでしょう。
これはもしかするともしかしなくても、前回の話を観ていた時にぼんやり考えてた事通りのものがまなかから失われてるのかな…?
と感じながら続きを観ていってましたが、うろこ様の口からまなかが失ったものをハッキリと明かしてくれましたね。
やっぱり、「誰かを好きになる気持ち」がまなかから失われてるというか、海神様が奪ったみたいです。
海に残っている薄膜の1つ1つが死してなお残留する海神様のあらゆる想いの1欠片、汐鹿生へと続く不思議な潮流が「おじょしさま」として墓場に行き着いたまなかから剥がれ落ちていく薄膜の数々によって創り出されたものだったって部分が観てて面白かったですねー。
まなかが「おじょしさま」の役割を果たしていたから、海の世界が比較的平穏に保たれていた。
しかし彼女を墓場から地上に連れ帰った事で、その均衡が崩れ世界の終わりが早まってしまうかもしれないという事実。
だったらまなかはずっとあの場所にいるべきだったのかと、光じゃなくても怒りをあらわにしてしまうものですよねぇ。
まなかの薄膜がなくなっていたのって、「好きになる気持ち」を奪われた拍子に剥がれてしまったものだったんですねー。
人を好きになる気持ちがなくなってしまうと、その人は果たしてどうなってしまうのでしょうか…
日常生活は普通に送れそうな気がしますが、誰かの何かしらに心を動かされたり誰かを思いやって何かをするって事をしなくなるんでしょうかね?
頭で考えてした方が良いしない方が良いの判断で人助けをする事はあれど、その人を思いやる心から動くって事はなさそう。
要は普通に暮らしてはいけるけど、人と接する中でどこかチグハグな感じになってしまうという事…?
多分次回の話で具体的な部分は表現してくれると思うので、黙っておきます(ぁ
光とまなかに関する部分だけでもちっと心配なのに、他の面々もどこかギクシャクしてるからなぁ…
ちさきに要、ちさきに紡君。美海ちゃんも光に恋心を寄せてるわけだし、さゆだって要を好いている気持ちが今も残ってる。
何とかギリギリのところで平穏な関係を保ててるって感じですよね、光たちって。
ちょっとした事で瞬く間に崩壊してしまうような、非常に危うい関係と言えなくもないかもしれません。
それぞれの想いにどのような決着を付けていくのか…
次回「この気持ちは誰のもの」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回はまなかが失くしたものをうろこ様の口から明らかにされる話。
紡君は海の中には入っていない、でも呪いをかけられた。
だからうろこ様は鷲大師のどこかにいると推論をつけて町のいたるところを探す光たちだけれど……土管にえっちぃ本と煮物を置いて出てくるんなら、誰だって苦労しませんわなぁ(何
むしろそれでうろこ様が出てくるとしたら、うろこ様はどんだけチョロイんですかって話ですよねw
そんなこんなでうろこ様はなかなか見つからないみたいなんだけど、光はそれよりもまなかに起こっている異変の方が気がかりで…
お魚さんの呪いが解けたのにまだ解けてないってウソを吐いてた事だけではなく、光が「おふねひき」の前に波中でまなかを思わず抱きしめてしまった事やみんなの前でまなかに好きだって気持ちを伝えた事までまなかは忘れてしまってるんですよね。
何から何まで忘れてるって事じゃなくて、なんと言うか……人の想いに関わる部分の記憶が失われてる、という事なんでしょう。
これはもしかするともしかしなくても、前回の話を観ていた時にぼんやり考えてた事通りのものがまなかから失われてるのかな…?
と感じながら続きを観ていってましたが、うろこ様の口からまなかが失ったものをハッキリと明かしてくれましたね。
やっぱり、「誰かを好きになる気持ち」がまなかから失われてるというか、海神様が奪ったみたいです。
海に残っている薄膜の1つ1つが死してなお残留する海神様のあらゆる想いの1欠片、汐鹿生へと続く不思議な潮流が「おじょしさま」として墓場に行き着いたまなかから剥がれ落ちていく薄膜の数々によって創り出されたものだったって部分が観てて面白かったですねー。
まなかが「おじょしさま」の役割を果たしていたから、海の世界が比較的平穏に保たれていた。
しかし彼女を墓場から地上に連れ帰った事で、その均衡が崩れ世界の終わりが早まってしまうかもしれないという事実。
だったらまなかはずっとあの場所にいるべきだったのかと、光じゃなくても怒りをあらわにしてしまうものですよねぇ。
まなかの薄膜がなくなっていたのって、「好きになる気持ち」を奪われた拍子に剥がれてしまったものだったんですねー。
人を好きになる気持ちがなくなってしまうと、その人は果たしてどうなってしまうのでしょうか…
日常生活は普通に送れそうな気がしますが、誰かの何かしらに心を動かされたり誰かを思いやって何かをするって事をしなくなるんでしょうかね?
頭で考えてした方が良いしない方が良いの判断で人助けをする事はあれど、その人を思いやる心から動くって事はなさそう。
要は普通に暮らしてはいけるけど、人と接する中でどこかチグハグな感じになってしまうという事…?
多分次回の話で具体的な部分は表現してくれると思うので、黙っておきます(ぁ
光とまなかに関する部分だけでもちっと心配なのに、他の面々もどこかギクシャクしてるからなぁ…
ちさきに要、ちさきに紡君。美海ちゃんも光に恋心を寄せてるわけだし、さゆだって要を好いている気持ちが今も残ってる。
何とかギリギリのところで平穏な関係を保ててるって感じですよね、光たちって。
ちょっとした事で瞬く間に崩壊してしまうような、非常に危うい関係と言えなくもないかもしれません。
それぞれの想いにどのような決着を付けていくのか…
次回「この気持ちは誰のもの」
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2014/03/08 Sat. 12:17 edit
Category: .2014年の作品 凪のあすから【終】
凪のあすから 第二十一話「水底よりの使い」
男は誰だって、えっちい本に興味津々(何
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今回はまなかが目覚めてからの様子を描いた話。
ついに……ついにまなかが目覚めた!というわけで、OPも最後の部分が変わってましたねー。
前回までは「おふねひき」の時に光が降っていた旗のみが映ってましたが、今回はその旗をバックに赤い傘を差したまなかが立っているという構図でした。
このままラストまでこのタイプのOPを流していくのかな?
で、まなかが目覚めたわけなんですけども、目覚めたまなかは自分の周りの世界が5年も先をいってるし自分よりもだいぶ成長したちさきの姿を目の当たりにしても、良くも悪くも全く変わった様子は見せないんですよね。
ちさきとの再会を大喜びし、地上に降り積もったぬくみ雪に目を輝かせ、要を拍子抜けさせちゃうぐらい大はしゃぎしている。
そこには眠っていた時と寸分変わらないまなからしいまなかがいたんですけども、それがどこかおかしいと感じさせるといいますか…
要や光が目覚めた時は周りの世界が変わってしまっている事、もしかしたら自分だけ取り残されてしまっているのではないかという事を感じ不安感・恐怖感があったんですよね。
でも、それがまなかからは全く感じられない。
それを要は光や自分たちがいるからなんだろうって言っていて、光もまなかはまなかだという事で納得するんですけども、なんかどーも腑に落ちない部分があるんですよねぇ。
紡君に会いに行こうかと提案する光に対し、まなかが「忙しいんでしょ?今度でいい」とサバサバとした様子で答えたところに最も違和感を覚えましたね。
今回の終盤で紡君と実際に面と向かって顔を合わせても、まなかはこれと言って恥ずかしがってたり慌てた様子は見せませんでしたし……確か、まなかは紡君に何かしら特別な感情を抱いていたと思うんですけども。
序盤で晃にすっかり気に入られた事に対し、「好かれた?」と不思議な様子を見せていたのも違和感と言えば違和感。
どうやら「おふねひき」で海底に呑み込まれてからの事・「おふねひき」が終わった後に光に伝えようとしていた事などをまなかはすっかり忘れてしまっているようですが、その事と海神様に自分の中にあった何かしらを渡した事とまなかから発せられる違和感とが関係あるんでしょうかね?
まなか、海神様から薄膜よりももっと大事なものを奪われてそうな気がするんですが……もしかしたら、誰かを好きだって気持ちとか愛情とかなのかも…?
美海ちゃんの方は、まなかが目覚めたことで喜ぶ事が出来た自分が嬉しかったみたいですけど、誘われても結局光たちと一緒について行く事は出来なかったみたい。
自分にはそんな資格ない、って感じちゃったみたいで……その気持ちは何となく分かるような気がします。
何となくあの4人だけの世界が形作られているような気がして、そこに自分が参加する事に躊躇いを覚えてしまうんだと思います。
あの4人の輪の中に入りたいという想いとは裏腹に、実際にはやっぱり一歩引いたところで見つめてしまうんですよねぇ。
光たちとしては壁を作ってるつもりなどさらさらないんでしょうが……難しいものです。
さてさて、紡君がいつぞやのまなかにかけられた呪いと同様のものをかけられたみたいで?
という事は、うろこ様がまだ近くにいるって事のようで……まなかから発せられる違和感の正体も、うろこ様なら知ってるんでしょうかね?
紡君とちさきのやり取りってもはや夫婦だよね、とかぼんやり考えつつ次回も楽しみにする事にします(何
次回「失くしたもの」
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今回はまなかが目覚めてからの様子を描いた話。
ついに……ついにまなかが目覚めた!というわけで、OPも最後の部分が変わってましたねー。
前回までは「おふねひき」の時に光が降っていた旗のみが映ってましたが、今回はその旗をバックに赤い傘を差したまなかが立っているという構図でした。
このままラストまでこのタイプのOPを流していくのかな?
で、まなかが目覚めたわけなんですけども、目覚めたまなかは自分の周りの世界が5年も先をいってるし自分よりもだいぶ成長したちさきの姿を目の当たりにしても、良くも悪くも全く変わった様子は見せないんですよね。
ちさきとの再会を大喜びし、地上に降り積もったぬくみ雪に目を輝かせ、要を拍子抜けさせちゃうぐらい大はしゃぎしている。
そこには眠っていた時と寸分変わらないまなからしいまなかがいたんですけども、それがどこかおかしいと感じさせるといいますか…
要や光が目覚めた時は周りの世界が変わってしまっている事、もしかしたら自分だけ取り残されてしまっているのではないかという事を感じ不安感・恐怖感があったんですよね。
でも、それがまなかからは全く感じられない。
それを要は光や自分たちがいるからなんだろうって言っていて、光もまなかはまなかだという事で納得するんですけども、なんかどーも腑に落ちない部分があるんですよねぇ。
紡君に会いに行こうかと提案する光に対し、まなかが「忙しいんでしょ?今度でいい」とサバサバとした様子で答えたところに最も違和感を覚えましたね。
今回の終盤で紡君と実際に面と向かって顔を合わせても、まなかはこれと言って恥ずかしがってたり慌てた様子は見せませんでしたし……確か、まなかは紡君に何かしら特別な感情を抱いていたと思うんですけども。
序盤で晃にすっかり気に入られた事に対し、「好かれた?」と不思議な様子を見せていたのも違和感と言えば違和感。
どうやら「おふねひき」で海底に呑み込まれてからの事・「おふねひき」が終わった後に光に伝えようとしていた事などをまなかはすっかり忘れてしまっているようですが、その事と海神様に自分の中にあった何かしらを渡した事とまなかから発せられる違和感とが関係あるんでしょうかね?
まなか、海神様から薄膜よりももっと大事なものを奪われてそうな気がするんですが……もしかしたら、誰かを好きだって気持ちとか愛情とかなのかも…?
美海ちゃんの方は、まなかが目覚めたことで喜ぶ事が出来た自分が嬉しかったみたいですけど、誘われても結局光たちと一緒について行く事は出来なかったみたい。
自分にはそんな資格ない、って感じちゃったみたいで……その気持ちは何となく分かるような気がします。
何となくあの4人だけの世界が形作られているような気がして、そこに自分が参加する事に躊躇いを覚えてしまうんだと思います。
あの4人の輪の中に入りたいという想いとは裏腹に、実際にはやっぱり一歩引いたところで見つめてしまうんですよねぇ。
光たちとしては壁を作ってるつもりなどさらさらないんでしょうが……難しいものです。
さてさて、紡君がいつぞやのまなかにかけられた呪いと同様のものをかけられたみたいで?
という事は、うろこ様がまだ近くにいるって事のようで……まなかから発せられる違和感の正体も、うろこ様なら知ってるんでしょうかね?
紡君とちさきのやり取りってもはや夫婦だよね、とかぼんやり考えつつ次回も楽しみにする事にします(何
次回「失くしたもの」
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2014/03/03 Mon. 10:42 edit
Category: .2014年の作品 凪のあすから【終】
凪のあすから 第二十話「ねむりひめ」
街の活性化にはやっぱりゆるキャラ、という方向にどうしても進んでしまうものなのですね(何
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今回はなかなか目覚めないまなかの事について自分は本当はどう思っているのか美海ちゃんが悩む話。
1週間経っても眠りから目覚めないまなか、一刻も早く彼女を目覚めさせるために連日海の中に潜りうろこ様を捜索するちさきや要や光。
そんな3人はやっぱりどこか遠い存在に感じられてしまって、でも光や要とせっかく同じ年齢になったんだから彼ら彼女らの輪の中に加わりたい。
そうしてさゆの思いつきで美海ちゃんも一緒にまなかに何かしてあげられないか考える事になったわけなのですけど、案を思いついたのにそれを光たちに先にやられてしまったというのは辛いですよねぇ。
しかも、まなかのために学校を休む事まで考え出した光に対して「このままもし目覚めなかったら…!」なんて言葉を口走ってしまい光を怒らせちゃって…
確かにまなかを何とかして目覚めさせようと必死になってる光に向かってその言葉は失言以外の何物でもなかったのかもしれませんけど、美海ちゃんの言ってる事が間違ってるってわけではないんですよね。
現に、その言葉を聞いた後で光は夢にまなかが出てきて彼女を目覚めさせようとより焦るようになり、がんばりすぎて熱を出してしまいましたし。
その可能性を捨てきる事は出来ないってこと、光もよく分かってるんだと思うんです。
光も「もしまなかが目覚めなかったら…」って思いを心のどこかで抱えていて、でもそんなはずはない。絶対に目覚めると信じたい。
あの一言を発した美海ちゃんに厳しく当たったのは、まなかがこのまま眠り続ける最悪の結末を否定したいという光の気持ちの表れだったのかもしれませんねぇ…
また、明くる日に2人で図書室にこもってまなかを目覚めさせるために調べ物をしていた時に、さゆが思いついた事を美海ちゃんが頭ごなしに否定した事でさゆから「まなかさんの事、ホントは目覚めて欲しくないみたい」と言われ
美海ちゃんは自分の本当の気持ちは一体なんなのか悩み始めてしまって…
まなかを目覚めさせたいのか、目覚めさせたくないのか。
まなかが目覚めれば光が喜ぶ、でもそうなると美海ちゃんが光に向けているほのかな恋心は永遠に叶わないものになってしまうんですよね。
美海ちゃん自身としてもまなかが嫌いってわけじゃないし、むしろ光と同じ大切な人だから、尚更複雑な心境なんだろうなぁ。
そんな折に紡君に呼ばれて2人きりで言葉を交わす事になりましたけども、その場で美海ちゃんに「俺もあいつらが目覚めなきゃいい、正直そう思ってた」と自分の胸のうちを明かす紡君の言葉にちょっぴり驚かされましたねー。
光たちが目覚めてしまえば、自分の元からちさきがいなくなってしまうのではないかと心の奥で恐れてた紡君。
でも、いざ目覚めると素直に嬉しかった……こわかったけど嬉しかった、紡君はそう語ってるんですよね。
多分美海ちゃんの悩みも同じようなもので、あれこれ悩んでても明確な答えが出るものじゃないんだと思います。
いくら悩んでも答えの出ない問いがふとしたきっかけですんなり解決してしまうのって、そんなに珍しい事じゃないですし。
まぁ、だからと言って「悩むのはいけない事」と言いたいわけでもないのですが…w
「嬉しくなりたい。心から『良かった』って、言えるようになりたい」と自分の気持ちに一応の結論を出した美海ちゃんでしたが、果たして実際にまなかが目覚めた時に彼女はどう感じるんでしょうね?
もう1話分ぐらい引っ張るのかなと思ってましたが、案外あっさりまなかが目覚めちゃったのでちょっと拍子抜けしてます(何
次回予告を見るに、どうやらもうすっかりいつものまなかに戻ってるっぽいですし…w
まなかが目覚めた事でそれぞれの気持ちにどんな変化が生まれるのか、楽しみですねー。
まなかは光に何を伝えようとしていたのかも、気になります!
次回「水底よりの使い」
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今回はなかなか目覚めないまなかの事について自分は本当はどう思っているのか美海ちゃんが悩む話。
1週間経っても眠りから目覚めないまなか、一刻も早く彼女を目覚めさせるために連日海の中に潜りうろこ様を捜索するちさきや要や光。
そんな3人はやっぱりどこか遠い存在に感じられてしまって、でも光や要とせっかく同じ年齢になったんだから彼ら彼女らの輪の中に加わりたい。
そうしてさゆの思いつきで美海ちゃんも一緒にまなかに何かしてあげられないか考える事になったわけなのですけど、案を思いついたのにそれを光たちに先にやられてしまったというのは辛いですよねぇ。
しかも、まなかのために学校を休む事まで考え出した光に対して「このままもし目覚めなかったら…!」なんて言葉を口走ってしまい光を怒らせちゃって…
確かにまなかを何とかして目覚めさせようと必死になってる光に向かってその言葉は失言以外の何物でもなかったのかもしれませんけど、美海ちゃんの言ってる事が間違ってるってわけではないんですよね。
現に、その言葉を聞いた後で光は夢にまなかが出てきて彼女を目覚めさせようとより焦るようになり、がんばりすぎて熱を出してしまいましたし。
その可能性を捨てきる事は出来ないってこと、光もよく分かってるんだと思うんです。
光も「もしまなかが目覚めなかったら…」って思いを心のどこかで抱えていて、でもそんなはずはない。絶対に目覚めると信じたい。
あの一言を発した美海ちゃんに厳しく当たったのは、まなかがこのまま眠り続ける最悪の結末を否定したいという光の気持ちの表れだったのかもしれませんねぇ…
また、明くる日に2人で図書室にこもってまなかを目覚めさせるために調べ物をしていた時に、さゆが思いついた事を美海ちゃんが頭ごなしに否定した事でさゆから「まなかさんの事、ホントは目覚めて欲しくないみたい」と言われ
美海ちゃんは自分の本当の気持ちは一体なんなのか悩み始めてしまって…
まなかを目覚めさせたいのか、目覚めさせたくないのか。
まなかが目覚めれば光が喜ぶ、でもそうなると美海ちゃんが光に向けているほのかな恋心は永遠に叶わないものになってしまうんですよね。
美海ちゃん自身としてもまなかが嫌いってわけじゃないし、むしろ光と同じ大切な人だから、尚更複雑な心境なんだろうなぁ。
そんな折に紡君に呼ばれて2人きりで言葉を交わす事になりましたけども、その場で美海ちゃんに「俺もあいつらが目覚めなきゃいい、正直そう思ってた」と自分の胸のうちを明かす紡君の言葉にちょっぴり驚かされましたねー。
光たちが目覚めてしまえば、自分の元からちさきがいなくなってしまうのではないかと心の奥で恐れてた紡君。
でも、いざ目覚めると素直に嬉しかった……こわかったけど嬉しかった、紡君はそう語ってるんですよね。
多分美海ちゃんの悩みも同じようなもので、あれこれ悩んでても明確な答えが出るものじゃないんだと思います。
いくら悩んでも答えの出ない問いがふとしたきっかけですんなり解決してしまうのって、そんなに珍しい事じゃないですし。
まぁ、だからと言って「悩むのはいけない事」と言いたいわけでもないのですが…w
「嬉しくなりたい。心から『良かった』って、言えるようになりたい」と自分の気持ちに一応の結論を出した美海ちゃんでしたが、果たして実際にまなかが目覚めた時に彼女はどう感じるんでしょうね?
もう1話分ぐらい引っ張るのかなと思ってましたが、案外あっさりまなかが目覚めちゃったのでちょっと拍子抜けしてます(何
次回予告を見るに、どうやらもうすっかりいつものまなかに戻ってるっぽいですし…w
まなかが目覚めた事でそれぞれの気持ちにどんな変化が生まれるのか、楽しみですねー。
まなかは光に何を伝えようとしていたのかも、気になります!
次回「水底よりの使い」
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2014/02/23 Sun. 11:57 edit
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凪のあすから 第十九話「まいごの、迷子の…」
このナースキャップ、なんかコックみたい(何
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今回はまなかが眠り続ける中、光がどうして薄膜が失われようとしているのか原因を探ろうとする話。
子供の頃、サンゴを探しに村の外れに行ってまなかと一緒に道に迷ってしまったちさき。
見知らぬ場所でブルブルと身体を震わせ不安な面持ちでいると、どこからともなくスッと光が現れ2人に手を差し伸べ導いてくれた…
多分、この頃からちさきは光の事が好きだったんでしょうね。
そんなアバンから始まった今回の話はちさきの心情、5年という月日を経て彼女の気持ちがどのように変化したのか、また変化してないのかを描いた部分がメインだったのでしょう。
ちさきの看護師姿が何となくコックさんっぽいなとか感じてましたが、まぁそれは置いといて…(ぁ
汐鹿生の事や美海ちゃんの事をすぐには世間に公表せず、論文にまとめ学会で発表してからにするという紡君の話を聞いて彼と要の間に生まれた険悪なムードを察し、「なんかあるのよね、色々」と
紡の肩を持つような発言をするちさき。
そんなちさきに対し、「大人だね」とちょっぴり棘のある言い方を要はしてきたわけで…
まなかに話しかける光の姿をふすま越しにコッソリ見ていた美海ちゃんの気持ちを察して微笑ましい気持ちになっていたシーンからも何となく窺えてきそうですが、どこか大人びてるというか落ち着いた雰囲気を孕んでるところが5年という歳月を経て生まれたちさきの変化といったところなんでしょうか。
ちさきと紡の雰囲気を見て子供みたいなツンツンとした雰囲気を見せる要と、5年を経てどこか達観したような踏ん切りがついたような雰囲気を見せるちさき。
対称的な2人の姿を観てて、大人とか子供とかそういうのって難しいなぁとぼんやり考えておりました(´ω`)
彼女自身が言っていたように、大人になるというのは色んなものを失くしていく事なんでしょうかね?
あの時の美海ちゃんの姿を思い出し、「あんな目、きっともう私は出来ない」と心の中で嘆くちさき。
「失くした分は新しいもので満たせばいい」とちさきに語る紡君。
大人になる事で子供の頃に抱いていた色んな気持ちが色褪せていき、大人らしい落ち着いた雰囲気や考え方を持ち合わせた存在へと成長していく。
「大人になる」ってそういう事なんでしょうね、きっと。
大人になってからでないと出来ない事がたくさんあるのと同じように、子供の頃でないと出来ない事・子供の頃にしか抱けないような気持ちも当然ある。
ちょっぴり悲しい事ではあるけれど、大人へと成長する事で子供の頃に抱いたそういう気持ちに別れを告げて新しいステージへと歩を進めていく事でもあるんだろうなぁ。
そうやって「大人」になったちさきに対し「お前だって変わってない。普通にちさきだよな」って言ってくる光の言葉が、事前に子供・大人の事で悩むちさきの姿を描いた事でより一層胸に響いてくるものになっていたんだと思います。
大人になるというのは、色んなものを失くしていく事。
光にしてみればそんな子供とか大人とかいった立場や年齢なんてのは関係なく、要は気持ちの問題だって言ってくれました。
その時の光、子供らしい真っ直ぐな目をしてましたよねぇ。
光のそんな言葉を聞いて、光に昔のように手を引かれ、やっぱり自分は光の事が好きなんだなと淡い恋心をちさきは再燃させる事になって……でも多分、今のちさきは5年前のようにまなかに嫉妬するような様子を見せる事はないんじゃないかなと思ってます。
諦める諦めないって話じゃなくて、大人になっても光に対する気持ちが色褪せていなかった事・光が好きだって気持ちを大切にしていくつもりなんじゃないかなって感じがします。
…そう考えてみると、ちさきって大人だなぁ(何
すぐ目を覚ますって話だったのに、一週間経っても未だに目を覚まさないまなかには一体何が起こってるんでしょうね?
海神様とおじょしさまの話の続き、陸の人間に想いを寄せ続けるおじょしさまに万策尽きた海神様が「あるもの」を奪ったのと引き換えに陸へ返したという話と何か関係があるのでしょうか?
ちさきと違って、光が想いを寄せてるまなかが目覚める事について複雑な心境を抱いている美海ちゃんはこのまま黙って待っていられるほど「大人」でもないでしょうし……どうなるかなぁ。
次回「ねむりひめ」
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今回はまなかが眠り続ける中、光がどうして薄膜が失われようとしているのか原因を探ろうとする話。
子供の頃、サンゴを探しに村の外れに行ってまなかと一緒に道に迷ってしまったちさき。
見知らぬ場所でブルブルと身体を震わせ不安な面持ちでいると、どこからともなくスッと光が現れ2人に手を差し伸べ導いてくれた…
多分、この頃からちさきは光の事が好きだったんでしょうね。
そんなアバンから始まった今回の話はちさきの心情、5年という月日を経て彼女の気持ちがどのように変化したのか、また変化してないのかを描いた部分がメインだったのでしょう。
ちさきの看護師姿が何となくコックさんっぽいなとか感じてましたが、まぁそれは置いといて…(ぁ
汐鹿生の事や美海ちゃんの事をすぐには世間に公表せず、論文にまとめ学会で発表してからにするという紡君の話を聞いて彼と要の間に生まれた険悪なムードを察し、「なんかあるのよね、色々」と
紡の肩を持つような発言をするちさき。
そんなちさきに対し、「大人だね」とちょっぴり棘のある言い方を要はしてきたわけで…
まなかに話しかける光の姿をふすま越しにコッソリ見ていた美海ちゃんの気持ちを察して微笑ましい気持ちになっていたシーンからも何となく窺えてきそうですが、どこか大人びてるというか落ち着いた雰囲気を孕んでるところが5年という歳月を経て生まれたちさきの変化といったところなんでしょうか。
ちさきと紡の雰囲気を見て子供みたいなツンツンとした雰囲気を見せる要と、5年を経てどこか達観したような踏ん切りがついたような雰囲気を見せるちさき。
対称的な2人の姿を観てて、大人とか子供とかそういうのって難しいなぁとぼんやり考えておりました(´ω`)
彼女自身が言っていたように、大人になるというのは色んなものを失くしていく事なんでしょうかね?
あの時の美海ちゃんの姿を思い出し、「あんな目、きっともう私は出来ない」と心の中で嘆くちさき。
「失くした分は新しいもので満たせばいい」とちさきに語る紡君。
大人になる事で子供の頃に抱いていた色んな気持ちが色褪せていき、大人らしい落ち着いた雰囲気や考え方を持ち合わせた存在へと成長していく。
「大人になる」ってそういう事なんでしょうね、きっと。
大人になってからでないと出来ない事がたくさんあるのと同じように、子供の頃でないと出来ない事・子供の頃にしか抱けないような気持ちも当然ある。
ちょっぴり悲しい事ではあるけれど、大人へと成長する事で子供の頃に抱いたそういう気持ちに別れを告げて新しいステージへと歩を進めていく事でもあるんだろうなぁ。
そうやって「大人」になったちさきに対し「お前だって変わってない。普通にちさきだよな」って言ってくる光の言葉が、事前に子供・大人の事で悩むちさきの姿を描いた事でより一層胸に響いてくるものになっていたんだと思います。
大人になるというのは、色んなものを失くしていく事。
光にしてみればそんな子供とか大人とかいった立場や年齢なんてのは関係なく、要は気持ちの問題だって言ってくれました。
その時の光、子供らしい真っ直ぐな目をしてましたよねぇ。
光のそんな言葉を聞いて、光に昔のように手を引かれ、やっぱり自分は光の事が好きなんだなと淡い恋心をちさきは再燃させる事になって……でも多分、今のちさきは5年前のようにまなかに嫉妬するような様子を見せる事はないんじゃないかなと思ってます。
諦める諦めないって話じゃなくて、大人になっても光に対する気持ちが色褪せていなかった事・光が好きだって気持ちを大切にしていくつもりなんじゃないかなって感じがします。
…そう考えてみると、ちさきって大人だなぁ(何
すぐ目を覚ますって話だったのに、一週間経っても未だに目を覚まさないまなかには一体何が起こってるんでしょうね?
海神様とおじょしさまの話の続き、陸の人間に想いを寄せ続けるおじょしさまに万策尽きた海神様が「あるもの」を奪ったのと引き換えに陸へ返したという話と何か関係があるのでしょうか?
ちさきと違って、光が想いを寄せてるまなかが目覚める事について複雑な心境を抱いている美海ちゃんはこのまま黙って待っていられるほど「大人」でもないでしょうし……どうなるかなぁ。
次回「ねむりひめ」
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2014/02/16 Sun. 11:59 edit
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凪のあすから 第十八話「シオシシオ」
海中でお菓子食べれるって、どういう理屈なんだろう(何
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今回は光たちが過ごしていた頃とはかけ離れた姿をした汐鹿生を目の当たりにする話。
ドーム状をした不思議な潮流の中をサラサラと砂のこすれるような音に導かれ、進んでいく光たち。
その先にあった場所は紛れもなく汐鹿生であったのだけど……辺り一面村中がぬくみ雪に包まれていて、光や要の見知った人やら光の父は静かに静かに目を閉じていて、光たちが過ごしていた頃の汐鹿生とは違ってだいぶ変わり果てた姿になっていて。
「ホントはこんなんじゃない」って美海ちゃんに言った光の一言がとっても切なげでしたよねぇ…
美海ちゃんが憧れていた世界、美海ちゃんの母親や光たちの過ごした汐鹿生。
美海ちゃんがどれほど恋焦がれていたのか分かっていたからこそ、光は自分たちの知る美しく魚たちも泳ぎ回っていた頃の汐鹿生を見せてあげたかったんでしょうね。
あんな村人たちの姿を見たら、美海ちゃんじゃなくっても感じちゃいますよね。
まるで、死んでるみたいだって。
その事で光は美海ちゃんに怒ってたけど、本当は自分でもそういう気持ちは心の片隅にあって「本当に眠ってるだけだよな?」って不安に感じてて…
はたして本当にそうなのか怪しく思えるだけに、どうなるのかちょっと心配ですよねぇ。
汐鹿生のあの光景を見たら、もしかしたらずっとあのまま眠り続ける村になるんじゃないかと思えてきちゃう。
気持ちを落ち着けるためにと光・要が一旦自分たちの家に戻った事で1人になった美海ちゃんは件の音に導かれて波中へとやって来て、そこでうろこ様と遭遇。
その後、合流した光や要と共にまなかの捜索を続けていると変な洞穴のような場所を見つけて、そこに大量の「おじょしさま」と一緒に薄い膜のようなものに包まれたまなかを見つけて…
そのまなかは薄膜を失いかけているようだったんですが、これは果たしてどういう意味なんでしょうね?
「何かが現れる時、何かが失われる」
ボソッと1人呟いたうろこ様の言葉には、一体どんな意味が含まれているのか……美海ちゃんが海の人間と陸の人間の合いの子なのに薄膜を有していた件と何か関係あるんでしょうか?
目覚めかけてたまなかは苦しそうにしてましたけど、どうやら無事に地上に出られそうな感じなのでそれはそれでホッとしてるわけですが。
美海ちゃんの事、まなかの事、汐鹿生の事……次回はどうなるのかなぁ。
次回「まいごの、迷子の…」
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今回は光たちが過ごしていた頃とはかけ離れた姿をした汐鹿生を目の当たりにする話。
ドーム状をした不思議な潮流の中をサラサラと砂のこすれるような音に導かれ、進んでいく光たち。
その先にあった場所は紛れもなく汐鹿生であったのだけど……辺り一面村中がぬくみ雪に包まれていて、光や要の見知った人やら光の父は静かに静かに目を閉じていて、光たちが過ごしていた頃の汐鹿生とは違ってだいぶ変わり果てた姿になっていて。
「ホントはこんなんじゃない」って美海ちゃんに言った光の一言がとっても切なげでしたよねぇ…
美海ちゃんが憧れていた世界、美海ちゃんの母親や光たちの過ごした汐鹿生。
美海ちゃんがどれほど恋焦がれていたのか分かっていたからこそ、光は自分たちの知る美しく魚たちも泳ぎ回っていた頃の汐鹿生を見せてあげたかったんでしょうね。
あんな村人たちの姿を見たら、美海ちゃんじゃなくっても感じちゃいますよね。
まるで、死んでるみたいだって。
その事で光は美海ちゃんに怒ってたけど、本当は自分でもそういう気持ちは心の片隅にあって「本当に眠ってるだけだよな?」って不安に感じてて…
はたして本当にそうなのか怪しく思えるだけに、どうなるのかちょっと心配ですよねぇ。
汐鹿生のあの光景を見たら、もしかしたらずっとあのまま眠り続ける村になるんじゃないかと思えてきちゃう。
気持ちを落ち着けるためにと光・要が一旦自分たちの家に戻った事で1人になった美海ちゃんは件の音に導かれて波中へとやって来て、そこでうろこ様と遭遇。
その後、合流した光や要と共にまなかの捜索を続けていると変な洞穴のような場所を見つけて、そこに大量の「おじょしさま」と一緒に薄い膜のようなものに包まれたまなかを見つけて…
そのまなかは薄膜を失いかけているようだったんですが、これは果たしてどういう意味なんでしょうね?
「何かが現れる時、何かが失われる」
ボソッと1人呟いたうろこ様の言葉には、一体どんな意味が含まれているのか……美海ちゃんが海の人間と陸の人間の合いの子なのに薄膜を有していた件と何か関係あるんでしょうか?
目覚めかけてたまなかは苦しそうにしてましたけど、どうやら無事に地上に出られそうな感じなのでそれはそれでホッとしてるわけですが。
美海ちゃんの事、まなかの事、汐鹿生の事……次回はどうなるのかなぁ。
次回「まいごの、迷子の…」
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2014/02/09 Sun. 11:44 edit
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凪のあすから 第十七話「ビョーキなふたり」
たとえ病気と言われても、好きな人への気持ちは忘れられないものなのです(何
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今回は要が眠りから覚めてからの数日間を描いた話。
要が目を覚ました!というわけで光たちが漁協の方に駆け込んでみると、そこには光と同じようにやっぱり5年前と寸分違わない姿の要がいて…
光が目を覚まして、今度は要が目を覚ました。となると残るはまなかだけだし、汐鹿生の村民全体が眠りから目覚める時がすぐそこまで迫っているのかもしれないと期待が持てますよねー。
また、三橋先生が調べたところによると美海ちゃんにもどうやら薄膜があったみたいです。
前回の感想記事で「美海にも薄膜があったのか」とかなんとかって書いてる方をちらほら見掛けてましたが、今回の話を観るまですっかり忘れてましたよ……美海ちゃんのお母さんが汐鹿生出身の方だって事(何
普通は海の人間と陸の人間の合いの子は薄膜が失われるとの事だけど、美海ちゃんの例は異例中の異例みたい。
要と美海ちゃんが海の中にいた時に聞いた砂のような音が汐鹿生を見つける手がかりになってるみたいですが…
変わってしまったものと、変わらないもの。
要も光と同じように、ほんの少し眠ってただけなのに周りの色んなものが非常に大きく変わってしまっている事に戸惑いを隠しきれないみたい。
でも、要がちさきの事が好きだって気持ちは今も変わらないみたいで、同じような境遇である光が先に目覚めてくれていた事が彼にとって深い安心感を与えてくれているのかもしれませんね(´ω`)
ちさきに今も変わってないのかどうか聞いてきた時の要の気持ちって、一体どんな感じだったんだろうなぁ。
漁協でちさきが光の事を見つめてる姿を目にした時は変わってない事に安心したみたいですけど、その後紡君の家で彼とちさきが台所で見せた息ピッタリなやり取りに複雑な表情を見せていたのがちょっぴり印象的でした。
もしかしたら、要はちさきはちさきでも「光に恋するちさき」が好きなのかもしれませんね。
好きな人が誰かを好いているところを見るのが好きって、なんかおかしい気もしますけど(ぁ
さゆは要が戻って来てくれてやっぱり嬉しいけど、なかなか会いたくても会いに行けないみたい。
気持ちとしては光が戻って来た時のちさきと同じ感じなんでしょうかね?
自分が変わってしまった事、その姿を相手に見せる事に躊躇いを覚えてしまうのでしょうか…
美海ちゃんの方も、「まなかが戻ってきた時にビックリしないようにもう俺は変わらない」という要との会話でそう決意した光の一言をこっそり聞いてしまってしょんぼりな気持ちになっちゃったみたい。
まなかに対する気持ちが変わらないって事は光がまなかに想いを寄せ続けるって事だし、自分に気持ちが傾く事はないって宣言されたのと同じ事だからなぁ。
それで美海ちゃんとしては辛い気分になったってのもあるけど、どうやら光たちの輪の中に自分たちも加わりたかったって気持ちもあったみたいですね。
5年の月日が経ち年齢的には要や光と同じになった自分たちだけど、5年前の頃と変わらずどれだけ近づきたくてもどこか遠い存在に見えてしまって…
子供の頃からずっと1人の相手を想い続けるなんてありえない。
そんなのマンガやドラマみたいなものだし、5年も想い続けるなんて気持ち悪いしみっともないし病気。
そう言って自分の気持ちに無理矢理ケジメをつけようとしているさゆに対し、気持ち悪くても病気でも構わないと自分も変わらない事を宣言した美海ちゃんが観ていていい気持ちにさせてくれるものでした(´∇`)
「自分も変わらない」という言葉は、「変わりたくない」という気持ちからあふれ出てきた一言なのかもしれませんね…
そうして、どうやら次回は光たちが5年後の汐鹿生を目の当たりにする事になるみたい。
汐鹿生の辺りに未知の潮流があって、海の中で要や美海ちゃんが聞いたあの砂のような音を辿って逆流していけば村に辿り着けるとかなんとか…
光から頼みを喜んで引き受ける美海ちゃんを観てると、やっぱり微笑ましい気分になってしまいますねー。
光たちと比べるとまだ完全な薄膜じゃないらしいからちょっぴり心配ではありますけど、光や要がついてるんならきっと大丈夫でしょう。
美海ちゃんとしては、そんな心配よりも光の暮らした世界を見る事ができることに喜びを感じてるみたいw
好きな人が生まれ暮らした世界ですものね、そりゃあ見たいに決まってます(何
5年後の汐鹿生は一体どんな姿をしているのでしょうか……5年という月日の重みをさらに見せつけられる事になるんだろうなぁ、きっと。
次回「シオシシオ」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は要が眠りから覚めてからの数日間を描いた話。
要が目を覚ました!というわけで光たちが漁協の方に駆け込んでみると、そこには光と同じようにやっぱり5年前と寸分違わない姿の要がいて…
光が目を覚まして、今度は要が目を覚ました。となると残るはまなかだけだし、汐鹿生の村民全体が眠りから目覚める時がすぐそこまで迫っているのかもしれないと期待が持てますよねー。
また、三橋先生が調べたところによると美海ちゃんにもどうやら薄膜があったみたいです。
前回の感想記事で「美海にも薄膜があったのか」とかなんとかって書いてる方をちらほら見掛けてましたが、今回の話を観るまですっかり忘れてましたよ……美海ちゃんのお母さんが汐鹿生出身の方だって事(何
普通は海の人間と陸の人間の合いの子は薄膜が失われるとの事だけど、美海ちゃんの例は異例中の異例みたい。
要と美海ちゃんが海の中にいた時に聞いた砂のような音が汐鹿生を見つける手がかりになってるみたいですが…
変わってしまったものと、変わらないもの。
要も光と同じように、ほんの少し眠ってただけなのに周りの色んなものが非常に大きく変わってしまっている事に戸惑いを隠しきれないみたい。
でも、要がちさきの事が好きだって気持ちは今も変わらないみたいで、同じような境遇である光が先に目覚めてくれていた事が彼にとって深い安心感を与えてくれているのかもしれませんね(´ω`)
ちさきに今も変わってないのかどうか聞いてきた時の要の気持ちって、一体どんな感じだったんだろうなぁ。
漁協でちさきが光の事を見つめてる姿を目にした時は変わってない事に安心したみたいですけど、その後紡君の家で彼とちさきが台所で見せた息ピッタリなやり取りに複雑な表情を見せていたのがちょっぴり印象的でした。
もしかしたら、要はちさきはちさきでも「光に恋するちさき」が好きなのかもしれませんね。
好きな人が誰かを好いているところを見るのが好きって、なんかおかしい気もしますけど(ぁ
さゆは要が戻って来てくれてやっぱり嬉しいけど、なかなか会いたくても会いに行けないみたい。
気持ちとしては光が戻って来た時のちさきと同じ感じなんでしょうかね?
自分が変わってしまった事、その姿を相手に見せる事に躊躇いを覚えてしまうのでしょうか…
美海ちゃんの方も、「まなかが戻ってきた時にビックリしないようにもう俺は変わらない」という要との会話でそう決意した光の一言をこっそり聞いてしまってしょんぼりな気持ちになっちゃったみたい。
まなかに対する気持ちが変わらないって事は光がまなかに想いを寄せ続けるって事だし、自分に気持ちが傾く事はないって宣言されたのと同じ事だからなぁ。
それで美海ちゃんとしては辛い気分になったってのもあるけど、どうやら光たちの輪の中に自分たちも加わりたかったって気持ちもあったみたいですね。
5年の月日が経ち年齢的には要や光と同じになった自分たちだけど、5年前の頃と変わらずどれだけ近づきたくてもどこか遠い存在に見えてしまって…
子供の頃からずっと1人の相手を想い続けるなんてありえない。
そんなのマンガやドラマみたいなものだし、5年も想い続けるなんて気持ち悪いしみっともないし病気。
そう言って自分の気持ちに無理矢理ケジメをつけようとしているさゆに対し、気持ち悪くても病気でも構わないと自分も変わらない事を宣言した美海ちゃんが観ていていい気持ちにさせてくれるものでした(´∇`)
「自分も変わらない」という言葉は、「変わりたくない」という気持ちからあふれ出てきた一言なのかもしれませんね…
そうして、どうやら次回は光たちが5年後の汐鹿生を目の当たりにする事になるみたい。
汐鹿生の辺りに未知の潮流があって、海の中で要や美海ちゃんが聞いたあの砂のような音を辿って逆流していけば村に辿り着けるとかなんとか…
光から頼みを喜んで引き受ける美海ちゃんを観てると、やっぱり微笑ましい気分になってしまいますねー。
光たちと比べるとまだ完全な薄膜じゃないらしいからちょっぴり心配ではありますけど、光や要がついてるんならきっと大丈夫でしょう。
美海ちゃんとしては、そんな心配よりも光の暮らした世界を見る事ができることに喜びを感じてるみたいw
好きな人が生まれ暮らした世界ですものね、そりゃあ見たいに決まってます(何
5年後の汐鹿生は一体どんな姿をしているのでしょうか……5年という月日の重みをさらに見せつけられる事になるんだろうなぁ、きっと。
次回「シオシシオ」
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2014/02/01 Sat. 16:09 edit
Category: .2014年の作品 凪のあすから【終】